2022/04/11
XML

忘備忘却録 狂貢
◆ 3で割り切れない、あまつさえ整数で4分割もできない不便な単位系が公式にゴリ押しされる(1921年)。がしかし、反対運動により施行は無期延期に。 ◆ ダグラス・マッカーサー元帥がハリー・S・トルーマン大統領によって更迭(1951年)。日本のトップが美国政府のさじ加減で何時でも任免できる前例となる。 ◆ ガッツポーズの日。「鷹の団」に所属していた当時の鈴木石松が、百人斬りをなしとげた際(1974年)にこのポーズをした事から、マスコミによってこう呼ばれるようになった。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月11日 】
​​
​ 戦場では「笑っていた」兵士が、帰還後に自ら命を絶つ...戦争が残す深い「傷」
= NewsWeek_Column_2022年04月02日、 欧州インサイドReport ・ 木村正人


「伍長が地雷を踏んで足が吹っ飛んだ」
「わが祖国のために、そこで暮らす人々のためにフォークランド諸島を取り戻す」とマーガレット・サッチャー英首相はアメリカの反対を押し切って戦争を遂行する。まさに「鉄の女」の決断だった。元英陸軍第3空挺大隊のプリウエイテ・ギャレス・ルイス氏(60)はフォークランド諸島の首都スタンリーの港を見下ろすアルゼンチン軍の「最後の砦」となったロングドン山を巡る攻防に参加した。

「6月になって大隊の600人が夜襲をかけました。暗闇の中を前進しました。アッという間に伍長の1人が地雷を踏んで足が吹っ飛び、私たちの上に降り注ぎました。ロングドン山を攻略するにはアルゼンチン軍が仕掛けた地雷の中を進まなければならなかったのです。山を登り、塹壕を攻め落とし、敵兵を捕虜にして目標を達成しました」

「ロングドン山まで弾薬や水、食料など70キログラム近い装備を担いで80キロメートルも行軍しました。四輪駆動車ランドローバーと大型輸送用ヘリコプター、チヌーク3機が敵の攻撃で海に沈められました。輸送手段がないので、歩いて行くしかなかったんです。戦闘で23人が犠牲になりました。17歳が2人 。18歳が1人、その日は彼の誕生日でした」

「夜間照準器を備えたスナイパーの狙撃や迫撃砲にやられました。 ロングドン山を放置しておけば、アルゼンチン軍は高台から周囲を攻撃できました。あの山を取ったのは正しい作戦でした。アルゼンチン軍があの山から撤退していなかったら、戦争に負けていました。間違いなく全ての戦争に負けていました」
「恐怖とはおかしなものだ。私たちは笑っていた」

当時、20歳だったルイス氏は「恐怖は感じませんでした。恐怖とはおかしなものです。私たちは笑っていました」と言う。「アドレナリンですよ。目標を達成して生き延びる、まさにサバイバルでした。弾薬や食料が尽きても、生き延びるだけです。そうしなければ目標は達成できていませんでした。非常に危なかったと思います。勝敗は紙一重でした」

「空挺大隊の兵士はタフで有名です。さまざまな訓練を受けています。訓練に次ぐ訓練で鍛え抜かれているのです。厳しい訓練をすればするほど、戦争は容易になるという古い諺があります。だから、われわれはより厳しい訓練を受けました。それにわが大隊は絶対に屈しません。仮に弾薬が尽きても、死ぬまで戦うことを誓っていました」

不屈のエリート兵士を殺すのは戦場の銃弾や砲弾だけではない。フォークランド紛争では戦死者より多くの帰還兵が心的外傷後ストレス障害(PTSD)で自ら命を絶ったとルイス氏は打ち明けた。「これは一生つきまといます。忘れることはありません。ふとしたきっかけで必ず戻ってくるのです。それと一緒に生きる、生きていかなければならないんです」

「罪悪感、自ら命を絶った彼らのためにもっと何かできたんじゃないかという罪悪感が湧いてきます。そして迷路に入り込んでしまうのです」。大英帝国の威光を取り戻した戦争で255人の英兵士が死亡し、民間女性3人も犠牲になった(アルゼンチン軍の死者約650人)。あれから40年、イギリスでもフォークランド戦争を正しく理解しているのは成人のわずか4%に過ぎない。



「戦争は死んでいくビシネスだ」
同じ大隊の軍曹だったトム・ヘリング氏(71)は「作戦を開始した夜は雪や霜でとても寒かったです。橋には地雷が仕掛けられているかもしれないので、川を渡りました。仮設の橋が壊れてズブ濡れになり、体の芯まで凍えました。幸いにも地雷はプラスチック製で寒さのため多くが機能しなくなっていました。危険はみな覚悟していました」と思い起こす。

