《櫻井ジャーナル》

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2012.10.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 国連総会での演説で、シリアのワリド・アル・モアレム外相は安全保障理事会には「テロリズム」を支援している国が存在していると非難した。昨年の春からアメリカ、イギリス、フランス、トルコ、カタール、サウジアラビアなどの国々がシリアの反政府軍を支援していることは本ブログで何度も書いたこと。反政府軍へは対空ミサイルや対戦車ミサイルも提供されている。

ウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官によると 、アメリカのネオコン(新保守/親イスラエル派)は、1990年代の初頭から旧ソ連圏の国々、シリア、イラン、イラクを掃除するとポール・ウォルフォウィッツ国防次官(当時)は話していたという。クラーク大将はこの当時、ユーゴスラビア破壊プロジェクトに参加していたので、仲間と考えて本心を語ったのかもしれない。

 2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターやバージニア州の国防総省本庁舎が攻撃された直後、ジョージ・W・ブッシュ政権はアフガニスタンに続き、 イラク、イラン、シリア、リビア、レバノン、ソマリア、スーダンへ軍事侵攻することを決めていた ともクラーク大将は語っている。

 シリアの場合、アメリカの情報機関員や特殊部隊員、あるいはイギリスとフランスの特殊部隊員がトルコ領内にある米空軍インシルリク基地でFSA(シリア自由軍)を訓練、サウジアラビアやカタールは公然とシリアの反政府軍への軍事支援を語っている。

 アメリカ政府は武器を湾岸産油国経由で提供、イギリス、カタール、アメリカ、フランス、ヨルダン、トルコなどの国々は自国の特殊部隊をシリアへ潜入させているとも推測されている。

 シリアと同じようにブッシュ・ジュニア政権が攻撃リストに載せていたリビアでは、 アル・カイダ系武装集団のLIFG (リビア・イスラム戦闘団)が地上軍の主力だった。リビアでムアンマル・アル・カダフィ体制を倒した後、こうした武装集団は シリアへ移動 マークを消したNATOの輸送機が武器をリビアからトルコの基地まで運んだ とも伝えられている。

 そして今、アメリカ政府はシリアの反政府軍、実態はアメリカ、イギリス、フランス、トルコ、サウジアラビア、カタール、イスラエルなどに雇われた武装勢力に対し、 新たに4500万ドルを提供 すると報道されている。

ジョージタウン大学のハイララー・ダウド教授 によると、反政府軍のうちシリア人が占める割合は5%にすぎず、残りの95パーセントは外国人傭兵だとしている。アル・カイダを傭兵と考えているのだろうが、こうした見方をする人は少なくない。傭兵と考えれば、アメリカと手を組んだと思うと、次の瞬間には敵対するという理由も理解しやすい。

 この反政府軍傭兵主力説を主張を裏づける証言もある。例えば、 反政府軍に拘束されたフリーランスのフォトジャーナリストによると 、連れて行かれたキャンプにシリア人は見当たらず、少なくとも6名はロンドンやバーミンガムの地域で使われている発音をしていて、その中には強いロンドン南部訛りのある人物が含まれていたと語っている。

 今回も、 東方カトリックの修道院長の言葉 で閉めたい:「もし、全ての人が真実を語るならば、シリアに平和をもたらすことができる。1年にわたる戦闘の後、西側メディアの押しつける偽情報が描く情景は、地上の真実と全く違っている。」





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最終更新日  2012.10.03 12:06:41


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