《櫻井ジャーナル》

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2015.07.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 イスラエルは昨年7月から8月にかけてガザへ軍事侵攻、6カ所の国連が運営する学校を破壊するなど例によって破壊と殺戮の限りを尽くした。この攻撃を調べていた国連の独立調査委員会は2015年6月22日に報告書を発表、2251人のパレスチナ人が殺され、そのうち1462名が市民で、551人の子どもが含まれているという。一方、イスラエル側は兵士が67名、市民が6名。イスラエルが戦争犯罪を犯したことも認めている。7月4日には国連人権理事会でイスラエルの責任を認める決議を賛成41カ国、反対1カ国、危険5カ国で採択した。

 勿論、反対はアメリカ。報告書が公表された後、ベンヤミン・ネタニヤフ首相たちは国連人権委員会を辞めるかどうかを話し合ったようだが、アメリカのテッド・クルズ上院議員はアメリカが同委員会から抜けるべきだと主張したという。

 決議の直前にはIS(イラクとレバントのイスラム首長国。ISIS、ISIL、IEIL、ダーイシュとも表記)がハマスに対し、次はガザを制圧するという声明を出したと伝えられている。6月にガザからロケット弾を撃ち込んだのはISだということも明らかになった。

 昨年夏のガザ侵攻はハマスがヨルダン川西岸で3名のティーンエイジャーを誘拐、殺害し、ロケット弾を撃ち込んできたことへの報復だイスラエルは主張しているようだが、 ハマスは関与を否定 、実行を認めたのはISに忠誠を誓っているグループだった。

 そのISをイスラエルが支援していることは本ブログでも繰り返し、指摘してきた。 駐米イスラエル大使だったマイケル・オーレン は2013年9月、シリアのバシャール・アル・アサド体制よりアル・カイダの方がましだとエルサレム・ポスト紙のインタビューで語っているが、今年7月2日にはネタニヤフ首相がISをイランと比較し、脅威ではないとしている。そのISはイスラムやキリスト教に関係した歴史的な建造物を破壊しているが、ユダヤ教に関係した文化遺産には手を出していないに等しい。

 かつてはイスラエルの残虐行為を見て見ぬ振りの国が多かったが、最近は状況が変わった。そのアメリカがイスラエル、サウジアラビア、トルコなどと手を組んでアル・カイダ系武装集団やISを使っていることは公然の秘密だろう。アメリカは「友好国」の支配層を飴と鞭で動かしているが、孤立していることは否定できない。今後、脅し続けなければならないだろうが、そうなるとますます孤立する。アメリカはイスラエルと心中するつもりなのだろうか?





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最終更新日  2015.07.06 02:45:38


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