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WEB授業用教材ビデオを毎日作ってます。合成音声だと、「どうも聞きにくい」「頭に刺さる」と不評のため生徒用には、恥ずかしながら肉声を入れるようにしました。(;^_^Aこれまで「電池」の素材を作ってきましたが ※1「電気分解」のイオンの動きアニメーション素材ができたので4つまとめて紹介します。余計な説明や音声はありません。(5/14追記 左下の水酸化ナトリウムの電解を教科書記述にあわせました。 訂正板です)もしよろしければ、Web授業でご自由に使ってください。※1「電池」の家庭学習用教材⑥マンガン乾電池2020/4/30ブログにまとめてあります。
2020.05.09
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私なりにWEB授業用教材ビデオの作り方が固まってきました。iPadのプレゼンソフトKeyNoteを使い、これをiPad上で再生しながらナレーションを付けます。この時、画面キャプチャして動画をつくります。《これまでとても面倒だった》勤務校(県立高校)では、自宅待機の生徒に対して、学校のホームページで連絡し学習プリントを配布し、WEB授業用のURLを伝えています。これまで、WindowsやMacのプレゼンソフト、動画編集ソフト、画面キャプチャーやWEB授業用の動画をAviUtil(画像編集ソフト、フリーウエア)で作ってきました。Macのプレゼンソフトkeynoteで作ったファイルを画面チャプチャーし、Windowsに取り込んでAviUtilで字幕を入れて、動画にし、さらに、音声合成をつけて、、、などなどこれは無理だ。とんでもなく、時間を浪費します。こんなことをあれこれ試しましたが、簡単に比較的短時間でつくれれば(とはいえ、面倒なのですが)持続的に作り続けることができます。《iPadだけで教材ビデオを作る》これに、マイクから説明を付けながら、applePenで書き込みます。もちろん、書き込みも音声も動画で録画されています。出来上がったファイルは○○○○.mp4形式です。丁寧に説明しさえすればそのまま、編集せずに、(かんだり間違えても愛嬌です)ファイルを学校でアップしてもらいます。プレゼンソフト中心ですが、これに実画像動画(私は顔出し嫌なのでつけません)をつけたり、説明用アニメーションを付けることができます。《作成方法》①画面キャプチャー「画面収録」をセットする iPadの「設定」-「コントロールセンター」で「コントロールを追加」の中から「画面収録」を緑のプラスをタップして「含める」にいれます。②画面キャプチャー「画面収録」を起動するプレゼンソフトを準備し、プレゼン動作しておいてから右上端からスワイプするとコントロール画面があらわれます。その中に二重丸のアイコンがあります(上図青矢印)。それをタップし、キャプチャーしたい画面(ボケたプレゼン画面)をすると、「3,2,1」とカウントダウンのあとに録画が始まります。<5/9追記 このボタンを長押しすると「マイクの利用」が出てきます。もし、OFFになっていたら、タップしてONにしないと、マイクからの音を録音してくれません>あとは、本体マイクやヘッドセット(私はiPhoneのイヤホンマイクを使います)から説明を加えながら、ポインターやペンで強調・説明を加えていきます。上の図の最下部にある〇がそれです。左からポインター、赤~白のインク、取り消し、終了。これをapplePenでポチポチしながら、切り替えて説明、強調します。プレゼンが終了したら上部のコマンドラインのところに赤でストップマークが出るので、「画面収録」を終えます。動画は「写真」のところに保存されています。③編集編集はiPad添付のソフトiMovieを使います。このソフトを使い、説明を間違えて、やり直しした部分を切り貼りして完成した動画を作ることができます。もちろん、マイクで言葉を追加したり、タイトルや字幕を付けることができますよ。詳しい使い方は、ネットにたくさんあがってますから、そちらでしらべてください。このところ、この方法で作ってます。どこへでも持って行って使えますので、気軽です。最後に、ここで使っているiPad添付のソフトは「画面収録」、KeyNote、iMovieです。
2020.05.08
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塩化銅を例にして電気分解の考え方を目指して作りました。相変わらずの音声合成で、お聞き苦しいと思っています。音声を消しても字幕がありますので、利用される方は編集していただいて結構です。教育目的なら、利用はどうぞ自由に。
2020.05.05
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生徒家庭学習用教材「電池」の6番目「マンガン乾電池」です。これまでに電池については以下の動画をUPしましたのでリンクから飛んでご覧ください。「電池」の家庭学習用教材を作り始めました①電池の仕組み「電池」の家庭学習用教材②ボルタ電池「電池」の家庭学習用教材③ダニエル電池「電池」の家庭学習用教材④鉛蓄電池「電池」の家庭学習用教材⑤水素酸素燃料電池YouTubeでは、「ベンゼン屋」で検索していただければ、これまでの動画を見ることができます。
2020.04.30
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生徒家庭学習用教材「電池」の5番目「燃料電池」です。「電池」の家庭学習用教材を作り始めました①電池の仕組み「電池」の家庭学習用教材②ボルタ電池「電池」の家庭学習用教材③ダニエル電池「電池」の家庭学習用教材④鉛蓄電池教えている生徒には、テキストと解説を付け加えて配信するつもりです。残りは⑥乾電池です。
2020.04.29
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「電池」の家庭学習用教材を作り始めました①電池の仕組み「電池」の家庭学習用教材②ボルタ電池「電池」の家庭学習用教材③ダニエル電池に続いて、鉛蓄電池です。鉛蓄電池は、放電と充電、硫酸の密度にこだわったので、3分強の長さになりました。今後は乾電池と燃料電池の教材を作ります。こんなのでも、使えるかなと思っていただいたら、自由に活用ください。
2020.04.26
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「電池」の家庭学習用教材を作り始めました①電池の仕組み「電池」の家庭学習用教材②ボルタ電池に続いて③ダニエル電池です。続いて④鉛蓄電池を作る予定です。各2分で終わるよう、つくっています。すべてできたら、一つにまとめる予定です。この教材がもし、気に入っていただけたらどうぞ家庭学習用教材として、生徒にもご紹介ください。
2020.04.24
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「電池」の家庭学習用教材を作り始めました①電池の仕組みで生徒家庭学習用教材を作り始めました。引き続き ②ボルタ電池 です。今後、ダニエル電池、鉛蓄電池、燃料電池、乾電池などを作っていく予定です。
2020.04.23
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生徒の家庭学習用の教材です。AviUtilとゆっくりムービーメーカーで作成しました。恥ずかしいので、顔出し、声出しNGです。解説は「顔文字クン」が行っています。まだ慣れていないので、2分弱の動画作成に半日かかりました。今後②以降、ダニエル電池、ボルタ電池、鉛蓄電池を作る予定です。
2020.04.22
