《櫻井ジャーナル》

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2012.12.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 16日は総選挙の投票日である。マスコミの報道が正しいならアメリカ支配層の思惑通り、自民党が圧勝するらしい。自民党は小泉某にぶっ壊された政党。いわばゾンビ。このゾンビ政党が野田某を引き継ぎ、日本の庶民を地獄へと突き落とすことになるのかもしれない。

 まるで投票日に合わせ、日本や韓国の好戦派を支援するかのように朝鮮はロケットを打ち上げ、何らかの物体を衛星軌道に乗せたらしい。日本のマスコミは「ミサイル」だと表現しているが、爆弾を乗せているわけではないようなので、正しい表現だとは言えない。ロケットは単なる運搬手段にすぎず、爆弾を乗せれば兵器、つまりミサイルになるというだけのことだ。

 アメリカのネオコンは実権を握ったなら、元に戻れなくなる地点まで暴走する。自民党にしろ、民主党にしろ、日本維新の会にしろ、そうしたネオコンの強い影響下にあるようなので、同じプランを持っているかもしれない。

 こうした政党は強者総取りの自由主義経済を推進しようとしている。消費税率を引き上げたり、TPPを導入しようとしているのもそのため。TPPは民主主義破壊の仕組みだ、とアメリカでは批判されている。自由主義経済を推進するためには、民主主義を破壊することがどうしても必要だ。実際、米英ではファシズム化が急ピッチで進んでいる。

 呼び方を変えて人びとの心理を操作する手法はアメリカでもよく使われる。例えば、かつてアメリカ政府はアル・カイダを含むイスラム武装勢力を「自由の戦士」と呼んでいたが、今では「テロリスト」だ。彼らは状況によって名称を変える。名称によって人びとが受ける印象が違うので、人びとの心理を操作するためには重要な要素だ。

 そのアメリカ政府は最近、アル・ヌスラ戦線なるグループをテロリストのリストに載せたという。湾岸産油国をスポンサーとし、アル・カイダと近いと見られている1万人程度の武装集団。大半の戦闘員はシリア以外の国籍を持っているようだ。つまり、サウジアラビア、カタール、クウェートなどの湾岸産油国に雇われ、イギリス、フランス、トルコ、アメリカといった国々に支援された傭兵部隊だ。

 シリアの体制転覆に手間取ったため、反政府軍が非武装の市民やジャーナリストを狙撃したり、処刑したりする残虐な侵略軍にすぎないことを欧米諸国も隠しきれなくなっている。「市民を守る」などとメディアは宣伝していたが、真っ赤な嘘。

 こうした中、反政府軍を支援するために欧米や湾岸産油国が考えたのは、「良い反政府軍」と「悪い反政府軍」をでっち上げて誤魔化すという手法。 アル・ヌスラ戦線は悪い反政府軍にされた のだが、この部隊は反政府軍の中でも主力。そこで、 「シリア国民連合」のアーマド・ムアズ・ハティーブ議長も、この武装集団をテロリスト・リストから外すように求めている

 過去を振り返ると、テロリストのリストに載っているグループをアメリカの情報機関は秘密工作に使ってきた。今回もその「ノリ」なのだろうが、現場ではそうもいかない事情があるのだろう。

 潤沢な資金と多くの傭兵で組織されている反政府軍。それを相手にしているシリア政府軍が疲弊しているのは確かなようだ。NATOや湾岸産油国はシリア政府が化学兵器を使うと宣伝しているが、現在、懸念されているのは彼らが雇っている傭兵たちの動き。もし、シリアに化学兵器が存在するなら、それをイスラム武装勢力が手に入れる可能性があり、中東/北アフリカの戦乱はこれまで以上に凄惨なものになる可能性がある。

 1980年代から1998年までアル・カイダを訓練していたのはエジプトの将校だと言われているが、その将校はアメリカ軍と結びついている。アル・カイダを率いているとされていたオサマ・ビン・ラディンは2001年7月、9/11の直前に腎臓病の治療をするためにドバイの病院に入院していたのだが、そこには家族だけでなく、サウジアラビア人やアラブ首長国連邦人、そしてCIAの人間も病室を訪問していると報道されている。シリアで残虐行為を続けている反政府軍もコントロールできるとアメリカ政府は考えているのだろうか?





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最終更新日  2012.12.14 13:44:49


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