《櫻井ジャーナル》

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2012.03.20
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シリアの武装反政府勢力が人権を侵害しているとヒューマン・ライツ・ウォッチが非難

 アメリカ政府などはシリアの反政府軍が武器を入手している先をイラクだと主張しているのだが、昨年8月には、シリアの反政府勢力へ対戦車ミサイル、地対空ミサイル、重機関銃といった武器を供給するため、NATOとトルコ政府が話し合っているとする情報が流れている。

 また 昨年11月にリビアのムアンマル・アル・カダフィ体制が崩壊した後、マークを消されたNATO軍機がトルコの基地に武器を運び込んでいた 。その際、兵士も一緒に乗っていたという。 同じ月にシリアの反政府軍とリビアの新政権の人間がイスタンブールで会い、武器と兵士の供給について話し合った とも言われている。言うまでもなく、 リビアの新政権はアル・カイダと深く結びついている

 AFPによると、 サウジアラビアがヨルダン経由でシリアの反政府軍FSAに武器を供与している とアラブの外交官が語っている。サウジアラビアやカタールは公然とシリアの体制転覆を主張、 カタールは特殊部隊をシリア領内に入れている

カタールのほかにもイギリスが特殊部隊を潜入させているとする情報 があるほか、ウィキリークスが公表した民間情報会社の ストラトフォーの電子メールによると、アメリカ、イギリス、フランス、ヨルダン、トルコも特殊部隊をシリア領内で活動させていると推測 している。

 シリアの隣国、トルコにあるアメリカ空軍のインシルリク基地にも「西側」の特殊部隊員や情報機関員がいる。特殊部隊を教官として派遣しているのはアメリカ、イギリス、フランス、情報機関員を送り込んでいるのはアメリカだという。そこで訓練を受けているのがFSAだ。

 要するに、「平和的な抗議活動に対するシリア政府軍の弾圧」というストーリーは妄想としか言えない。NATOや湾岸産油国、そしてリビアの新政権は武器や兵士を供給し、その兵士を訓練しているのが実態。 自由シリア軍「への武器供給が実現すれば、諸外国を巻き込んだ本格的な内戦に突入する可能性がある」 などということはない。最初から内戦なのだ。こんな間抜けな話を今、聞いてくれるのは日本のマスコミくらいかもしれない。

 NATOや湾岸産油国が特殊部隊をシリア領内に投入している中、 ロシアが特殊部隊を派遣したという話 が流れている。ロシアのアナトリー・セルデュコフ国防相はこの情報を否定しているようだが、もし事実ならシリアでNATO/湾岸産油国の特殊部隊とロシアの特殊部隊が衝突する可能性もあるわけで、事態は緊迫している。





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最終更新日  2012.03.21 02:44:19


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