《櫻井ジャーナル》

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2012.11.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 アメリカの大統領選挙が迫る中、イギリス、フランス、そしてイスラエルがシリアやイランに対する軍事的な動きを活発化させている。

 10月31日から11月1日にかけてイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はフランスのフランソワ・オランド大統領と会談、その直後にイスラエルのエウド・バラク国防相はイギリスを訪問した。そのイギリスから、同国政府が 戦闘機「タイフーン」のアラブ首長国連邦への配備を検討 しているという話も伝わっている。

 バラクがイギリスを訪問する前、アメリカのマーチン・デンプシー統合参謀本部議長がイスラエルを訪問にしているのだが、 1月にデンプシー議長はイスラエルのイラン攻撃に協力しないと伝えた という人物。しかも、大統領選の結果次第で議長を辞める可能性があり、攻撃容認に転じたとも思えない。アメリカ政府はロシア政府と和平案を話し合っているという情報も伝えられている。

 アメリカの ネオコン(親イスラエル派)は1990年代の初め、ジョージ・H・W・ブッシュ政権の時代にシリア、イラン、イラクを含む地域の支配構造を自分たちに都合良く作り替える案を作成 しているが、昨年来の動きを見ているとリビアにしろ、シリアにしろ、イギリスの動きが目立つ。

 中東問題はイスラエル問題でもあるのだが、そのイスラエルを生み出したのがシオニズム。エルサレム神殿があったとされる「シオンの丘」へ戻ろうという運動だが、このシオニズムという用語が初めて使われたのはナータン・ビルンバウムなる人物で、1893年のことだとされている。が、1840年にタイムズ紙はイギリス政府が「ユダヤ人の復興」を考えていると報じている。

 1917年、アルフレッド・ミルナーはアーサー・バルフォア英外相の名前でロスチャイルド卿に手紙を書き、その中で「イギリス政府はパレスチナにユダヤ人の民族的郷土を設立することに賛成する」と表明している。この「バルフォア宣言」がパレスチナ問題の発端だとされているが、そのはるか前からイギリス政府の内部には「ユダヤ人国家」を中東に作ろうとする動きがあったわけだ。



 アラビア海からアデン湾/紅海へ入るあたりにあるスクトラ島やオマーンの沖にあるマシーラ島にアメリカ軍は集まっているほかトルコ、ヨルダン、イスラエルで特殊部隊が活発に動き、イギリスやフランスはアラブ首長国連邦に集結、フランスはサウジアラビアにも戦闘爆撃機を配備したともいう。

 アメリカの大統領選挙でバラク・オバマが再選されるのか、ミット・ロムニーが勝つのかで状況は変化するだろうが、その大統領選挙では電子投票に対する疑惑が強まっている。投票をコンピュータ化した結果、票数の操作が容易になったと考えられているのだ。そうした疑惑も含め、アメリカの大統領選挙は中東/北アフリカ情勢にも大きな影響を及ぼすことになる。





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最終更新日  2012.11.04 03:21:56


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