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【 Koke‘e/Hawaiian Living/Sean Na'auao 】ジャズやレゲエが好きだった父親に影響を受けて成長したSean Na'auaoはハワイアン・レゲエのグループ、Mana'o Companyのメンバーとして活躍していた。【 A 20 Year Collection of the Mana'o Company/The Mana'o Company 】ちなみにグループのメンバーにはWeldon Kekauohaもいたようだ。【 Ka Lehua Ula/Weldon Kekauoha 】1998年にアルバム「Fish & Poi」でナ・ホク・ハノハノ・アワードでアイランド・コンテンポラリ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞、その後、2001年、2003年、そして2014年にも受賞している。【 Holomua/Sean Na'auao 】【 Neutralize It/Sean Na'auao 】Sean Na'auaoの「Koke‘e」冒頭からレゲエ・アレンジであることがわかる。Loyal Garnerのソレよりもきっちりレゲエ・アレンジだ。フェードアウトも感じも合っている。アルバムタイトル曲の「Hawaiian Living」も同様にレゲエ・アレンジで心地いい。オリジナルの「My Paradise」と「Haleakala Hula」はボサノバで、「Susiana E」4ビートで、「Sanoe」はピアノとストリングスでなど楽器やアレンジで全曲を飽きさせず聴かせる。Sean Na'auaoの声は見た目よりもその見た目よりもずっと優しい。【 Fish & Poi/Sean Na'auao 】正直、今まで聴かず嫌いだったんだけどもっと聴いてみたくなりました。【 Na'auao/Sean Na'auao 】
2018.12.26
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【 Koke‘e/Live from the Sheraton Waikiki/Kanilau 】こんなにモヤッとしたダイヤモンドヘッドの画のジャケットもめずらしいかもしれない。このアルバムはSheraton Waikikiのライブ盤。KanilauとMoe Kealeのそれぞれの演奏を収録したもの。Moe Kealeは純粋なハワイアンの島であるNiihau島の生まれ。Eddie Kamae and The Sons of Hawaiiのメンバーにして【 Koke‘e/Yesterday & Today Vol.2/Eddie Kamae and The Sons of Hawaii 】⇒Koke‘e その2 ~ Eddie Kamae ~ そしてIZことIsrael"IZ"Kamakawiwo‘oleの叔父ですね。【 Somewhere Over the Rainbow/What a Wonderful World/Facing Future/Israel"IZ"Kamakawiwo‘ole 】Moe Kealeについてはまたの機会に....Kanilauについては例によって山内雄喜さんの本から...。【 ディスクガイドシリーズ(27) HAWAIIAN MUSIC/山内雄喜 】KanilauはウクレレやギターのRoland、クムフラでもあるNoelaniのChang家の二人とベースのKimo、ボーカルのAlapaiのArtis家の二人が集まった四人のユニット。「Kani」と「lau」で「たくさん」の「音」という意味になる。1993年にアルバム「He Hawaii Au」でデビュー。【 He Hawaii Au/Kanilau 】トラディショナル・ハワイアンを志向するユニットでこれまでに5枚のアルバムをリリースしている。Kanilauの「Koke‘e」ギター1本をバックにチャントのようにはじまる「Koke‘e」リズムは終始ゆっくりとしたままで、Kanilauの本領ともいえる途中から入るコーラスが素晴らしい。前に紹介したRobert Cazimeroのバージョンと同じようなゆっくりとしたテンポで、荘厳なイメージも似ているけどこちらの方がリラックスした雰囲気で心地いいかも。【 Koke‘e/Hula 2/Robert Cazimero 】⇒Koke‘e その11 ~ Robert Cazimero ~ ライブなので拍手とMCも収録。冒頭のHapa Haole Medley、「Blue hawaii」「Beyond the Reef」「Sweet Leilani」の高速アレンジ。カッコいい!波の音なんかも入ってて気分はまんま「Hawaii calls」だ!【 Blue Hawaii/Hawaii Calls 】こちらは日本盤でリリースのベスト盤。おりからのフラ・ブームと相まって日本でも人気のようですね。【 Aloha from Kanilau/Kanilau 】
2018.12.21
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【 Koke‘e/Na Mele O Kaua‘i The Best Songs of Kaua‘i Vol.1/Norman Ka‘awa Soromon 】Na Pali Coastと深いブルーの海のジャケットがいい。もしかしたらと思ったら写真はDavid Boynton。【 Na Pali: Images of Kaua'i's Northwest Shore/David Boynton 】⇒Koke‘e その2 ~ Eddie Kamae ~ Norman Ka‘awa Soromonの経歴はいまいち見つからず...。ただしやはりKaua‘i島に根差すミュージシャンとして活動している模様。いくつかアルバムをリリースしているが、このアルバムはKaua‘i島の美しや神秘的な空気に触発されて同じくKaua‘i島に済むミュージシャンたちとKaua‘i島にちなむ曲を収録したもの。そういう意味では前に紹介したKirby Keoughと同じですね。【 Koke‘e/Kaua‘i Kine/Kirby Keough 】⇒Koke‘e その30 ~ Kirby Keough ~ ちなみにこのアルバムに参加したミュージシャンをあげると同名異曲の「Koke‘e」で紹介したCindy CombsやKen Emerson、Bryan Kessler、Trey Thompsonのようだ。【 Koke‘e/Land of The Endless Summer/Cindy Combs 】⇒Koke‘e その16 ~ Cindy Combs ~ 【 Heart Jams/Bryan Kessler 】【 Holy Ground/Trey Thompson 】Norman Ka‘awa Soromonの「Koke‘e」アルバムをとおしてボーカルをとるのはNorman Ka‘awa Soromon。ギターだけの伴奏から静かにはじまり、少しずつ盛り上がりをみせるが、終始やさしさが伝わる「Koke‘e」。Norman Ka‘awa Soromonの素朴なボーカルがいい。冒頭の「I love Kaua‘i」はCindy Combsのもの。Ken Emersonのどこか可愛らしいスチール・ギターの音色がいい。文字どおりKaua‘i島への愛が伝わってくる。「Beautiful Kaua‘i」のような有名な曲ももちろんいいけどやっぱり「I love Kaua‘i」やオリジナルの「My Favorite Things」がいい。Kaua‘i島の自然だけでなくそこに住む人々が歌い込まれているところにグッとくる。【 Kaua'i Days/David Boynton 】ライナーには書かれてなかったけど、このアルバムの収益はKaua‘i島に住む子供たちへの募金としておさめられているらしい。
2018.12.19
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【 Koke‘e/Chance ‘Um Trio/Chance ‘Um Trio 】ちょっと変わった名前のバンド、Chance ‘Um Trio。ある時、Hawai‘i島のLaupahoehoeのDavid HenryとKate Burroughsは「Laupahoehoe Hula」という曲を知っている人を探していた。ロコたちに聴いてみると土曜の夜、LaupahoehoeにあるFifties Highway Fountainで演奏しているUncle Eddieにが知ってるというらしい。はたして二人はEdward Smithに会うこととなり次の夜に一緒に演ろうということになった。ちなみにこの「Laupahoehoe Hula」という曲はBill Kaiwaのデビューアルバムからのヒット曲。【 Laupahoehoe Hula/The Boy from Laupahoehoe/Bill Kaiwa 】いくつかカバーされているものがあるようです。【 Laupahoehoe Hula/Uluwehi Sings Na Mele Hula Aloha/Uluwehi Guerrero 】【 Laupahoehoe Hula/Maka hou/Konishiki 】そのセッションでのこと、HenryとBurroughsが知っているハワイアンを演ったあと、Uncle Eddieが二人の知らない曲を演ろうと言ってきた。知らない曲に躊躇する二人にUncle Eddieが「Chance ’um brah, jus’ chance ’um」とケツを叩いた。えーと「やろうよホラホラ!とにかくやってみようよ、ね?」って意味くらいかな?ともあれ、その夜をきっかけに三人は地元のパーティなどで演奏するようになったという...。Chance ‘Um Trioの「Koke‘e」カントリーっぽい、なんとものどかな「Koke‘e」ではあるんだけどなんかコーラスがいまいち中途半端な感じがする。まあ、なにかいろいろ求めすぎてもしょうがない。スチール・ギターの間奏でちょっと乱れるのもご愛嬌だ。エンディングにチカラが入ってるトコもまあ...。ベースでEddy Atkins、スチール・ギターでDwight Tokumotoが参加している。Dwight TokumotoはNino kaaiで紹介したこっちの「Koke‘e」でもスチール・ギターで参加している。【 Koke‘e/Nino kaai/Na Mele Hula 】⇒Koke‘e その40 ~ Nino Kaai ~ あらためてメンバーはDavid Henry、Kate Burroughs、Edward Smithの三人。今のハワイアンでは珍しいマンドリンを演奏するのがKate Burroughs、なのでジャケの左端か。ウクレレを弾くのがEdward Smithなので多分、右端。真ん中がDavid Henryだろう。ちなみにLaupahoehoeの町は1946年4月1日の津波で学校の生徒と先生が20余名亡くなっている。岬には慰霊碑がたっているようだ。この時の津波についてはこんな本も。【 The Tsunami Quilt: Grandfather's Story(Tales of Young Americans) 】
2018.12.18
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【 Koke‘e/Ka Hoku/Tony Tauvela 】ちょっと地味なジャケットだけど、このTony Tauvelaは日本に根をおろして活動を続けるハワイアン。ホノルルのラジオDJやディナーショーの司会をつとめながらクムフラのLeonard Kaleo nahenahe o nalani Beckに師事。その後George Naopeに師事し卒業。【 Among My Hawaiian Souvenirs/George Naope 】1986年に来日し、ハワイでのキャリアを生かして数多くのホテルでのショーやコンサート、イベントで活動。母方に日本人の流れをくむTony Tauvelaのハワイ語、英語はもとより日本語もおりまぜたそのステージの人気のほどがうかがえる。前回、紹介したKaulanaのコースケはこのTony Tauvelaに師事している。【 Kama Lei/Kaulana 】⇒1992年からHULAのスクール「mele`ohana」を開設し現在では日本各地にスタジオを開設。2005年にはその日本の生徒を引き連れメリー・モナークのフェスティバルの前夜祭へ出演している。Tony Tauvelaの「Koke‘e」ギターが奏でる伴奏がとてもスインギーな「Koke‘e」間奏はエレキギターがソロをとりちょっとジャジーな雰囲気。Tony Tauvelaの優しいボーカルに彩りを添えるコーラスの女性はなんと、Robi KahakalauとDarlene Ahuna!【 Sistah Robi/Robi Kahakalau 】【 Ulana Ke Aloha/Darlene Ahuna 】Tony Tauvelaの交友関係をいかした豪華なゲスト。ベースはHo'okenaでもベースを担当しているKamakaのウクレレ、Ukulele Hawaii IncのChris Kamaka。【 Ho'okena 5/Ho‘okena 】⇒Hawaiian Soul その14 ~ Ho‘okena ~「Koke‘e」の後の曲「Kawai Lehua A‘ala Ka Honua」や「He U‘i」でボーカルを聴かせるのはMakaha Sonsだ。【 Ke Alaula/Makaha Sons of Ni‘ihau 】ジャケットで損をしてはいるけどTony Tauvela選曲のハワイアンを豪華なメンバーで堪能できるお得なアルバムだ。自身がリーダーをつとめる「Leo Aloha」でも積極的なバンド活動を展開しているTony Tauvelaだが日本でなじみ深い曲をハワイアンにアレンジしたこんなアルバムもリリースしている。【 Kayo-Hula Vol.1/Ka Hoku/Tony Tauvela,Kaulana Kousuke 他 】
2018.12.17
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【 Koke‘e/Hawaiian Experience Live in Studio Vol.1/Johnny Williams 】コレは...、また検索泣かせな名前がきたもんだ...。ハワイアンで「Johnny」といえば、Johnny AlmeidaことJohn Kameaaloha Almeida。【 1897-1985/John Kameaaloha Almeida 】Williamsといえば、Andy Williams。【 To You Sweetheart, Aloha/Andy Williams 】すいません、Williamsは思いつかなかったです。でも、いいジャケだな。ちなみにJohnny Almeidaは盲目のミュージシャンで「Honolulu City Lights」で紹介したShawn IshimotoことBB Shawnが載ってたこの本でも紹介されています。【 盲目の音楽家を捜して/チチ松村 】【 Honolulu City Lights/John Valentine Presents Guitars of Hawaii today 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その2 ~ Shawn Ishimoto(a.k.a BB Shawn)~Johnny Williamsの「Koke‘e」。アルバムの冒頭からギター1本、弾き語りの「Koke‘e」だ。ちなみに全曲ギター1本の弾き語りでなかなか達者だ。スラック・キーではない。このシンプルな感じはオリジナルのDennis Kamakahiに近いともいえるがサビの始まりと終わりのブレイクが...。録音が「Live」だからなのかボーカルの良しあしがなんとも。「Live in Studio」ということだがLiveではなくStudioで独りでやってるっぽい。「Noho Pai Pai/Hene Hene Ko‘akaのようなメドレーは弾き語りならではの雰囲気もある。かわったところでは「Many Classis Moments」と「Moloka‘i」をカバーしているところ。【 The 40th Anniversary Best/Kalapana 】カタカナライナーに載っているJohnny Williamsの来し方について。Johnny Williamsは1958年8月25日、HonoluluにJohnとDorothyの長男として生まれる。父JohnはHonolulu港で52年も働くベテラン。自らの仕事「back-breaking lavor」と語る。母DorothyはJohnnyも含めた6人の子供の世話に明け暮れその日々を「tough job」だったと振り返る。そんな中でも「works hard, plays hard」がWilliams家の家訓(?)。父や祖母Camelita Demelloの歌うハワイアンが流れ音楽は生活一部だったという。7歳の頃には家にあったウクレレを練習していて持ちかえたギターを独学でマスター。14歳になると同級生のBen Lono kaumehiewaと金曜日に高校の集会で演奏するようになる。ついにはState Talent showのファイナリストとなり1976年にはラジオ局のコンテストに出場、「Ben and Aku」として名を知られるようになった2人は5人のバンドを組んで「Country Living」という曲を発表する。このバンドはHomegrownにもとりあげられWaikikiやハワイ各地で演奏していたようだ。1978年には父が働いていた会社に就職するが、音楽活動は継続。弟のJeffrey、友人のBenny BennitezとArchie Grantと「Kuliouou」というバンドを結成。スウィングやジャズの要素を取り入れたハワイアン・バンドとして活動していたという。こうしたローカルのミュージシャン追っかけだすとキリがないけど、いや人に歴史ありでけっこうおもしろかったりするなぁ...。【 Honolulu City Lights/IALAND RAIN/MICHAEL RAIN 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その2 ~ MICHAEL RAIN ~ 【 Honolulu City Lights/Na Mele Hapa Haole/Peter Pereira 】⇒Honolulu City Lights 発掘編 その3 ~ Peter Pereira ~
2018.12.16
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【 Koke‘e/Summer Strummin'/Langley Ukulele Ensemble 】Langley Ukulele Ensembleはカナダのブリティッシュ・コロンビア、Langley学区の11~20歳(現在は20歳以上も可?)の生徒たちで構成されるウクレレ・アンサンブルのグループ。グループの起源は1970年代にJ. Chalmers Doaneが始めた音楽プログラム。現在、グループを率いるのはPeter Luongo先生で、ハワイをはじめ世界中でツアーをするまでになっている。どこかでも紹介したが、Langley Ukulele Ensembleのハワイへのツアーについては映画「Mighty Uke」でも取り上げられている。【 Mighty Uke(マイティ・ウクレレ)/Langley Ukulele Ensemble, Jake Shimabukuro 他 】このグループから卒業したメンバーにはウクレレのソロ・プレイヤーとしてデビューを果たした人もいて、例えばJames Hillなんかもそうだ。【 On the Other Hand/James Hill 】Langley Ukulele Ensembleの「Koke‘e」。あまりないアレンジの前奏から女性陣のボーカルに始まり男性陣のコーラスが加わる。ウクレレのアンサンブルとはいえ、インストだけでなくボーカルもとる。ソロを担当しているのはPeter Luongo先生の息子、Paul Luongo。いい意味でハワイアンっぽくないアドリブ演奏を展開している。アンサンブルという形態をいかしてハワイアンばかりでなく他のジャンルのスタンダード曲にも挑戦している。「Surfin' USA」や「Johnny B Good」はともかく「Russian Dance」や「Hungarian Dance」なんかではウクレレとは思えない、ウクレレの源流にあった楽器の音色を想起させる。ソロパートの腕前はもちろん、それぞれの曲で飽きないアレンジも素晴らしい。今回の「Koke‘e」の音源はベスト盤ともいえる「Greatest Hits」から。実際のオリジナルのアルバムは「Summer Strummin'」なんだけどグループのサイト以外ではなかなか入手が難しそう。【 ウクレレ・ラプソディ/Langley Ukulele Ensemble 】「Summer Strummin'」は「Greatest Hits」のジャケットの真ん中の列、一番上のがそうです。【 Koke‘e/Summer Strummin'/Langley Ukulele Ensemble 】一方で、Langley Ukulele EnsembleはKu‘uipo Kumukahiの「Hawaiian Soul」でも紹介したこのアルバムに収録されている。【 Waikiki Aloha/Sheraton~Resort Of Hawaii/Langley Ukulele Ensemble 】毎年、シェラトンでライブをしているみたいなので、その関係かな。
2018.12.11
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【 Koke‘e/Back To My Roots/Danny Estocado 】前回紹介したJeff PetersonはPanioloの父のもと、Maui島のHaleakala Ranchで育ったという。今回紹介するDanny Estocadoはジャケでも自ら「Maui's Hawaiian Cowboy」と名乗っているので多分そうだと。Panioloの起源はメキシコからやってきたCowboyというしその風貌がなにより物語っているような...。Hawaiian Cowboyとしての来し方は本人のサイトでもちょっとわからなかったが活動はラスベガスが中心らしく1994年にデビュー、これまで5,6枚くらいのアルバムをリリースしている。【 風至空地/なぎら健壱 】じゃなくて、こっち。【 My 9th Island Paniolo Ranch/Danny Estocado 】Danny Estocadoの「Koke‘e」ドラムからはじまる軽快なカントリー調の「Koke‘e」Danny Estocadoのボーカルがちょっと甘口だがミドル・テンポでドライブに最適な「Koke‘e」だ。ここまでカントリーに寄った「Koke‘e」はなかったかも。「Blue Darlin'」ではファルセットも聴かせてくれる。「Koke‘e」と同じDennis Kamakahiの「Kou Aloha Mau A Mau」ではシンプルな弾き語りでDanny Estocadoのシブい声が堪能できる。アルバムではDanny Estocadoはテナー・ギターを弾いている。スラック・キー・ギターやウクレレを担当しているのはSonny Lim。Paniolo Styleと言われるSonny Limは相性がいいのかもしれない。【 Slack Key Guitar:The Artistry of Sonny Lim/Sonny Lim 】スチール・ギターの他にドラムやベースがしっかりきいていてハワイアンでありながらカントリー・ミュージックでもありこういうのもたまにはいいかなと思ってしまう。Danny Estocadoのアルバムのジャケほとんどがテンガロン・ハットをかぶった写真かイラストで「Maui's Hawaiian Cowboy」のコピーがある。4枚目にあたるこのアルバム「Back To My Roots」ではいつものようにジャケはPaniolo Styleで決めるかと思いきやタロ芋をバックに子供との3ショットの写真だ。「Back To My Roots」とは家族のことだったようだ。【 Country Livin'/Danny Estocado 】どうやら日本にも来ているようなんだけどカントリー系のフェスではHawaiian Cowboyとして有名なミュージシャンなんだろうか。知らなかったらごめんなさい。もちろんハワイでの活動もやっていて2013年のMoloka‘i島のMoloka‘i Ranchのロデオ大会でははるばるラスベガスからやってきて盛り上げた、とコレの載ってました。
2018.12.05
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【 Koke‘e/Island Breeze/岡田克子 】1973年、岡田克子さんは日立造船のハワイアン同好会フラヒタチアンズに参加後、1985年にNHKのオーディションで合格。その後さらにハワイアンを志向し同年、岡田正一郎とともにエルアエコーズを結成。このアルバムは1988年リリースの岡田克子さんの1stアルバムにあたる。ハワイの自主製作というかインディーズというかそういう人はこれまでいくつか紹介してきたけど...。⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その2 ~ MICHAEL RAIN ~ それでは岡田克子さんの「Koke‘e」スチール・ギターとコーラスが特徴的な「Koke‘e」。岡田克子さんのボーカルがオールド・ハワイアンを彷彿とさせる優しげでいい。ビブラフォンを加えたりジャズアレンジの曲もある。選曲も有名どころ、というわけではなくなかなか凝った趣。ライナーでは" このアルバムの制作意図は営利を目的としたものではありません。 日頃私達が行っているハワイアン・ミュージックを真摯に追及したものです "と語られている。このアルバムの後、1994年にIsland Breeze ⅡをJerry Byrdとの共演でリリース、2000年にはIsland Breeze Ⅲをリリースしている。【 Master of the Steel Guitar 1/Jerry Byrd 】残念ながら2011年に相棒の岡田正一郎さんは亡くなられたようだけど岡田克子さんは活動をされているんだろうか。いつまでもお元気で...。
2018.12.03
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【 Koke‘e/Na Mele Hula/Nino Ka‘ai 】このアルバムはMP3の音源でしか手にはいらなさそう。こっちのアルバムはタイトルこそ違うけど収録曲は同じ、しかも手に入りやすく、日本版なのでライナーも読みやすいのでオススメ。【 Koke‘e/Hula Mana/Nino Ka‘ai 】このアルバムはHawai‘i島在住でアロハシャツで有名なSig Zaneのオフィスへ勤める吉田玲子さんのチョイス?によるコンピレーション・アルバム。【 クムカヒ ハワイ島のフォークロア/シグ ゼーン 】スーパーバイザーとしてKawaihaeの神保滋さんがクレジットされている。【 Kawaihae 2/Kawaihae 】プロデュースしているのは「Honolulu City Lights」でも紹介したKohalaのCharles Michael Brotman。【 Honolulu City Lights/KOHALA/KOHALA 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その1 ~ KOHALA ~このアルバムではSonny LimやこのNino Ka‘ai等、Hawai‘i島在住、あるいは縁のあるミュージシャンの演奏した曲を集めている。【 Slack Key Guitar: The Artistry of Sonny Lim/Sonny Lim 】そんなコンピアルバムの中のNino Ka‘aiによる「Koke‘e」ボーカルとウクレレをNino Ka‘aiが担当。シンプルなウクレレのストロークによる伴奏とひたすら優しく素朴な声で歌う「Koke‘e」。コーラスのKevin Kealohaのこれまた優しい声と相まって聴いた中では一番ほのぼのとする「Koke‘e」かもしれない。実はNino Ka‘aiについてはあまり情報が得られなかった。Mele Hulaというオムニバスのシリーズにも参加しているようだ。【 Ku‘u Home ‘O Kahalu‘u/Mele Hula Vol.3/Nino Ka‘ai 】自身の名義のアルバムでは1枚見つかった。機会があれば聴いてみたいけど...。【 Kahuliau/Nino Ka‘ai 】たまたまネットでひろった「Kohala Mountain News」ではHawai‘i島、Kohala地区で2014年に30周年をむかえたKohala Country Fairの主催者をつとめているようだ。真ん中の男性がNino Ka‘aiらしい。この「Hula Mana」のCharles Michael Brotmanによるライナーでは「ユニークなボーカル・スタイルは、コハラ・コーストの 高級リゾートになくてはならない存在であり、 甘い声とその体格から多くのファンがIsrael Kamakawiwo‘oleになぞらえている」という。【 Facing Future/Israel Kamakawiwo‘ole 】ちなみにNino Ka‘aiの「Koke‘e」も含めて「Hula Mana」のアルバムから選ばれた曲がこのアルバムに収録されている。【 Koke‘e/Music for Reading from Spice of Life ""Hawaii"" by Naoko Shimada/Nino Ka‘ai 】KOHALAやCharles Michael Brotmanのレーベルから選曲されてはいるけど、せっかくなのでオリジナルを何枚か集めた方がいいんじゃないでしょうか...。
2018.12.01
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【 Koke‘e/Kama Lei/Kaulana 】Kaulanaは2001年に結成したグループ。今のメンバーはKOSUKE(Vocal&12string Guitar)、KANAYAMA(Ukulele&Guiter)、KUMIKO(Bass&Vocal)の3人。フロントマンのコースケはクムフラであるTony Tauvelaからフラ、歴史、ハワイ語を学び、ハワイのフラコンペティションでの入賞・優勝の経験もあるという。Kaulanaの3rdアルバムにあたるこの「Kama Lei」は2007年のHawaii Music Awards International Hawaiian部門にノミネート、4thアルバムの「Nani Ailana」は同じく2008年のHawaii Music Awards International Hawaiian部門を受賞し、【 Nani Ailana/Kaulana 】2009年には5thアルバムの「Kaleokapuokamaunalani」が2年連続で同部門を受賞している。【 Kaleokapuokamaunalani/Kaulana 】そして6thアルバムの「'Ohana」が2012年のNA HOKU HANOHANO AWARD International Album of the year を見事受賞している。【 'Ohana/Kaulana 】Kaulanaの「Koke‘e」MAUNALUAのバージョンを思わせる軽快に流れる「Koke‘e」間奏はウクレレがソロをとっている。最初と3つめのAメロのボーカルはKANAYAMAだろうか、それとも当時メンバーのTERATANIだろうか。この声がオリジナルのDennis kamakahiっぽく聴こえる。⇒Koke‘e その1 ~ Dennis kamakahi ~しかしこのアルバムをジャケットを見せられずに聴いたらネイティブのハワイアンが演っているものと思うかもしれない。それくらいガッチリ、ハワイアンだったりして歌によって変わるコースケのボーカルがロコな、ワイルドな味わいを醸し出す。2014年リリースのアルバムでは「Hawaiian Soul」でも紹介したKupaoaとの共作になっている。⇒Hawaiian Soul その6 ~ Kupaoa ~Kaulanaはカウラナエンターテイメントに所属していてそこではフラ教室の運営、ハワイアン・ミュージシャンのプロデュース、コンサートやライブ等のハワイアン・イベントの企画をやっているとのこと。そうしたプロデュース業からかそれとも関西発のハワイアンだからだろうか、この「Kama Lei」のライナーの裏表紙やページの1/3くらいがハワイアン関連の広告だったりする...。見せられないのが残念。【 Mohala/Kaulana 】
2018.11.29
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【 Koke‘e/世界夢紀行シリーズ カウアイ島編/ ? 】この世界夢紀行シリーズは「Honolulu City Lights」でも2つほど紹介していました。【 Honolulu City Lights/世界夢紀行シリーズ ハオレ編/Milton Lau 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その3 ~ Milton Lau ~ 【 Honolulu City Lights/世界夢紀行シリーズ ハワイアン・ピアノ編 3/Pierre Grill 】⇒Honolulu City Lights ピアノ編 その2 ~ Pierre Grill ~企画はマヤ・ソフトプランという会社のもの。世界夢紀行ながら、ほぼハワイアンのみというシリーズ展開。カウアイ島編 「人恋しく、優しい心が伝わるカウアイミュージック」ハワイ島編 「雄大なスケールのビッグアイランドミュージック」マウイ島編 「清々しく心を癒す歌声マウイミュージック」オアフ島編 「エキサイティングなオアフミュージック」モロカイ・ラナイ島編 「心の扉をノックするモロカイミュージック」アロハ編 1~3 「どの島にも属さないハワイ全島のハワイアン・ソング」マハロ編 1~3 「島別6島編に収録しきれなかった島に属するハワイアン・ソングのオムニバス編」ハオレ編 1~2 「メインランドの白人によって作られた英語のハワイアン・ソング」パニオロ編 「ハワイアン・カウボーイ・ソング」ハワイアン・ピアノ編 1~3 「ハワイアン・ソングをリゾート感あふれるピアノで奏でています」で、この「人恋しく、優しい心が伝わる」カウアイ島編に「Koke‘e」が入ってるわけなんですが、載ってはいるもののダレがどの曲をやっているのかはわからない...。なんかコピーが甘くてつづりは間違ってるかも...。Dric Kaieo Yaris(vo uku) Hoku Char Ta‘aia(vo)Sarah Perteas(vo) Joyce Okinaka(vo)Maka Herrod(vo)Ernest Paimera(sg)Raymond Darte(b)Alberto Genovia(g)Wes Kaui(g)ハオレ編の「Honolulu City Lights」ではMilton Lauがやってるってわかったのってなんでだっけ...?ともあれ、世界夢紀行シリーズ カウアイ島編の「Koke‘e」ゆっくりとしたギター、ウクレレ、ベースのトリルとサビからはじまる「Koke‘e」。スチール・ギターも加わってハワイアン風味が増していく。途中で転調したりもする。ボーカルは2人の女性、ということは...、4人のウチ、Sarah Perteas、Joyce Okinakaかな。女性ボーカルであったもののうちではまずまずな「Koke‘e」かな。Joyce Okinakaはこのオムニバス・アルバムにもクレジットがありました。【 アイランド・シャワー ベスト・オブ・トラディショナル・ハワイアン エコル 】
