2020/01/10
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蔡英文の成績表:若者の人材流出には有効策を打てないままだが、香港情勢の緊迫化で支持回復=後節=
= NewsWeek_Column_2019年01月04日、長岡義博 本誌編集長


台湾の20~24歳の失業率は11.7%と、2~3%にとどまる30歳以上に比べて圧倒的に高い。好条件の仕事を探して若者はやむなく海外を目指す。台湾にとって人材流出だが、蔡政権はまだこの問題に有効な手だてを講じていない。

「空心菜」は中国野菜の名前だが、台湾では蔡を揶揄する言葉でもある。政策が往々にして抽象的で曖昧、そして揺れ動くことを批判する人々が中国語の発音が同じ「菜」と「蔡」を掛けて「中身がない」と皮肉っている。

今年1月、中国の習近平(シー・チンピン)国家主席は台湾に「一国二制度を受け入れて平和統一」を迫った。「武器の使用は放棄しない」と、脅しもかけた。いよいよ追い詰められたはずの蔡が一転して上昇気流に乗ったのは、香港の逃亡犯条例改正案反対デモがきっかけだ。

条例改正反対を掲げつつ、本質は中国による自由の抑圧と民主化阻止への抵抗運動である香港デモと警察の鎮圧は、「一国二制度の未来」を台湾人に見せつけた。「今日の香港は明日の台湾」との恐怖の広がりが、大陸に厳しい姿勢を続けてきた蔡の支持急回復につながったのは間違いない。

中国に厳しい姿勢を続けてきたからこそ、香港デモのタイミングで支持が広がった。「運も実力のうち」と言える。だが、一方で台湾の首を真綿で絞めるような中国の外交攻勢は続く。蔡政権誕生後、中国の圧力で台湾と断交した国は7カ国。外交関係を結ぶ国は15カ国まで減った。台湾になすすべはない。

再選されても、後ろ盾と期待されたトランプ米政権には台湾を対中交渉のカード扱いしかねない危うさがある。こわもての習と台湾海峡でどう対峙するか。「優等生」の真の実力が試される局面が近づいている。  <本誌2019年12月24日号「首脳の成績表」特集より>



展望2020:変わるか日本の通信業界、楽天の本格参入に各社警戒  = REUTERS_Report  2020年01月04日 平田紀之
[東京 4日 ロイター] - 通信業界では2020年を前に、楽天<4755.T>が春にも自社でインフラをもつMNO(携帯電話事業者)としてのサービスを本格的に開始することへの警戒感がくすぶっている。
格安料金とともに、電子商取引(EC)などの巨大な経済圏との組み合わせでユーザーの囲い込みを進めるとみられるためだ。一方、来春から商用化が始まる5G(第5世代移動通信)の一般消費者への普及はまだ先で、まず産業分野が先行しそうだ。

<「経済圏」で誘引、料金にも警戒感>
50ギガバイトで900円ーー。楽天のものとされる「料金プラン」が2019年11月、SNSなどで拡散した。業界平均を大きく下回る料金に、ネットでは一時騒然となった。すぐさま楽天が、ダミーの数字を入れたホームページの画面を誤って流出したと釈明し「幻の料金プラン」となったが、楽天の三木谷浩史会長兼社長が「他社が真似できない」料金プランを打ち出すと表明しているだけに、業界関係者の警戒感はくすぶる。

楽天は電子商取引(EC)の商店街や銀行・証券、旅行代理店などとポイントサービスを連携した巨大な「経済圏」を形成している。三木谷氏の示唆するような格安プランに加え、携帯電話でもポイント還元などの施策を打ち出せば、楽天経済圏のヘビーユーザーへの訴求効果は高い。

この楽天経済圏に対抗し得るのはソフトバンク<9434.T>とみられている。傘下のヤフーがECに力を入れるほか、ZOZOの買収やLINEとの統合を矢継ぎ早に打ち出すなど、経済圏を急速に拡大させている。NTTドコモ<9437.T>やKDDI<9433.T>も異業種との提携を進めており、同様の経済圏拡大に向けた動きは続きそうだ。



<当初は2回線目需要ねらいとの見方も>
楽天は基地局の不足を補うため、東京23区、名古屋市、大阪市を除いたエリアや地下鉄、地下街、屋内施設などでKDDIのネットワークを利用するローミング契約を結んでいる。利用料金は1ギガバイトあたり約500円で、楽天のユーザーがローミングする機会が増えればその分、KDDIの収益に貢献する一方、楽天としてはコストがかさむ。

このため、自社の基地局が少ないスタート時点から無理にユーザー拡大を図るのは必ずしも得策とは言えなさそうだ。SBI証券の森行眞司シニアアナリストは「緩やかな立ち上がりになる」と見ている。ローミング料金を考えれば、しばらくは3キャリアに対抗できるようなヘビーユーザー向けのプランも用意しにくく、当面の競合相手は日本通信<9424.T>やIIJ<3774.T>といったMVNO事業者になりそうだという。

森行氏は、楽天のサービスは現時点では品質面で課題があるとみられているとし「当初は2回線目の需要を取り込み、品質の改善に合わせて1回線目としての需要を取り込む戦略もあり得る」とみている。

<5G、目先は「ローカル」活用先行か>
今春にも5Gの商用化が始まる。各キャリアとも、基地局の設置を急いでいるが、十分なエリアをカバーするには時間がかかる。目先は、エリア限定の「ローカル5G」による工場の自動制御といった産業面での活用が先行しそうだ。

一般ユーザー向けサービスでは、端末価格が課題となる。将来的には数量効果で安くなる見込みだが、当面の5Gサービスは高級端末に限定された機能になり、 当面は一部のヘビーユーザーの利用に限られそうだ。 各社の計画や5G関連の減税策を踏まえると、一般ユーザーの利用拡大に弾みがつき始めるのは「人口カバレッジが50%程度となる2021年度の夏あたりからではないか」(SBI証券の森行氏)という。

それでも渋谷のスクランブル交差点など通信の混雑する場所では、一部のヘビーユーザーの通信トラフィックが5Gに流れることで、現行の4G(LTE)通信の混雑を緩和する効果が期待される。それにより、動画など通信量の大きいコンテンツの利用が4Gユーザーに浸透すれば、5Gの本格普及の足がかりにもなり得る。 (編集:内田慎一)



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2020/01/10 05:50:06 AM
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