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Zoomで学習支援できないか検討しています。セキュリティ問題についていくつかのニュースをみつけましたのでお伝えします。これまで、学習支援にZoomを検討する①→2020/4/10ブログ学習支援にZoomを検討する②実際にやってみた→2020/4/11ブログ表題のセキュリティ問題については4/11ブログで触れています。上図の青いラインがその問題です。利用者が気を付けるべき点をあげました。以下の記事も「使うならこうすべき」という内容とほぼ重なっています。しかし、Zoom自体の脆弱性やプライバシー保護について次の記事がありますので、使うか使わないか、使う上でどんな覚悟が必要か、確認の上Zoomに向き合ってください。①「テレワークで利用者急増のZoom、安全性は問題だらけ」 Newsweek日本語版(2020/4/8ジェーソン・マードック)(1)「現在のセキュリティーでは不十分だ」 ニューヨーク州レティシャ・ジェームズ司法長官;3月30日(2)「ズーム・ボミング(爆撃)」(日本ではZoom荒らし)の増加に警告 FBI;3月30日(3)ユーザーのパソコンをハッキングしたり、スパイウエアをインストールすることが可能 国家安全保障局(NSA)に在籍していたハッカーのパトリック・ウォードル(4)「ビデオ会議の内容が完全に暗号化されていない」 情報サイト「インターセプト」(5)ユーザーのメールアドレスなどを盗み出せる可能性のあるバグを発見 IT系サイト「マザーボード」②利用者が爆増「Zoom」を使うと何が危ないのか(FBIがセキュリティ上の問題を指摘している) 東洋経済(2020/4/6アヤコ・ジェイコブソン)以下、記事の転載「ニューヨーク市教育委員会はZoomの使用をただち止めるように各学校に通達。同紙によると、ニューヨークの学校ではZoomに変えて、セキュリティが確保されているという理由から、マイクロソフト社のオンライン会議システム、Teams(チームズ)を使うという。」……「FBIはZoomのハッキング対策として、1. 会議や教室を「公開」しない。Zoomでの会議を「非公開」にするには、会議参加者にパスワードを発行する、ホストが会議への参加者を管理できる「待機室」を設定するという2つの方法がある。2. ソーシャルメディアの投稿で、会議や教室へのリンクを共有せず、特定の人に直接リンクを提供する。3. 画面共有オプションを管理。Zoomでの画面共有を「ホストのみ」に変更する。4. 2020年1月、Zoomはソフトウェアを更新したので、更新したバージョンを使う。この新しいバージョンではデフォルトに会議のパスワードを追加し、参加する会議をランダムにスキャンする機能を無効化した。……セキュリティ重視ならば、「Zoomの使用はやめて、グーグルのハングアウト(Hangout)や、シスコのウェベックス(Webex)などを使うべき。Zoomはこれでビジネスを失うかもしれない。セキュリティ対策をおろそかにするからだ」③ちょっときな臭いものでは Zoomのセキュリティ問題はなぜ「修正だけでは済まない」のか 脆弱性の“捉え方”から解説しよう ITmediaエンタープライズ(宮田健2020/4/7)……「カナダにあるトロント大学のグローバルセキュリティ研究所Citizen Labは「北米で実施されたWeb会議の一部が、本来接続するはずのない中国のデータセンターを経由する可能性があった」と伝えています。こちらに関しても、Zoomは修正したと述べています。」←Zoomは認めている今日のニュースでは、岐阜 休校中の全県立学校でオンライン授業へ 新型コロナ (NHK2020/4/15)今月20日から、高校や特別支援学校などすべての県立学校で、学校で教員が行う授業をインターネットを使って自宅にいる児童・生徒たちにライブ配信する「オンライン授業」を行うということです教育支援のための検討を行ってきました。一人では生徒のための「質問に答える双方向個別授業」「一方的な教授ビデオ」このくらいしかできません。(それでもまだましか…(;^_^A)どのように支援システムを学校や自治体で作っていくのか、教員がどんな準備をして「オンライン授業」の媒体を作るのか今後も考えていきたいと思います。
2020.04.16
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昨晩、研究会の仲間でZoomをつかってテストしてみました。ホストは私、参加者は3名で複数の場所からアクセスしてもらいました。そこで、使い勝手について少し議論できたので報告します。<参加形態>ホスト(私):MacBook Air WiFi接続参加者1:Windows Note WiFi接続参加者2:iPad WiFi接続参加者3:androidスマホ モバイル通信<通信状況>カメラ映像・音声・画像提示で行いました。気にならないディレイを感じましたが、スムースに意見交換できました。通信量は2.5時間/1Gbyteほどです(意外に多い)。<利用の実際>飛び飛びでわかりにくいかもしれませんが、試してみたいと思われる方は実際にソフトをいじってみるのが早道かと思います。1.会議小さな画面で参加者の顔(4人全員分)が映ります。ビデオoffをクリックした人はその人だけアイコンになり、声だけの参加になります。2.教材の提示意外に高機能です。MacBookとiPadの組み合わせでiPadでいつもの授業で使っている機能はすべて提示できました。こんな風に行います。上はMacBookの画面です。「画面を共有」(画面下の緑アイコン)をクリックしたところです。その左から3番目iPhone/iPad(AirPlay使用)をクリックすると。上の指示が出て、順に操作して「GoodNote」をiPadで立ち上げると、その画面が参加者の画面に映ります。ここにホストはapplePenで書き込みができますが、参加者も矢印や線や文字を書き込んで「ここがわからん」などと強調できます。参加者の書き込みは、おおもとの原稿には残りません。また、iPadで「元素図鑑」を立ち上げると下のようにちゃんと動画(実画面上では動いています)で表示されます。教室の授業では、プロジェクターを使ってこの2つのソフトを頻繁に提示します。教室の授業と同じ感じで使えました。GoodNoteについては以下のリンクから順にたどってくださいGoodNotes5を授業に使う:画像トリミングツール→2019/11/24ブログ元素図鑑については以下のリンクからたどってくださいTheodore Gray「元素図鑑」シリーズ3ソフトが720円→2019/4/23ブログZoom内蔵の「ホワイトボード」もあります。文字入力と手書きがあり、色もいくつか用意されています。紙の上で議論するように使えます。<いくつかの問題点と実際の運用についての感触>上の図はZoomをつかってみた問題点と対応を整理したものです。問題の大きなものをあげると①ネットワークの通信量が大きい 埼玉県の用意した「学校間ネット」はトラフィックが大きくなるのを嫌います。これまで、動画転送は禁じられています。Zoomを使った授業は「学校間ネット」をつかえないと思います。また、生徒はスマホを持っていますのでZoomに参加できますが、通信量が増えると通信料金の負担がおおきくなります。家庭にネットがつながっていない生徒もたくさんいると思いますのでネット格差が問題になります。②生徒の授業への参加姿勢や理解度がつかみにくい 動画で生徒の顔つきや雰囲気をかろうじてとらえることができますが、人数が多くなると実際の教室で対面しているようには理解度や参加度の雰囲気は伝わってきません。ネット授業で「双方向は難しいなぁ」というのが感想です。まだ、ネット授業を生徒に展開してません。上のようにクリアすべき問題がいくつかあります。当面、行うとすれば課題を与えて、学習や問題演習をしてもらい、Zoomで質問を受け指導することくらいでしょうかしかも、学校のネットを使わずにです。行政の問題もありますが、しばしゲリラ的な運用しかないような気がします。
2020.04.11
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緊急事態宣言により埼玉県でも5月6日まで休校が延長されました。2月末以来、休校が続く中で、生徒の学びたい、教師の教えたい気持ちがこれほど高まった時はないでしょう。ネットワーク経由の学習支援の可能性を探ってみたいとおもいます。検討するのはZoomとGoole Classroomですが、今回はZoomまずZoomミーティングのホームページから転載しますZoomミーティング基本的には無料バージョンを使います。3人以上100人までで使うときは40分間の制限がかかります。利用できる端末はMac,iPad,iPhone, Android,Windows用のアプリが用意されています。また、教育向けzoomも用意されており、今(コロナウイルスの休校対応で)なら40分の制限が取り払われています。注意しなければならないのはセキュリティの脆弱性が話題になっていること。アメリカの企業ではZOOM使用禁止するところもあります。機密性のある会議は使わない方が良いとも言われています。<対策>1.ミーティングにパスをかける2.パスワードを複雑にする3.アプリは最新バージョンにアップグレードする(セキュリティーの改善が進んでいる)4.SNSにZOOMのURLを公開しない(ZOOM荒らしが増えている=関係ない人が不適切な写真や言葉を載せてくる可能性がある) ↑これについては5.で対応5.画面共有の機能をホストしか使えないようにするさらに厳しくするなら6.メールでURLとパスワードを別々に送る7.チャット機能があるがプライベートメッセージをOFFにする(ONだと個別で勧誘や不適切な言葉が送られる可能性がある)ともあれ、インストールして教員仲間と今夜テストしてみたいとおもいます。インストールはZoomミーティングからダウンロードできます。
2020.04.10
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学年末試験せずに3学期が終わりトホホ…都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ→2020/3/1ブログということで、今年度の学年末試験は中止になりましたが、用意した試験問題を掲載します。試験範囲は「酸と塩基」です。授業内容を構造化したものは以下で、試験準備のために配布しています。2年文系学年末試験「酸と塩基」試験範囲 M.M風→2020/32/14ブログ
2020.03.08
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学習内容の構造と関係性を生徒の頭の中に作って欲しいと思い、各学期の定期試験前に作っています。もうすぐ学年末試験です。試験範囲は「酸と塩基」です。かなりゴチャゴチャしていますが、「わからないところがあったら、その前の学習事項に戻ってみてごらん」「何をするため、理解するために示されたタイトルか、左にたぐってごらん」などと生徒には話しています。2学期までの関連が深いので、それも上部に載せてあります。
2020.02.14
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実験動画を編集しなおして、生徒が自由に閲覧できることをめざしています。生徒が見るのにあんまりかたい内容だと辛そうです。そこで、こんな感じにしてみました。YouTubeにUPしましたが、画質が荒いのは勘弁してください。音声が入っています。私は動画編集にフリーソフトのAviUtilを使っています。これまではMacBook Airについてきた動画編集ソフトをつかってきましたが、レンダリングに時間がかかるので、AviUtilに替えました。タイトル画面作成やシーンチェンジ、字幕の表示に多様な表現力があるのでとても使いやすい。レンダリングも新しいPCが高性能なせいもあり、速いです。いくつか作ってYoutubeにアップしブログにリンク画面を載せています。(「YoueTubeにて「ベンゼン屋」で検索してみてください)詳しくはこちらのリンクでAviUtil-Wikipedia最近、AviUtilとリンクできる音声合成のナレーションソフトを見つけました。上の動画はそれ="ゆっくりMovieMaker"を使い、ついでAviUtilで仕上げたものです。"ゆっくりMovieMaker"の詳細は以下のリンクからご覧ください。ゆっくりMovieMaker-Wikipedia説明とツッコミで、結構軽い感じになったと思います。実際のインストールと設定は難しいですが、YoueTubeで検索すると、両者とも丁寧に解説している動画があります。その説明に従ってインストール、設定をしました。なんとか使えるようになりましたので、やってみたい方はそちらを参考にするといいでしょう。
2020.02.04
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ダイヤモンドは炭素の共有結合結晶として授業では必ず取り上げられます。硬いこと、特有の屈折率で美しいことを解説してきました。しかし、熱伝導率が非常に高いことに気が付きました。室温で1000-2000W/(m・K)です。他の物質と比較してみましょう。金属から急に熱伝導率があがります。結晶の振動+自由電子の振動といわれています。しかし、ダイヤモンドでは銀(428)の5倍も伝導率が高い。さらに、カーボンナノチューブ(3000-5500)とさらに高くなります。熱伝導率については炭素単体の特異的な性質であるといえるでしょう。PGS グラファイトシート(PGS=Pyrolytic Graphite Sheet)というのがあります。パナソニックが開発した非常に高い熱伝導性と柔軟性を持つ結晶性グラファイトのシートのことで、1998年に熱伝導率700W/(m・K)のPGSグラファイトシートを熱対策用シートとしてノートPCのバッテリー冷却用に使用されたのを皮切りに、携帯電話、スマートフォン、タブレット、デジタルカメラ、パソコン、半導体製造装置などの様々な発熱対策に採用されています。12月にコンピューターを自作しましたが、その際CPUとヒートシンクの間に塗る熱伝導グリスを検討しました。その際、「ナノダイヤモンドグリス」というのがありました。ダイヤモンド微結晶をシリコンにけんだくしているようです。熱伝導率は16W/(m・K)とありました。私は「ダイヤモンド微粒子の熱伝導率なんて!?」と懐疑的だったので、別のグリスを使いました。今考えると、ダイヤモンドグリスのほうがよかったかなぁ。以前はダイヤモンドは装飾品かガラス切り位しか身近ではなかったのですが、高い熱伝導性を生かした製品、特にスマホやコンピュータなどの電子部品として、陰で頑張ってくれているんだと新しい発見です。YOUTUBE「minspr」さんの「まてりある's eye」にこの熱伝導について面白い実験がありました。
2020.01.12
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すみません('◇')ゞ嘘でした①氷はなぜ滑る→2019/12/28ブログに続いて、「すみません...」です。題名の「ホールピペットの最後の一滴」の処理についてはJIS(日本工業規格)とISO(国際標準化機構)では違っています。世界中どこも同じだと思っていた処理法ですが教員として違いを知っておこうと思います。皆さんはホールピペットの最後の一滴をどう指導していますか?ホールピペットの最後の一滴(0,05mLくらい)の扱いについて2通りあります。①ピペットの先端を受器の器壁に当てたまま一定時間おく。②ピペットの先端を受器の器壁に当てたまま、吸い口を指で塞ぎ、玉の部分を手のひらで温めるなどして残滴を出す。日本では②の方法で行うようです。また、日本のピペットは②で計るように作られています。ガラス体積計の基礎知識 JIS R 3505 改正原案作成委員会 関係する部分をそのまま載せますが、はっきりと「こちらにする」とは書いていません。他でもホールピペットの最後の1滴http://kuchem.kyoto-u.ac.jp/ubung/yyosuke/uebung/last_drop.htmこんな感じで、日本では①「自然に出るとこまで」か②「押し出す」どちらでいくのか決まっていないようです。最後に、質量,容量の正確な計量 - 日本分析化学会ここでは②「押し出す」方式です。国産の測容器が②で作られていのでしょうがないかなぁ。原文一部です。日本独自か、国際標準にするか、あいまいな状態が現在です。気になって高校の教科書を調べてみたが、「最後の一滴」の記述はありません。書けないのでしょうね。旧計量器検定検査規則(1993年11月1日まで)は球部を手で温めて出すと正確になるようにホールピペットを作りなさいとなっています。現在でもJIS規格にホールピペットについて明文化されていません。工場では、日本向け製品を旧計量器検定検査規則に従って「やむなく」作っているようです。(JIS規格には書いてないから)あいまいな感じで「すいません...」でも日本のホールピペットは旧計量器検定検査規則で作られておりそれは、手のひらで温めて最後の一滴を出す。欧米のホールピペットはISO規格それは、器壁に先端をあてて数秒待って、自然流出させる海外の文献を使ったり、留学したときに学生さんは混乱するだろうなぁ意識して教えた方がいいのかなぁ
2019.12.29
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今朝、NHK「チコちゃんに叱られる」(12/27の再放送)チコちゃんに叱られる NHKをみていて、「氷はなぜ滑る?」が質問の一つでした。ここでは、バート・ウェーバー、長田有希らによるMolecular Insight into the Slipperiness of IceJ. Phys.Chem.Letters 2018.9.11がもとになっている解説がありました。2018年に報告されたものです。私は授業で教えていたのは通説で嘘だったことが判明。ごめんなさい。私はこれまで、授業「物質の三態」のところで、次のように説明していました。「スケート靴のブレードが氷の上でなぜ滑るのか?」スケートの刃が氷を押し付けるときに氷表面にとても高い圧力が加わり氷が融けるから、氷と刃の間に水の層ができてこれによって滑る。しかし、靴底のような接地面積が広く比較的圧力が小さな状態でも滑ってしまうことを説明することができませんまた、スキーのように接地面積を広くしても雪やアイスバーンの上でよく滑ることとも矛盾します。以上は間違いでした。さて、2018年にJ.Phys.Chem.Lettersに報告された論文では長田らは実測摩擦係数とシミュレーションを比較し、氷表面の水分子が液体(分子間の水素結合が強い)というより、気体(弱い)のようにふるまって「滑りを引き起こす」といっています。ホバークラフトのようになるわけですね。以下、報告内の図です。水の結晶上面の水分子がコロコロと転がって移動していく様子が説明されています。さらにー100℃から0℃まで摩擦係数μを実測値とシミュレーション値を示しています。-100℃から摩擦係数は徐々に下がり、-7℃で最低になります。(そこからまた上昇する)スケートリンクのもっとも滑りやすい氷温は経験的に‐7℃といわれています。とてもよい一致です。また、傷ついた氷表面が自然に早く修復されるのも、表層水分子のすばやい移動が原因しているとも言っています。 -10°Cでの自己修復氷。(a)ドライバーを使用して氷の表面に手動で傷を付けた直後に干渉計で測定した傷(b)スクラッチは、わずか7分後にほぼ完全に回復する出典が英文なので、読み違いがあるかと思います。その際は、ご教示いただければありがたいです。
2019.12.28
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先日行った文系2単位2学期期末試験とテーマは「化学反応式と量的関係」でした。「化学反応式と物質量」がテーマの2学期期末試験→2019/12/17ブログ化学基礎ではこの内容に向けて一学期から授業内容をつみあげてきました。たくさんの内容を統合する必要があるので、最も大切で、最もつまづきやすいテーマです。この内容について「Google form」を使って、生徒にアンケートを取りました。質問と回答はいかです。6262名(66名受講)の回答です。「複数回答あり」「その他で自由記述」してもらっています。反応式を書くとき間違える原因は①一つ一つの化学式が書けない(78%)②係数を当てはめて原子の種類や数をそろえることができない(26%)1学期にしっかり化学式のドリルをしておかないと反応式を書くときに影響します。つぎは物質量[mol]です。①分子量や式量の計算を間違える(32%)②物質量から気体の体積が計算できない(24%)③気体の体積からその質量を計算できない(34%)分子量の計算(原子量の足し算)は化学式を正確に書いて、その意味をしっかり理解していないとうまくいきません。先に書いた「化学式」のドリルがここでもきいてきます。ここでも、「反応式」が影響しています。①反応式が書けない(60%)②反応物が過剰なとき反応量がわからなくなる(50%) ②については、応用編ですので、むしろ①が問題かな。このテーマの素養は①化学式と名称②化学反応式③物質量④反応式と物質量の関係です。もっとも基礎的で、すべてに影響しているのは「①化学式と名称」です。あわせて、授業の印象も取りました。理由を書いてもらっています。上は一部です。授業評価の一部です。2単位の授業です。演習なども充実させたいので早口の授業になり、ゆったりした授業でないので生徒も苦労しているようです。さて「Google form」というアンケートソフトはべんりです。URLはQRコードで伝えます。生徒はスマホで回答します。回答が終わると生徒も集計結果が見えますので、仲間の様子と比較して自分の様子がわかります。「Google form」についてはこちらに詳しく述べています。文系化学基礎2単位期末試験 生徒へのアンケート→2019/7/14ブログ
2019.12.20
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2年文系基礎化学(2単位)の2学期期末試験問題の紹介です。試験時間は50分、見直す時間はほぼないでしょう。しかし、初見の問題ではないので、教科書や問題集の問題でしっかりドリルしていると全問手がつくと期待しています。さて、結果です。100点満点で、横軸:得点範囲、縦軸:人数です。2クラス66人の結果です。最高点96,最低22点。平均、中央値共に50点です。「平均70くらいはいけるかなぁ」と勝手に思っていましたが、とても残念(生徒に言わせりゃ「そりゃ無茶だぁ」)3つの難関があり、やはり誤答にもそれが現れていました。①化学反応式をしっかりかけるか。②物質量[mol]やモル濃度[mol/L]を計算できるか。③物質量に化学反応式の係数をあてて物質の量を計算できるか。これはなかなか手強いかな。3学期は「酸と塩基の反応」です。これらを、クリアしないと、授業に差し支えます。
2019.12.17
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上の図は、「化学の内容を構造的に捉えてほしい」との願いから、各定期試験の前に生徒に配布し説明します。すでに1学期から4枚目になります。 本来は、全体の構造は生徒自身が作り上げることが大切で、それが勉強になると思います。内容を理解していても、ドリルが大切=力をつけるものと思うので、問題を徹底的にやっておいてもらいたい。
2019.12.02
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期末試験に向けたマインドマップ風まとめです。2学期は物質量(mol)ー化学反応式の作り方ー化学反応の量的関係と授業を進めてきました。2単位の授業ですから、様々な学校行事で潰れるとちっとも進みません。3学期では、酸塩基反応までで2年次は終了です。文系では3年生になると化学基礎をさらに選択できるので酸化還元反応などこれ以降の範囲は3年に持ち越します。
2019.11.20
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2学期の中間試験が終わり、採点と生徒の指導が終わりました。毎度、定期試験の問題とその結果をブログに載せています。先生方のご批判を頂いたり、参考にしていただければと思い、恥ずかしながら掲載します。文系2クラス65名が受験しました。結果は以下です。生徒に自信をつけてもらうために、目標平均点は80点でしたが算数の不得意な生徒もいて(さすが文系)、計算問題で得点できませんでした。今後,「物質量」「化学反応式」へと進みます。そのために、今後の目標を伝えました。【今後の授業で再度必要となる誤解答の多い問題】【1】この知識を理解し整理することは物質を構造的に捉えるのに絶体必要【2】14族の水素化合物のように、構造のよく似ている分子では、(A)と沸点の間に一定の傾向がある。(2)下線部について、一定の傾向とはどのようなものがあるか。30字程度で記せ。「A ファンデルワールス力」と沸点の間の傾向を述べれば良い(3)問われているキーワードを意識して記述(キーワード→無極性分子・極性分子)(4)(キーワード→水素結合)【4】日常生活で見かける物質にいつも意識を向けること【5】(1)(2)比例計算と「相対質量」 「相対質量」の意味をとらえてる?【6】(6)水酸化カルシウムCa(OH)2 小さな2の意味(8) 硫酸銅(Ⅱ)五水和物CuSO4・5H2O 大きな5の意味
2019.10.30
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生物と物理の先生に頼まれて、DNAの相補性モデルと有効数字を考える「定規」をレーザー加工機で制作しました。GグアニンーCシトシンとAアデニン-Tチミン間の相補的な水素結合が選択的に行える1つ5cmほどのパズルのようなモデルです。電気陰性度の大きなO酸素原子とN窒素原子は丸くふくらませ、H水素は凹みを作ってあります。GーCは3箇所の、A-Tは2箇所の水素結合ができるようになります。一方、AーC、GーTでは2箇所、水素結合ができますが一つ水素結合があまります。このセットを複数生徒用に作っておけば、生徒も理解しやすいでしょう。物理では、初めに「有効数字」と「測定」の話をします。化学でも2年で復習します。そのために、教科書のサイズを次のようなものさしで測定します。紙で作ってあるので強度が心配でしたので、アクリル板で作り直します。保管用に丸穴をあけた25cmの定規です。1mm、1cm、10cmの目盛りがふってありこれを使って教科書の幅を測定させます。目盛の間を目測で読んで、測定値とします。有効数字最終桁は目測値となり少し不確かなのがこの測定を通して印象深く理解できるでしょう。最後の1枚は25cmの長さに24と目盛りが刻んであります。単位はcmではないので、別の単位として考える必要があります。多様な単位を受け入れ学ぶ機会です。長さはcmやmばかりではない。例えば「1ベンゼン」とか(笑)購入したレーザー加工機をどんどん使って、教科に役立たせたい。様々なアイディアをもらって作って行きたいと思います。
2019.10.02
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100円均一のダイソーでこんなパズルを見つけました。混ざった赤と青のボールを連結した球体に分けるパズルです。これを見て、「混合気体のモデルじゃん」と同僚のM先生が持ってきました。ドリルで穴を2箇所開け、中央はビスで軽く止め混ざらないようにします。一つの球体に開けた穴はリーマーで広げて、球の出し入れができるようにして全ての球を取り出します。青の球を選んで入れ直し、ビスで止めた後、赤の球を入れて栓をします。これで準備完了。あとは、中央のビスをとって、激しく振ります。分子運動です。2種の球はしっかり混合。混合気体のモデルです。例えば、こんな問題を解くに当たってイメージを持ってもらう小道具にどうでしょう。混合気体関連では「ドルトンの分圧法則」演示実験にこんな装置があります。演示実験:ドルトン分圧の法則実証2018/12/4ブログ
2019.09.24
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文系2単位の授業では、現在「物質と化学結合」イオン結合結晶、分子結晶、共有結合結晶の分子や原子、イオンの集合状態と結合が生み出す性質について学習しています。その授業で2億倍の結晶模型を黒板に磁石で貼り付けて説明します。水分子と水素結合による氷の結晶です。雪の結晶が六角形なのもうなづける。大きさは40cmくらいです。大きいのが印象的、教室の奥まで伝わります。次は、黒鉛です。2層作って構造を説明します。そして、ダイヤモンド。正四面体型に積み上げてピラミッドのようにしています。高価なキラキラ宝石も所詮、炭素の塊。直径7cmの球を使っています。そして、イオン結晶です。NaClを表現しています。カットして2億倍にしてあります。4つのユニットで作って、並べています。イオンの連続性を表現したり、劈開性を説明するためです。
2019.09.17
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授業はGoodNotes5とプロジェクターで進めています。先日、GoodNotes5のVerUpでさらに便利になり、計算アプリとの連携で授業が快適になりましたので紹介します。1学期のまとめ「教材作成・提示編」→2018/7/13ブログ①GoodNote5がVerUpし、プレゼン機能が付加されました。 このVerUpでは、レーザーポインターが追加されて、注目させたい箇所を指示できるようになりました。写真、右上の赤い丸がレーザーマーカー残光モードで表示したものです。Apple pencilをiPad状においておけば残りますが、離すと0.5秒くらいで消えます。そのほか、通常のレーザーポインターのように点で示すこともできます。②YouYube・Amity-senseiの「電卓を超える!!iPad計算アプリx Goodnotes5で最強ノート術」 YouTubeで興味深い記事を見つけたので、ご覧ください。Amity-senseiの「電卓を超える!!iPad計算アプリx Goodnotes5で最強ノート術」授業ではまもなく、物質量(mol)の計算練習に入ります。授業中でもこの計算アプリを立ち上げて、計算練習をサポートできます。また、計算問題プリントを作るのにも役立ちそうです。My Script Calculaterは9/4時点で360円でした。
2019.09.04
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2学期が始まります。中間試験までの授業計画をマインドマップ風にまとめてみました。1学期には「物質の成り立ち」=原子と結合について以下で紹介しました。2年文系化学(2単位)新学期学習計画(1)物質の成り立ち→2019/3/23ブログ2学期中間試験までの授業内容は以下です。[❷物質量と化学反応式]ではいよいよ「mol」の登場です。1学期までの[❶粒子の結合]については生徒もよく理解してくれているようですが見えない粒(原子や分子)の数を数えること、算数(比例計算)が必要なこと、2点が生徒にとって、理解を妨げる元になっているようです。「物質量」では、ドリルを適宜行うなど、生徒に自信をつけてもらうためにいろいろ工夫しなければならないと思っています。
2019.08.30
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「伝わるプレゼン資料の作り方」講座に参加しました①→2019/08/27ブログではポスターやパワポの色とレイアウトについて記しました。今回は、フォントとレイアウトについての内容です。高橋先生の講座では①癖のある書体は使わない ゴシックやサンセリフが良い。とくにプロジェクターを使う環境では明るい環境での文字のかすれが起こらないので視聴者にとって余計な負担をかけず、内容に集中してもらえます。 また、日・英文混合表記でアルファベットに和文書体(従属欧文)を使うと文字間一定になり、英単語がすっきり入ってこない。 そこで、 MSゴシック・明朝は古い書体で、その後作られた書体が読み手にストレスを与えない。高橋先生オススメは、メイリオ(和文)+SegoeUI(欧文)の組み合わせだそうです。②パワーポイントはデフォルトでは日本語表記になじまない 英文表記を基本として作られた「パワーポイント」でデフォルトでそのまま使うと行間が詰まりすぎて読みにくい。また、単語の中で改行したり、行頭にはみ出した1〜2文字は可読性を妨げます。その他、表現法についてたくさんの示唆をいただきました。授業や研究発表で役立てそうです。もっとも、余計なことをずらずらと並べ立てては体裁が良くても、全く何言ってるか伝わらない。伝えたいことをしっかり載せて、余計なことは一切書かないのが大切かと思います。詳しくは、高橋先生のWebを「伝わるデザイン」で検索してみてください。
2019.08.29
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授業や研究会でパワポ、プリント、ポスターを使います。内容が良くても、相手に伝わらない、興味を持ってもらえない、ならば意味がない。夏休みのこの期間ですが、校内で「伝わるプレゼン資料の作り方」講座がありました。千葉大学大学院理学研究院 高橋佑麿先生の講義です。大学・大学院では研究発表にあたって、プレゼン能力の養成は必要です。その能力は高校生にとっても今や求められます。教員としても、今までの授業=プレゼンを振り返って進化させる必要があります。印象深かったものから、話の順を無視して書いていきます。①弱視者も考えた配色上の写真左は一般色覚者、右は色弱者の見え方です。色を変えて強調するとき、グラフを塗りつぶすとき、色弱者は寒色系同士の色、暖色系同士の色の区別は難しい。赤と緑の区別が難しいことは言われていましたが、寒色系だけではどれをとっても違いがわかりません。色を変えるときは寒色系と暖色系を組み合わせて使い、文章中の文字の強調は太字や背景、下線を使う。②文字や背景に使う色は白黒と赤青など合わせて4種類 これまで色々プレゼンを見てきましたが、さまざまな色を使ってド派手な資料は目が疲れて、もちろん内容も入ってきません。上のような例はなかなかいい感じです。③全ての要素を揃えて配置・迷子にならないレイアウト 特にポスターの配置です。配置の悪いポスターは次にどこを読めばいいのかわからなくなります。これも人の通常の目の動きに合わせて配置します。理解してもらおう、理解しようという場面では情報がスムースに入ってこなければなりません。読んでいただける方に、内容以外の煩わしさを極力かけてはならない。この講座は、プリントや授業のプレゼン資料を作る上でとても勉強になりました。この他にも参考になる話がありましたので、ブログでもう一回紹介しようと思っています。高橋先生のこのお話の元になるWebも次回紹介します。
2019.08.27
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補習「見えない粒を見る」化学講義実験が終わりました。「ビリリン」の感想は化学補習「ビリリン」授業アンケート→2019/7/24ブログにそして、「解けるか?溶けないか?」「気体の質量をはかる」の感想を載せます。例によって、Google formで集計しました。そして、感想は以下です。この補習で、私が満足しなかったのは「溶けるか?溶けないか?」シナリオ的にこなれていない。時間配分が状況に応じてコントロールできない。など、反省しています。生徒たちはよく理解してくれたようなので少し安心しましたが、まだまだ修行が足りないなぁと思います。「気体の質量をはかる」は計算があり、また浮力という概念を実感することを目的としたものですから、生徒には難しい内容です。イメージを伝えるのは難しい。もっとも生徒たちはよく頭脳を活用してくれたようです。
2019.07.27
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今日は補習最終日。補習全体の概要はこちらです。今年も化学補習「見えない粒を見る」準備しています→2019/7/18ブログ今日のテーマは「気体の分子量をはかる」です。テキストです。「教科書の記述は仮設と思え、実証は実験にある」この姿勢で、実験してもらいます。①22.4L気体を集めると分子量にgをつけた質量になる。 この実験ではボンベの質量変化で、窒素と二酸化炭素の分子量は±3%の誤差で求められます。 これで、仮説の検証は終わり。②しかし、バッグの気体をはかると 窒素は元のバッグより軽くなる(マイナスの値)、 二酸化炭素はボンベで減った質量よりもはるかに少ない質量増加になる。この補習で最もやりたかったのは②です。生徒の中で、初めは「おかしい!失敗したのでは」と騒ぎになりましたが。実験班3班の値を集めると、同じような値。「さあどうして?ヒントはKY」と聞くとちらほらですが、空気の浮力(ヒント空気読めに気がついてくれました)。「では、その仮説をどう実験で証明する?」今年はなんと2年文系の生徒が「同じ気体で、体積変えて質量を測ればいい」と発言。文系化学受講者すごいです。発想に関しては文系理系関係ないなと感心してます。さらに「体積が大きい方が軽くなる」というので、ではこんなものでやってみようと、準備した注射器を使って実験してもらいました、③注射器の重さの変化注射器、ゴム、釘の質量をはかっておいて、注射器のピストンを頑張って引いて、このままでは戻るのでピストンに開けた穴に釘を通して止めてから、質量をはかります。0mLから40mLの体積体積増加になるよう、穴が開けてあります。前の質量より、0.05g軽くなります。そう、軽くなった分が空気の浮力。生徒は不思議そう、空気の浮力についてもやもやした感じでした。私も水の浮力になぞらえて、空気の浮力を話したり、生徒の質問に答えたりしましたが、少し時間をとって、班の中でいろいろ議論してもらいました。生徒同士の議論がよく納得に結びついたようです。ここまで、開始から45分。残りは、アンケートの時間としました。この実験は、生徒にとって刺激的です。詳しくは、昨年の補習↓からリンクを辿ってご覧ください。補習「見えない粒を見る」化学実験講義7日目最終→2018/8/2ブログ
2019.07.26
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昨年の「溶けるか溶けないか」はこちら補習「見えない粒を見る」化学実験講義3日目→2018/7/26ブログ夏期講習で分子模型→2018/7/28ブログ分子模型を使って、構造と溶解性を理解します。50分2回の授業を行いましたが、途中生徒に議論させましたので最後の整理の時間が足りなくなりました。3回なら十分にできる内容です。しかし、地味な実験(溶けるかどうか)ばかりなので、冗長な講義になり飽きられそうなので、ペースを速めました。おそらく、水酸基と炭化水素基のバランスと溶解性、そして界面活性剤・コロイドの話は生活と結びついて納得・理解してもらえたのではと思います。流れをKeyNote(Appleのプレゼンソフト)の画面で追ってみてください。最後の整理は、次のプリントを配って、私のお話で終わりです。生徒のアンケート、感想は最終回「気体の質量をはかる」50分の後、まとめてとります。
