confuoco Dalnara
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日本にもついにペンライトの波、光の革命のようなデモが。国会前に約2万4千人以上が集まったと、公共放送を除いた一部新聞メディアなどでも報道されていた。記事や写真、動画を見て思い出したことがある。2024年12月「非常戒厳」以降の韓国のペンライト・デモのことではない。韓国の民主化運動の時代、路上に出た人々を描いた小説の読書会の時のことだ。『ペパーミント・キャンディー』イ・チャンドン監督の小説集「鹿川には糞が多い」所収の「男の中の男 진짜사나이(本物の男)」の読書会は韓国のろうそくデモが始まった翌年、2017年のことだった。2013年12月6日に特定秘密保護法が強行採決され、恣意的な「秘密」指定により国民の知る権利が阻害されることを懸念した学生たちがまず国会前に集まり始めていた。遅ればせながら私も2015年冬?~初夏頃には国会前に行くようになっていた。その時見たのは、国会前に集まった市民が道路に広がらないように歩道と車道の間をガッチリ柵で遮断、その柵と柵が太いロープでぐるぐる巻きに固定されていた光景だった。当時撮った写真柵で塞いで封鎖してしまう、閉じ込められてしまう危険性をどんどん人が増えてあふれそうになった歩道で参加者たちは口にしていた。その後、遮断柵は撤去され、2015年8月30日の国会議事堂前には10万人以上、約12万の人が集まり戦争法案(安保法制)反対や安倍政権退陣を叫ぶ大きなうねりになっていた。そんな2015年頃の国会前や、2016年~2017年にかけて光化門前などの道路いっぱいに人々が広がっていた韓国のキャンドル集会も思い出しながら臨んだ読書会。ひとりずつ本について話す機会が与えられ私は内容とリンクさせながら、国会前に行っていたこともちらっと話した。モデレーターの映画監督は少し目を瞠っていたようだった。その後何人かがそれぞれ本について順番に話をし、私より年上らしい中高年女性の番になって彼女が言い放った言葉に耳を疑った。「自分は目立ちたいと思わないのでデモなんて行かない」と。見ず知らずの人に嫌味を言われたショックによる記憶違いで、もしかしたら「カッコつけたいと思わないからデモには行かない」と言っていたかもしれないが。とにかく、デモ参加に否定的だった。愕然とした。デモ参加者が主人公の、民主化運動の時代の小説の読書会で。デモに行くことは目立つこと、と的外れな定義を披露しつつ揶揄冷笑的に否定する。もしかしたら、韓国は民主的ではなかったからデモに行くことは必要かもしれないが、日本は一応民主主義の国だからデモに行く必要はない、と信じきっているのかもしれない。優越感で韓国を見下しつつ、韓国より「マシな」日本ではデモに行く必要なんてないはず、即ちデモにいくのは目立ちたいだけ、と短絡的に決めつけているのかもしれない。それにしても理解不能だ。日本のメディアが極右歴史修正主義政権に忖度し続け、違法、違憲な所業を真面目に報道しないせいもあるが、強行採決や憲法違反の悪行の数々も、国会前12万人も知らないとは。あるいは、アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーのいう「認知的不協和理論」の現われの一種なのかもしれない。国民主権も無視して強行採決した政府が悪質なのは薄々認識してはいるが、自分はデモに行きたくない、行動はしたくない、行かれない。でも、デモに行っている方がえらくて善良だとは思わない、思いたくない。だからデモに行く側を貶める。そうすれば自分が安心していられる。自分は悪くない、と安心するための現実逃避で安全圏からのデモ冷笑だったのかもしれない。日本でも広がり始めた今年のペンライト集会の光を見ながら読書会でデモを冷笑していたあの人は今...と思い出してしまった。こんなにまた多くの人が路上に出ざるを得なくなった時代に、何を思うか、と。(本当は、独裁が酷くなる前にもっと早く動くべきだったのかもしれないが)他人事(ひとごと)感、他者依存の民主主義はDemocracyか?と2018年、来日したケンドリック・ラマーの黒塗り文書ポスターとその反応も見ながら書いていた。しかし、2015年以来のデモの拡がりと、今回日本でもペンラの光が広がりつつあることにすこし感動し、短歌を詠んでしまった。(日本)民主化短歌紀貫之<思事ありてこそ行け春霞道さまたげに立ちな隠しそ>の本歌取り、というか一部言い替えただけだが一首。思事ありてこそ行け国会前柵や道さまたげに立ちな隠しそよみ人しらず<心にもあらぬ憂き世に墨染の衣の袖の濡れぬ日ぞなく>の本歌取りで一首。心にもあらぬ憂き世に墨滲む九条守れも10年余また一首。心にもあらぬ憂き世に手の中の光の糸飛ぶ霞の関もう一首。民塞ぐ柵を光は越えて行く国民主権の声響かせて(日本)民主化短歌は続く...to be continued...!?buzz KOREAClick...にほんブログ村 韓国映画にほんブログ村 映画にほんブログ村 映画評論・レビューにほんブログ村 韓国情報にほんブログ村 K-POPにほんブログ村Copyright 2003-2027 Dalnara, confuoco. All rights reserved.本ブログ、サイトの全部或いは一部を引用、言及する際は著作権法に基づき出典(ブログ名とURL)を明記してください。無断で本ブログ、サイトの全部あるいは一部、表現や情報、意見、解釈、考察、解説ロジックや発想(アイデア)・視点(着眼点)、写真・画像等もコピー・利用・流用・盗用することは禁止します。剽窃厳禁。悪質なキュレーション Curation 型剽窃、つまみ食い剽窃もお断り。複製のみならず、ベース下敷きにし、語尾や文体などを変えた剽窃、トレース、リライト、切り刻んで翻案等も著作権侵害です。
Mar 25, 2026