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【 Koke‘e/Hawaiian Living/Sean Na'auao 】ジャズやレゲエが好きだった父親に影響を受けて成長したSean Na'auaoはハワイアン・レゲエのグループ、Mana'o Companyのメンバーとして活躍していた。【 A 20 Year Collection of the Mana'o Company/The Mana'o Company 】ちなみにグループのメンバーにはWeldon Kekauohaもいたようだ。【 Ka Lehua Ula/Weldon Kekauoha 】1998年にアルバム「Fish & Poi」でナ・ホク・ハノハノ・アワードでアイランド・コンテンポラリ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞、その後、2001年、2003年、そして2014年にも受賞している。【 Holomua/Sean Na'auao 】【 Neutralize It/Sean Na'auao 】Sean Na'auaoの「Koke‘e」冒頭からレゲエ・アレンジであることがわかる。Loyal Garnerのソレよりもきっちりレゲエ・アレンジだ。フェードアウトも感じも合っている。アルバムタイトル曲の「Hawaiian Living」も同様にレゲエ・アレンジで心地いい。オリジナルの「My Paradise」と「Haleakala Hula」はボサノバで、「Susiana E」4ビートで、「Sanoe」はピアノとストリングスでなど楽器やアレンジで全曲を飽きさせず聴かせる。Sean Na'auaoの声は見た目よりもその見た目よりもずっと優しい。【 Fish & Poi/Sean Na'auao 】正直、今まで聴かず嫌いだったんだけどもっと聴いてみたくなりました。【 Na'auao/Sean Na'auao 】
2018.12.26
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【 Koke‘e/Live from the Sheraton Waikiki/Kanilau 】こんなにモヤッとしたダイヤモンドヘッドの画のジャケットもめずらしいかもしれない。このアルバムはSheraton Waikikiのライブ盤。KanilauとMoe Kealeのそれぞれの演奏を収録したもの。Moe Kealeは純粋なハワイアンの島であるNiihau島の生まれ。Eddie Kamae and The Sons of Hawaiiのメンバーにして【 Koke‘e/Yesterday & Today Vol.2/Eddie Kamae and The Sons of Hawaii 】⇒Koke‘e その2 ~ Eddie Kamae ~ そしてIZことIsrael"IZ"Kamakawiwo‘oleの叔父ですね。【 Somewhere Over the Rainbow/What a Wonderful World/Facing Future/Israel"IZ"Kamakawiwo‘ole 】Moe Kealeについてはまたの機会に....Kanilauについては例によって山内雄喜さんの本から...。【 ディスクガイドシリーズ(27) HAWAIIAN MUSIC/山内雄喜 】KanilauはウクレレやギターのRoland、クムフラでもあるNoelaniのChang家の二人とベースのKimo、ボーカルのAlapaiのArtis家の二人が集まった四人のユニット。「Kani」と「lau」で「たくさん」の「音」という意味になる。1993年にアルバム「He Hawaii Au」でデビュー。【 He Hawaii Au/Kanilau 】トラディショナル・ハワイアンを志向するユニットでこれまでに5枚のアルバムをリリースしている。Kanilauの「Koke‘e」ギター1本をバックにチャントのようにはじまる「Koke‘e」リズムは終始ゆっくりとしたままで、Kanilauの本領ともいえる途中から入るコーラスが素晴らしい。前に紹介したRobert Cazimeroのバージョンと同じようなゆっくりとしたテンポで、荘厳なイメージも似ているけどこちらの方がリラックスした雰囲気で心地いいかも。【 Koke‘e/Hula 2/Robert Cazimero 】⇒Koke‘e その11 ~ Robert Cazimero ~ ライブなので拍手とMCも収録。冒頭のHapa Haole Medley、「Blue hawaii」「Beyond the Reef」「Sweet Leilani」の高速アレンジ。カッコいい!波の音なんかも入ってて気分はまんま「Hawaii calls」だ!【 Blue Hawaii/Hawaii Calls 】こちらは日本盤でリリースのベスト盤。おりからのフラ・ブームと相まって日本でも人気のようですね。【 Aloha from Kanilau/Kanilau 】
2018.12.21
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【 Koke‘e/Na Mele O Kaua‘i The Best Songs of Kaua‘i Vol.1/Norman Ka‘awa Soromon 】Na Pali Coastと深いブルーの海のジャケットがいい。もしかしたらと思ったら写真はDavid Boynton。【 Na Pali: Images of Kaua'i's Northwest Shore/David Boynton 】⇒Koke‘e その2 ~ Eddie Kamae ~ Norman Ka‘awa Soromonの経歴はいまいち見つからず...。ただしやはりKaua‘i島に根差すミュージシャンとして活動している模様。いくつかアルバムをリリースしているが、このアルバムはKaua‘i島の美しや神秘的な空気に触発されて同じくKaua‘i島に済むミュージシャンたちとKaua‘i島にちなむ曲を収録したもの。そういう意味では前に紹介したKirby Keoughと同じですね。【 Koke‘e/Kaua‘i Kine/Kirby Keough 】⇒Koke‘e その30 ~ Kirby Keough ~ ちなみにこのアルバムに参加したミュージシャンをあげると同名異曲の「Koke‘e」で紹介したCindy CombsやKen Emerson、Bryan Kessler、Trey Thompsonのようだ。【 Koke‘e/Land of The Endless Summer/Cindy Combs 】⇒Koke‘e その16 ~ Cindy Combs ~ 【 Heart Jams/Bryan Kessler 】【 Holy Ground/Trey Thompson 】Norman Ka‘awa Soromonの「Koke‘e」アルバムをとおしてボーカルをとるのはNorman Ka‘awa Soromon。ギターだけの伴奏から静かにはじまり、少しずつ盛り上がりをみせるが、終始やさしさが伝わる「Koke‘e」。Norman Ka‘awa Soromonの素朴なボーカルがいい。冒頭の「I love Kaua‘i」はCindy Combsのもの。Ken Emersonのどこか可愛らしいスチール・ギターの音色がいい。文字どおりKaua‘i島への愛が伝わってくる。「Beautiful Kaua‘i」のような有名な曲ももちろんいいけどやっぱり「I love Kaua‘i」やオリジナルの「My Favorite Things」がいい。Kaua‘i島の自然だけでなくそこに住む人々が歌い込まれているところにグッとくる。【 Kaua'i Days/David Boynton 】ライナーには書かれてなかったけど、このアルバムの収益はKaua‘i島に住む子供たちへの募金としておさめられているらしい。
2018.12.19
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【 Koke‘e/Chance ‘Um Trio/Chance ‘Um Trio 】ちょっと変わった名前のバンド、Chance ‘Um Trio。ある時、Hawai‘i島のLaupahoehoeのDavid HenryとKate Burroughsは「Laupahoehoe Hula」という曲を知っている人を探していた。ロコたちに聴いてみると土曜の夜、LaupahoehoeにあるFifties Highway Fountainで演奏しているUncle Eddieにが知ってるというらしい。はたして二人はEdward Smithに会うこととなり次の夜に一緒に演ろうということになった。ちなみにこの「Laupahoehoe Hula」という曲はBill Kaiwaのデビューアルバムからのヒット曲。【 Laupahoehoe Hula/The Boy from Laupahoehoe/Bill Kaiwa 】いくつかカバーされているものがあるようです。【 Laupahoehoe Hula/Uluwehi Sings Na Mele Hula Aloha/Uluwehi Guerrero 】【 Laupahoehoe Hula/Maka hou/Konishiki 】そのセッションでのこと、HenryとBurroughsが知っているハワイアンを演ったあと、Uncle Eddieが二人の知らない曲を演ろうと言ってきた。知らない曲に躊躇する二人にUncle Eddieが「Chance ’um brah, jus’ chance ’um」とケツを叩いた。えーと「やろうよホラホラ!とにかくやってみようよ、ね?」って意味くらいかな?ともあれ、その夜をきっかけに三人は地元のパーティなどで演奏するようになったという...。Chance ‘Um Trioの「Koke‘e」カントリーっぽい、なんとものどかな「Koke‘e」ではあるんだけどなんかコーラスがいまいち中途半端な感じがする。まあ、なにかいろいろ求めすぎてもしょうがない。スチール・ギターの間奏でちょっと乱れるのもご愛嬌だ。エンディングにチカラが入ってるトコもまあ...。ベースでEddy Atkins、スチール・ギターでDwight Tokumotoが参加している。Dwight TokumotoはNino kaaiで紹介したこっちの「Koke‘e」でもスチール・ギターで参加している。【 Koke‘e/Nino kaai/Na Mele Hula 】⇒Koke‘e その40 ~ Nino Kaai ~ あらためてメンバーはDavid Henry、Kate Burroughs、Edward Smithの三人。今のハワイアンでは珍しいマンドリンを演奏するのがKate Burroughs、なのでジャケの左端か。ウクレレを弾くのがEdward Smithなので多分、右端。真ん中がDavid Henryだろう。ちなみにLaupahoehoeの町は1946年4月1日の津波で学校の生徒と先生が20余名亡くなっている。岬には慰霊碑がたっているようだ。この時の津波についてはこんな本も。【 The Tsunami Quilt: Grandfather's Story(Tales of Young Americans) 】
2018.12.18
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【 Koke‘e/Ka Hoku/Tony Tauvela 】ちょっと地味なジャケットだけど、このTony Tauvelaは日本に根をおろして活動を続けるハワイアン。ホノルルのラジオDJやディナーショーの司会をつとめながらクムフラのLeonard Kaleo nahenahe o nalani Beckに師事。その後George Naopeに師事し卒業。【 Among My Hawaiian Souvenirs/George Naope 】1986年に来日し、ハワイでのキャリアを生かして数多くのホテルでのショーやコンサート、イベントで活動。母方に日本人の流れをくむTony Tauvelaのハワイ語、英語はもとより日本語もおりまぜたそのステージの人気のほどがうかがえる。前回、紹介したKaulanaのコースケはこのTony Tauvelaに師事している。【 Kama Lei/Kaulana 】⇒1992年からHULAのスクール「mele`ohana」を開設し現在では日本各地にスタジオを開設。2005年にはその日本の生徒を引き連れメリー・モナークのフェスティバルの前夜祭へ出演している。Tony Tauvelaの「Koke‘e」ギターが奏でる伴奏がとてもスインギーな「Koke‘e」間奏はエレキギターがソロをとりちょっとジャジーな雰囲気。Tony Tauvelaの優しいボーカルに彩りを添えるコーラスの女性はなんと、Robi KahakalauとDarlene Ahuna!【 Sistah Robi/Robi Kahakalau 】【 Ulana Ke Aloha/Darlene Ahuna 】Tony Tauvelaの交友関係をいかした豪華なゲスト。ベースはHo'okenaでもベースを担当しているKamakaのウクレレ、Ukulele Hawaii IncのChris Kamaka。【 Ho'okena 5/Ho‘okena 】⇒Hawaiian Soul その14 ~ Ho‘okena ~「Koke‘e」の後の曲「Kawai Lehua A‘ala Ka Honua」や「He U‘i」でボーカルを聴かせるのはMakaha Sonsだ。【 Ke Alaula/Makaha Sons of Ni‘ihau 】ジャケットで損をしてはいるけどTony Tauvela選曲のハワイアンを豪華なメンバーで堪能できるお得なアルバムだ。自身がリーダーをつとめる「Leo Aloha」でも積極的なバンド活動を展開しているTony Tauvelaだが日本でなじみ深い曲をハワイアンにアレンジしたこんなアルバムもリリースしている。【 Kayo-Hula Vol.1/Ka Hoku/Tony Tauvela,Kaulana Kousuke 他 】
2018.12.17
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【 Koke‘e/Hawaiian Experience Live in Studio Vol.1/Johnny Williams 】コレは...、また検索泣かせな名前がきたもんだ...。ハワイアンで「Johnny」といえば、Johnny AlmeidaことJohn Kameaaloha Almeida。【 1897-1985/John Kameaaloha Almeida 】Williamsといえば、Andy Williams。【 To You Sweetheart, Aloha/Andy Williams 】すいません、Williamsは思いつかなかったです。でも、いいジャケだな。ちなみにJohnny Almeidaは盲目のミュージシャンで「Honolulu City Lights」で紹介したShawn IshimotoことBB Shawnが載ってたこの本でも紹介されています。【 盲目の音楽家を捜して/チチ松村 】【 Honolulu City Lights/John Valentine Presents Guitars of Hawaii today 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その2 ~ Shawn Ishimoto(a.k.a BB Shawn)~Johnny Williamsの「Koke‘e」。アルバムの冒頭からギター1本、弾き語りの「Koke‘e」だ。ちなみに全曲ギター1本の弾き語りでなかなか達者だ。スラック・キーではない。このシンプルな感じはオリジナルのDennis Kamakahiに近いともいえるがサビの始まりと終わりのブレイクが...。録音が「Live」だからなのかボーカルの良しあしがなんとも。「Live in Studio」ということだがLiveではなくStudioで独りでやってるっぽい。「Noho Pai Pai/Hene Hene Ko‘akaのようなメドレーは弾き語りならではの雰囲気もある。かわったところでは「Many Classis Moments」と「Moloka‘i」をカバーしているところ。【 The 40th Anniversary Best/Kalapana 】カタカナライナーに載っているJohnny Williamsの来し方について。Johnny Williamsは1958年8月25日、HonoluluにJohnとDorothyの長男として生まれる。父JohnはHonolulu港で52年も働くベテラン。自らの仕事「back-breaking lavor」と語る。母DorothyはJohnnyも含めた6人の子供の世話に明け暮れその日々を「tough job」だったと振り返る。そんな中でも「works hard, plays hard」がWilliams家の家訓(?)。父や祖母Camelita Demelloの歌うハワイアンが流れ音楽は生活一部だったという。7歳の頃には家にあったウクレレを練習していて持ちかえたギターを独学でマスター。14歳になると同級生のBen Lono kaumehiewaと金曜日に高校の集会で演奏するようになる。ついにはState Talent showのファイナリストとなり1976年にはラジオ局のコンテストに出場、「Ben and Aku」として名を知られるようになった2人は5人のバンドを組んで「Country Living」という曲を発表する。このバンドはHomegrownにもとりあげられWaikikiやハワイ各地で演奏していたようだ。1978年には父が働いていた会社に就職するが、音楽活動は継続。弟のJeffrey、友人のBenny BennitezとArchie Grantと「Kuliouou」というバンドを結成。スウィングやジャズの要素を取り入れたハワイアン・バンドとして活動していたという。こうしたローカルのミュージシャン追っかけだすとキリがないけど、いや人に歴史ありでけっこうおもしろかったりするなぁ...。【 Honolulu City Lights/IALAND RAIN/MICHAEL RAIN 】⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その2 ~ MICHAEL RAIN ~ 【 Honolulu City Lights/Na Mele Hapa Haole/Peter Pereira 】⇒Honolulu City Lights 発掘編 その3 ~ Peter Pereira ~
2018.12.16
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【 Koke‘e/Summer Strummin'/Langley Ukulele Ensemble 】Langley Ukulele Ensembleはカナダのブリティッシュ・コロンビア、Langley学区の11~20歳(現在は20歳以上も可?)の生徒たちで構成されるウクレレ・アンサンブルのグループ。グループの起源は1970年代にJ. Chalmers Doaneが始めた音楽プログラム。現在、グループを率いるのはPeter Luongo先生で、ハワイをはじめ世界中でツアーをするまでになっている。どこかでも紹介したが、Langley Ukulele Ensembleのハワイへのツアーについては映画「Mighty Uke」でも取り上げられている。【 Mighty Uke(マイティ・ウクレレ)/Langley Ukulele Ensemble, Jake Shimabukuro 他 】このグループから卒業したメンバーにはウクレレのソロ・プレイヤーとしてデビューを果たした人もいて、例えばJames Hillなんかもそうだ。【 On the Other Hand/James Hill 】Langley Ukulele Ensembleの「Koke‘e」。あまりないアレンジの前奏から女性陣のボーカルに始まり男性陣のコーラスが加わる。ウクレレのアンサンブルとはいえ、インストだけでなくボーカルもとる。ソロを担当しているのはPeter Luongo先生の息子、Paul Luongo。いい意味でハワイアンっぽくないアドリブ演奏を展開している。アンサンブルという形態をいかしてハワイアンばかりでなく他のジャンルのスタンダード曲にも挑戦している。「Surfin' USA」や「Johnny B Good」はともかく「Russian Dance」や「Hungarian Dance」なんかではウクレレとは思えない、ウクレレの源流にあった楽器の音色を想起させる。ソロパートの腕前はもちろん、それぞれの曲で飽きないアレンジも素晴らしい。今回の「Koke‘e」の音源はベスト盤ともいえる「Greatest Hits」から。実際のオリジナルのアルバムは「Summer Strummin'」なんだけどグループのサイト以外ではなかなか入手が難しそう。【 ウクレレ・ラプソディ/Langley Ukulele Ensemble 】「Summer Strummin'」は「Greatest Hits」のジャケットの真ん中の列、一番上のがそうです。【 Koke‘e/Summer Strummin'/Langley Ukulele Ensemble 】一方で、Langley Ukulele EnsembleはKu‘uipo Kumukahiの「Hawaiian Soul」でも紹介したこのアルバムに収録されている。【 Waikiki Aloha/Sheraton~Resort Of Hawaii/Langley Ukulele Ensemble 】毎年、シェラトンでライブをしているみたいなので、その関係かな。
2018.12.11
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【 Koke‘e/Back To My Roots/Danny Estocado 】前回紹介したJeff PetersonはPanioloの父のもと、Maui島のHaleakala Ranchで育ったという。今回紹介するDanny Estocadoはジャケでも自ら「Maui's Hawaiian Cowboy」と名乗っているので多分そうだと。Panioloの起源はメキシコからやってきたCowboyというしその風貌がなにより物語っているような...。Hawaiian Cowboyとしての来し方は本人のサイトでもちょっとわからなかったが活動はラスベガスが中心らしく1994年にデビュー、これまで5,6枚くらいのアルバムをリリースしている。【 風至空地/なぎら健壱 】じゃなくて、こっち。【 My 9th Island Paniolo Ranch/Danny Estocado 】Danny Estocadoの「Koke‘e」ドラムからはじまる軽快なカントリー調の「Koke‘e」Danny Estocadoのボーカルがちょっと甘口だがミドル・テンポでドライブに最適な「Koke‘e」だ。ここまでカントリーに寄った「Koke‘e」はなかったかも。「Blue Darlin'」ではファルセットも聴かせてくれる。「Koke‘e」と同じDennis Kamakahiの「Kou Aloha Mau A Mau」ではシンプルな弾き語りでDanny Estocadoのシブい声が堪能できる。アルバムではDanny Estocadoはテナー・ギターを弾いている。スラック・キー・ギターやウクレレを担当しているのはSonny Lim。Paniolo Styleと言われるSonny Limは相性がいいのかもしれない。【 Slack Key Guitar:The Artistry of Sonny Lim/Sonny Lim 】スチール・ギターの他にドラムやベースがしっかりきいていてハワイアンでありながらカントリー・ミュージックでもありこういうのもたまにはいいかなと思ってしまう。Danny Estocadoのアルバムのジャケほとんどがテンガロン・ハットをかぶった写真かイラストで「Maui's Hawaiian Cowboy」のコピーがある。4枚目にあたるこのアルバム「Back To My Roots」ではいつものようにジャケはPaniolo Styleで決めるかと思いきやタロ芋をバックに子供との3ショットの写真だ。「Back To My Roots」とは家族のことだったようだ。【 Country Livin'/Danny Estocado 】どうやら日本にも来ているようなんだけどカントリー系のフェスではHawaiian Cowboyとして有名なミュージシャンなんだろうか。知らなかったらごめんなさい。もちろんハワイでの活動もやっていて2013年のMoloka‘i島のMoloka‘i Ranchのロデオ大会でははるばるラスベガスからやってきて盛り上げた、とコレの載ってました。
2018.12.05
