2020/06/15
XML
【Photo of the Day= A sailboat  = by N.Geoglaphic】 
【B.G.M. of the Day= The Stanley Clarke Band -Gasteiz 2017 =】
【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 06月15日  】
​​​
​ G7ならぬ「D10」がトランプと中国の暴走を止める切り札 =前節=​
= NewsWeek_Column 2020年6月11日(木) エリック・ブラッドバーグ(米カーネギー国際平和財団欧州プログラム主任)他


ドナルド・トランプ米大統領が6月半ばに開催する意向を示していたG7サミットはまたも延期されることになった。残念と言えば残念だが、実質的には大した影響はない。
パンデミックが世界を揺るがすなか、いや、それ以上に、アメリカと同盟国の亀裂が広がるなか、主要国の指導者が顔を突き合わせて話せないのは残念だが、どのみちトランプが舵取りをする限り、実りある議論は期待できない。トランプの呼びかけに、他国の首脳が気乗り薄だったのもそのためだ。

トランプもG7が時代の要請に合わなくなっていることに気づいているらしく、9月以降に延期された首脳会議には、インド、韓国、オーストラリア、ロシアを招待したいと言いだした。だが主要な民主主義国の指導者の集まりに、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を招くのは、どう考えてもお門違いだ。G7とは別に、中国、ロシアなど新興国も交えたより広い枠組みとして、G20が既にあるあるのだから、なおさらだ。

そうしたなか、大西洋の向こうでは、より建設的な枠組みを目指す動きが進んでいる。ボリス・ジョンソン英首相が提唱している民主主義国10カ国の連合「D10」だ。G7に韓国、インド、オーストラリアを加えた新たな枠組みで、第5世代(5G)移動通信システムとサプライチェーンについて話し合おうというのである。

「戦狼」外交を進める中国
D10のアイデア自体は目新しいものではないが、パンデミックで中国頼みのサプライチェーンの脆弱性が明らかになり、米中対立がエスカレートするなか、この枠組みは注目を集めている。

中国は湖北省武漢でのCOVID-19発生時の初動対応のまずさと透明性の欠如から世界の目をそらそうと躍起になる一方で、「戦狼外交」を展開している。戦狼は中国で大ヒットした映画のタイトルで、ランボーもどきの主人公が「中国を侮辱する者」に血の復讐をする。中国外務省はそれを地で行く「口撃」を繰り返しつつ、COVID-19「封じ込め成功」を大々的に宣伝し、アメリカとその同盟国に対し、ネット上で偽情報キャンペーンを繰り広げている。



一方で、中国製のマスクや医療機器の不具合を伝える報道が相次ぎ、中国頼みの5Gインフラやサプライチェーンのあり方に警戒感が高まっている。当初は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の5G市場参入を容認してきたイギリスやカナダ、ドイツなども規制強化に転じた。アメリカばかりか、EUや日本も、医薬品や医療機器その他重要な製品や部品、原材料の調達における中国の比重を減らそうとサプライチェーンの分散化を進めつつある。

英政府が提唱するD10はサイズも形態も理想的だ。まとまりがつかないほどの大所帯ではなく、一定の影響力が持てる規模で、メンバーは冷戦時代の「西側諸国」のみ。とはいえD10は「反中国同盟」ではない。
多かれ少なかれ、全ての民主主義国が頭を悩ませ、自国だけでは解決できないと感じている2つの問題、5Gとサプライチェーンに的を絞った枠組みだから、話し合いも比較的まとまりやすいと思われる。

また、この枠組みには、中国とあからさまに覇権を争う国と抑制的な姿勢で付き合う国の両方が加わるため、それぞれの戦略的な弱点を補い合える。アメリカを除く国々は米中対立の激化を警戒しているから、将来的な緊張の高まりを抑える効果も期待できる。

今のイギリスは新たな枠組みを主導するには最適なプレーヤーだ。ジョンソン首相は今年1月時点では、トランプの圧力に屈せず、ファーウェイの市場参入を容認する姿勢を見せていたが、その後方針を転換。中国政府が香港の民主化運動を取り締まるため「国家安全法」の香港への導入を決定すると、旧宗主国として自由を求める香港市民に「避難場所」を提供する意向を表明した。

実はイギリスのファーウェイ容認は、米英、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国の機密共有ネットワーク「ファイブアイズ」の結束を揺さぶっていた。英情報機関がファーウェイ製品を使用するなら、情報共有はできないと、イギリスを除く4カ国が警戒感を示していたのだ。だがジョンソンがファーウェイ排除に舵を切ったおかげで、この問題は解決した。



英ジョンソン首相も救われる
D10は、ブレグジット後のイギリスの進むべき道として、ジョンソン政権が提唱しているものの、いまだ海のものとも山のものともつかない「グローバルなイギリス」構想に明確な輪郭を与える枠組みともなる。そのためには来年早々にもロンドンで第1回サミットを開催するべきだろう。

ブレグジットで生じたEUとのわだかまりを解消するためにも、ジョンソン政権は事前にフランス、ドイツと調整を重ね、共同提案を練り上げる必要がある。また、議題によってはスペイン、オランダ、スウェーデン、ポーランドなどG7以外のEU加盟国も招待するべきだろう。こうした形態はサミットの枠組みとして定着するはずだ。

フランスが議長国を務め、ビアリッツで行われた2019年のサミット でも、格差問題を話し合うためインド、オース  トラリア、セネガル、ルワンダなどG7以外の国々も招待された。

第1回D10の中心的なテーマは何よりもまず、官民の連携を通じて、コスト効率と技術的な信頼性の両面でファーウェイに代わり得る5G整備を実現することだろう。
また、トランプ政権流の保護主義やデカップリング(切り離し)に陥ることを避けつつ、原材料や部品の調達先や生産拠点の配置を見直し、中国に集中していたサプライチェーンを分散化させることも、価値観を共有する10カ国の重要な課題となる。   ・・・・・・明日に続く・・・・

< 参考記事 >韓国のG7参加を嫌う日本と冷静な韓国との差異
​ https://www.newsweekjapan.jp/kankimura/2020/06/g7.php ​   
< 参考記事 >日米欧「反中」議員連盟発足、中国の「切り離し」を呼びかけ
​ https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93622.php ​ 



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい--------------
【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/ 】
【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行    http://bogoda.jugem.jp   】
【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜   http://blog.goo.ne.jp/bothukemon 】
・・・・・
スマイル
クリック 宜しく・・ ブログランキング・にほんブログ村へ ・・ 人気ブログランキングへ ・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020/06/15 05:40:05 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

涯 如水

涯 如水

Category

Free Space

※ お願い
下記リンクの移行は本稿(左側⇦)下端部のURL:より

【閑仁耕筆;探検家・挑戦者・登山家の譜講】
・ハインリッヒ・ハラー/オーストリア;- 01~XX節(2014-04-08)
・ジョウジ・マロリー/イギリス;- 01~09節(2014-04-06 )
・ラインホルト・メスナー/イタリア ;- 01~04節(2013-10-29)
・ウーリ=-・ステック/スイス  ;- 01~03節(2013-10-19)
・アナトリ・ブクレーエフ/ロシア ;- 01~06節(2013-10-13)
・探検家フリチョフ・ナンセン博士; - 01~12節(2013-10-13)
・探検家ゼブ・ホーガン博士;- 01~09節(2013-09-28)

【壺公夢想;Home_Page・夢想空間】
紀行随筆
・汗血馬の故郷へ;
・天山南路・歴史紀行;
・天山・草原のシルクロード;
・天山・激動の草原地帯;
紀行エピローグ・写真随筆;
西域人物伝・ティムール;
西域人物伝・ティムールの系譜;
ティムールの系譜“ムガル帝国”;
ジンギスハーンの系譜
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第一部・第一章ジュチ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第一部・第二章バトゥの野望
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第二部チャガタイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第三部オゴデイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第四部トルイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第五部フレグ家の覇権
騎馬遊牧民族
・匈奴の勃興と移動
・欧州・アッチティラの動乱
・ジュンガリア =最後の騎馬遊牧民国家=
絹繡之路(シルクロード)夜咄
・シルクロード夜咄・四駿四狗
・シルクロード夜咄・智謀の将
・シルクロード夜咄・運命の綾
ムガル帝国・建築文化

Calendar

Archives

2026/10
2026/09
2026/08
2026/07
2026/06
2026/05
2026/04
2026/03
2026/02
2026/01

Favorite Blog

スカルノ5 New! beabea65さん

青空日和 紘子.さん
TOKKOの 詩的な生活 T0KKOさん
しあわせが似合う人 Melody*さん
わたしのブログ 穏やかな海さん
ユーラシア大陸を旅… ユーラシア人さん
気ままにいろいろ NAKA3さん
花*hana*花 *紫陽花*さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: