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今月ご縁のあった焼酎たちをご紹介します。まず、予約してあった2銘柄、福岡の酒屋さんから届きました。 宮路原酒 & 一良 宮路農園の栗東芋が原料 「宮路 別撰酵母 無濾過原酒」 37度 白麹 小玉醸造 「一良」 黄麹 甕壺3年熟成 清酒9号酵母 (株)花の露 黒麹の「栗東」との飲み比べが楽しみ~♪それから、酎けんさんとのトレードで届きました。鹿児島から北海道へ、そして福島まで、長旅お疲れ様です^^ いわずと知れた白佐藤! 一升瓶、初めて見ました。 鹿児島酒造、黒瀬安光杜氏の作「阿久根」「やきいも黒瀬」 酎けんさん、お手間おかけしました。 同封してくださった「氷下魚(こまい)」お初です。 これが本当に珍味!というヤツですね^^ こちらの分は昨日付けで発送されました。 お待たせしてごめんなさい。 どうも、ありがとうございました。そして、雨降師さんからのサプライズなクリスマスプレゼント。キリイベントで3度連続次点を踏むという栄誉(?)に呆れて感動されて、ご褒美としてこの2銘柄。 渡邊酒造場の「萬年白麹」&「萬年黒麹」 雨降師さん一押しの蔵元さんです。 実は前に飲んだことはあるのですが、 そのときは正直な話、苦手~と思いました。 でも、雨降師さんがとっても美味しそうに紹介されて、 これはも一度、飲んでみたいなぁ...って、 そういう気持ち汲んでくださってのことだと思います。 ありがとうございます^^ 年明け早々にいただきますね。今年一年、お世話になりました。皆様にいただいたご縁の数々、来年も繋いでいけたら、と思います。ホントにホントにありがとうございました。郡山は今日は朝から雪です。今年、まともに降るのは初めてかも!?年末のあわただしさとは別に閑かさをもたらしてくれてます。どうぞ、よいお年をお迎えください。
2007年12月31日
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確かにやっちゃった!のかもしれない....採れたお芋さんの姿は痛々しく、当時のほんもの屋さんの心を写したかのよう....資金難にあえぎながら、2年目も続行するには理由があった。最初の売行きが好調だったからってのは要素のひとつだけど、なによりかにより、こん焼酎にこだわったのは、あまりにも突然に馬場のおじちゃんが....春一番が吹いて、明るい未来が見えた気がした。 だけど季節の変わり目、桜の蕾が膨らみ始めた頃、珍しくこぼす馬場のおじちゃん。 なんだか疲れるんだよ.... 顔色、良くないぜぃ。 医者行ったほうがいいって。 そうするか....検査に行くといって病院へ向かい、そのまま入院。末期のガン、それも沈黙の臓器、膵臓。桜の花の季節が終わる頃、静かに逝ってしまったんだ。 野菜の本当の旬っていうのは一週間くらいのもんなんだ。 桜の花っていうやつも本当に見頃なのは一週間くらいなもんだろ。 だから、うちの野菜は「さくら野菜」っていうんだ.... 甦るのはおじちゃんの口癖....開店祝いで旨い、旨いと言いながらグリーンボトルを飲んで、感激に涙せんばかりのおじちゃんの姿。ついこの間のことだろう....あの時も夢を語り合ったじゃないか....純堆肥農法のすばらしさを訴え続けていこうって、こん焼酎に伝道師になってもらおうって、そんで、小林の、宮崎の、日本の農業を変えていこうって!それが、どうして....あたかも桜に連れて行かれたかのような終わりに残された者の気持ちは....でもね、たとえ季節が変わり、人が変わろうとも、 植え付けの終わった畑の野菜たちは順調に育っていく。1年の月日をかけて完熟させた堆肥があった。20年の歳月をかけて作られた土があった。日本一きれいといわれる空気があった。霧島山系の水流がもたらす水の恵みがあった。そして、亡きおじちゃんの意志を継ごうとする人たちがいた。 なぁ、想いは伝わるんさぁ....