2019.07.25
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ビリリン」後半、化学補習「見えない粒を見る」2日目→2019/07/23ブログ2回の講義でした。終わった直後、スマホから生徒に授業アンケートを書いてもらいました。アンケートはGoogle Formで作り集約(自動でしてくれます)しました。Google Formの概要はこちらのブログをたどってご覧ください。文系化学基礎2単位期末試験 生徒へのアンケート→2019/7/14ブログで、結果です。12名中11名の生徒が答えてくれました。「ビリリン」はほぼ年1回しかやらないし、当日雨で湿度が高かったので準備と私自身の緊張感でつからますが高評価だったのでよかったー。
2019.07.24
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「ビリリン」前半、化学補習「見えない粒を見る」1日目→2019/07/22ブログに引き続き、2日目「ビリリン」後半です。「ビリリン」楽知ん研究所大道仮説実験を補習でやります→2019/07/21ブログのKeynoteにストーリー全てをのせました。そのうちの「問題7」からです。実験は予想とその理由説明、実験と進んで、質問3です。これが最後の問題で、生徒に実験を見てもらった上で説明してもらいます。もう終盤です。この辺りになると、電子の動きを的確に説明できるグループが増えてきます。そうでない生徒も他の生徒の説明を納得して聞いていました。あれこれ議論して、楽しく勉強を終えました。生徒もたくさん頭脳を使ってくれました。この後、アンケートをとって終了です。結果は次回掲載する予定です。
2019.07.23
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補習が始まりました。今日は「ビリリン」1回目前半です。はじめに「百人おどし」をアイスブレークで。みんなでビリビリして、硬いムードを壊します。昨夜から小雨で、湿度は高かったのですが、1時間前からエアコンかけて、ティッシュペーパーを乾燥させるなど準備しました。どの実験もうまく披露できました。発泡スチロールの台に乗ったり、降りたりしながら「ヒラヒラくん」が開いたり閉じたりするのを予想して、説明させます。電子の動きをイメージさせる訓練です。<関連>今年も化学補習「見えない粒を見る」準備しています→2019/07/18ブログ全体の講義実験の流れはこちらでみてください。「ビリリン」楽知ん研究所大道仮説実験を補習でやります→2019/07/21ブログ
2019.07.22
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化学補習「見えない粒を見る(講義実験補習)」を明日からはじめます。構成とテーマは今年も化学補習「見えない粒を見る」準備しています→2019/07/18ブログ生徒は原子や分子はなんとなくイメージしていそうですが、電子となると全くイメージができません。これが、のちの「酸化還元反応がさっぱりわからん」という感想につながるような気がします。楽しみながら電子の動きの様子を体感してもらうために補習します。タイトル「ビリリン」は楽知ん研究所が出版(2001年)した本(写真上)からです。この本のシナリオに従って講義を進めます。(どうぞ「楽知ん研究所」で検索してください。活発に活動しています)講義はKeyNote(アップルのプレゼンソフト)で進めます。50分2回の講義を予定しています。以下に紹介します。講義の流れがわかってもらえたかと思います。実際の講義の記録は次回ブログで
2019.07.21
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毎年、夏季休業中に補習を行います。いつも授業時間が足らず、実験を満足にしていませんので毎年この時期に、実験しながら講義を行う補習をしています。補習「見えない粒を見る」化学実験講義:生徒の評価と感想→2018/8/4ブログ5回の講義で、各回50分です。補習テーマは3つ用意しています。①ビリリン補習「見えない粒を見る」化学実験講義4日目→2018/7/27ブログ50分2回で忙しい展開になりそうですが、補習のはじめに生徒にワクワクしてもらおうと思っています。ねらいは電子の動きをイメージしてもらうことです。静電気を発生させて動きを体感してもらいます。②溶けるか溶けないか補習「見えない粒を見る」化学実験講義3日目→2018/7/26ブログ夏期講習で分子模型→2018/7/28ブログ50分2回の授業を予定しています。分子模型を使って、構造と溶解性を理解します。③気体の質量補習「見えない粒を見る」化学実験講義7日目最終→2018/8/2ブログ50分1回の講義です。気体を袋に詰めて、ボンベの質量を変化をはかります。また、袋の質量変化もはかります。空気の浮力で予想より軽くなります。浮力についても考えてもらいます。2年生の生徒を対象に募集しました。理系9名(化学4単位受講)、文系4名(化学2単位受講)が参加します。嬉しいのは、文系生徒が4名参加してくれたことです。楽しく勉強してもらえればいいと願います。
2019.07.18
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文系化学基礎2単位期末試験 生徒へのアンケート→2019/07/14ブログまで、3回にわたり期末試験の話題です。生徒に対して2学期の化学基礎学習のため、これから幾多の試験を乗り越えるためにいくつか書きます。①期末試験のアンケートを見ると、生徒の苦労した問題があります。この問題は、何年も前の入試問題(慶応大だったかな)を改変したものです。電子式→構造式→分子の形を問う問題です。「共有・非共有電子対から分子の形を考える」ことがこの入試問題の素晴らしいところだと思います。電子式、構造式を網羅し電子対の反発を3次元的に考えさせる問題として秀逸だと思います。ドリルや記憶だけによらず原理から解答を導きだす。そこで、生徒にとっては初見の問題でしたが出題しました。生徒が苦労した様子がアンケートや得点に現れています。多くの問題が記憶やドリルで片付く試験でしたが、この問題は生徒に考えることを問う問題でした。生徒にはこれからの様々の試験に向かうにあたって、原理を学んで、論理を展開し、解答を導く、ことをこの問題から学んでほしいとお願いしました。②2学期の学習のために2学期は化学反応式と量的関係が中心テーマです。素養として組成式・分子式・名称を正確にかけることが重要です。これができないと2学期全体のつまづきの元になります。夏休みの宿題にはしませんでしたが、ドリルの十分でない生徒には補っておいてくださいとお願いしました。この2点を、生徒に話して答案返しの時間を終えました。アンケートを紹介して終わりにします。というわけで、伝わっているなぁと思いました。でも、夏休みで生徒は忘れちゃうだろうなぁ
2019.07.15
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数日前に答案返しを行い、生徒に問題・解答を振り返ってもらいながらアンケートをとりました。アンケートはスマホからGoogle formを使って解答してもらいました。文系化学基礎2単位 期末試験問題→2019/07/12ブログ文系化学基礎2単位 期末試験結果→2019/07/13ブログgoogle form でアンケート→2019/05/27ブログスマホ上のアンケートページは以下です。各問題に対する難易度、2学期に向けての学習の意識、1学期の授業の感想・意見を聞きました。即刻、設問者がGoogle Formを開くだけで自動で集計されます。今回の回答数は57名(在籍65名)です。①問題の難易度について「取り組みやすかったですか?」と聞きました。②期末試験の得点に満足しているか?頑張ったか?③1学期授業の感想・意見(自由記述)以上の結果は、Googleがカウントしグラフ化・集約してくれました。それをcut&pasteして載せました。アンケート問題の作成に30分、集約は瞬時です。とても、便利で気楽にアンケートが取れるのがいいです。Googleにデータを吸い上げられるのが気になります。しかし、個人情報は聞いていませんので「まあいいか」と思っています。2学期に関わる期末試験内容があります。次回は試験問題と生徒アンケートを比較してみたいと思います。