2018.11.27
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【 Koke‘e/HULA Le‘a Vol.2/Pai‘ea 】Pai‘eaはStewart Kawakami(ボーカル、ギター、ウクレレ)Barrett Awai(ボーカル、ベース)、Dean Wilhelm(ボーカル、ギター)の三人組で2000年にデビューしたユニット。【 He Ho'ohanohano/Pai‘ea 】「Pai‘ea」はKamehameha大王の幼名で、三人はKamehameha Schoolの卒業生でもある。残念ながらその年のナ・ホク・ハノハノ・アワードは‘ale‘aが受賞してしまった。【 kaulupono/‘ale‘a 】Pai‘eaがトリオでつくったアルバムはこの1枚でその後のPai‘eaはBarrett Awai、Dean Wilhelmの二人ということらしい。この「Koke‘e」についても「HULA Le‘a」の企画で二人によるもののようだ。ちなみにStewart KawakamiはMike Juddと別のユニットMakaleiを立ち上げている。【 Pehea Ka Lawai‘a/Makalei 】Pai‘eaの「Koke‘e」ギターとベースだけのシンプルな演奏。ボーカルをとっているのはどっちだろうか。口の中で響く加山雄三みたいなシブイ声だ。アルバムの豪華な面々と選曲、コンセプトからすると少しシンプルすぎるような気がしないでもない。もう1曲「My Little Grass Shack In Kealakekua In Hawaii」を演奏しているが、ハパ・ハオレ・ソングのこっちの方がボーカルも演奏も合っているような気がする。二人のPai‘eaは以前「Hawaiian Soul」で紹介したこのコンピ・アルバムにも2曲ほど参加している。【 Sailing/Sheraton~Resort Of Hawaii/Pai‘ea 】【 Pretty Girl/Sheraton~Resort Of Hawaii/Pai‘ea 】⇒Hawaiian Soul その12 ~ Ku‘uipo Kumukahi ~ さらにPai‘eaの二人は前に「Koke‘e」で紹介したKawika Kahiapoと【 Koke‘e/Ho‘Omaluhia/Kawika Kahiapo 】⇒Koke‘e その28 ~ Kawika Kahiapo ~ Israel"IZ"Kamakawiwo‘oleやThe Sons of HawaiiのMoe Kealeと血縁にある、【 Facing Future/Israel"IZ"Kamakawiwo‘ole 】【 South Sea Island Magic/Moe Keale 】Walt KealeとKaukahiというユニットを立ち上げている。このKaukahiは2007年のナ・ホク・ハノハノ・アワードを受賞している。【 Life in These Islands/Kaukahi 】
2018.11.25
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【 Koke‘e/Aloha‘Aniniau/Leilani Rivera Bond 】Leilani Rivera BondはKaua‘i島に生まれ育ったミュージシャン。クムフラとしての資格を持ち、来日もして日本でも人気があるらしい。困ったことにLeilani Rivera Bondの名前自体は有名なのに情報はあまりなかったりする。ディスクガイドなんかでも紹介がないのが意外だ。【 Na Hoku O Ka Lani/Leilani Rivera Bond 】ただオムニバスのアルバムには参加しているものがあって「Hawaiian Soul」で紹介した「Sheraton~Resort Of Hawaii」に「My Heart Will Go On」が収録されていた。【 My Heart Will Go On/Sheraton~Resort Of Hawaii/Leilani Rivera Bond 】ちなみにこのアルバムのタイトルはジャケットの鳥の名前、aninaiauから来ている。この鳥はKaua‘i島の固有種でしかもKoke‘eに生息しているらしい。Kaua‘i島の他のミュージシャンと同じようにKaua‘i島をよりどころとしているようだ。Leilani Rivera Bondの「Koke‘e」ギターのシンプルな前奏からはじまる。Leilani Rivera Bondの声は可愛らしい少女のようだ。他の「Koke‘e」では聴かれないコーラスアレンジも爽やかだ。バンジョーで参加しているのは同じKaua‘i島在住のPaul Togioka。【 Ki Ho'alu Inn/Paul Togioka 】ちなみに前に紹介したKirby Keoughはマンドリンで参加している。これもKaua‘i島のミュージシャン同士のつながりからなのかな。【 Koke‘e/Kaua‘i Kine/Kirby Keough 】「Koke‘e」の次に収録されている「Koke‘e I Ka La‘i」も素晴らしい。オリジナルのアルバムをもちょっと探してみよう。【 Na Hana A Ke Aloha/Leilani Rivera Bond 】
2018.11.23
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【 Koke‘e/Strumming My Ukulele/Troy Fernandez 】「Hawaiian Soul」でも紹介したスゴ腕のウクレレ・プレイヤー、Troy Fernandez。【 Hawaiian Soul/Hawaiian Style Ukulele/Troy Fernandez 】⇒Hawaiian Soul その5 ~ Troy Fernandez ~ 1991年にErnie CruzとKa‘au Crater Boysでデビューした後、【 Valley Style/Ka‘au Crater Boys 】Chino Montero、Nathan Nahinuと1995年にPaloloを結成。【 Kaliuwa‘a/Palolo 】「Hawaiian Soul」、とても1本では弾いているとは思えないほどの多彩であきさせない演奏だったけど、今回の「Koke‘e」はどうか...。Troy Fernandezの「Koke‘e」その見た目よりも(失礼)爽やかな歌声でTroy Fernandez自身がボーカルをとっている。どうやらコーラスもTroy Fernandez自身。ベースも自分でやっていて、唯一Jeff Rasmussenがギターで参加している。【 Another Rainbow/Jeff Rasmussen 】どこかカントリーチックな「Koke‘e」。この「Koke‘e」ではそのウクレレのテクニックも控え目な感じだ。エンディングにその不完全燃焼具合が...。アルバムのタイトル曲の「Strumming My Ukulele」では軽快なリズムとTroy Fernandez自身を歌ったような歌詞が。「Ku‘u Home ‘O Kahalu‘u」ではギターの腕前も披露。いや、このスラック・キー・ギターの心地いいこと。しかもいっそうボーカルが映える。そして「Somewhere Over the Rainbow/What a Wonderful World」。IZのどこまでも優しいボーカルもいいですが、Troy Fernandezの明るいボーカルもなかなか。ウクレレのソロも入ってます。ぜひ聴き比べてみてください。【 Somewhere Over the Rainbow/What a Wonderful World/Facing Future/Israel"IZ"Kamakawiwo‘ole 】「Strumming My Ukulele」というアルバムのタイトルに反してウクレレ以外でもかなりイケる、というTroy Fernandezをあらためて知ることができました。【 Ride Time/Troy Fernandez 】
2018.11.22
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【 Koke‘e/‘Opae‘ula/Abrigo‘Ohana 】‘OhanaつながりでDe Lima Ohanaの次はMau‘i島の3人組の兄弟ユニットのAbrigo‘Ohana。奥の方からスラック・キー・ギター、ウクレレ担当の兄 Timi、主にウクレレ担当の妹 Emily、そして一番ちっちゃいのが弟のQuinnが主にパーカション(ウォッシュタブ・ベース?)を担当している。3人ともボーカルをとることもある。日本でも認知度が上がっているらしくテレビでもとりあげられたみたいで、今現在だとそれぞれ19、16、12歳あたりではないかと。なんか公式につながらないな...。アルバムはこれも含めて2枚出してるみたいです。リーダーとして兄のTimiが2人に音楽を教えているそう。妹のEmilyはボーカルをGenoa Keaweに影響を受けていて弟のQuinnは3歳から遊びをかねてパーカッションを始めたらしい。Abrigo‘Ohanaの「Koke‘e」2本のギターは多分TimiとEmilyの演奏。曲の途中ではなく最後でギターのアドリブ・ソロの構成の「Koke‘e」さすがにQuinnのウォッシュタブ・ベースは入ってない模様。Timiの落ち着いたリードボーカルにEmilyがコーラスを添える。初々しさがより爽やかな気持ちにさせてくれる「Koke‘e」です。【 Ekahi/Abrigo‘Ohana 】この画像でQuinnが持ってるのがウォッシュタブ・ベースなんだろうな。「Ohana」というハワイ語は「家族」という意味ではあるがそこには「絆」の意味が大きく含まれているらしい。Abrigo‘OhanaもFamilyではなくてハワイ的な意味も含めて「Ohana」があってそうだ。日本語だと「○○家」なんだろうけどどうも日本家屋の玄関先か茶の間のイメージになっちゃうな。BrothersやSistersだとそのままなんだけど。【 決定盤 こまどり姉妹大全集/こまどり姉妹 】【 浪花の演歌師/宮史郎とぴんからトリオ(ぴんから兄弟) 】【 宇宙兄弟/小山宙哉 】
2018.11.16
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【 Koke‘e/MAGIC ISLAND/KUKUI NUTS BAND 】「Honolulu City Lights」の発掘編でも紹介していたKUKUI NUTS BAND⇒Honolulu City Lights 発掘編 その1 ~ KUKUI NUTS BAND ~あらためて、森嘉彦さんの率いるKUKUI NUTS BANDは1985年結成。京都生まれの森嘉彦さんは13歳よりスチールギター、ギター、ウクレレを独習。 20代の頃「大橋節夫とハニーアイランダース」に参加したり1983年にはハーブ・オオタのツアーメンバーに3年間参加。現在はハワイアンコンテンポラリーバンドKUKUI NUTS BANDと、ウクレレジャズコンボMAGIC ISLANDを主宰。KUKUI NUTS BANDの「Koke‘e」ボーカルはYUMI OKAMOTOさんとAKIKO OKAMOTOさん。コレもどちらかではあるんだけど区別はつかない。割とスウィンギーなKoke‘eだ。とことどころ本来のメロディのはずしたボーカルが好みが分かれるのかもしれない。個人的にはあまり好きになれなかったな...。
2018.11.14
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【 Koke‘e/Pure Slack Key/Jeff Peterson 】「Honolulu City Lights」でも尺八奏者のRiley Leeとの共作で紹介したJeff Peterson。【 Honolulu City Lights/Maui Morning/Riley Lee & Jeff Peterson 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その2 ~ RILEY LEE & JEFF PETERSON ~Maui島のHaleakala Ranchで育ったJeff PetersonはPanioloとして働く父のそばで幼い頃からスラック・キー・ギターに慣れ親しんできたという。映画「ファミリー・ツリー」でも使用されている音源の「‘Ulili e」や「Pua Lani」をJeff Petersonが演奏したものだ。【 ファミリー・ツリー(原題:the Descendants)/Blue-ray 】現在はハワイ大学でギターの教授(講師?)として教える立場としての活動もしているようだ。Jeff Petersonの「Koke‘e」アルバムの1曲目からはじまる、伴奏なし、Jeff Petersonのギター1本で奏でる「Koke‘e」静かにはじまったかと思えば、時おりわずかばかりの激しさも交えた引き込まれるような演奏。アドリブ・ソロでも華麗なテクニックを披露している。この「Koke‘e」スラック・キー・ギターっぽさはひょっとしたら薄めなのかもしれないがギター・インストとしての爽快感はこの上ない。エンディングも聴いてきた「Koke‘e」とはまた違うけど雰囲気は十分。このアルバムは2008年のナ・ホク・ハノハノ・アワードBest Instrumental Albumを受賞。「Kaimana Hila」や「‘Ulili e」といったスタンダードを取り上げながらも「Almost Home」や「Once in Waikiki」のようなオリジナルの印象に残るメロディの曲も披露している。先に挙げたRiley Leeとの共作以外にもNathan AweauとのMAMOというユニットでのアルバムもリリースしているが、【 MAMO featuring Nathan Aweau & Jeff Peterson 】活動はハワイだけにはとどまらず、Eric Clapton、Boz Scaggsといったミュージシャンとも共演している。2005年のGrammy賞、ハワイアン・ミュージック部門で受賞、2010年のナ・ホク・ハノハノ・アワードではBest Slack Key Albumを受賞している。【 Maui on My Mind/Jeff Peterson 】
2018.11.09
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【 Koke‘e/Ho‘ina/Omi 】なんとなくDancing Cat RecordsのレーベルっぽいジャケでもこれはAlu Boy Recordsというレーベルらしい。本人はパッと見、Ozzie Kotaniっぽいかも。【 Kani Ki Ho‘alu/Ozzie Kotani 】カタカナライナーも何枚か綴りのわりとしっかりとした作りですべての曲にハワイ語と英訳の歌詞が載せられている。アルバムのタイトル曲にもなっている「Ho‘ina」はFarewell Giftというサブ・タイトルもつけられていてOmiの父にささげられたものらしい。警官姿の写真がライナーに載っている。Omiの「Koke‘e」ギターが思わせぶりなイントロを奏でたところにかぶってくるスチール・ギターがなんとも心地いい。朴訥としたOmiのボーカルも素朴で悪くない。スチール・ギターで参加しているのは前回の「Koke‘e」で紹介したGreg Sardinha。アルバムに収録されているDennis Kamakahiの曲「Lei Ko‘ele」にもあわせて参加している。【 Hawaiian Steel Vol.4/Greg Sardinha 】⇒Koke‘e その8 ~ Greg Sardinha ~ スチール・ギターのアドリブ・ソロから転調する感じがイイ!ハミングで終わるエンディングもイイ!上手いとかじゃなくて好きな「Koke‘e」だ。ボーカルは負けてるかもしれないが疾走感ならMaunaluaのにも負けてないぞ。多分。【 Koke‘e/ho‘okanaka/Maunalua 】⇒Koke‘e その3 ~ Maunalua ~ Omiはボーカルと12弦ギター、ウクレレを担当。曲によってはファルセットも聴かせるようにジャケットのルックスよりも爽やかなボーカルだ。あまり有名どころではない曲をとりあげているところもマニアックだ。ハワイアンだけでなく、なんかポップスまでやってるし。でもやっぱハワイアンを歌ってる方がしっくりくるかな。以前、「Kani‘alu」というグループと演奏した経験があると書いてるんだけど、確かにAmazonでも「Kani‘alu」というグループがヒットするんだけど、「Kanilau」じゃないよな?なんかややこしいな。【 Kanilau 】視聴も買うこともできないがOmiはもう1枚アルバムをリリースしているらしい。【 Ho`ala Hou Na Mele/Omi 】こちらの選曲もちょっとマニアックだ。そのうち手に入るだろうか...。
2018.11.04