2007年12月28日
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クリスマスといえばやっぱりケーキ....去年のバームクーヘンツリーの時、「買ってきて並べただけでしょ?」と1号に言われたのがなんかシャクで、今年はもう少し手作り感をアップさせようとがんばった~! ジャ~ンとホットケーキケーキ。デコレーションは子供らに任せて....まぁ、ちょっとねぇ....フライドチキンは味が薄くて、しかもなんだかいつもの唐揚げがでかくなっただけ.... 気に入らんかったら、食うな~!と心で叫んで、お顔はスマイルクリスマスあったかクリームシチューもプラスして温かいのは家族の団欒!大人は決めてた桜井トリオでポッポッポッ! 最初はテイスティングしようと思ったけどね、なんだか途中でわけわからんごとなって、もう、どうでもいいやぁ~それでも、〆の一杯と出した焼酎は大好き、安心の中村さん。 うふんなの~北から、関東から届いたものもあるけれど、それは後日のお話で~♪さりはさりとてクリスマス。楽しい時間を過ごしましょう~ 『Blue Bottle Story』に たくさんのコメントをいただきましてありがとうございます。 ただ、書き綴る身としては何よりの励みでございます。 本当に心からお礼申し上げます。 まだこの先もしばらく続いて書きますが、 コメントへのご返事は一応の終結まで差し控えさせていただこうと思ってます。 勝手な話で大変申しわけございません.... どうか、ご了承くださいまし。
2007年12月25日
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ほんものしか売りたくないほんもの屋さんだけど、基本がフツーのおじさん....2700本のグリーンボトルを抱えて、プレハブ店舗も自宅の居間もいっぱいいっぱい。さぁさ、どうしよう。とにもかくにも売らねばならぬ~、売らねばならぬのじゃ~!知人を訪ねて、挨拶営業、外回り。宮崎日日新聞の小林支局の友人に思わぬ形でネタ提供。『純堆肥甘藷でうまい焼酎 馬場さん(小林)栽培』なんていうミニ記事が出ちゃった!こういうメディアの影響はちっちゃい記事でもかなり大きい。興味を持ったしょっつ飲みから相次ぐ問い合わせ。 風が吹いた....そんな感じだったろう。かたや、中村のおじさまのところへは開拓心旺盛な二つの酒屋さんからコール、コール。宮崎3店舗限定のスタイルがここで整う。順調に滑り出した限定甕仙人グリーンボトル。だけれども、所詮は一回こっきりの話題性、春一番は続かない。レギュラーに比べて、1000円高は厳しいか?夏が来るころにはウンともスンとも言わなくなって、来客0、売り上げ0のくし団子。凪状態のお店でおじさんは先行き不安でいっぱいだぁ~もともとフツーのおじさんで、商いのなんたるかを知ってるわけではない。水商売の怖さにさぞかしぞっとしたろうね。それでも、在庫売ってしまわなければ....だって、次の仕込が始まっちゃうよ! えっ? 次?そう、春一番の風に煽られてたころ、既にお芋さんの植え付けは始まってたのよね~ 次も造るぞぉー! おぉー! ....神様いない神無月。お芋は上げてみたものの、あれれ、今年の収穫は....なんだか具合がよろしくない。自然とダイレクトに向き合う農作物にはよくあることで、極端に出来不出来の波がある。必要量の8.5tをなんとか集めてみれば、本当に小さなお芋さんまで紛れてる。「握りこぶしが限界」といわれていたにもかかわらず....だ。中村の皆さんは届いたお芋を見て、内心、思った。 こんな芋、どうするんだ?とても小さくて、虫食いの跡もある。いい芋なんて言えやしない....前年に比べると質も量も劣るよ~だけど、やっぱり、プロだもの。初めて仕込んだ前年とは違う。馬場さんのお芋のクセも扱いもわかってる。中村さんは中村さんの責任と誇りにかけて懸命に仕込む。なんだかなぁ....の出来具合のお芋さんとどうなんかなぁ....のグリーン在庫を抱えたほんもの屋さん。....もしかして、やっちゃった?霜が降りる頃、霧島の山々には雲が垂れ込み、その姿を隠そうとする....てか!
2007年12月23日
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実際、運ばれたお芋さんを見て中村社長は、中村のおじさまはどうお感じになったのだろうか....元々、中村さんで仕込まれるお芋さんはすべてが契約農家さんの有機栽培芋。それもお芋の産地としては最高の大隈地方のお芋。見劣りするようなことはなかったのだろうか.... 普通、有機栽培の芋っていうのは どうしても虫に食われたりして、 見た目が悪いものもあるんですよ。 でも、馬場さんの芋は 無農薬というのに肌目がきれいでね.... ただ....他のお芋さんとの大きな違いはデンプンの歩どまり。つまり、原酒こさえるのに効率が悪いってこと。同じ量の芋を仕込んでも、馬場さんのものは仕上がり量が圧倒的に少ない。通常の芋焼酎の場合、一升瓶には芋3本分あれば十分。それが馬場さん芋だと5~6本必要となる。でも、それは仕込んでみて初めてわかったことで、最初の見た目だけでは判断できない。ここ、ひとつのポイント。ともあれ、中村のおじさまは請け負った以上、生産スケジュールを調整、やりくりして、きっちり、仕込みに取り掛かる。決して大きくない蔵元さんで、1個のタンクを確保し続けるのはかなりシビアで、ロスが多いってことを踏まえて。ここ、ふたつめのポイント。ともあれ、特別扱いの原酒は仕上がり量が少ない。中村酒造場さんの流通ラインの乗っけるには玉不足でしょ!だから、そもそもが取り扱い店限定のブランドを生かすことになった。つまり「玉露甕仙人」....だから「限定玉露甕仙人」....一方、フツーのおじさんと馬場のおじちゃんはお芋運んで、ひと安心....といきたいところだけれども、造ってもらって、ハイ、おしまい!というわけにはいかない。どうしようねぇ....といいつつ、時が過ぎ、おひとつ原酒、いかがでしょうか?中村さんにお呼ばれして、滴る焼酎飲んだ時、フツーのおじさんはびっくりした! 旨いねぇ~!フツーのおじさんだって宮崎のしだもん。そりゃ、焼酎は飲んでたさ。だけど、こんな旨いもん飲んだことねぇ!って思った。こんな旨いもんなら自分たちで売りてぇ!って....馬場のおじちゃんと、語り明かしたさ。よかった、よかった、本当によか.......った.....?人間、ほんの些細なことで人生が豹変することもたまにはあるけど、フツーのおじさんはこうして飲んだ一杯のために今度は酒屋さんになる決意をしたんだ。そしたら、後はもうドタバタ。こん焼酎売るためとはいえ酒屋さんになるにはそれ相応の準備と手続きが必要。プレハブの店舗、書類の準備、....なにより、仕入れるための資金繰り。「限定玉露甕仙人」と名づけられた焼酎がタンクで春を待ってる間、フツーのおじさんは酒屋のおじさんになるべく、走り回ってた。師が走るどころではない年の暮れから松の内、暦の上では春も来て、あ~っといってる間に出荷の時期を迎える。時は2006年2月、華々しく....かどうかはさておき、『ほんもの屋』は酒屋さんとして産声を上げた。その開店祝いの宴で馬場農場の皆さんとしみじみ飲んだ。身体壊して、禁酒していた馬場のおじちゃん、7年ぶりに口にした焼酎はどんなに美味かっただろうか。農家さんたちだって、もしかしたら、初めて、本当に初めて、自分たちの作ったお芋さんが焼酎になるって実感したのではなかろうか。 初めての限定甕仙人はグリーンボトルでした....ほんものと言えるものを売るんだと気概を込めた『ほんもの屋』さん。さぁ、果たして、うまくいきますかどうか....
