なんとなく、楽しく暮らそう

なんとなく、楽しく暮らそう

PR

プロフィール

ちーこ♪3510

ちーこ♪3510

カレンダー

2011.10.10
XML
カテゴリ: 韓国旅行
ソウル仁川空港から成田空港への帰路の全日空機内。

窓側に私、中央に娘。
往路は気仙沼の震災被災者の方と出会った。
さて、通路側に座ったのは、日本人でも韓国人でもない肌の色の外国人青年。

上空でしばらくして、英語で娘と話を始めた。
彼の手に持っているパスポートは韓国と同じ色のグリーンだけど、
どこか分からない。

彼は タジキスタンの青年 だった。のちに分かったが、28歳。
ソウルでトランジット、今から日本の大学院に留学するという。
しかし、日本についてタジキスタンでなんの情報もなく、
もちろん日本語の勉強も日本についての勉強もなにもしていなかった。びっくり
娘と話せる唯一の英語のみ。
後で娘が言うに、タジキスタン訛りの英語なので、単語も分かりにくいという(笑)
公用語はタジキスタン語かロシア語。

日本のJICA支援で日本に留学すると言い、
前はタジキスタンの大学を出て、政府で働いていたという。
歴史的にも政治的にも大変な国。

帰国して、タジキスタンを調べたら、ちょっと調べただけでも、こんな感じ・・



タジキスタンのマクロ経済指標の状況はアフリカ諸国並みであり、将来にわたる世界不況に対する不安が残っている。特に、もともと資源・産業の多様性は乏しい上、所得の再分配がうまく機能せず、国民の大多数は年収350ドル未満の生活を送っている。旧ソ連各国の中でも最も貧しい国の一つであるが、近年のロシア経済の好転により、出稼労働者からの送金額が上昇したことから、公式経済データと実体経済との乖離、及び出稼労働者のいない寡婦世帯における貧困の深化が問題となっている。特に、ロシア語の話せない村落部出身の男性は、ロシアでの出稼先では低賃金肉体労働しか選択肢がなく、過酷な労働による死亡、AIDS若しくは性感染症の持ち込み、或いはロシア国内での重婚による本国家族への送金の停止など、都市部・村落部を問わず社会的問題は単純な貧困を超えた現象となりつつある。

日本の外務省から渡航を延期、あるいは退避の検討・準備をするよう、危険情報が出されています。


治安が悪く、衛生面・医療面でもかなり劣悪な状況なので、ODAやJICAが国際支援している。
前に研究にタジキスタンに入った日本人教授が襲撃され死亡している。

娘が、「日本は大地震、津波があり、不安でしょう?」と聞いたら、
彼は、
「国はもっとひどい状況なので、そんなのはちっとも気にならない」という答えだったのも、
うなずける。それにタジキスタンには海がない。

そして、なにより、
彼が初めて仲良く話した日本人は、娘であり、二番目は私なのであった。
彼は初めての日本人の友だちは娘であり、その母が二番目と嬉しそうに言った(笑)。

私も固い握手をさせてもらったよ(笑)

彼はすごく紳士的。
荷物入れから大きなカバンを下してくれて、入国審査の場所まで持ってくれた。
バスにもどんどん女性や老人に順番を譲り最後に乗車した。
国ではレディファースト当たり前なのだそうだ。

私たちは彼とは空港で分かれたが、
娘が大学院の名刺を渡していたため、数日後連絡があり、
初めての日本人友達の娘は、のちに彼と「焼き鳥」を食べに出かけたよ。

あわてて書いたのは、もう少ししたら、
サッカーでタジキスタン戦があるからだ。
日本に十数人しかいないタジキスタン人、もちろん彼は試合会場に応援に行くらしい。
私も彼のおかげで、身近になったタジキスタン、
勝敗は別として、タジキスタンを応援してあげたいと思っている。
日本で充実した毎日を送り、帰国して頑張ってほしいところだ。

旅というのは、旅先だけではなく、いろいろなシーンで出会いがあり、
それをのちのちも、いろいろな形で楽しめるものだと感慨深い。


map.gif





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.10.10 10:25:29
コメント(14) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: