その後、第43代ジョージ・W・ブッシュ大統領、第44代バラク・オバマ大統領のいずれの場合も、それぞれの就任演説は「今ここに参集の多くのリーダーたちの前に大統領として立つことは名誉であると同時に恐縮に感じている(I am honored and humbled)」(ブッシュ)、「本日われわれに課せられた任務を思う時、恐縮な気持ちに立たされるとともに、国民みなさんが寄せてくれた信託に深く感謝する(I stand humbled and grateful)」(オバマ)と、ともに謙虚な気持ちを吐露することから始まっている。
こうした過去の指導者たちが示した尊敬すべき資質を台無しにしたのが、第45代ドナルド・トランプ大統領だ。 ニューヨーク・タイムズ紙はトランプ氏が就任演説を行った翌日の2017年1月21日、「トランプの就任式:『謙遜』が死んだ日(Trump’s Inauguration: the Day Humility died)」と題する著名コラムニスト、フランク・ブルーノ氏による次のような辛辣な論評を掲載した: ・・・・・・明日に続く