2007年12月21日
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宮崎県は小林市にあるほんもの屋さんは電話が来ても「はい、ほんもの屋です!」とは言わない。フツーに「もしもし」で話が始まる。ミョ~に落ち着いたそのトーンは機嫌が良いんだか、悪いんだか....こういうフツーのおじさんが営む酒屋さんは決してフツーにお店ではない。自宅がそのまま店であること?自宅の電話が店の電話であること?いやいや、売り物が限定玉露甕仙人しかないこと!今のところ、BBの出荷時期だけの季節営業、さしずめ、海の家....。そういう意味ではほんもの屋さんそのものが限定品? どーして、フツーのおじさんが フツーでない酒屋さんをやってるの?時は遡り、2003年の春。それまでフツーに市役所の一職員だったフツーのおじさんはいろんな部署でいろんなことを考えて仕事してたらしい。それがひょんなことから、市長選に出ることになり、公務員を捨て、私財も投げ打って....ここぞとばかりに考えてたいろんなことを叫んでみた。でもでも、残念ながら、落選。敗戦投手に世間の風は冷たくて、再就職も至難の道。まぁ、年が年だけにしょうがないんだけど....。 市役所時代のおじさん もはや、仕事を選んでる場合じゃないと就いた先は海産物の行商人。「干物、いりませんかぁ~?」1年もすればそれなりに形にもなるもんで、飛び込み営業なんのその。歩いてなんぼ、話してなんぼのフツーの行商人がある日、たまたま飛び込んだところが馬場農場。霧島連山の麓でこだわり堆肥農業20年、地道に野菜作りに励んできた馬場敏郎社長との出遭いである。 馬場のおじちゃん 先の選挙戦で無農薬栽培の推進も謳ってたおじさんはそれを実践し続けているおじちゃんの話が面白かった。 大根のひげ根は一列に並ぶんだよ。 農薬使うとそうはいかない、ばらばら。 ほぉ~、ふんふん。 ニンジンの頭の葉元は小さいのが無農薬。 化学肥料だと葉っぱまででかくなるから、 比べてみるといいや。 へぇ~、知らんかった。収穫される元気野菜たちの話。魚売るのも忘れ、毎日毎日、畑に行っては集中講義。時には一緒に草むしりながら、野菜洗いながら....無農薬栽培が持つ可能性と力強さを小林の、日本の農業の、未来の夢を語りあった。そんなこんなの蜜月(?)を半年ばかり過ごしたある秋の日、焼酎用に作ったお芋さんが行き先不明になる事態が発生。10月の終わりに出荷することになっていたお芋さんが蔵元さんの都合で、12月まで納期が延期となる事態に....激しく落ち込む馬場社長であった。 霜に打たれたら、ダメになるし、 こうなったら、どこでもいいから、二束三文で売るしかない.... 簡単にあきらめるなよ。 純堆肥栽培のこの芋だけで焼酎造ってくれる蔵元探そう!芋掘り予定まで、1週間。ありとあらゆる人脈を頼って、探す、探す、探す。折りしも、芋の収穫真っ盛りの時。どこの蔵元も当然、生産スケジュールがきっちり組まれており、とてもじゃないが、入り込める隙などない。電話口でけんもほろろに断られ続け.... もう、だめか....どん底の気持ちになったその時、話だけでも伺いましょうという蔵元が....中村酒造場、中村敏治社長その人であった。 馬場ちゃん、見つかったよ! おれ、行って来るわぁ~試し堀した芋を乗っけて、おじさんは走ったね。そして、中村さんところへ到着。この芋がどれほどのこだわりの中で育った芋か、この半年、ずっと見てきたおじさんはしゃべりまくった。静かに話に耳を傾ける中村社長....。 造りましょう。 これも何かのご縁でしょうから....こうして、ひとつの銘柄が生まれることになった。
2007年12月17日
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初めてブルーボトルを見たのはドラゴンマンさんの日記だった。 限定ものかぁ~緑瓶の甕仙人も飲んだことのないウチにとってはずいぶん遠い存在。とある蔵元さんさんの一件でご縁なき物を無理に追いかけるのは止めようと決めたばかりで、それほど、気にも留めなかった。その次にtuneefuさんの日記。AAAと評された味。そして、ドラゴンマンさんのテイスティング....もう、浮き足立っちゃった。 どんなんやろか.... 飲んでみてぇ~!これはもうのんべえの業みたいなものでこの方たちの舌がここまで美味しいというものであれば、自然、興味が沸く....だけど、この段階ではまだメッセージ送ってまで追いかけようとはしなかった。終売決定で在庫も少ないと聞けば、前なら焦って、買いに走ったかもしれないけど、店頭買いを心がけてたし、送料かけてまでは....と思ってた。まとめ買いもできないし、これっきりじゃおいそれと飲めもしない....。それが、乙兵衛さん、しゅう君ですさん、べら味さん....