《櫻井ジャーナル》

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2018.04.01
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

 フランスのニコラ・サルコジ元大統領が3月20日に身柄を拘束され、事情聴取を受けたという。リビアの最高実力者だったムアンマル・アル・カダフィから2007年の大統領選挙のキャンペーン資金として5000万ユーロを受け取った容疑だ。この件について日記に書いていたリビアの元石油相は2012年にウィーンのドナウ川で水死体となって発見されている。

 2011年2月にリビア侵略は始まるが、その前年の10月に​ リビア政府の儀典局長だったノウリ・メスマリが機密文書を携えてフランスのパリへ亡命 ​、ニコラ・サルコジ仏大統領の側近やフランスの情報機関と接触している。11月にサルコジ大統領(当時)は「通商代表団」をベンガジに派遣、その中に潜り込んでいた情報機関や軍のスタッフはメスマリから紹介されたリビア軍の将校と会っている。この頃、フランスとイギリスは相互防衛条約を結んだ。

 ちなみに、リビアより1カ月遅れてスタートしたシリア侵略はイギリスが主導している。ロラン・デュマ元フランス外相によると、彼は2009年にイギリスでシリア政府の転覆工作に加わらないかと声をかけられたという。声を掛けてきたふたりが誰かは語られていないが、ニコラ・サルコジ政権やフランソワ・オランド政権がシリアでの平和を望んでいないとデュマに判断させるような相手だったという。

 シリア駐在のフランス大使だったエリック・シュバリエによると、西側のメディアやカタールのアル・ジャジーラがシリア政府が暴力的に参加者を弾圧していると伝えていた当時、実際は限られた抗議活動があったものの、すぐに平穏な状況になったことが調査で判明していたという。リビアでも西側メディアが宣伝したような弾圧はなかった。

 そのイギリスより早くシリア侵略を計画していたのがアメリカのネオコン。1991年の段階で、アメリカのポール・ウォルフォウィッツ国防次官(当時)はイラク、シリア、イランを殲滅すると語っている。これは ウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官 が2007年に語っている。 (​ 3月 ​、​ 10月 ​)

 また、アメリカがリビア侵略を決めたのは2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された数週間後だともクラークは語っている。ドナルド・ラムズフェルド国防長官のオフィスで作成された攻撃予定国に、イラク、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、そしてイランが載っていたというのだ。

 しかし、リビアやシリアへの侵略が始まった2011年当時のアメリカ大統領はバラク・オバマ。その政権の国務長官だったヒラリー・クリントンに対し、リビア攻撃にNATO軍を使うよう説得したのはサルコジだとされている。

 カダフィ体制は2011年10月に崩壊、カダフィは惨殺された。160億ユーロ以上の資金が預けられていたリビアの政府機関の口座は封鎖されたのだが、その資金のうち約100億ユーロが消えてることが2017年秋に発覚している。このスキャンダルとサルコジの身柄拘束に何らかの関係があるのではないかと疑う人もいる。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018.04.01 00:00:16


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: