《櫻井ジャーナル》

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2012.12.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
NATOは18日からトルコへ「愛国者ミサイル」を運び込みはじめた イラン の参謀総長がミサイル配備は世界大戦を引き起こしかねないと批判、マフムード・アフマディネジャド大統領はトルコ訪問も取りやめた。

 これに対し、 ロシアは地対地ミサイルの「イスカンダル」(NATOは「SS-26ストーン」と呼んでいる)をシリアへ運び込んだという情報 が流れている。配備されるのは合計24システムで、トルコのほか、ヨルダンとイスラエルに向けられるという。本ブログでは何度か書いたことだが、ヨルダンは反シリア政府軍が拠点に使っている国のひとつ。

 NATOはミサイルの配備を「防衛目的」としているが、防衛力を強化するときは攻撃を意図している場合が少なくない。少なくともそう解釈されるのが普通。勿論、攻撃に使うことも可能だ。

 現在、ヨーロッパでもNATOは「愛国者ミサイル」を配備する計画で、 ポーランド には運び込んでいる。この計画にロシア政府は反発しているが、その根っこにはアメリカの約束違反がある。1990年に東西ドイツが統一される際、ジェームズ・ベーカー米国務長官はソ連の外務大臣だったエドゥアルド・シュワルナゼに対し、NATOを東へ拡大することはないと約束していたのだが、東への拡大を続けている。

 そのNATOに「秘密部隊」が存在していることは1990年にイタリア政府が公式に認めている。ソ連軍が侵攻してきたときに備えるという名目だったが、第2次大戦後のソ連はドイツとの戦いで疲弊、軍事侵攻できる状況ではなかった。逆に、イギリスのウィンストン・チャーチル首相はドイツが降伏した頃、ソ連を奇襲攻撃する作戦を立案するように合同作戦本部へ命令していることは前にも書いた通り。



 要するに、NATOは米英の支配層が利権を広げていくために使っている暴力装置。最初からソ連の軍事侵攻に備えることが第1の目的ではなかった。ソ連が消滅してもNATOが消滅しないのは当然のことであり、東ヨーロッパや中東/北アフリカへ軍隊を派遣しているのも必然だ。





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最終更新日  2012.12.20 03:37:58


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