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【 Koke‘e/Kaua‘i Kine/Kirby Keough 】Kirby Keoughの情報が例によってまた少ない。O‘ahu島でもスタジオ・ミュージシャンとして活躍していたらしくAmy Hanaiali‘iのアルバム製作等に携わっていたらしい。【 Pu‘uhonua/Amy Hanaiali‘i 】そうしたスタジオ・ミュージシャンとしての重宝されたのはこのジャケットからもわかるようにギター、ウクレレ、マンドリン、ベースとなんでもこなせるKirby Keough自身の腕によるものだったようだ。ちなみにこのアルバムを知ったのはこのガイド本で紹介されていたのがきっかけ。【 地球の歩き方リゾート カウアイ島&オアフ島/地球の歩き方編集室 】しかしこの「Kaua‘i Kine」の意味がなんとも...。「あの感じ」の意味の「Da Kine」の「kine」なのかな。ともあれ、Kaua‘i島に根差すミュージシャンとしてKen Emersonたちと活動しているようだ。【 Hawaiian Tangos, Hulas & Blues/Ken Emerson 】Kirby Keoughの「Koke‘e」ちょっと他ではないようなキーの落ち着いた感じの「Koke‘e」いやナイロン弦のギターのせいかな、なんかイージー・リスニング的ななんとも違った意味でなごむ「Koke‘e」だなぁ。アルバムの他の曲はハワイアン・ミュージックのKaua‘i島編ともいうべき、Kaua‘i島にちなむものばかり。どこかKaua‘i島のビーチの音も入れてたりして和みます。【 Koke‘e/世界夢紀行シリーズ カウアイ島編 】こっちとは違ってネイティブな感じがあっていいです。最後の曲の「Kaua‘i Kine」だけがオリジナルだろうか。これを聴くと「Kaua‘i Kine」の意味は「Da Kine」のそれと同じようです。「Da Kine」については、この本の室矢憲治さんのレポート。Da Kine Musicを探す、言葉にできない「あの 感じ」。【 ハワイ音楽パラダイス/Sandii 山内雄喜 】" まさにこれはハワイなんだ、と心の底から言えるような気持ちを、 それこそ純粋にハワイ訛りで行ったとき 「ダ カイン」という言葉が出てくる。 英語で書くならば「that kind」だ "【 Da Kine: Conversations With the People Who Create Hawaiian Music/Burl Burlingame, Robert Kamohalu Kasher 】【 ハワイの魅力をさらに深く知るための10冊/特集:ハワイ・ローカルヒーローへの旅/Coyote No.4 】" 「ウィンドワード・オアフ」という古い言葉がある。 風が吹き、山の頂には雨雲がとまり、雨が降り、ばか大きな樹が生えて葉がしげり、 赤さびの古いピックアップ・トラックが走っていく。 運転している男は、その自動車の赤さびと同じような陽やけとしわとを持っている。 ウィンドワード・オアフ。 ウィルソン・トンネルの、いつとおっても雨が降っているか 雨がさっきあがったばかりのような雰囲気の入口に、胸がときめく "【 ダ・カインとは、どんなもの?/僕が書いたあの島/片岡義男 】いや、このアルバム、地元感出ててめちゃめちゃ気持ちいいです。ニワトリの鳴き声まで入ってるし。このペナッペナのジャケット兼ケースの感じもなかなか...。最後にKirby KeoughとKaua‘i島の仲間たちの参加しているアルバムをいくつか。【 Hawai'ian Christmas Song (feat. Pancho Graham, Kirby Keough & Millicent Cummings)/Christmas from Hawaii 】【 Oh Mamacita (feat. Kirby Keough, Ken Emerson, Bill Griffin & Darryl Miyasato)/Morningstar Blues/Terry J. Low 】
2018.10.28
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【 Koke‘e/Nave Nave/Vaihi 】サモアンの血をひくKONISHIKIに続いてはまさるともおとらない体格のタヒチアンのバンドを。Vaihiは重厚なハーモニーと演奏が特徴的なタヒチアン・バンド。Aaron Kaonohi、Bruce Naluai、Peter"Pico"Lakatani、Sam langi Jr.の4人組。このアルバムのジャケやライナーには載ってないけど4人ともまさにタヒチアンな体格の持ち主。【 Vaihi/Vaihi 】【 Vaihitian/Vaihi 】このアルバムはファンからの要望や彼らタヒチアンのルーツであるポリネシア、ハワイへのリスペクトから生まれたようです。Vaihiの「Koke‘e」ギターとキーボードにのせたスキャットからはじまる「Koke‘e」。カントリーっぽくもありながらコンテンポラリーよりのアレンジ。いい意味でかなり明るく軽めな「Koke‘e」かも。アルバムには「Hawi‘i‘78」という選曲も。メッセージ性の強いこの曲がVaihiのハーモニーにのせて、よりグッと響きます。【 Hawi‘i‘78/Facing Future/Israel Kamakawio‘ole 】ハワイアンとは直接関係なくてジャズよりの選曲であるけど「バークリー広場のナイチンゲール」なんかも演っている。昔、George Adamsが演ってたな。【 A Nightingale Sang in Berkeley Square/George Adams 】Vaihiは日本でも人気があるらしくリリースしたアルバムから選曲した日本編集版もある。【 ハロー!ヴァイヒ/Vaihi 】「Koke‘e」も初めての日本ツアーの際にクム・フラであるEiko Tsujiにすすめられたという。ケアリィ・レイシェルやハーブ・オータが参加しているこのアルバムなんかでも「明日があるさ~サーフィン編」を。【 アロハの贈りもの~ハワイアン・スタイルで聴くJ-POPS/V.A. 】
2018.10.15
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【 Koke‘e/Ho‘Omaluhia/Kawika Kahiapo 】Kawika Kahiapoは前に紹介した96744のメンバーと同じ、O‘ahu島の東側、Windward沿い、Kane‘oheの生まれ。【 Koke‘e/Livin' Country/96744 】⇒Koke‘e その13 ~ 96744 ~ SamuelとJosephineの子供、6人の中の5番目の子として生まれWindwardの緑豊かなKo`olau山脈の自然に育まれた。Windwardの自然以外に、ウォッカのボトルを引っさげてジャムセッションの興じるGabby Pahinuiを見て育ったからには進むべき道は決まっていたようなもの。17歳の時にデビュー、Palani Vaughan等と活動し、2007年にはナ・ホク・ハノハノ・アワードのSlack Key Artist of the Yearを獲得している。【 meet Palani Vaughan and the Sunday Manoa 】Kawika Kahiapoのスラック・キー・ギターのプレイをフィーチャーしたこのアルバムは、2015年のナ・ホク・ハノハノ・アワード、Slack Key Album of the Yearを獲得。Kawika Kahiapoの「Koke‘e」インストが多いアルバムの中でボーカルをとるKawika Kahiapo。伴奏も歌い方も他の「Koke‘e」と異なる、がより静かでおおらかな空気を感じさせる「Koke‘e」だ。歌い方も伴奏も異なる「Koke‘e」だけど違和感を感じさせない、本来持つイメージが保たれたなかなか聴けないアレンジの「Koke‘e」だ。アルバムは12曲中、「Koke‘e」を含む5曲がカバー、7曲がKawika Kahiapoのオリジナル。カバーでは共演してるJack Johnsonのナンバー「Constellations」が。このトラックで聴こえるもう1本のギターはJack Johnson自身らしい。【 Constellations/In Between Dreams/Jack Johnson 】スラック・キー・ギターの音色が生きるカバーに比べて「Kealohi」や「Moon Rising」といったオリジナルではどこか悲しげなメロディにフルートや自然音が重ねられて自然を意識した荘厳な雰囲気が漂う。このアルバムは10年近くかかってつくられたものらしい。そのためかJack JohnsonのMango Tree Studio以外にも「Honolulu City Lights」で紹介したPierre GrillのRendezvous Recording Studio等でもレコーディングされている。【 Honolulu City Lights/世界夢紀行シリーズ ハワイアン・ピアノ編 3/Pierre Grill 】⇒Honolulu City Lights ピアノ編 その2 ~ Pierre Grill ~その腕前からかレコーディングに関わった作品は78を超え、前出のJack Johnson、Palani Vaughanにくわえ、Melveen Leed、Brother Noland、Leon and Malia、Kelly Boy De lima(De Lima Ohana)、Cyri Pahinui、Dennis Kamakahi、Daniel Ho、Martin Pahinui、Rene Paulo等々これまで紹介したミュージシャン...。こんなアルバムにもkahu Kawika Kahiapoとしてクレジット。【 Aloha Ke Akua/Na Kahu/kahu Kawika Kahiapo 】同じくこのアルバムは、2015年のナ・ホク・ハノハノ・アワード、Island Music Album of the Yearを獲得。機会があればこっちも入手してみようかな...。【 Ku'u 'Aina Aloha/Kawika Kahiapo 】
2018.10.10
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【 Koke‘e/Tiny Island/‘Ano‘ano Pacific Ensemble 】ジャケは悪くないんだけど...、あ、あのジャケに似てるかな、「Honolulu City Lights」でジャケだけ紹介したBrothers Cazimeroのアルバム。⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その3 ~ BROTHERS CAZIMERO ~ 【 HAWAIIAN PARADISE/Brothers Cazimero 】残念ながら‘Ano‘ano Pacific Ensembleなるユニットがこの「Tiny Island」というアルバム以外に見つからない...。そんなわけでMP3で「Koke‘e」を購入。他の曲は...、30秒ほど視聴で済ます...。‘Ano‘ano Pacific Ensembleの「Koke‘e」今まで聴いた「Koke‘e」で一番ロック、いやポップなアレンジの「Koke‘e」か?ギター、ウクレレ、スチール・ギターをバックに男性がボーカルをつとめる。サビでは女性のコーラスも加わる。スチール・ギターはハワイアンというよりもカントリーのソレな感じだ。間奏ではギターが奏でるメロディにハーモニカが加わるのでよりカントリーチックだ。‘Ano‘ano Pacific Ensembleとは多分、カントリーのバンドなんだろう。でもちょっとドラムがチープに聴こえるしボーカルもイマイチ弱いかなあ...。まあとりあえず、いろいろある「Koke‘e」のバージョンを聴けたということで...。
2018.09.27
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【 Koke‘e/Mele Hula/三橋信夫とマウイ・セレナーダス 】このアルバムはハワイの現地製作盤らしくライナーもすべて英語表記。表ジャケにちっちゃく「Only for Hawaii and USA」と載ってます。せっかくなので南かおるさんに続いてこの本から紹介させていただきます。【 アロハ!メレ・ハワイ 日本ハワイ音楽・舞踏史/早津敏彦 】三橋信夫さんは昭和9年(1934年)東京生まれ。ハワイアンに興味を持ったきかけは従兄弟がバンドを組んでいたこと。しかし、中学から大学一年まではクラシックでフルートを専攻していたらしい。その後、大学在学中の昭和31年(1956年)にスチール・ギターをはじめマウイ・セレナーダスを結成。米軍キャンプまわり等で演奏し、一時他のバンドを経て再び、昭和42年(1967年)にマウイ・セレナーダスを再結成する。筆者の早津敏彦によるとマウイ・セレナーダスの魅力は計算されたアレンジ、ベテランと若手サイドメンのコンビネーション、洗練されたヴォーカル・ハーモニーである、という。【 レッツ・フラ ベスト A to K/三橋信夫とマウイ・セレナーダス 】三橋信夫とマウイ・セレナーダスの「Koke‘e」男性コーラスと女性コーラスが豊かに歌い上げる「Koke‘e」ファルセットではない重厚なコーラスが心地いい。こうしたコーラスもまたハワイアンなんですね。どの曲に参加とまでは載ってないものの、こちらもボーカルとして参加したゲストは豪華。この4人が参加している。【 Love Songs With Memories/Nina Kealiiwahamana 】【 He Is Hawaiian Music/Benny Kalama 】【 An Hawaiian Happening with Iwalani Kahalewai/Iwalani Kahalewai 】【 Poina‘ole‘ia/Gary Aiko 】【 ディスクガイドシリーズ(27) HAWAIIAN MUSIC/山内雄喜 】山内雄喜さんの解説にもあるが、アルバムをとおして感じたのはまさしく「Hawaii Calls」のサウンド。このユルユルになっていく心地よさ...。ライナーはその曲の解説や歌詞まで載ったしっかりしたもの。日本盤ではない、何かこだわりのようなものを感じる。このアルバムは輸入盤の扱いですが、上にも載っけたようにシリーズものでマウイ・セレナーダスのアルバムは手に入るようです。【 レッツ・フラ ベスト P to W/三橋信夫とマウイ・セレナーダス 】
2018.09.16
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【 Koke‘e/Kupu A‘e/The De Lima Ohana 】兄弟でユニットを組んでいるミュージシャンが多いハワイアン。【 Honolulu City Lights/Honolulu City Lights/KEOLA & KAPONO BEAMER 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その1 ~ KEOLA & KAPONO BEAMER ~ 【 Honolulu City Lights/20 YEARS HOKU AWARD WINNING SONGS/BROTHERS CAZIMERO 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その3 ~ BROTHERS CAZIMERO ~ 今回紹介するThe De Lima Ohanaはメンバー全員が家族というバンド。「Ohana」自体がハワイ語で「家族」を意味で「De Lima」はこの家族の名字なので、まんまですね。アルバムのタイトルの「Kupu A‘e」も強さや成長の象徴であるシダ類の植物の意味らしいです。一番左のお父さん、Kellyがバンドの発起人らしく最初の子供、Kapenaが生まれた時にはすでに考えていたらしい。今でも家族、というかバンドの指導者でもあるようです。The De Lima Ohanaの「Koke‘e」ギターとウクレレのトレモロにのせてゆっくりとしたサビから入る「Koke‘e」。ボーカルはお母さんのLeolaniがとっている。二人の娘が添えるコーラスが可愛らしいですね。他のアップテンポの曲でもそうだけど軽快で後打ちが効いたアレンジになっている。どこかスカっぽいかも。左から4番目、娘のLiloに抱きついているのがお母さんのLeolani。もともとボーカルの勉強をしていたらしく、2005年のHawaii Art Song Contestのセミ・ファイナリスト。9曲目の「Pa‘au‘au Waltz」ではその力量のほどが。5番目のKelly父さんに激似の男性が長男のKapena。1988年生まれのKapenaは5歳から父のバンドで演奏していたらしい。ピアノ、ベース、ウクレレ、ギター、ドラムとなんでもこなすがJerry Byrdを尊敬していてスチール・ギターも好きだという。「Lei Nani」ではファルセットでボーカルをとっている。2番目のKelly父さんの横にいるのが長女のKalena。1991年生まれのKalenaも5歳からボーカル、ピアノ、ドラムサックスを学び、12歳でDe Lima Ohanaに参加。ファルセットボイスが得意らしい。3曲目の「Aia i ka la‘i」や6曲目の「Alika」でその美しいファルセットが聴けます。息ながっ!最後に真ん中が末っ子のLilo。1994年生まれで姉のKalenaと同じく5歳からピアノ、トランペットベースのレッスンを始め12歳でDe Lima Ohanaに参加。兄が学校いない時に主にベースを担当している。ベースだけでなく10曲目の「Ulupalakua」ではボーカルも披露。Ulupalakuaといえばハワイ産とは思えないしっかりした味のおいしい赤ワインがあります。値段も手ごろなのでぜひ。【 ウルパラクア レッド 】最近ヒットしたこのオムニバスアルバムにも多数参加しています。【 Wonderful Hawaiian~relax with Hawaiian standard songs/V.A 】しかし息子はお父さん似、娘はお母さん似、と説明が必要ないほどですね。ところでこの、○○ Ohanaというユニット名は英語だと○○ Familyとかなんだろうけど、日本語だとやはり「○○家」という感じだろうか。
