PR
Calendar
Keyword Search
Comments
「GMTの政治ゲーを持ってきてもらうからやろうぜー」とお誘いいただいたので参加。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。
● Prime Minister
詳しくはこちら↓
Their Finest Hour -歴史・ミリタリー・ウォーゲーム/歴史ゲーム -:「PRIME MINISTER」(GMT Games)をプレイする
さっそく旅団長さん持ち込みの本命から。ルール量が多いので、事前に簡単な和訳をそれぞれ読んでおいて、理解の摺り合わせだけして即プレイした。
19世紀イギリスの議会が舞台で、プレイヤーは保守党党首、保守党の下っ端、自由党党首、自由党の下っ端になって法案を提議したり支持基盤に働きかけたり女王にゴマ擦ったりする。
得点は政党ごとの2種類しかなく、協力しているうちはすべての得点が両方の政党に入る。つまりまったく差がつかない。どこかで袂を分かったときに初めて別々に得点を記録するようになるが、基本的に与党の方が野党よりたくさん点を取れる。それでは座して死を待つばかりなので、野党は当然与党になろうとする。
与党が100点取ったらゲーム終了だが、勝つのはその時点で首相(つまり与党党首)になってるプレイヤーだけ。なのでタイミングを見計らって、与党の下っ端も下克上を狙わなければならない。
ルールを読んだ限りだと面白いところもありそうだったが、実際にはかなり退屈なゲームだった。まず序盤は、野党はそもそも与党になれるだけの力を持っていないので、与党と協力しない理由がない。与党は与党で、野党を切り離しても自分たちだけに有利な法案を通せる力がないので、切り離す理由がない。なのでしばらくはひたすら仲良く法案を通していき、まったく得点差がつかないラウンドがずーっと続く。
中盤はそれぞれ単独で戦える力がつくので、ようやくちょっと面白くなる。しかしそのあとの終盤は、もうどうやっても大勢が覆らない状態になり、プレイする意味さえなくなるw
いろいろと練れていないところはあるが、政権を奪ったり、下っ端が投手になろうとしたりするためのチャレンジを行ったあと、負けた方はチャレンジに必要な影響力をすべて失って初期値に戻るというルールが一番の害悪だと思う。この値は基本的にラウンドごとに1ずつしかたまらないのに、再チャレンジして政権や地位を奪い返すためには7~10ラウンドくらいかかるのだw 相手が法案を通すのに失敗すればもう少し早まるが、それでも終盤にチャレンジに負けるともうその時点で脱落決定なのはいただけない。
この日は最も勝利に遠いと思われた野党の下っ端である一味さんが最後に成り上がって首相となって勝利した。今回は初回からこうなったが、プレイヤーが慣れてくると相手の再チャレンジを受けにくいタイミング(つまり終盤)でしかチャレンジしなくなるだろうから、必ずこの形になるんじゃないかな。
見栄えもテーマもいいだけに惜しい。BGGではそれなりの評価を得ているが、コメントを見てみるとソロプレイをしただけの人たちがこぞって高得点をつけているようだ。1~4人用になってるが、多人数向けではないのかもね。
● Unlock! Legendary Adbentures: Action Story
旅団長さんが帰られたあと、3人でこれ。日本語版が出ないのにしびれを切らして英語版を買った「アンロック!」シリーズ。今回は難易度1の1本目をプレイした。
世紀末の荒野みたいなところで、女泥棒のステラが高価な宝石を盗み、バギーで逃走している。君は自慢のロードレーサーで彼女を追跡して捕まえようとしているところだ。しかしこの世界、何かがおかしい。もしかするとこれって……? というお話。
例によって詳しくは話せないが、このシナリオはなかなかよかった。謎は難易度1なのでそこそこ簡単だが、いくつか歯ごたえのあるものもあったし、何よりストーリーがちょっと凝ってて面白かった。こういうのでいいんだよこういうので。
【プレイ日記】主に謎解きゲーム会 2025.01.07
2024ゲーム年度 私的ボードゲーム十選 2024.12.26
【プレイ日記】友人宅ゲーム会 2024.12.21