2016/01/04
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≪【 虎子/ココの誇顧/ココ ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆】= 01月04日  =≫

 教職員や卒業生の子供が「合格しやすい」のは本当? 
=NewsWeek、2015年12月29日 ; 高校生が東大を蹴って海外へ!? グローバル化を勝ち抜くために知っておきたい米大学の基礎知識(5);  これまでChapter 1/志望校をどうやって選ぶのか?それに続きChapter 3/入試事務室は何を考えているのか? 今回は“アメリカの大学では、こんな学生が求められている”について・・・・・・。

伝統継承
アメリカの大学が重視するのは「実行力」


 ですが、大学が重視している「潜在能力」というのは、そうした漠然とした人物像だけではない。 もっと具体的な問題として「自己管理能力」がある。 この「自己管理能力」でだが、宿題の締め切りに遅れないとか、大学の願書締め切りに願書一式を間に合わせるというような「締め切り厳守」ということが一つ。 ですが、それだけではない。

 もっと大きな概念として、「同時並行的に多くのプロジェクトを進行させ、それぞれについて期日までに成果を出す」という能力、つまり「マルチタスク処理能力」とでも言うものを、大学は非常に重視していると考えられる。 前回の≪授業への貢献≫。 どうして成績とテストの点数だけでなく、スポーツや課外活動の成果を求めるのかというのも、実はこの点に理由がある。

自己管理
期待される学生像「伝統の継承者と破壊者」
 アメリカの大学の愛校心は非常に強いものがある。 特に名門と言われる大学になればなるほど、同窓生組織が充実しており、毎年の同窓会だけでなく、学校によってはマンハッタンの五番街などの超一等地に「同窓生クラブ」を設けて社交の中心としたり、自分の車に出身校のステッカーを貼ってみたり、大変な愛校心を持っているわけだ。

 その背景には、大学で学んだ内容や獲得した人脈が終生にわたって意味を持つということもありますし、何よりも密度の濃い学生生活4年間の記憶が社会人になっても残っていくということもあるのだろう。 そうした愛校心を支えているのが「伝統」です。

 各大学には様々な「伝統」があり、その中にはピアノをぶっ壊す(MIT)とか、裸で駆けまわるというような「プランク(手の込んだ悪ふざけ)」の伝統、あるいは大学のスポーツチームの応援といったカジュアルなものもある。 そうした悪ふざけの伝統は、卒業してからも続き、プリンストンの場合は同窓会の際に、いい年をした卒業生が大学前の目抜き通りであるナッソーストリートを仮装して練り歩くなどという伝統まで残っている。

 それはともかく、学生を紳士淑女として扱うとして期末試験などの試験監督を置かない(プリンストン)、あるいはムリをしてでもレベルの高い科目を選択するのが当然(コロンビア)などといった学業に関するものももちろんある。 さらに、スクールカラーや校章といったものへの強い愛着もあります。

 そうした愛校心を支えるものとして、各校の伝統を継承していくという姿勢がある。 大学が合格者を選抜するにあたって、「レガシー枠(Legacy Admission)」というものを設けているのはそのためです。 この「レガシー枠」というのは、教職員の子女を優遇するとか、親子2代、いや3代4代にわたる同窓生一家の出身者を優遇するというもので、ある意味では「人間は皆平等」という社会的な価値観とは少し違う考え方です。

伝統儀式

 もちろん、これは基本的に私立大学に限られる話ですが、アメリカ社会はこうした「レガシー枠」という考え方には比較的寛容です。というのは、そう した3代4代にわたる同窓生一家が持っている「伝統」という目に見えない価値を大切にすることは、回り回って「全体に貢献する」ことになるからという漠然とした合意があるからです。

 ですが、そうは言っても「レガシー」だけで合格にしていては大学全体の力が落ちていってしまいます。 従って、「枠」があるにしても、最近では「合否のボーダーラインに乗った場合だけ優遇する」とか、「アーリーで出してきた場合 は、レガシーの学生はいきなりリジェクト(不合格)にはせず、合格でなくてもディファード(補欠)にしておく」という程度の優遇にとどめている大学も多い ようです。

 こうした考え方の一方で、アメリカの大学は学生全員に「伝統の継承者」となることは期待はしていないということがあります。

 例えば、大学にもよりますが「新任教授の選考にあたっては、できるだけその大学で博士号を取った人物以外から採用する」ということが建前になっている。 つまり、その大学の出身者だけで学問の伝統を引き継いでいては「停滞に陥る」危険、そしてその結果として「競争に負ける」危険があるからです。



潜在力

 では「伝統の破壊者」とは何かですが、私立の名門大学の場合はどちらかと言えば「レギュラー出願の願書の中で探していく」ことになると言われている。 つまり、12月末に出願を締め切ってから3月末の合否発表まで3カ月をかけて、すべての願書を審査する中で「伝統の破壊者」をできるだけ拾うようにするというのです。

 その「破壊者」ですが、文字通り「政府批判の好きな政治好きの若者」であるとか「前衛芸術のクリエーター」あるいは「先端科学への夢追い人」などといったタイプも歓迎されますが、そうした「目に見えて伝統破壊をやりそうな人物」というのは18歳の時点ではそうは願書の中から浮かび上がってはこないでしょう。

 また、そうした種類の人物ばかりをあまりたくさん合格させて、アーリーで合格させた「伝統の継承者」と合わせて新入生のグループを形成しても、それが大学として最善の選択だという保証はありません。

 そこで、多くの大学の場合は「伝統の維持と破壊」を意識して、大学の歴史を先へ進めるために何をやっているかというと、まずは多様な人材を確保するということになるわけです。

愛校心

古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2016/01/04 06:13:07 AMコメント(0) | コメントを書く


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