2018.09.08
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【 Koke‘e/Classic Hawaiian Hulas Vol.1/George Kahumoku Jr. & Daniel Ho 】Hula Songをテーマに、George Kahumoku Jr.がスラック・キー・ギターとボーカルを、Daniel Hoがウクレレで伴奏を、という企画アルバム。Vol.2、Vol.3までリリースされている。【 Classic Hawaiian Hulas Vol.2/George Kahumoku Jr. & Daniel Ho 】【 Classic Hawaiian Hulas Vol.3/George Kahumoku Jr. & Daniel Ho 】ちなみにジャケットの画はGeorge Kahumoku Jr.のもの。ケース盤面の中に「art work」と載ってました。レーベルはDHCから。もちろんあのDHCではなくて、Daniel Ho主宰の「Daniel Ho Creations」の方。たしかにDHCもこんな企画CDがありますけど...。【 Sound Collection Konishikiのハワイアン・ソング/Konishiki 】O‘ahu島、Kaimukiの出身のDaniel Hoはウクレレ以外にもピアノ、ドラムもちろんスラック・キー・ギターもこなすマルチ・プレイヤー。Daniel HoはHonolulu City Lightsでも紹介してましたね。【 Honolulu City Lights/Roy Sakuma Presents Hawaiian Classics/Roy Sakuma, Daniel Ho 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その1 ~ Roy Sakuma, featuring Daniel Ho ~George Kahumoku Jr. & Daniel Hoの「Koke‘e」スラック・キー・ギターとウクレレが織りなす伴奏に朴訥とした声でGeorge Kahumoku Jr.が歌い上げる。曲がすすむにつれてゆるやかに盛り上がりをみせる「Koke‘e」シンプルだけどどこか力強さを感じさせる演奏だ。アルバムの冒頭「Pua Hone」のどこか悲しげなメロディ、これは...、グッと来ずにはおられない...。ちょっとゆったり目の「Hi‘ilawe」はGabby Pahinuiのそれをを彷彿とさせるGeorge Kahumoku Jr.の歌いっぷり。【 Pure Gabby/Gabby Pahinui 】曲全体にほどよく彩りを添えるDaniel Hoのウクレレも素晴らしい。ギターだけより明るさや華やかさが加わって聴いていて飽きがまったく来ない。George Kahumoku Jr.はHawai‘i島の出身。Kahumoku家は6世代にわたってHulaを継承する家系という。George Kahumoku Jr.は父であるGeorge Kahumoku Sr.にスラック・キー・ギターを習ったようだが、デビューは弟のMoses Kahumokuとのユニット、Kahumoku Brothersだった。【 Sweet and Sassy/The Kahumoku Brothers 】【 Ho‘okupu/Moses Kahumoku 】ソロ・デビューはDancing Catからの「Drenched By Music」スラック・キー・ギターを継承する中堅世代として活躍している。【 Drenched By Music/George Kahumoku Jr. 】
2018.08.30
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【 Koke‘e/SIMPLY HAWAIIAN/Free & Easy 】Free & EasyはO‘ahu島のWaimanaloとMa‘ili出身の若者で結成されたグループ。Kevin Kealohaがウクレレとスラックキー・ギター、リードボーカル、Dell Dela Penaが12弦のアコースティック・ギターと一部リードボーカル、Cullen Spencerがベース、コーラスはみんなでとる。伝統的なハワイアン・ミュージックを基本としながらレゲエやコンテンポラリー・ミュージックを取り入れるのがFree & Easyの特徴らしい。Free & Easyの「Koke‘e」ウクレレのソロからはじまる。リードボーカルの優しげだがそれ以上に他のメンバーのコーラスがゴツい見た目と違って爽やか。2コーラス目を転調させているのもあまり見ないアレンジ。3コーラス目の終わりからグッとテンポを落として終わったりなかなか凝ったつくりになっている。アルバムが「SIMPLY HAWAIIAN」というだけあって他の収録曲もスタンダードな曲ばかり。それらを爽やかなボーカルであくまでシンプルに仕上げていて好感が持てる。ライナーにはメインのメンバーとして↑の3人がクレジットされているがジャケ裏に写っているメンバーの写真は4人。Charles Recaidoという人がアコギとレコーディングのエンジニア、この企画自体をつとめているらしく、たぶん雰囲気からすると左端の人なんじゃないかと思う。あとはかろうじてウクレレを持ってるところから左から3人目がKevin Kealohaっぽい。ちなみにジャケと写真にはメンバーのDell Dela Penaが関わっているらしい。前出の96744と同じ見た目はちょっとワイルドな雰囲気だけどファルセットを多用したスタンダードなハワイアン・バンドでした。なかなかいいです。
2018.08.13
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【 Koke‘e/Ku Kahi/Faith Ako 】Faith AkoはHawai‘i出身のミュージシャン。このアルバムはFaith Akoの1stアルバムにあたる。60年代、70年代はその時代の人がそうであったように音楽はロックに傾倒していたという。高校、大学ではヴォーカルとピアノに取り組んでいてモー・タウンやLinda RonstadtやNorah JonesやNatalie Coleからオールディーズを楽しむという。その後、80年代にはカリフォルニアへ引っ越すことになるが70年代からはじまるハワイアンの再評価の影響から移住先でも自身のルーツであるハワイアン・ミュージックへ積極的に取り組んだようだ。Faith Akoの「Koke‘e」とてもゆったりした心地いいリズムの「Koke‘e」だけど自身の声をコーラスに重ねたボーカルとギターの音色が相まってどこか電気的な響きがするところが残念だ。アルバムの冒頭ではKumu Hula、Shawna Alapa‘iによるチャントからはじまる。ウクレレ1本の弾き語りでIZへのオマージュらしき「Somewhere Over The Rainbow~What A Wonderful World」のメドレーも入っている。【 Facing Future/Israel "IZ" Kamakawiwo'ole 】アルバムでは8弦ウクレレとキーボードボーカルを本人が担当。そしてベースとプロデューサーを務めるのは前にで紹介したHauulaのメンバー、Tarvin Makia。アルバムの最後「You Make It Hard」ではふたりのデュエットを聴くことができる。【 Hauula is Mele Ohana At The Maui Prince Hotel/Hauula 】⇒Hauula is Mele Ohana At The Maui Prince Hotel90年代にはサンフランシスコで演奏活動。フラのダンス・パフォーマンスも取り入れたという。ライナーにはつながりのあるのHalauも載っている。ちなみにプロフィールに載っている彼女の娘 FelilaはそうしたHalauでフラを習得したらしいが、そこのクム・フラであるShawnaは、Kahauanu Lake TrioのKahauanu Lake夫人、Maiki Aiu Lakeの血統であるらしい。【 Hawaiian Style/Kahauanu Lake Trio 】以降はウクレレとキーボードをメインにカリフォリニアでのハワイアンを中心とした活動で今にいたる模様。Faith Akoで検索すると個人のサイトの他にNapa ValleyのWine Country Entertainmentというイベント会社?が出てくる。ワインとあわせたエンターテイメントのサービスらしいがその中のハワイアン・ミュージックの担当がFaith Akoのグループらしい。【 Papaku/Faith Ako 】【 Kulaiwi/Faith Ako 】
2018.07.16
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【 Koke‘e/Mele from the harp/Anela Lauren 】ハワイアンといえどもウクレレやスラック・キー・ギタースチールギターばかりではなくて、以前にも紹介したようにトリニダードトバゴのスチールパンなんかでやってるミュージシャンもいる。【 Honolulu City Lights/Aloha from Hawaii/Greg and Junko MacDonald 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その2 ~ Greg and Junko MacDonald ~今回紹介するAnela Laurenはケルティックハープ奏者。島つながりとはいえ、また北の方まで飛んじゃったな...。4歳からピアノをはじめて、大学時代にジャズを勉強。2001年からハープをはじめたという。なぜハープなのか? という理由はちょっと見つかってないです。住まいのあるカウアイ島で結婚式やフェスティバル、コンサート、パーティと各種イベントでハープを演奏しているとのこと。ちなみにこのアルバムには以前紹介したCindy Combsがスラック・キー・ギターで参加している。【 Koke‘e/Land of The Endless Summer/Cindy Combs 】⇒Koke‘e その1 ~ Cindy Combs ~Anela Laurenの「Koke‘e」最初のコーラスをハープだけで次はスラック・キー・ギターがメロディを奏でもう一度ギターをバックにハープがメロディという構成。音数が少なめでわりとシンプルな演奏だ。最後の方にグリッサンドでハープらしさが増す。カウアイ島の自然を表現するにはハワイアンの楽曲とうまくマッチしているようです。アルバムではチェロをバックに奏でる「Sanoe」や「White Sandy Beach」がいい。メロディのよさも手伝ってハワイアンとはまた違う味わい。Anela Laurenはもう一枚アルバムを出しているがこっちはハワイアンではなくて、なんとGreatful Deadのカバー。【 Harpin' On the Dead/Anela Lauren 】ジャケの感じもGreatful Deadのそれっぽい?こっちのアルバムではハープだけでなくボーカルも披露している。ちなみにこの「Harpin' On the Dead」のアルバムの売り上げの10%は、Greatful Deadが設立した慈善団体のRex財団に贈られることになっているようです。
2018.07.08
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【 Koke‘e/Ho Omau: To Perpetuate/Ho‘opi‘i Brothers 】Brothers Cazimeroに続いて兄弟ミュージシャンの「Koke‘e」を。Ho‘opi‘i Brothersは1935年3月28日生まれの兄:Solomon、1941年3月15日生まれの弟:Richardのコンビ。Maui島のKahakuloaに生まれたふたりはGenoa Keaweのレコードを聴いていたこと、母と通う教会で讃美歌を歌うことをとおして音楽と触れ合うようになった。【 Luau Hulas/Genoa Keawe 】長年に渡ってトラディショナル・ハワイアンをレパートリーとし、ふたり共にファルセットで歌うデュオのスタイルを築いた。Ho‘opi‘i Brothersの「Koke‘e」Never more say good-byeのアカペラからはじまる。ウクレレのみをバックにここではファルセットは多用せず二人の野太く力強いボーカルを聴かせる。わりとテンポの速めの「Koke‘e」でその辺の道端で演ってる感があって気持ちいい。他のハワイアン・スタンダードはファルセットをこれでもかと聴かせまくる。スチール・ギターのバック等と相まって脳みそがトロけそう。Cill Outすること間違いなし。Ho‘opi‘i Brothersは長い活動を経て、1996年にはアメリカの芸術基金から民族遺産の栄誉を与えられている。また翌1997年にはナ・ホク・ハノハノ・アワードも受賞している。【 Aloha From Maui/Ho‘opi‘i Brothers 】残念ながら兄のSolomonは糖尿病の合併症から2006年に亡くなられているようです。ハワイアン・ミュージックが継承される中、黎明期の方々も段々少なくなってきているのですね。【 Na Mele Henoheno/Ho‘opi‘i Brothers 】
2018.07.01
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【 Koke‘e/Aloha/Love Notes 】Love Notesは1989年にトランペッターのヒロ川島さんとボーカリストの井上真紀さんを中心に結成されたユニット。チェット・ベイカーが晩年、構想していたバンド名がその由来。その根底にJAZZがあるのは当然ながら、ジャンルにとらわれない音楽活動を続けているが、ハワイアンはLove Notesが取り組む音楽の中では大きな割合を占めるようだ。1996年には井上真紀さんがウクレレの巨匠、Ohta-Sanとのジョイント・アルバム「Pua Olena」をリリースしているし、PUA OLENA【 Pua Olena/井上真紀 】ヒロ川島さんは同じくOhta-Sanとのコラボレーション・アルバム「WAVE」をリリースしている。【 WAVE/ヒロ川島 Ohta-San 】そして2004年に日本とハワイで同時発売「Island Magic」はハワイの「Annual Music Award」にノミネートされている。【 Island Magic/Love Notes 】Love Notesの「Koke‘e」ボンッと大きく刻むベースをバックに、つまびくギターが伴奏の「Koke‘e」ベースの音が壮大な渓谷を想起させるようだ。井上真紀さんの優しげなボーカルに、サビでヒロ川島さんのコーラスが添えられる。ハワイアンの空気は少し薄い気もするけど癒しの音楽ではあるようだ。この「Koke‘e」が入っているアルバムは「All as One」「Voyage」とのミニアルバム三部作。【 All as One/Love Notes 】VOYAGE (永遠への船出)【 Voyage/Love Notes 】この三部作からセレクトしたアルバム、「ときをこえて」でも「Koke‘e」を聴くことができます。【 ときをこえて/Love Notes 】Love Notesは地球交響曲(ガイアシンフォニー第一番~三番)とのジョイント・イベントもしていたとのこと。【 地球交響曲 ガイアシンフォニー 第三番 】写真家の星野道夫さんの死にまつわるシンクロニシティがスゴイ。そこにホクレア号とナイノア・トンプソンが...。
2018.06.24
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【 Koke‘e/Hauula is Mele Ohana At The Maui Prince Hotel/Hauula 】O‘ahu島出身で96744に続いて紹介するのは96717、は郵便番号でKaneoheよりももっと北側、といってもHaleiwaとはまだ島の北側をはさんでの反対側にある町、Hauulaと同じ名前のバンド。ちなみにHauulaとは「赤い木」の意味。ライナーを見る限りではこの3人がHauula出身とは書かれてないけどアルバムに入っているオリジナル曲「Forever Friends」ではO‘ahu島の北部、Kahukuでの少年時代、フットボールチームの思い出が盛り込まれているから間違いではなさそうだ。Hauulaの「Koke‘e」3人のささやくようなコーラスが特徴の「Koke‘e」曲調はカントリー。しかし静かな「Koke‘e」だ。フェイドアウトするのも珍しいかな。アルバムでは11曲中、7曲がTarvin Makiaのオリジナル。カバーではこんなところが。【 Home in the Islands/Henry Kapono 】冒頭のオリジナル「The Hula」。とある女性のHulaの所作というかその様子を歌ったものらしいが曲調はHulaではなくBossaだったりする。もちろん「Noho Paipai」があったりカントリー調の曲があったりこの辺は「At The Maui Prince Hotel」のとおりジャンルを問わずなんでも対応できるエンターテイナーぶりを発揮している。オリジナルの「It's In Hawai‘i」にグッとくる...。いやこんな単純な曲だからこそいいんだ...。こんなの聴いたら帰りたくなくなるなよなぁ....。Hauulaのメンバーはジャケの真ん中、ベースとボーカルのTarvin Makia、リードギターがAl Villeran、リズムギターがWayne Kamakeeaina、なんだけどどっちがどっちなのかは不明。サポートメンバーでドラムやコンガが入るが「Noho Paipai」にSpecial PersonとしてHenry Allenが参加している。【 Blue Hawaii/Henry kaleialoha Allen 】どちらかというとスチール・ギターのプレイヤーでは地味な方に入ってしまうかもしれないけど強力なサポートであることは間違いなさそうだ。