とブログ上親交のある方々が続々と購入され、飲んでる感想を読み続けてたら、 こりゃあ、その味を知らなきゃいかんのじゃないか!そんな気がしてきた。しかし、売ってるところもわからなければ、自分は自分で焼酎買い続けてて、お財布の都合もつかない。思いあぐねているうちに大トロさんの日記で原酒が売り出されてることを知る。ここで初めて検索して“ほんもの屋”さんのHPに辿り着き、その正体がはっきりしない内容に頭の中は??? ご主人のブログ読めば なんかわかるかなぁ.....で、読んでみたけど、???が増えるだけ。支払いの都合を書き込みしてみたら、予約ということで受けてくれるみたい。けれども、ネットで通販の場合、売る方も客の正体が見えなければ、買う方も店の本性がわからない。おまけに宮崎から東北までの送料考えると、単品で買うのはとても勿体ないじゃない。だから、電話してみた。同じ注文するのなら、何か他にないかなぁ~と思って....当然、お店の実態に探りを入れる意味もあったよね。そしたら、イメージする商売人らしいところが微塵もなく、 変な感じ....決して怪しいとか胡散臭いというわけではなく、ごくフツーの良識ある男性といった感じだった。いくつものお店に電話してきたけど、こんなにフツーの人はいなかったよ。だけど、電話やメールをやり取りするうちにとても神経細やかな気配りの人だと思うようになった。そして、それがとても自然体で、ずっと前から知ってる人のような気がしてきた。だから、ブルー瓶を飲んだ感想を上げた時もメールで連絡したし、電話もして感動したことを伝えたんだ。でも、終売..... なんで? どうして? 教えて!まったくしつこい奴だったと思う。“ほんもの屋”さんもこんなわがままな客に当たって困ったことだろう。知事ではないけれど、話を伺うたびに どげぇかせないかん....そんな気持ちになってきた。芋焼酎はこんなにすごいんだって知ってほしい。このお味を知らない人がたくさんいるなんて....こんなに美味しいとわかっているのに消えゆくなんて....そんな勿体ないことをどうして.... 納得いかない、納得できない....こうして、ウチは終売の現実を認められない駄々っ子へと変わった。 このブルーボトルには実に多くの人が関わっています。 その方たちにご迷惑のかかることのないよう、 自分のスタンスを明確にしておくために今日の日記は書きました。 次回は限定甕仙人が生まれる時のお話を....
2007年12月16日
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春の訪れを待つひとつの銘柄がある。限定玉露甕仙人ブルーボトル....今年の春で終わりになるはずの焼酎であった。わずか2年で潰えるはずの銘柄であった。それが命永らえた理由....そこには多くの人の「欲」という想いがある。それぞれが懸命に自分の人生を生きようとしていた。だからこそ、生まれたひとつの出逢い。ひとつひとつはささいな出来事だったかもしれない。しかし、小さな偶然の重なりが紡ぐ糸は時の流れの中で絡まりあい、ちぎれそうになりながらも少しずつ確かな存在になっていく。ほんの半年前に巡り合った焼酎が教えてくれるさまざまな想い、そして、与えてくれる夢。不思議なご縁がもたらすものはどんな未来なんだろう。そんなことを考えながら、ここにひとつの物語を残しておくことにした。 ほんもの屋さんとご縁があった方々の先行予約もどうやら一段落の様相を見せ、安心してブルーボトル物語を綴ることができます。この半年、見守ってきたひとつの銘柄にまつわるお話をきちんとご紹介させていただきたく、ほんもの屋さんにお許しをいただきました。筆の拙さからお見苦しい点も出てくるかと思いますが、何卒、ご容赦くださいませ。
2007年12月14日
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テイスティングレポート書きたくて、ちょっとまともに飲もうかなって、気合入れて、本腰入れて、ポットにお湯入れてグラスに氷入れてセッティングは完璧!さぁて、さぁてと挑んでみたの。飲んでみようとしたものは寿海酒造さんの「柳井谷の福蔵(やないだんのふくぞう)」香り嗅いで、あら、いいじゃない基本は生からと一口目....甘い、酸っぱい、美味しいわ!そして、二口目....記憶がない!あらぁ、また、やっちゃった....信じられない二口でダウンなんて....そりゃ、前の晩とその前の晩と二晩、徹夜に近かったから、仕方ないんだけど....いつの間にやら帰宅した旦那もコタツの反対側で寝てるし....こういうパターンはお家の中の冬景色....風情の有無は問わないで。 あぁ、今宵の私はこたつむり、 そんなに急いでどこに行く.... 夢の世界へGo Go Go! おやすみなさい....mmm 適度に疲れてた方が芋焼酎美味く感じるような気がするのはウチだけ?
2007年12月12日
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さる11月20日の日記でご協力をお願いいたしました “勝手に呼ぼう!日本焼酎アワード~だって旨けりゃいいじゃん”日本焼酎と呼びたい銘柄を3銘柄ずつ、選んでいただきました。今日現在、10名の方がご参加くださっております。楽天以外の方のご協力も賜ったおかげで、挙がった銘柄もバラエティに富んで、よりふくらみを増したように思います。ご回答くださった皆様、誠にありがとうございました。では、日本焼酎の名前を冠したいとされた銘柄を発表いたします。 池の露 (芋・天草酒造・熊本) 池の露チンタラ甕熟成(芋・天草酒造・熊本) 伊佐美 (芋・甲斐商店・鹿児島) 五代目和助 (芋・白石酒造・鹿児島) 兼八 (麦・四ツ谷酒造・大分) 兼八原酒 (麦・四ツ谷酒造・大分) 金峰桜井 (芋・桜井酒造・鹿児島) 限定玉露甕仙人ブルーボトル(芋・中村酒造場・鹿児島) 佐藤・白 (芋・佐藤酒造・鹿児島) しおのめ (麦・天の川酒造・長崎) 酔ふよう (芋・三岳酒造・鹿児島) 晴耕雨読 (芋/米・佐多宗二商店・鹿児島) なかむら (芋・中村酒造場・鹿児島) なに見てござる (米・岩倉酒造場・宮崎) 八幡 (芋・高良酒造・鹿児島) はちまんろかせず(芋・高良酒造・鹿児島) 日南娘 (芋・宮田本店・宮崎) 宝山芋麹全量 (芋・西酒造・鹿児島) 松の露 (芋・桜井酒造・鹿児島) 萬膳 (芋・万膳酒造・鹿児島) 萬膳匠の一滴 (芋・万膳酒造・鹿児島) 村尾 (芋・村尾酒造・鹿児島) 大和桜25度 (芋・大和桜酒造・鹿児島) 大和桜35度 (芋・大和桜酒造・鹿児島) 夢鏡 (芋・植園酒造・鹿児島) [50音順]また、飲んでみたい銘柄として挙がったものは 川越1975 限定玉露甕仙人ブルーボトル 大古酒 長雲 月の中 亀 真鶴 真鶴・黒ウチ的には未飲のものがかなりあります。嗜好品という宿命がゆえに好みもありましょうが、少なくともこうして名前が挙がった蒸留酒たちはやはりどこかで味わってみたいものでございます。あえて、3銘柄に絞っていただきましたが、もし、これも入れたい、あれもあったという銘柄がございましたら、遠慮なくご意見くださいませ。愛すべきお酒たちに敬意を表してまた、ご紹介させていただきとう存じます。万感の思いに.... ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。 また、何かの折にはご意見、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。 ※ 12月12日追加いたしました。
2007年12月10日
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久しぶりに酒屋さんにお電話。待ちかねた1本があるかどうか聞くためね。冬が来るのが楽しい理由のひとつ!「まだ、ありますよ」とのご主人の声に心も踊るわ、○○才の乙女心!お仕事グッズ買いにホームセンターに行ってる旦那に連絡とって一緒に行こうよコールを繰り返し、人に会う気分じゃないよと抵抗するヤツをまぁまぁとたしなめながら、強引にお酒屋さんへ!そしたら、あるわ、あるわ、お宝ざくざく。お目当ての「五代目和助の冬期限定にごり33度」を確保。目移りするのは同じ和助の鳴門金時だったり、日向あくがれ秋原酒だったり、極上蔵の師魂だったり....園乃露や蔵番長の小瓶だったりもする。こちらではついぞ見かけたことのない相良もいて、思い切り、悩むんだわぁ~しかし、この時期出費を抑えておかないとイベント沢山のこれからは何かと危うい。ナスの実がない我が家の家計は堅実1番、贅沢2番。で、結局選んだのはこの三本。 相良 薩州乃産物 五代目和助 冬にごり植園さんや相良さんがいるとは思わなかったのね。この秋、ご主人が鹿児島に行った時にいくつも蔵元さんを廻られたらしくて、思いもよらないものがいたりする。いつぞや鹿児島の酒屋さんにお電話したときにブーム終わって、商品が動かなくなったというお話に、「東北は出遅れた分、これからだと思いますよ~」なんて生意気なことを口走ったことがある。九州南部と違って、日本酒は確かに根付いてて、何が何でも焼酎を!というひとばかりではないけど、芋焼酎や泡盛だって立派に選択肢のひとつになってると思う。がんばれ、蒸留酒軍団!がんばれ、吟醸酒軍団!愛すべき日本のお酒たちに万歳....なのであるマル 日本焼酎アワードご協力ありがとうございます。 途中経過はのちほど....^^
2007年12月09日