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【 Koke‘e/Island Breeze/岡田克子 】1973年、岡田克子さんは日立造船のハワイアン同好会フラヒタチアンズに参加後、1985年にNHKのオーディションで合格。その後さらにハワイアンを志向し同年、岡田正一郎とともにエルアエコーズを結成。このアルバムは1988年リリースの岡田克子さんの1stアルバムにあたる。ハワイの自主製作というかインディーズというかそういう人はこれまでいくつか紹介してきたけど...。⇒Honolulu City Lights 男性ボーカル編 その2 ~ MICHAEL RAIN ~ それでは岡田克子さんの「Koke‘e」スチール・ギターとコーラスが特徴的な「Koke‘e」。岡田克子さんのボーカルがオールド・ハワイアンを彷彿とさせる優しげでいい。ビブラフォンを加えたりジャズアレンジの曲もある。選曲も有名どころ、というわけではなくなかなか凝った趣。ライナーでは" このアルバムの制作意図は営利を目的としたものではありません。 日頃私達が行っているハワイアン・ミュージックを真摯に追及したものです "と語られている。このアルバムの後、1994年にIsland Breeze ⅡをJerry Byrdとの共演でリリース、2000年にはIsland Breeze Ⅲをリリースしている。【 Master of the Steel Guitar 1/Jerry Byrd 】残念ながら2011年に相棒の岡田正一郎さんは亡くなられたようだけど岡田克子さんは活動をされているんだろうか。いつまでもお元気で...。
2018.12.03
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【 Koke‘e/Na Mele Hula/Nino Ka‘ai 】このアルバムはMP3の音源でしか手にはいらなさそう。こっちのアルバムはタイトルこそ違うけど収録曲は同じ、しかも手に入りやすく、日本版なのでライナーも読みやすいのでオススメ。【 Koke‘e/Hula Mana/Nino Ka‘ai 】このアルバムはHawai‘i島在住でアロハシャツで有名なSig Zaneのオフィスへ勤める吉田玲子さんのチョイス?によるコンピレーション・アルバム。【 クムカヒ ハワイ島のフォークロア/シグ ゼーン 】スーパーバイザーとしてKawaihaeの神保滋さんがクレジットされている。【 Kawaihae 2/Kawaihae 】プロデュースしているのは「Honolulu City Lights」でも紹介したKohalaのCharles Michael Brotman。【 Honolulu City Lights/KOHALA/KOHALA 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その1 ~ KOHALA ~このアルバムではSonny LimやこのNino Ka‘ai等、Hawai‘i島在住、あるいは縁のあるミュージシャンの演奏した曲を集めている。【 Slack Key Guitar: The Artistry of Sonny Lim/Sonny Lim 】そんなコンピアルバムの中のNino Ka‘aiによる「Koke‘e」ボーカルとウクレレをNino Ka‘aiが担当。シンプルなウクレレのストロークによる伴奏とひたすら優しく素朴な声で歌う「Koke‘e」。コーラスのKevin Kealohaのこれまた優しい声と相まって聴いた中では一番ほのぼのとする「Koke‘e」かもしれない。実はNino Ka‘aiについてはあまり情報が得られなかった。Mele Hulaというオムニバスのシリーズにも参加しているようだ。【 Ku‘u Home ‘O Kahalu‘u/Mele Hula Vol.3/Nino Ka‘ai 】自身の名義のアルバムでは1枚見つかった。機会があれば聴いてみたいけど...。【 Kahuliau/Nino Ka‘ai 】たまたまネットでひろった「Kohala Mountain News」ではHawai‘i島、Kohala地区で2014年に30周年をむかえたKohala Country Fairの主催者をつとめているようだ。真ん中の男性がNino Ka‘aiらしい。この「Hula Mana」のCharles Michael Brotmanによるライナーでは「ユニークなボーカル・スタイルは、コハラ・コーストの 高級リゾートになくてはならない存在であり、 甘い声とその体格から多くのファンがIsrael Kamakawiwo‘oleになぞらえている」という。【 Facing Future/Israel Kamakawiwo‘ole 】ちなみにNino Ka‘aiの「Koke‘e」も含めて「Hula Mana」のアルバムから選ばれた曲がこのアルバムに収録されている。【 Koke‘e/Music for Reading from Spice of Life ""Hawaii"" by Naoko Shimada/Nino Ka‘ai 】KOHALAやCharles Michael Brotmanのレーベルから選曲されてはいるけど、せっかくなのでオリジナルを何枚か集めた方がいいんじゃないでしょうか...。
2018.12.01
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