2018.06.17
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【 Koke‘e/トロピック・ランデヴー/南かおる 】このあたりで日本のハワイアンの先達の「Koke‘e」を。ライナーでも紹介されているけど、せっかくなのでこの本から紹介してみます。【 アロハ!メレ・ハワイ 日本ハワイ音楽・舞踏史/早津敏彦 】エセル中田さんと並ぶシンガー、南かおるさんは昭和13年(1938年)ホノルル生まれ。終戦を台湾でむかえ、引き揚げ後は身内の世話になりながら「苦労の少女放浪の日々」を過ごしたという。画家を目指した時期もあったようだが、昭和34年(1959年)にふとしたきっかけからハワイアンの女性歌手として活動をはじめポス宮崎とコニー・アイランダーズの「ハワイの饗宴」でデビュー。昭和36年(1961年)にはアルバム「パイナップル・プリンセス」でソロ・デビューを飾る。【 南国の夜 南かおるのすべて/南かおる ポス宮崎とコニー・アイランダーズ 】昭和37年(1962年)の日比谷公会堂での初リサイタルでは「アロハ・オエ」で感極まって歌えなくなった劇的シーンを展開した、とある。昭和43年(1966年)には北海道の千歳空港の近くの交通事故で瀕死の重傷を負うがその後回復し、ハワイの伝説のラジオ番組、Hawaii Callsへの出演も果たしている。最近では国内でのハワイアン・イベントにも積極的に出演されていたようですが平成27年(2015年)4月にお亡くなりになられたとのことです。【 ノースショアーの夕陽 ハワイアン・ヴォーカル決定盤 】南かおるさんの「Koke‘e」これはアレだ。Loyal Garnerへのオマージュかな。レゲエ・チックなアレンジがLoyal Garnerのバージョンそのまま。Pandanus Clubの演奏がゴキゲンだ。途中で転調するところなんかもあったりする。【 Koke‘e/Loyal/Loyal Garner 】⇒Koke‘e その4 ~ Loyal Garner ~ このアルバムは音楽生活三十周年記念ということでハワイの現地ミュージシャンが多数参加している。「Koke‘e」の演奏はPandanus Clubで、「Aloha Is」ではJerry Byrdのグループ、「Pikake」等ではBarney Isaacsのバンドがつとめている。そして「Hawaiian Lullaby」ではDon Hoまでヴォーカルで参加している。【 Master of the Steel Guitar 1/Jerry Byrd 】【 Hawaiian Touch/Barney Isaacs George Kuo 】【 Gold/Don Ho 】アルバムをとおして、まさに年季の入った南かおるさんのボーカルが素晴らしい。様式美としての古き良き時代のハワイアンが堪能できました。戦後、黎明期のハワイアン、ポピュラー・ミュージック・シーンを支えた先達に合掌。最近のオムニバス盤で復刻されているのはありがたい限りです。【 東京フラ娘 ゴールドレイ/南かおる&白石 信とナレオ・ハワイアンズ 】そういえばHonolulu City Lights 発掘編 その2で南かおるさんは紹介していました。⇒Honolulu City Lights 発掘編 その2 ~ 南かおる&白石 信とナレオ・ハワイアンズ ~
2018.06.04
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【 Koke‘e/Land of The Endless Summer/Cindy Combs 】この「Koke‘e」はDennis kamakahiのものではなくおそらくこのCindy Combsのオリジナル。ただせっかくなのでPiranha Brothersの「Hawaiian Soul」のときみたくのっけた次第です。⇒Hawaiian Soul ??? ~ Michael Piranha-Piranha Brothers ~Cindy Combsは1953年、サンディエゴの生まれ。両親がかつて居たハワイに移住することとなり、もともとピアノのできる彼女はウクレレを手にする。やがてJoni Mitchellのスタイルや、1971年当時のPeter Moon、Brothers Cazimeiroのような新世代のハワイアン・ミュージックに大きな影響を受けることとなる。18歳の夏にKeola Beamerのレッスンによるスラック・キー・ギターが、伝統的なハワイアンに根差す彼女のスタイルを確立することとなった。【 Slack Key Lady/Cindy Combs 】1993年にはKaua‘i島の作曲家のコンペで優勝、ナ・ホク・ハノハノ・アワードの候補にも挙がり「Sunny Rain」はグラミー賞のノミネート候補にも挙げられている。【 Sunny Rain/Cindy Combs 】Cindy Combsの「Koke‘e」スラック・キー・ギターとパーカッションのバックでCindy CombsがKoke‘eの風景を歌いあげる。リズムはボッサでも似合いそうな爽やかな曲だ。ハワイアンに根差しながらも、オリジナルにはこれまで聴いてきたり影響をうけたポピュラー・ソングやジャズの雰囲気が感じられる。こっちは一番新しいアルバム。【 Kiss Those Blues Goodbye/Cindy Combs 】コンピーレーションアルバムや他のミュージシャンの作品にも数多く参加していて、後に紹介するAnela Laurenのアルバムにもクレジットされている。女性では数少ないスラック・キー・ギタリストとしてかつ経験豊富な腕利きのミュージシャンとしてKaua‘i島を中心に活躍しているようだ。【 Medley: Kanaka Waiwai & Iesu No Ke Kahuhipa/Ki ho alu Christmas/Cindy Combs 】
2018.05.24
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【 Koke‘e/音のギフトBOX~ハワイアン/ ? 】「Honolulu City Lights」でも紹介した音のギフトBOX【 Honolulu City Lights/音のギフトBOX~ハワイアン/Zanuck Kapala Lindsey 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その2 ~ 音のギフトBOX ~ CD5枚組で3,000円は安い!CD80曲で3,000円は安い!5枚がこのプラケースに入ってる。ライナーはごく簡単な曲の紹介。オビには「ちょっとしたプレゼントに最適! 大切な人に喜んでもらえる、ボリューム感たっぷりの音の贈り物!!」ちょっとしたプレゼントに最適かどうかはわからないが、ボリューム感たっぷりなのは間違いない。コレがなぁ...。もう手放してしまって「Koke‘e」をダレが演奏しているのかわからないんだよなぁ...。おなじ「Koke‘e」をやっているThe De Lima Ohanaもこのオムニバスには参加しているらしいけど。【 Koke‘e/Kupu A‘e/The De Lima Ohana 】音のギフトBOX~ハワイアンの「Koke‘e」男性2人がリード・ボーカルを分け合いながらコーラスも2人でやっているようだ。後でボーカルをとっているのが「Honolulu City Lights」のZanuck Kapala Lindseyっぽくはあるけど、よくわからない。少なくともDe Lima Ohanaではなさそうだ。バックはギターとウクレレのシンプルな演奏。こーゆーアルバムなので奇をてらったアレンジではなくてその曲をたんたんと演っているという...。やっぱこのセットは元の曲どんなんだっけ?って時に便利かも。手放してしまって惜しいような惜しくないような...。せっかくなのでZanuck Kapala LindseyやThe De Lima Ohana、Ku‘uipo Kumukahi以外の参加ミュージシャンでPali Ka‘Aihueという人はAmazonで見つかる。あとはやっぱオムニバスのみかなあ。【 All in/Pali Ka‘Aihue 】【 フラ・ミュージック ベスト 】【 フラ名曲集 】
2018.05.12
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【 Koke‘e/Paina/KONISHIKI 】「Hawaiian Soul」でも紹介したKONISHIKIのアルバム「Paina」。⇒Hawaiian Soul その10 ~ KONISHIKI ~このオープニング・ナンバー「Koke‘e」。しかし「Honolulu City Lights」から始まってKONISHIKIはすべてカバーしてることになるな。【 Honolulu City Lights/KONY ISLAND/KONISHIKI 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その2 ~ KONISHIKI ~ アルバムにはバラエティに富んだKONISHIKIの仲間たちが参加している。家族に兄弟に同級生に、サザンの関口和之さん、IWAOさんに、GONTITI、武蔵丸、関口宏さん、と。アルバム「Paina」の「Koke‘e」演奏がベースラインから始まりウクレレとスラック・キー・ギター、スチール・ギターが、これでもかと南国気分を演出する。ここから聴こえる「Koke‘e」は山や渓谷の緑というよりもナパリ・コーストを彷彿とさせる海の印象だ。KONISHIKIの素朴で力強いボーカルが心地いい。2曲目の静かな「Sanoe」との対比もいい感じです。この「Koke‘e」はベスト盤のこっちでも聴けるみたいです。【 BEST OF KONISHIKI/KONISHIKI 】このアルバム「Paina」にも参加している山内雄喜さん。もちろん山内雄喜さんのアルバムにもKONISHIKIが参加してたりするんだけど、このアルバムのジャケは【 ハワイアン・コラボレーション/山内雄喜 】これかな。【 The Folk Music of Hawaii/Sons of Hawaii 】
2018.04.29
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【 Koke‘e/Livin' Country/96744 】96744とはアメリカの郵便番号からとったもの。O‘ahu島の東側、Windward沿い、Kane‘oheの街がそこにあたる。ジャケットの4人はKane‘oheの出身らしくそうすると顔が刻まれた山はたぶんKo‘olau山脈だろう。ちなみにKane‘oheは「竹の男」という意味らしい。メンバーの出身がKaua‘i島だったらバンド名は96796でNa Pali Coastの山肌を使っただろうな。【 Island Breeze/Jeff Peterson, Riley Lee & Kenny Endo 】メンバーは左の山肌からウクレレのKainoa、ギターのMakena、ベースのHenry、ギターのDennis。キーボードで参加しているGordon Broadが製作に携わっているようでサーフィン、あるいはロコのライフスタイルを称えて書かれた曲によるこのアルバムが4人のデビュー・アルバムとなっている。とりあえずは96744(ナインシックスセヴンフォフォーでいいのか?)の「Koke‘e」おお、思わせぶりな爽やかな前奏にのせてちょっと肩すかし気味な渋めのボーカルが入る。4人のうちの誰なんだろう...。バックがけっこう軽快で爽やかな感じなのでもうちょいはりきったボーカルがよかったかも。いや、でもけっこう「Koke‘e」としてはいいです。アルバムは、けっこう濃いめなのを警戒してたんだけどタイトル曲の「Livin' Country」をはじめにJawaiianが多いけど可愛らしい曲もあってコーラスきれいだし悪くない。もちろん「Koke‘e」だけでなくカバー曲もあるけどアルバムの冒頭、Everly Brothersの「All I have To Do Is Dream」の「Jawaiianアレンジは『金目当て』だ」と、どっかのライターに切り捨てられている。たしかにあえて1曲目でなくてもよかったかも...。【 The Very Best of Everly Brothers/Everly Brothers 】で、ライナーには例によって家族やメンバーへの謝辞が書かれてるんだけどMakenaのソレとか「2 my family 4 believing in me & da band」で「to=2」「for=4」のアレだなぁ。当たり前だけどハワイにもヒップホップの波が押し寄せてるんだなぁ。ちなみにゲスト・ミュージシャンとしてBB Shawnがエレキ・ギターで参加しているようだ。【 NO BOUNDARIES/BB Shawn 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その2 ~ Shawn Ishimoto(a.k.a BB Shawn)~ところで4人がハワイの出身ではなくてサウスダコタの出身だったらバンド名は57751でジャケにRushmore山を使ってたかな。【 Mount Rushmore(Pull Ahead Books) 】あ、先客がいた。【 In Rock/Deep Purple 】
2018.04.25
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【 Koke‘e/Kauai's Favorite Songs/Nathan Aweau 】このアルバムはCDでの入手ができなくてとりあえず「Koke‘e」だけをダウンロードで。「Honolulu City Lights」で紹介したNathan Aweau。【 The Hawaii Classic Series Vol.1~Vintage/Nathan Aweau 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その1 ~ NATHAN AWEAU ~ ステージ・ミュージシャンとしての経歴を積み、ソロ活動の他にKeli‘i Kaneali‘i脱退後のHAPAへの参加、2001年にリリースされたこのアルバムではナ・ホク・ハノハノ・アワードではを受賞している。【 E Apo Mai/Nathan Aweau 】Nathan Aweauの「Koke‘e」特徴的なギターのバッキングとベースがきいたアレンジ。どこかジャジーでそれでいて和みの「Koke‘e」風や自然の風景を感じさせる「Koke‘e」とは違って昼下がりの静かな街角のイメージが浮かぶ。Nathan Aweauのオトコっぽい声がやさしく響く。ところでこのKauai's Favorite Songsのジャケットは...、ありがちなイメージ先行のエロジャケだな...。ハワイアンの美女ジャケットというと南国の健康的なフラ・ガールのイメージとかだと思うけど。【 Hapa-Haole Hulas/The Kahauanu Trio 】Nathan Aweauのアルバムのジャケはシックなものが多いから関係ないところで出来上がったんだろうな。【 KANE‘OHE/Nathan Aweau 】ともあれ、このFavorite~シリーズのジャケはちょっとエロジャケの範疇に入ってしまうのでは...。【 Hawaii's Instrumental Favorites Vol.1/Nathan Aweau 】内容は観光PRプロモで聴こえてきそうないい意味でのユルいイージー・リスニング集。「Hawai‘i 5-0」なんかけっこうカッコイイ。コレはそうでもないか...。【 Hawaii's Favorites Music Vol.2/V.A 】あ、コレとかね...。【 Maui's Favorite Songs/Nathan Aweau 】こんなのとか...。【 Hawaii's Favorite Songs/Bruddah Aweau & His Hukilau Hawaiians 】このシリーズに限らずハワイもタヒチも太平洋全部ひっくるめて、南国エキゾチックなイメージがごっちゃになったジャケは多いけど...。直球。【 Hawaiian Dreams/Honolulu Sunshine Band 】コレも直球...、【 Siren Songs Of The South Seas 】...からの自主規制。【 Siren Songs of the South Seas/Pepe & Her Rarotongans 】ちなみにMaui's Favorite SongsのCDジャケはサイトに掲載されているものと同じだけど、Hawaii's Favorite Songsのジャケはバストアップのモノに自主規制。さらに気になったので「Siren Songs Of The South Seas」を実際に取り寄せてみると...、コッチはサムネイルの画像まんまだったけどコッチは「規制」をはずしたモノが届きました。注文の際に特に年齢確認はなかったけどね...。
2018.04.16
