《櫻井ジャーナル》

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2012.11.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 ハマスの軍事部門を統括していたアハマド・アル・ジャバリ参謀長を14日に暗殺したのに続いてイスラエル軍はガザを激しく攻撃、多くの市民が犠牲になっている。そうした中、各国のメディアが拠点として利用している地域が攻撃された。アメリカ軍にしろ、イスラエル軍にしろ、反シリア政府軍にしろ、メディアは目障りなのだろう。

 ところで、イスラエル軍のガザ攻撃を ヨルダンの反体制デモ と結びつける見方がある。14日にヨルダンの首都アンマンではガソリン価格などの値上げに反発する人びとがデモを行い、その際に国王の退位や王制の打倒を訴えるスローガンが聞かれたという。デモに参加した人の数は数百とも数千とも言われている。

 本来なら、ヨルダンが経済的に苦しくなったならサウジアラビアが支援するのだが、今回はそうしたことがないようだ。しかも、抗議活動にはサウジアラビアや現在のエジプト政府などと関係の深いムスリム同胞団も参加しているという。ムスリム同胞団は「運動」であって組織ではないというが、それにしても体制の打倒を口にするデモ隊にムスリム同胞団が加わったことは興味深い。

 昔から、イスラエルにはヨルダンをパレスチナ国家にすれば良いという考え方がある。ガザやヨルダン川西岸に住むパレスチナ人をヨルダンへ移住させようということだ。ウラジミール・ジャボチンスキーの秘書の息子、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は「大イスラエル」を夢見ている可能性が高く、パレスチナ人はヨルダンへ追放するつもりなのかもしれない。

 こう考えると、サウジアラビアがヨルダンに冷淡な姿勢を見せ、ムスリム同胞団が反ヨルダン国王のデモに参加している理由も説明できる。

 もっとも、この推測が正しいとしてもヨルダン国王はこの計画に抵抗するであろうし、その前に行われるパレスチナ人虐殺に対する中東や北アフリカにおける怒りは無視できない。

 すでに、 エジプトから約400名の活動家がガザへ「連帯」のために入った とも伝えられている。ガザ入りをエジプトの当局も認めたということだ。状況が流動的になっている現在、計算通りに動く可能性はむしろ小さいだろう。





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最終更新日  2012.11.20 04:07:30


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