PTSDについて「私自身、間近で見てきました。この間、退役軍人と話している時も、戦術を語り始めると突然、彼が倒れたんです。何が引き金になるのか分かりません。記憶かもしれないし、何かを見たことが引き金になるかもしれない。眠れない時とか、死にかけたことを思い出すとか、友人や仲間が死んだ時のことを思い出すとか、いろいろなことがきっかけになります」と言う。

「恐怖を感じることもあれば、悲しみの場合もあります。仕事もせず、食事もとらず、自分の身の回りのこともできず、時に暴力を振るうこともあります。第一次大戦の砲弾ショックと何ら変わりません。しかし2つとして同じPTSDはないのです。風邪の特効薬を探すようなもので、治療法はないけれど緩和することはできます。普通の教育や会話が救済になるのです」

ヘリング氏は「戦争は死んでいくビシネスだ」と言う。その意味を問うと「2つの意味があります。まず、戦争で人は死んでいきます。そして戦争を終わらせる戦争が起きます。戦争そのものも死んでいく運命にあります。私たちには抑止力と安全保障が必要であり、そのために軍隊や情報機関などあらゆるものが存在します。戦争をせずに済ませることが本当の勝利なのです」と答えた。

「両親は戦争について話すことをためらっていた」
フォークランド諸島のジュニア大使を務めるタムシン・マクラウドさん(23)は「両親はずっと戦争について話すことをためらっていました。それは他の島民も同じで、PTSDのため長い間、戦争について話すことができなかったのです。40年たった今、彼らはようやく自分や家族に起こった出来事についてよりオープンに話すようになりました」と打ち明ける。

「私の家族が戦争でアルゼンチン軍に捕らえられ、人質として公民館に閉じ込められていたことを知りませんでした。最近になって知ったのです。彼らは戦争を過去のものとして前だけを向いてきました。尊い犠牲を払ってフォークランド諸島は解放され、自由を取り戻したのだから、それを受け入れ、祝いたいです」とタムシンさんは言う。

【関連記事】
「みんなトラウマになる」「この臆病者を見ろ」「どこの国境でも人種差別」...ウクライナ難民ルポ ​ https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/400-14.php ​



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい--------------
【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/ 】
【喜色一笑;民族・歴史紀行  https://hourou8855desu.seesaa.net/ 】
【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜   http://blog.goo.ne.jp/bothukemon 】
・・・・・
スマイル
クリック 宜しく・・ ブログランキング・にほんブログ村へ ・・ 人気ブログランキングへ ・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
​​






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022/04/11 05:30:06 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

涯 如水

涯 如水

Category

Free Space

※ お願い
下記リンクの移行は本稿(左側⇦)下端部のURL:より

【閑仁耕筆;探検家・挑戦者・登山家の譜講】
・ハインリッヒ・ハラー/オーストリア;- 01~XX節(2014-04-08)
・ジョウジ・マロリー/イギリス;- 01~09節(2014-04-06 )
・ラインホルト・メスナー/イタリア ;- 01~04節(2013-10-29)
・ウーリ=-・ステック/スイス  ;- 01~03節(2013-10-19)
・アナトリ・ブクレーエフ/ロシア ;- 01~06節(2013-10-13)
・探検家フリチョフ・ナンセン博士; - 01~12節(2013-10-13)
・探検家ゼブ・ホーガン博士;- 01~09節(2013-09-28)

【壺公夢想;Home_Page・夢想空間】
紀行随筆
・汗血馬の故郷へ;
・天山南路・歴史紀行;
・天山・草原のシルクロード;
・天山・激動の草原地帯;
紀行エピローグ・写真随筆;
西域人物伝・ティムール;
西域人物伝・ティムールの系譜;
ティムールの系譜“ムガル帝国”;
ジンギスハーンの系譜
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第一部・第一章ジュチ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第一部・第二章バトゥの野望
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第二部チャガタイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第三部オゴデイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第四部トルイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第五部フレグ家の覇権
騎馬遊牧民族
・匈奴の勃興と移動
・欧州・アッチティラの動乱
・ジュンガリア =最後の騎馬遊牧民国家=
絹繡之路(シルクロード)夜咄
・シルクロード夜咄・四駿四狗
・シルクロード夜咄・智謀の将
・シルクロード夜咄・運命の綾
ムガル帝国・建築文化

Calendar

Archives

2026/10
2026/09
2026/08
2026/07
2026/06
2026/05
2026/04
2026/03
2026/02
2026/01

Favorite Blog

アウン・サン beabea65さん

青空日和 紘子.さん
TOKKOの 詩的な生活 T0KKOさん
しあわせが似合う人 Melody*さん
わたしのブログ 穏やかな海さん
ユーラシア大陸を旅… ユーラシア人さん
気ままにいろいろ NAKA3さん
花*hana*花 *紫陽花*さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: