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シャンプーしたのであれば、当然乾かさなければなりませんねそこで、良く勘違いされるのが、自然乾燥です。一間良く思われがちなやり方ですが、大間違いです。お客様との会話で、熱を加えないから良いのではと、よく言われます。でも、その逆なのが正しい理論なのです。まず、髪は何から出来ているのかご存知でしょうか?そう、ほとんどの成分がたんぱく質なのです。このたんぱく質が、流出、欠損してくると、傷みとなって来るわけです。さて、健康な髪とよく言われますが、どのような髪が健康であるのか?基本的に言えば、弾力がありうるおいのあるものというのが、健康である髪の条件でしょう。さて、そのうるおいとは?それは、髪に含まれるたんぱく質が、水分を引き連れてうるおいをもたらせてくれるのです。つまり、たんぱく質は、水分とお友達になりたがるものなのです。つまり、濡れているということは、その水分にくっつき易いということになるのです。そして、濡れることにより、髪内部のたんぱく質自体は、細かく別れ易い状態にもなっているため水分とくっついて、髪の外へと流出し、傷みの原因になるのです。では、熱はというと弱酸性になっていれば、髪のたんぱく質は、120℃まで耐えられるのです。ちなみに、アルカリ性に傾いていると、一気に60℃までしか耐えられなくなります。つまり、弱酸性であれば、ドライヤーをあてても、水分が蒸発する際、気化熱を奪われるため、水の沸点である100℃を超えることがないため、痛まないということになるのです。さらに、ドライヤーを使うと利点があるのです。それは、髪がいびつにならないこと。たとえるなら、女性なら使ったことがある方も多いかと思うのですが、化粧する時に、ファンデーションなどを使う場合、硬質のスポンジを使う場合があるのですが、それを洗って干すということを何度か繰り返すと、表面がシワになってくることがあると思うのです。それと同じように、髪もいびつになってくるのです。そして、同時にキューティクルという、透明なうろこ状のものも、広がったまま、きれいにもどらなくなってきます。つまり、それらの条件により、髪の艶がなくなり、手触り感も悪くなってくるのです。そのためには、ドライヤーでより早く乾かすことにより、安定した髪になってきます。そして、乾かす場合、7割程度乾くことにより、内部のたんぱく質も安定結合してくるので、面倒でも、7割以上乾かすことをお勧め致します。↑↑↑↑↑↑↑↑クリックしてねぇ
Apr 30, 2006
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さて、お約束通りシャンプー後の処理について書きますね!!一般では、リンス、コンディショナー、トリートメントなどが上げられると思うのです。違いは、単純に濃度の違いだと思って下さい。リンス<コンディショナー<トリートメントと、順番に濃くなっているのです。さて、美容室のリンスは、薄いのに、一般のものより高いのかと疑問も出てくるでしょう。それを説明する前に、界面活性剤の説明をしていかなければなりません。界面活性剤は、4つのタイプに別れており、アニオン、カチオン、ノニオン、アンホテリックとあるのです。アニオンとは、マイナス性界面活性剤と呼ばれるもので、シャンプーとかに入っているものです。カチオンとは、プラス性界面活性剤と呼ばれ、今日説明するリンス、コンディショナー、トリートメントに使われております。ノニオンとは、プラスもマイナスも持たない界面活性剤で、化粧品のクリームなどの乳化剤として使われています。アンホテリックとは、プラスもマイナスも持っている両面性界面活性剤で、リンスインシャンプーなどに使われているものなのです。そして、カチオンが、リンス等にはなくてはならないものなのですがなぜ、カチオンを使うかと述べると、シャンプー自体はアニオンで、マイナスになっているため、プラスのカチオンがつきやすということ、そして、髪自体も、濡れていることにより、マイナスに電化しているため、なおさら付きやすいのです。つまり、リンス等の成分は、油脂などで構成されているため、カチオンにくっついてる油脂が、カチオンの効果により、髪にくっつくというのが、簡単な理論なのです。ただし、ここで落とし穴があるのですがカチオンの効果は、濡れた髪に対して、もう一つの作用があるのです。それは、たんぱく質軟化効果と言って、一般のリンス等でも充分解るように、リンスなどを付けた時に、髪がしなやかに感じられると思うのです。これは、栄養的(油脂等)な効果ではなく、カチオンの効果であるのが大なのです。そして、そのカチオンの量からみると、美容室とかのもので、1%前後で多くとも2%は入っていないのに対し、一般のものは5%前後と、大量に入っているのです。つまり、カチオンの効果による感触でごまかされているものが大半だということになっていきます。さて、カチオンなのですが、まだ怖い話がいくつもあるのです。まず、毒性の問題シャンプーなどに使われるアニオンを1としたら、おおまかに言うと、カチオンは、100の毒性を持っているのです。そして、毛穴等に詰まる性質もあるため、流しとかが弱い場合などは、育毛障害(薄毛)や、癖毛になりやすくなります。では、どのように流しを考えたら良いのだろうかというと、目安としては、シャワーで、美容室系のもので、約30秒程度、一般のものでは、3分を目安にするべきです。軽くゆすいで下さいの表示は、大間違いこれは、たんぱく質軟化効果を残して、いかにも良い印象を付けるためだけのものなのです。そして、カチオンを大量残留させることにより、乾いた時には、バサバサの元を作る原因にもなりかねないので、要注意してください。