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長崎から車に乗って~福島に着いた~♪本当はちょっと前に届いてたんだけどね、tuneefuさんの70000キリプレの賞品です。 吉永酒造さんの「五郎」 白石酒造さんの「蔵の影法師」当然、どちらもお会いするのは初めてだし、飲んだこともありませんよ~大好きな甑島の焼酎と、非常に気になる白石さんの辛口版でしょ!くっくっくっくぅ~顔が緩まないわけがない! tuneefuさん、ありがとうございます! あらためて、70000突破、おめでとうございます~ちょうど不穏な書き込みがあった時で、地味にさりげなく、参加させていただいたつもりが、派手にやっちゃいました。しかもPな子、ウチの好奇心をそそって、そそわれて~そりゃあもう、大変なんですから~でも、今年は本当にいい年でした。キリイベントで頂戴した焼酎たち、ずいぶんになります。すべて、地元では手に入らないものばかり....ご縁で焼酎を飲んでるウチとしては「ようこそ、我が家へ!」こんなところまでよくいらっしゃってくださったとつくづく....ありがたいことです。ブラボー! ブログライフ!らぶ&はっぴぃを皆様とともに~!!! これで「いもづるの会」にも電話できる口実が....^^;
2007年12月08日
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え~、今日は『ネオマイセル吟醸麹』についてディスカッションしたいと思います。まず、添え麹斑参加メンバーの方から、自己紹介をしていただきましょう~。 こんにちは「楽酒悠遊」です。 今日のメンバーの中では若手です。 今年の7月に生まれました。 お芋は赤芋(高系14号)、ベジータクィーン、ベジータレッドの3種混合、 お米は福岡産西海米です。 気軽に飲んでもらえれば最高です! はじめまして「兄者芋」でございます。 「あんじゃいもん」と読みます。 楽酒の兄貴分に当たります。 ベジータレッド、鳴門金時、西海米から生まれました。 もう終売してますので、 これ限りの参加になるでしょう。 お初でございます「黒瀬金次郎」と申します。 黒麹ゴールドとネオマイセル吟醸麹が売りにて、 今日のメンバーの中では唯一鹿児島酒造出身でございます。 黒麹の元祖ともいうべきG型使用です。 発育が早く、繊細な菌株なもので、扱いが難しいとされてますが、 私自身はけっして気難しくはありません。 深い甘みと落ち着きをモットーとしております。 2007年版「桐野」にて候! 侍は多くを語らず、ただ飲み干すのみ! 今季は佐賀産山田錦に白麹を使用したものだけれど 来季はまだまだ進化していく予定。 よろしく、ちぇすと! 本来なら、ネオマイセル本家本元の「黒瀬安光」氏にもご列席いただきたいところなのですが、ギャラがお高くて、予算の都合上、お呼びできませんでした。何卒、ご理解の上、ご了承くださいませ。ではまず『ネオマイセル吟醸麹』について軽くご説明を....そうですね、金次郎様にお願いいたしましょう。 ネオマイセル吟醸麹とは清酒、それも大吟醸用の麹で 芳香性にすぐれ、酵素力が強いのでございます。 普通の麹の90倍の力があると申します。 ゆえに、その取り扱いはデリケートで、 杜氏さんの中でも使いこなせる方は少ないと聞いております。 芋焼酎造りで使われる場合は添え麹という形が多いですね。なるほど、なるほど....ありがとうございました。では本題の味比べですが.... あのさぁ.... うんちくはいいから、早く飲ませてくれよ! ....空腹の旦那がせっつくから、順番に飲んでみた。いろいろがたがた説明するよりはわかりやすく写真でどうぞ! この香りのすっきり感というのは フレッシュな爽やかさという意味で キレのよさではありません。 どれも蜂蜜様の甘さなのですが、 かたやふんわりソフトでやさしく、 かたやとろりと濃厚な感じです。まぁ、4銘柄一口ずつ、とっかえひっかえ....途中、日南娘まで取り出して、飲んだわよ~どれ飲んでも甘くて美味しい、おまけにキレがよくてねぇ。いくら一口ずつでも全部で5銘柄....当たり前でしょ、はとぽっぽ! 今夜は最高! イェ~イ!はっと我に返って、夜中の2時半。ファンヒーター、止まってるし、なんだか寒いじゃないの....いったい何が起こったの? どうやら、寝落ち....寝室に行くと当然、家族は熟睡中。一緒に飲んでたはずの旦那も普通に高いびき。なんか、釈然としない.... なんで起こしてくれんかったやろ~ちょっと蹴ってやった。ほんの一瞬、いびきが止まっただけ....ちぇっ! 7種類ある種麹を使いこなせる杜氏さんは数少ない。 黒瀬安光さん、貴重なお話をありがとうございました。 余裕ができたら、唐仁原、買いに行こうっと!
2007年12月06日
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いくら芋焼酎が好きでも、いかんせん克服しがたいお味はあるもんで、そういったテイストの持ち主のひとつが「蘭」 こいつってば、確実なファンがいるのよね~そうなると、スーパー個性派の謎解きがしたくなっちゃう....だから、同じ蔵の焼酎飲めばヒント見つかるかなぁって....飲んでみたい~ってわめいてたら、ありがたくも頂き物として我が家に参上! 復活の序章としては無難なチョイス....のはず....が、しかし、かかし、もやし!さすがに黄金酒造さんの味は手強い!「蘭」に比べれば、はるかに飲みやすいけれど、やっぱり~、ランランララランラン蘭!がいる。あの干からびた青臭いようなきな臭いようなあれ....だけどね、赤い「蘭」を克服しようと思ったら、この「東五」くらいから入ったほうがいいのかな~もし「蘭」を知らなければ....結構、余裕で飲めちゃう気がしたから....ソフトな甘さときな臭い渋さのバランスは悪くないんだもん。そう思うと、飲む順番って大事だよなぁ~ で、謎解きはできたのかって?うん、まぁね....たぶん、それは黄金酒造さんの製造特許の部分。一番大きいのはラベルにもある『遠赤焙煎仕込法』普通は芋を仕込むときは蒸した芋を使う。それが洗い芋をそのまま遠赤外線を出す石の上で熱風乾燥させる。5~6%の水分を抜くとのこと。そうすることで苦味成分を除去できるんだって。この製法は実は「蘭」の芋麹を造る時の芋処理に同じでこれがつまり、あの個性の発生源....ちなみに今の「東五」のラベルには『遠赤焙煎仕込法』の文字はない。紛らわしいとの当局の指導の元、外すことにしたそうな。そして「東五」のもうひとつの特徴は『pH転換減圧蒸留法』温泉水を添加して原酒のpHをアルカリ側に転換し、再度減圧蒸留にかける。人間のカラダに限りなく近いpHを得るための工夫....これがからだに優しい焼酎造りを目指す蔵元さんのこだわり。スーパー個性派の焼酎にはそうなるだけの理由が存在するのねん。しかし、ウチが克服できるにはそれ相応の壁があるんだわぁ~修行、修行の道は果てしなく続くのよ~ この温泉水は「霧桜」というマグネシウム値の高いミネラルウォーター。ph値7.4。 しかし、炭酸マグネシウムなのでタンパク質を凝固させるにがりとは違います。 4月から黄金酒造さんの親会社である健康医学社さんで市販されるようになりましたとさ。
2007年12月03日
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まいったね、随分な長期休暇になってしまった....すごかった、今年の風邪は!例によって鼻をやられ、味覚障害の状態から、喉に降りてきて持病の喘息併発、要は気管支炎だよね。どうにかもう、大丈夫と思った金曜日....突然、本当に突然の頭痛と発熱!なんじゃ~、こりゃ~!翌土曜日、つまり昨日は2号の「おゆうぎかい」意地でも治さにゃなるまいて!微々たる頭重感とつきあいながら、幼稚園に向かい、早寝早起き元気な子!今は若干のお腹ごろごろ状態だけ....だが、油断は禁物。お腹が落ち着くまでは身体になんかまだいる状態だよね~今夜から、せっせとアルコール消毒に励むことにする!がんばれ、カラダ!負けるな、カンゾー!
2007年12月02日
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