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【 Koke‘e/Hula 2/Robert Cazimero 】以前「Honolulu City Lights」で紹介したBrothers Cazimeroの兄、Robert CazimeroがHULAをテーマに取り組んだ作品の2作目。【 Honolulu City Lights/20 YEARS HOKU AWARD WINNING SONGS/Brothers Cazimero 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その3 ~ BROTHERS CAZIMERO ~ 最後に方にちょろっと茶化しちゃいましたね。すいません。だってイジってと言わんばかりの画だったので...。そのアルバムに「Koke‘e」が入ってたのであらためて購入。Robert Cazimeroの「Koke‘e」HULAとは言ってもフラ・カヒコではなくピアノだけをバックに独唱で歌う「Koke‘e」。リズムは一定でピアノはシンプルに伴奏をつとめRobert Cazimeroの大らかで豊かな声が響きわたる。どこか懐かしささえもだだよう安らぎの「Koke‘e」だ。同じ「Koke‘e」というワードが入ってる曲がSunday Manoaのアルバムにあるが、雰囲気が似てる。ボーカルをとってるのは同じRobert Cazimeroかな?【 Luka O Koke‘e/Sunday Manoa 3/Sunday Manoa 】HULAという言葉から連想するとちょっと趣きの違うこのアルバムかもしれいけど、これはこれでいいかも。【 Hula/Robert Cazimero 】最後にやはりこの「Hula 2」のジャケをイジっておこう。いや、イジられずにはおられんとです...。
2018.04.09
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【 Koke‘e/In Dreams Ma ka Moe Moea/Nick Castillo Nick Castilloはkaua‘i島を中心に活動するミュージシャン。そのファルセットボイスはカウアイの宝と称されているという。メインランドやカナダはもちろん、日本やオーストラリアでもライブの経験がある。kaua‘i島のKeoki's Paradise Restaurantが主な活動の場で独学のギターとハワイ音楽の先生であるDebbie Scarpellから声楽を習ったらしい。「Koke‘e」は入っていないが、アルバム「In Dreams」に入っている曲はこのオムニバスで聴くこともできる【 Sounds of Hawaii - Hana Hou/Nick Castillo,Ozzie Kotani... 】Nick Castilloの「Koke‘e」シンセサイザー、キーボードと笛で表現されたkaua‘i島の大自然のような演奏をバックにNick Castilloのファルセットが映える。ビートやリズムが強調された「Koke‘e」もいいけどやはりテーマであるカウアイ島のKoke‘eを表現したゆるやかに流れる「Koke‘e」はいいですね。何より驚くべきはNick Castilloのファルセットボイス。Dennis Pavaoに影響を受けたというものの、女性的なそのスタイルはとても特徴的だ。【 The Golden Voice Of Hawaii Vol.1/Dennis Pavao 】ジャケのトム・クルーズを思わせるような男前のルックスからは想像できない女性のような声。いや、女性にしか聴こえない......。冒頭、Nick Castilloのオリジナル「Kaua`i」から全編とおしてファルセットが響き渡る。その声はハワイアン・スタンダードである「Kimo Hula」や「Akaka Falls」でより一層魅力が増す。Nick Castilloのハワイアン・ネームは“Kalanakilaokalahuimakaleonahenaheokamanu”は「人々の成功は鳥の美しい歌声の中にある」という意味。いや、その名の通りの美しい声の持ち主です。【 Ka Huaka'I... The Journey/Nick Castillo 】
2018.04.03
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【 Koke‘e/Ka Makani/LAULA 】LAULAは1999年に結成され、湘南を拠点に活動をはじめたユニット。2004年に松井貴志(Vo,G)と来海大(Vo,Uku)の二人組としてデビューしている。「『 LauLa 』とはでハワイ言葉で 木が成長いていく過程で、少しずつ広がる枝に葉がついていき、 やがては 大きな木になるというイメージ。 その葉が広がるように『 大切なことを伝え広める 』」という意味があるらしい。【 MOHALA/LAULA 】アルバム「Ka Makani」は2004年にリリースされたアルバムでハワイアン・トラディショナルからカバー、オリジナルと多彩な内容になっている。LAULAの「Koke‘e」ウクレレとギターのシンプルなアレンジ。ライブで歌われることが多いらしくアップテンポでノせていく。終盤でベースが4つ刻んだり転調したりとあきさせない。ライブだったらたしかに盛り上がりそうだ。ただこのアルバムの中ではそうしたLAULAのレパートリーの1曲といった感じで他の曲の出来がそれ以上に素晴らしい。1曲目のKu‘uipo Kumukahiのナンバー「Out of the Blue」や「Pua Lililehua」といったハワイアンをカバーしながらも決してハワイアンにしばられているわけでもない。【 Out of the Blue/Ku‘uipo E Hula Mai Me Au/Ku‘uipo Kumukahi 】Ku‘uipo Kumukahiについては「Hawaiian Soul」でも紹介しましたね。⇒Hawaiian Soul その8 ~ Ku‘uipo Kumukahi ~ この曲のカバーなんかも。【 島唄/THE BOOM 】同じくらい印象深いオリジナルは松井貴志のファルセットと相まって爽やかさこの上ない、湘南スタイルともいうべき独自のものだ。この本でも"ハワイアン"からより幅広く"潮の香りのする音楽を奏でる、湘南のデュオ"と紹介されている。そして当然イベントではひっぱりだこだという。【 ロヘロヘ ハワイの音楽本/山内雄喜 藤崎真一 】7枚のアルバムをリリースしながら活動も続けているLAULA。これはすべて聴いてみる価値がありそうだ。【 DOUBLE RAINBOW BEST OF LARLA/Ka Makani/LAULA 】
2018.03.29
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【 Koke‘e/Hawaiian Steel Vol.4/Greg Sardinha 】「Honolulu City Lights」でも紹介したGreg Sardinha。「Koke‘e」が同じアルバムに収録されていました。【 Hawaiian Steel Vol.4/Greg Sardinha 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その1 ~ Greg Sardinha ~「Honolulu City Lights」ではかなりドリーミーな演奏を聴かせてくれたけど、「Koke‘e」ではどんな感じか...。Greg Sardinhaの「Koke‘e」ミドルテンポで演奏される「Koke‘e」「Honolulu City Lights」と同様、スチール・ギターの音色と特徴を生かして、フワフワしたメロディを奏でる。2コーラス目からは転調したメロディをウクレレ奏でスチール・ギターはバックにまわって、その音色が自然豊かな牧歌的なKoke‘eの風景を演出する。けっこう短めなところがちょっと残念。【 HULA Island Style Volume 1/Ruddy Lopez 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その4 ~ Ruddy Lopez ~「Honolulu City Lights」のところでも書いたけどGreg Sardinhaはバックで演奏することが多く、いろいろなアルバムにクレジットされている。彼のサイトなんか見ると、参加したアルバムの数がずらーっと箇条書きになってたりする。数少ない自分名義のこのアルバムは2014年のナ・ホク・ハノハノ・アワードのインストゥルメンタル部門で受賞している。【 Stainless/Greg Sardinha 】せっかくなので顔写真がのったこのアルバムをもう一回のっけとこう。【 Let It Be/The Beatles 】じゃなかった、コレ。【 Pahinui Hawaiian Band/Pahinui Hawaiian Band 】下段のふたりが似てる感じですが、左側がGreg Sardinhaです。後で気づいたんだけど、実はテレビのCMに出てることがわかった。大和証券の大和証券のCM、ダイワファンドラップ篇Look at the sky(上を向いて歩こう)でPeter Monnと共演している場面がチラッと。たぶんしばらくアップされていると思うのでチラッでよければ見てみてください。
2017.12.21
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【 Koke‘e/Pure Heart 2/Pure Heart 】いまやハワイアンに限らずとも知らない人は(多分)いないJake Shimabukuro。そのJake Shimabukuroがミュージシャンとしてデビューを飾ったのがこのユニット、Pure Heart。1998年にJon Yamasato(G,Vo)、Jake Shimabukuro(Uku)、Lopaka Colon(Per)の3人で結成したPure Heartはデビュー・アルバムで1999年のナ・ホク・ハノハノ・アワードのAlbum of the Year等、いきなり3部門で受賞してしまう。【 Pure Heart 1/Pure Heart 】その後、Pure Heartとしてはクリスマス・アルバムをリリースするがJon Yamasatoが学業に専念したいからとあえなく解散。【 Pure Heart 2.5/Pure Heart 】ジャケを同じデザインで作ってるところがいいですね。しかもどんどんあか抜けていく感じもいい。Pure Heartの「Koke‘e」予想としてはかなりパーカッシヴで盛り上がり系の「Koke‘e」では...。...予想に反してかなり穏やかな雰囲気の「Koke‘e」。Jon Yamasatoの見た目よりもはるかに大人びた声がDennis Kamakahiのそれを彷彿とさせる。ここではJon YamasatoのボーカルがフューチャーされていてJake Shimabukuroのウクレレは間奏でシンプルなメロディを奏でるにとどまっている。原曲の「Koke‘e」本来の雰囲気が忠実に再現されたいい演奏。ところどころanimal callsが...。アルバムの他の曲では期待を裏切らずウクレレが全開。「Stormy Monday」ではウクレレでBluesを。Pure Heartを解散したJon Yamasatoは結局その後ソロで活動。【 Best of 1996-2006/Jon Yamasato 】一方、JakeとLopakaはPure Heartのアルバムにもコーラスで参加していたGuy Cruz(G,Vo)、Andrew Mclellan(B)が加入して「Colon」を結成。【 The Groove Machine/Colon 】「Colon」の由来はLopaka Colonと「Koke‘e」にanimal callsで参加していたお父さんのAugie Colon。よりロックに寄ったアルバム「The Groove Machine」はナ・ホク・ハノハノ・アワードを受賞するもこれ1枚のみ。その後のJake Shimabukuroのソロ活動と活躍は知ってのとおり。【 Sunday Morning/Jake Shimabukuro 】ちなみに弟のBruce Shimabukuroもこのアルバム「Pure Heart 2」にウクレレで参加している。【 Incognitpo/Bruce Shimabukuro 】
2017.12.10
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【 Koke‘e/Kulia I Ka Nu'u/HAPA 】とうとうHAPAの登場。伝統的なハワイアン・ミュージックをHAPA流ともいうべきアレンジ、ミックスした音楽で席巻したHAPA。2015年発売のこのアルバムは新たに加入したKapono Na'ili'iliとの「第4期 HAPA」のアルバムにあたる。【 Ala Iki/Kapono Na'ili'ili 】アルバム名の「Kulia I Ka Nu'u」とは「頂上を目指せ」という意味らしい。ジャケットの山はマウナケアだろうか。しかし冒頭のタイトル曲は「Kulia I Ka Nu'u Fuji-san」!ジャケットの風景そのままのメロディにのせて富士山へ登れと鼓舞している!なんだかよくわからないけど、いいぞ! HAPA!♪ Sore wa kokoro no furusato, Fuji-san ! ♪そういえばBarry Flanaganはソロ名義でこんなアルバムと曲があったな。【 Kyoto/Instrumental Peace/Barry Flanagan 】富士山につづくHAPAの「Koke‘e」1曲目の流れを受けてパーカッションでリズムをきかせた「Koke‘e」がはじまる。コーラスの美しさも加わってサビでは思わずカラダを揺らす心地よさ。Waimea渓谷には雪は降らないだろうけど、そんなイメージだ。アルバムではカウアイつながりからか「Kaua‘i Beauty」や「Nani Kaua‘i」が。「Nani Kaua‘i」は冒頭、ラジオの雑音を加えて凝ったつくり。そして「Sanoe」や「Lei Nani」のようなスタンダードが盛りだくさん。「Sanoe」がこんなにかわるとは...。日本盤ボーナストラックとしてサンタナの「Europa」。変幻自在ですなぁ...。ついでにこれまでのHAPAを振り返ると...。1993年にデビューしてナ・ホク・ハノハノ・アワードで6部門を受賞した「第1期 HAPA」はBarry FlanaganとKeli‘i Kaneali‘iのコンビ。【 HAPA/HAPA 】その後、HAPAは分裂してしまう。池澤夏樹さんのこの本でも1990年前半あたりのHAPAが出てくるけど【 ハワイイ紀行 完全版/池澤夏樹 】HAPAのライブの冒頭でチャントを詠唱するCharles Kaupuも二人はそんなに仲が良くないと言ってたりしていたようだ。【 Ke Aka/Charles Kaupu 】そして2002年、Barry FlanaganはNathan Aweauと「第2期 HAPA」を結成。このアルバムで2006年のナ・ホク・ハノハノ・アワードを受賞。【 MAUI/HAPA 】そしてさらにその後、ソロを志向したNathan Aweauが脱退。2011年にはBarry Flanaganと旧知であるRon Kuala’auがボーカリストとして参加、これが「第3期 HAPA」【 TUAHINE/HAPA 】一番短かったのがこのRon Kuala’auとのHAPAだろうか。健康上の理由により脱退。2015年、現在に至る、というところらしい。メンバーがどんどん代わっていっても名前はまんまかわらず続いているグループは珍しくない。HAPAのサウンドはBarry Flanaganが演り続ける限り続くんでしょうね。また「半分」は代わっちゃうかもしれないですけど。【 Surf Madness/HAPA 】
2017.12.02
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【 Koke‘e/On The Road Live New York・Boston・Honolulu/Makaha Sons 】ボーカルをとっているのは前回のLoyal Garnerだけど名義はMakaha Sonsで、1996年に録音された各地でのライブ盤。スペシャルゲストとしてLoyal Garnerの他にRobi KahakalauやCyril Pahinuiが参加している。超有名なMakaha Sonsは2006年時点で30年をむかえているから今では40年を経た息の長いグループだ。【 ディスクガイドシリーズ(27) HAWAIIAN MUSIC/山内雄喜 】当初はIsrael"IZ"Kamakawiwo‘oleも参加していてバンド名もMakaha Sons Of Niihauだった。【 Pauna Hou Me Ke Aloha/Makaha Sons Of Niihau 】現在ではLouis Moon Kauakahi、Jerome Koko、John Kokoの3人で活動している。【 Ke Alaula/Makaha Sons 】Makaha SonsとLoyal Garnerによる「Koke‘e」アルバム冒頭の「Ke Mele Nei Au」とChinky Mahoeのチャントを加えた「Aia La O Pele/A Ka Luna o Puu Oni Oni」からつながるアレンジになっている。先に紹介し「Best of...」と同様レゲエのアレンジ。ライブなのでLoyal Garnerもノリノリで途中から観客の手拍子も加わる。【 Koke‘e/Loyal...The Best Of/Loyal Garner 】この「Koke‘e」はKoke‘eのみではなく「Maui Waltz」とのメドレーという構成。ノリノリの「Koke‘e」からLoyal Garnerの迫力あるボーカル聴かせるこの「Maui Waltz」も素晴らしい。ところでこのライブにはDennis Pavaoも参加してたりしてMakaha SonsとDennis Pavaoとのコラボと言えばこの曲がいいですね。【 Ka Loke/Makaha Sons & Friends/Makaha Sons 】ジョージー・クルーニー主演の映画「ファミリー・ツリー」(原題:the Descendants)でも挿入されていた「Ka Loke」です。【 ファミリー・ツリー(原題:the Descendants)/Blue-ray 】ちなみにこのツアーでの各人のコメントがライナーに載っていてLoyal Garnerは「パバロッティと同じ楽屋だなんて信じられない!」とコメントしていたり、他のメンバーもカーネギー・ホールでのイベントにとても興奮していたようだ。
2017.11.24
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【 Koke‘e/Loyal...The Best Of/Loyal Garner 】...ずいぶんとインパクトのあるジャケットですが...。ピンク色も手伝って、写真なのに昔のDr.スランプの頃の鳥山明さんのタッチの絵に見えてしまう。【 Dr.スランプ完全版 15 (ジャンプコミックス) 】と、言ってもこのアルバムは持ってなくて同じ「Koke‘e」が入っている(と思う)こっちを紹介します。【 Koke‘e/Loyal/Loyal Garner 】Loyal Garnerは以前「Hawaiian Soul」で紹介したNohelani CyprianoともLocal Divasを組んでいたシンガー。「Hawaii Today」で1976年にデビューした彼女は主にホテルのラウンジで活躍していたらしい。実際に聴いてみると、なるほど実力のほどがわかる。【 Local Divas' Christmas/Local Divas 】何度か引用させていただいている山内雄喜さんのこの本にも紹介されていて、やはりというかダイエットとリバウンドを繰り返したために亡くなられてしまったそうです。【 ディスクガイドシリーズ(27) HAWAIIAN MUSIC/山内雄喜 】Loyal Garnerの「Koke‘e」その見た目よりの印象とは違った渋めの声のLoyal Garner。アルバムに収録されたほかの曲とは異なり、レゲエアレンジの「Koke‘e」。テンポが早くスウィンギーなアレンジの多い「Koke‘e」の中でのんびりしたジャワイアンが心地いい。「Hello Honolulu」はぜひ生で聴いてみたい。これをホノルルのラウンジで聴いたら、さぞグッとくることだろう。「Chotto Matte Kudasai」は珍しく日本語がそのまま題名になったハワイならではのスタンダードナンバー。Loyal Garnerの作でもあります。きれいなメロディ以上に冒頭から「チョト マテ クゥゥダァサァァ~ィ」とはじまるインパクトがなかなか。この曲はけっこうカバーされてたりします。【 チョット マッテ クダサイ/ゴールデン☆ベスト/ゴールデン・ハーフ 】【 ちょっと待って下さい/桜井くみ子 】【 CHOTTO MATTE KUDASAI/桜/キンモクセイ 】【 ちょっと待って下さい/なかの綾 with バンバンバザール 】Loyal Garnerのアルバムは大方廃盤になっていて入手困難。幸いにもこの「Koke‘e」はこっちのオムニバスアルバムに収録されてます。TSUTAYAなんかでも置いてたりします。【 ISLANDER Jawaiian Breeze 2/オムニバス 】Loyal Garnerが残したアルバムはとても少ない。それだけにとても残念ですね...。【 Hawai‘i Today/Loyal Garner 】
2017.11.19
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【 Koke‘e/ho‘okanaka/MAUNALUA 】「Hawaiian Soul」でも紹介したMAUNALUA【 Kuleana/MAUNALUA 】⇒Hawaiian Soul その2 ~ MAUNALUA ~ 実のところ「Koke‘e」がカッコいい!と感じたのはこのMAUNALUAのバージョンを聴いてからだった。さっそくMAUNALUAの「Koke‘e」つまびかれるスラック・キー・ギターのイントロから始まる。キラキラした音色に期待が高まる。なんといっても3人のハーモニーの気持ちいいこと!ベースのドライブ感と相まってH-1のフリーウェイを走っているようなゆるめのこの疾走感!うーん、H-1はO‘ahu島だったな。まあいいや、感じた感じまんまだから。5曲目、オリジナルの「Endless Miles」はまさにそのH-1のドライブから思いついたナンバー。スチール・ギターが入ったこのカントリーもなかなかいい。この歌詞がまたなんともジワッとくるんだ...。Bruce Spencerのシブいボーカルとギターの掛け合いが楽しい「Maile Lau Li‘ili‘i」やKahi Kaonohiのファルセットが圧巻の「kalamaula」とアルバムは聴きどころがてんこ盛りだ。MAUNALUAのパフォーマンスははMakaha Sons、Hui‘Ohana、Sunday Manoa、Brothers Cazimero、そしてGabby Pahinuiに影響を受けているというが、影響だけでなく見事に継承していると言えるものだ。【 Ke Alaula/Makaha Sons 】【 Young Hawai‘i Plays Old Hawai‘i/Hui ‘Ohana 】このアルバムまでのMAUNALUAはスラック・キー・ギターのBobby Moderow、ウクレレのBruce Spencer、ベースのkahi Kaonohiの三人。ちなみにBobby Moderowがスラック・キー・ギターを師事したのは山内雄喜さんと同じRay Kane。【 Nanakuli's/Ray Kane 】今回あらためて調べてみると、Bobby ModerowとBruce Spencerが最初に組んでいたベーシストと合わずKahi Kaonohiが後から加わったかたちでスタートしたようです。ちなみにかなり前のニュースを見るとBobby Moderowは父と造園業の仕事を、Kahi KaonohiはHoneywell社の空調管理の仕事を、Bruce SpencerはAloha Airlinesのランプエージェントの仕事をしながらバンド活動をしていたようです。その時にこんな紹介もされていました。↓" They also understand that success will only continue with a lot of hard work "Roy'sでバンド活動を続け、2000年のデビュー後は1stアルバム「Maunalua」は2002年のナ・ホク・ハノハノ・アワードの「Traditional Hawaiian Album of the Year」を受賞。【 MAUNALUA/MAUNALUA 】今はBruce Spencerに代わってRichard Gideonがメンバーになってますね。「Hawaiian Soul」の入っている2003年の2ndアルバム「Kuleana」と、この「Koke‘e」のはいっているアルバム「ho‘okanaka」はナ・ホク・ハノハノ・アワードで「Group of the Year」を受賞。【 Kuleana/MAUNALUA 】そして2009年の1月にはにはObama大統領の就任" Luau "でパフォーマンスを披露。残念ながらBruce Spencerがバンドを脱退し代わりにRichard Gideonが参加することになりました。うーん、Bruce Spencerが働いていたAloha Airlinesが2008年で運航停止していることと関係なければいいんだけど。2015年にはRichard Gideonが加わった新しいMAUNALUAで4枚目となるアルバムをリリースしています。これからもMAUNALUAには期待です。【 He Inoa/MAUNALUA 】
2017.11.14
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【 Koke‘e/Yesterday & Today Vol.2/Eddie Kamae and The Sons of Hawaii 】「Koke‘e」を作ったDennis KamakahiからのつながりならばEddie Kamaeをおいてほかになさそうだ。例によって山内雄喜さんのこの本からを中心にEddie Kamaeを紹介させていただきます。【 ディスクガイドシリーズ(27) HAWAIIAN MUSIC/山内雄喜 】Eddie Kamaeは「近代ウクレレの生みの親」とも呼ばれウクレレのみならずハワイアン・ミュージックの研究者としても活動する、まさにLegendともいえる存在。1927年8月4日、honolulu生まれの彼がウクレレに出会ったのは小学校高学年の頃。第2次大戦後の観光ブームの頃にはプロデビューをはたしていて演奏する場所には事欠かなかったようだ。1959年に新婚旅行の途中で日本を訪れたEddie Kamaeは灰田晴彦氏の声掛けでレコーディングをしている。【 ウクレレ・マスターズ~若き日のハーブ・オオタとエディ・カマエ~ 】ハワイへ戻ったEddie Kamaeはルーツであるハワイアン・ミュージックへ回帰することを考えるようになり、1963年にGabby Pahinuiたちと「Sons Of Hawaii」を結成。【 Sons Of Hawaii/Sons Of Hawaii 】1975年にはDennis Kamakahiをむかえて第2期の「Sons Of Hawaii」をスタートさせている。【 Eddie Kamae & The Sons of Hawaii 】この「Yesterday & Today」というアルバムはVol.2の記載のとおりVol.1もリリースされている。【 Yesterday & Today/Eddie Kamae and The Sons of Hawaii 】どちらの「Yesterday & Today」も「Eddie Kamae & The Sons of Hawaii」のジャケ同様、パラカ柄のデザインが可愛らしい。Yesterdayはまさに「Sons Of Yesterday」のメンバー、Dennis Kamakahi、Joe Marshall、David Rogers、Moe Keale(Vol.1のみ)の演奏、対する「Sons Of Today」はOcean Kaowili、Paul kim、Analu Aina、Mike Kaawaがメンバーとして演奏している。後で紹介することになると思うけど、Mike KaawaはLedward Ka‘apanaとのこのアルバムで「Koke‘e」を演奏しているようだ。【 Koke‘e/Force of nature/Ledward Ka‘apana & Mike Kaawa 】Eddie Kamae & The Sons of Yesterdayの「Koke‘e」ボーカルをとっているのはDennis Kamakahi。リズムやアレンジはDennis Kamakahi名義のこっちの「Koke‘e」に似ているようだが、【 Koke‘e/the Greatest Hits Vol.1/Rev.Dennis kamakahi 】David Rogersのスチール・ギターが懐かしい雰囲気を紡ぎだしていて落ち着いたボーカルとコーラスがさすがの貫録だ。和みよりももっと大きな安堵感で包まれる「Koke‘e」といえるだろう。Sons of Todayの方はEddie Kamae自身がボーカルをとっている曲が多い。こちらはシブく枯れたEddie Kamaeの声そのものが魅力的で「Today」といいながらも醸し出す雰囲気はGood Old Hawaiiそのものだ。見開きのライナーにはSons of Todayに囲まれたEddie Kamaeの写真に2007年に80歳の誕生日をむかえたEddie KamaeとMyma夫人、恰幅のよさそうなDennis Kamakahi、3人の写真が載っている。そしてこのライナーにはKoke‘eの写真と、このアルバムはDavid Boyntonに捧げるとEddie & MymaのKamae夫妻が寄せたページがある。David Boyntonは森を愛した写真家のようで、ライナーの「Koke‘e」の部分でもDennis Kamakahiの友人でありハワイの森とKoke‘eをこよなく愛した人であったらしい。その志は私たちの心にいつまでもあり、ハワイの山々とKoke‘eの谷にこだましているだろうと記している。【 Kaua'i Days/David Boynton 】【 Kaua'i (Visions of Hawai'i)/David Boynton 】【 Na Pali: Images of Kaua'i's Northwest Shore/David Boynton 】
2017.11.09
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【 Koke‘e/Puaena-Glow Brightly/Dennis kamakahi 】「Koke‘e」のオリジナルは数々のハワイアン・ミュージックのソングライターとして知られているDennis kamakahi。1953年、ホノルル生まれのDennis kamakahiは1972年にNa Leo O NuuanuをCyril Pahinuiらと結成。1974年にはEddie KamaeのSons of Hawaiiに参加し20年も在籍していた。その後ソロ活動も展開しながらナ・ホク・ハノハノ・アワードの受賞はもちろん、2010年にはハワイ音楽の殿堂入りを果たしている。使っていたギターは2013年にスミソニアン博物館に寄贈されたという。ちなみにRev.Dennis kamakahiと表記されることもあって(Rev.=Reverend)牧師さんでもあったよう。確かにジャケットの写真はそれっぽいかな。このアルバムは1996年にリリースされたDennis kamakahiのファースト・ソロ・アルバム。ライナーにはそれぞれの曲のチューニングまで載っている。Dennis kamakahiの「Koke‘e」ソロギターによる弾き語り。Dennis kamakahiの深みのあるボーカルと優しいスラック・キー・ギターの音色がWaimea渓谷の雄大な自然を想い起こさせる。当たり前と言えば当たり前なんだろうけどこのオリジナルの「Koke‘e」は行ったときのマストアイテムですね。セルフカバーとして「Koke‘e」がこのアルバムにも入っている。こっちはギターとパーカッションも。軽快なリズムに加えてカントリーっぽい感じもいいですね。【 Koke‘e/the Greatest Hits Vol.1/Rev.Dennis kamakahi 】2014年4月に61歳の若さで亡くなったDennis kamakahi。その惜しむ声の多さににDennis kamakahiの存在の大きさがわかるようだ。息子さんのDavid Kamakahiとの共演、作品も多いDennis kamakahi。どこか可愛らしいこの「'Ulili E」はこのアルバムや【 ‘Ohana/Dennis kamakahi 】【 Hawaiian Slack Key Guitar Masters Vol. 2 】ジョージー・クルーニー主演の映画「ファミリー・ツリー」(原題:the Descendants)のとても印象的な場面で聴くことができる。【 ファミリー・ツリー/オリジナル・サウンドトラック 】
2017.11.04
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【 Road Guide to Koke‘E and Waimea Canyon State Parks 】「Koke‘e」はカウアイ島の西側、「太平洋のグランドキャニオン」で有名なWaimea渓谷の北側、豊かな緑に囲まれたところです。【 Frommer's Kauai(Frommer's Complete Guides) 】歌詞には「Koke‘e」の他にWaimea渓谷からKoke‘eを通って渓谷の終点 Kalalau、そしてPoipuビーチのあるKoloaなどの地名が出てきます。【 Fodor's Kauai(Full-color Travel Guide 】ちなみに「Koke‘e」の「‘」はハワイ語を英語表記するときに使われる表音記号の「オキナ」。母音が連続するときに使われる破裂音記号で「ッ」に近い発音です。ハワイも本当は「Hawai‘i」で、この表記が使われることが多くなってます。カウアイも「Kaua‘i」ですね。ちなみに、日本でもなじみ深くクムフラの資格も持つSandiiさん。【 Sandii's Hawaii/Sandii 】山内雄喜さんとの対談のこの本でこのオキナの発音を間違ったりしたラジオ・アナウンサーに苦情の電話が入ったとか、ハワイ語協会というところでは正しいハワイ語で歌ってるレコードには認定マークがつくとか。【 ハワイ音楽パラダイス/Sandii 山内雄喜 】けっこう難しいんですね。でも歌だからメロディにのせて正しく歌うのは難しそうだな。ハワイ語の歌詞がメインの「Koke‘e」ですが、コーラスの終わりには「Nevermore to say goodbye」と英語詞も。【 Koke‘e/ハワイアン・メレ1001曲 ミニ全集/鳥山親雄 】「Honolulu City Lights」や「Hawaiian Soul」のようなコンテンポラリー・ナンバーと違い地味かな、と思いきや軽快なリズムと爽やかなメロディーからかカバーもかなりの数。ポツポツと「Koke‘e」のカバーを紹介していきたいと思います。【 Kaua'i Days/David Boynton 】【 Kaua'i (Visions of Hawai'i)/David Boynton 】【 Na Pali: Images of Kaua'i's Northwest Shore/David Boynton 】
2017.10.31
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