さて、もう一つの成分である、油脂なのだが、これは、液状のものと個体化しているものが混ざっていると思って下さい。個体といっても、ある程度温度がかかると溶けて、液状になるものなのですが、その温度とは、大抵のものが、45℃程度になると溶け始めるものが多いです。つまり、置いても、個体のものは入って行けないし、良く蒸しタオルでくるむとかっていうのもありますが、すぐに冷えるので意味がほとんどありません。美容室で、加温機などで暖めない限り、ほとんど効果がないということで、すぐに流してもほとんど結果は一緒なのです。そして、その油脂とかがどういう効果をしてくれるのかと言うとまず、髪自体の構造で、たんぱく質の種類が二種類あるということで、一つが、繊維質タイプのもの、もう一つが、それを取り巻くものと思って下さい。簡単に解るように言うと、からしレンコンを想像してもらいたいのですが、位置的なものは微妙に違うのですが、レンコン自体が繊維質、取り巻くものがからしだと思って下さい。そして、パーマやカラーやその他色々な条件により、からし部分が流出していくと、それが傷みということになってくるのです。つまり、痛んだ髪とは、レンコンのあなぼこだらけのものであると思って頂きたい。そこで、リンスやコンディショナーなどで、その穴を一時的に穴埋めするだけなのです。固形の油脂を溶かして、髪にしみ込ませて冷やすことにより、その穴にとどまるようになり、これが、本当のトリートメント(治療)となるのです。つまり、液状のものがいくら入っても、髪には、ほんの一時しかとどまっていないということなのです。だから、リンス、コンディショナー、トリートメントを使っているからといって、治るとかと勘違いしてはいけないのです。そして、美容室等の品に関しては、それらが、定着性が高くなるよう作られていると思って頂けたら幸いです。ちなみに、お勧めコンディショナーとしてエルコス/アミノコンデS 300g(コンディショナー)うちの店で使っているものです。↑↑↑↑↑↑↑↑クリックしてねぇ
Apr 29, 2006
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今まで、趣味としてのブログは書いておりました。今回、本業の美容について、新たに作ってみました。25年間、美容に携わり、お客様の髪を直にやって気付いたこと、そして、ジャパン・ビューティ・クリニック・アカデミーという所に所属し、講師という立場より、美容室がいかに、毛髪について、無知な状態で仕事をされているのかというところを、色々と書いて行きたいと思っております。そこで、まず第一回目は、髪の基本になるシャンプーについて、書いてみようと思います。現在、一般メーカー、化粧メーカー、美容メーカー、その他で、1000を超えるシャンプーの種類が出ております。さて、その中で、はたして髪に良いものはと言うと、どんなものなのでしょうか?CMなどで宣伝されているものが良いのだろうか?その前に、現在では、大半の方がシャワーを使われていることを前提に上げなければなりません。それは、シャワーを使用することにより、圧力により、毎日又は一日置き程度の場合であれば、良くゆすぐことにより、汚れの70%近くは落とせるということなのです。さて、それでは、30%だけ落とせばきれいになると言うことになってくる訳で、それ以上の洗浄力は悪であると言えるのです。さらに、現在では、カラーやパーマで傷み易くなっている髪が多くなっていることも考え、シャンプー選びは重要なポイントになってくるのです。まず、最近のシャンプーは、石鹸シャンプーと呼ばれているもの以外は、ほとんどが弱酸性になっているので、弱酸性をうたっているものは、まず落第と言えると思うのです。次に、良く見かけるのが、たんぱく質(プロテイン)、アミノ酸などを配合していますと、誇大表示されているものが多く見受けられるのですが、それらも、微量であって、ほとんど効果がありません。それでは、どうしたら良いのかと言えば、、、まず、洗浄力の弱いもの、例に上げるのであれば、美容室で扱うものや、ベビーシャンプーなどが上げられるのです。現在では、そういうものも、ディスカウントショップや大型ドラッグストアなどでも流出しているので、案外買いやすくなってきていると思うのです。ちなみに、私の店で扱っているものはというとellcos'エルコスアミノウォッシュSilk 300mlこちらの品が一番人気で、5割近くのお客様に使って頂いております。本当の良いシャンプーを見分けるコツとしては、水っぽいサラサラなもの、透明でやや黄ばんだ感じのもの、そして、泡立ちの弱いものが、目安になるかと思います。そして、そのようなものでも、全く痛まないかというと、それはないのです。いかに傷みを最小限に留めておくかということなのです。なぜなら、髪は、死活細胞と言われ、実際死んだ細胞の塊だと思って下さい。そのため、肌のように、切れても治るということはなく、洗髪することにより、水圧、シャンプー中の摩擦、洗浄力などにより、徐々に荒れていくのです。そのために、シャンプーによるダメージを最小限に留めておかなければいけないのです。そして、良く勘違いされるのが、シャンプー剤を薄めて使えば洗浄力も落ちるのではと思われますが、ほとんど変わりません、なぜなら、含まれている界面活性剤のパワーにより洗浄力は決まってくるからなのです。次会は、リンス、コンディショナー、トリートメントについて書きますd(-_^) ネッ?↑↑↑↑↑↑クリックしてねぇ
Apr 28, 2006
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