2019.07.14
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文系化学基礎2単位 期末試験問題→2019/07/12ブログの試験結果です。今回の平均は70点。中央値もほぼ同じでした。平均80点を目指して、まあまあの出来です。生徒はよく頑張ってくれたと思います。文系の生徒ですので、自信を保ちながら、学習意欲を損なわないようにする。授業を行う上で、最も意識した点です。試験問題は、授業中のドリルと問題集から多く出題しました。[15]は生徒にとって初見の問題です。出来も悪かったです。次回は、試験を受けた生徒たちに調査したアンケートをUPします。
2019.07.13
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1学期期末試験が終わりました。今回は試験問題をUPします。関連①:文系化学基礎 中間試験の採点終わり→2019/5/27ブログ関連②:中間試験終了、自信と勇気を2019/5/26ブログ試験時間50分。解答記入終わりとともに終了のペースで解く量の問題です。配点は記述2点、その他1点です。「80点を目指せ!」と励ましています。結果は次回のブログでお知らせします。
2019.07.12
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3年生が「無機化合物」の学習で苦労しています。私も授業するのに「どうしたものか…」と悩む単元です。無機化合物を教えていて(今年度は教えていませんが)、「これは理論化学でやったことあるなぁ」と気がついてくれれば少しは楽になるのにと考えています。そこで、無機化合物の学習を整理するポスターを作りました。欲しい生徒にはカラープリントしてあげようとも思っています。すでに予約した生徒もいます。このポスターは理論化学の内容を行に、元素と化合物を列にして整理したところが中心です。見にくいので、拡大すると…
2019.07.04
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はやいもので、あと2週間ちょっとで7月初め期末試験です。例によって、早めに「試験範囲と学習の方針」と「学習内容のマインドマップ風」を作り生徒に配布します。2単位文系化学では中間試験以降、期末試験まで授業時間は7時限です。相変わらず少ない時数ですが、試験問題はたっぷりできそうです。
2019.06.17
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理化学研究所までの「ニホニウム通り」を歩く→2019/6/6ブログで紹介したニホニウム通りの元素プレートを周期表にまとめ、解説を加えてA0のポスターにして廊下に掲示しました。どれほどの生徒が読んでくれるかわかりませんが、一人でもいいから響いてくれればいいかなと思っています。
2019.06.12
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1学期中間試験までの授業アンケート→2019/06/01ブログGoogleFormで作ったアンケートを6/4,5の授業で生徒に回答してもらいました。今夜までに57名の回答が集まりましたので暫定的にまとめました。まとめると言っても、Googleが自動でグラフ化してくれますので、WEBの画像を貼り付けてコメントを入れたものです。文系の生徒ですが、中間試験のできも申し分ないので、これからの「化学基礎」に向かう姿勢と学習のヒントをアンケート結果とともにフィードバックします。
2019.06.05
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1学期中間試験までの授業アンケートを来週行います。先に紹介したGoogle formを使って、生徒にはスマホで答えてもらいます。以下、テストしたアンケートです。google form でアンケート→2019/5/27ブログGoogle Formベンゼン屋アンケートの結果はこんな感じ→2019/5/29ブログ生徒にはこんなアンケートを作りました。最後の出席番号ですが、一人の生徒がなんども答えることを防ぐものです。単一回答の手段は他にもありますが、メアドを登録するなど面倒かつ個人情報の収集をできるだけすくなくするために出席番号だけ記入してもらっています。これらは、csvファイルで出力することができますので、提出した生徒を把握し、個別に配慮できます。結果については集約したところで掲載します。
2019.06.01
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今年は文系2単位化学基礎2クラス(約70名)を受け持ってます。中間試験の内容は中間試験終了、自信と勇気を→2019/5/26ブログ採点が終わりました。以下結果です。平均点は87.8点、中央値は88点でした。中間試験前「目標平均点は90点!」と目標を掲げました。授業間隔が空いており、少ない授業時間(8時間)と生徒には厳しい条件でしたが、よく健闘してくれました。努力(ドリル=問題演習)は報われることが生徒によく行き渡った。これから、しっかりと学習を進める励みになってくれたと思います。今後、だんだんと内容が難しくなります。期末試験はこのような高平均点になりませんが、きっと頑張ってくれるでしょう。
2019.05.27
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中間試験が終わりました。試験範囲はGW終わったら、中間試験→2019/5/7ブログです。今年は10連休のせいか8時間しか授業できませんでしたが、ともかく試験を作りました。内容が少なく、得点を取りやすい。せっかくですから、生徒には高得点を取ってもらい、自信と化学基礎を学習し続ける勇気を持ってもらいたいと思っています。「目標平均点90点を目指す」と生徒にははっぱをかけています。その試験問題です。試験時間は50分です。さて、結果はどうでしょう。生徒の健闘を祈ります。
2019.05.26
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授業のはじめにドリルをするようにしています。化学の素養の部分はしっかり身につけてほしい。論理的に理解できても、実際に回答出来ないのはドリルが足りないと思っています。運動の技能と似ています。野球のバッティングではバットとボールがどのように衝突すれば良い打球が飛ぶかわかっていていても繰り返しの練習をしなければ打球は飛んていきません。2年文系化学(2単位)新学期学習計画(1)物質の成り立ち→19/3/23ブログそれと同じで、化学の授業の学習方針の一つは「ドリル」です。授業の最初、5分から10分で次のようなドリル(A5サイズ1枚ずつ)をしています。以下は2回分5分ずつ。さらに数学で既習の指数計算です。2回分で一回10分くらいで。来週は中間試験です。どこまで、この効果が現れるか、今年度の実験です。
2019.05.15
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