2007年02月08日
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 Osho,一方では、地球的規模の自殺の用意が整われていて、私たちの成長のためにはあまり時間が残されていないように思えます。もう一方では、私たちがくつろぎ、静かに坐り、待っているときにのみ成長は可能だと、あなたがおっしゃっています。
 これは矛盾しています。Osho,私の一部が落ち着かず、何かをしたいと思っているのに、深いところではこんなことではどこへも行き着かないと感じている、この状況から抜け出すにはどうしたらいいのでしょう?


 それは矛盾ではない。そのように見えるだけだ。世界は確かに、地球的規模の自殺をする用意を整えている。そのことに異論はない。日を追うごとに確実になっている。当然あなたは、それを防ぐために何かしなければならないと思う。それはあなたの手に余る。何をしても自殺を近づかせるだけだ。

 何ができるかね? 権力はあなたの手にはない。権力はまったく頑固な者の手にあり、彼らは入類がどうなるかなどまったく気にしていない。自分たちのエゴこそ、彼らの至上の価値、唯一の価値だ。たとえそれが自分たちの破滅を意味するものであっても、彼らは危険を冒す。敵だと思えば、かまわずに破壊する。
 最初、こうした戦争の道具が2カ国--ロシアとアメリカ--の手にあった時は、彼らがなんらかの交渉の場につく可能性があった。今では5カ国が核兵器の力を手にするようになり、交渉の可能性はさらに低く、複雑になった。そして20世紀末までに、その力を25カ国が手にするようになるだろう。そうなると、交渉などという問題は生じない。
 私の提案はこうだ。時間は確かに差し迫っている。だが、光明を得るには充分だ。そして、光明を得るという雰囲気を世界中に広めるには充分だ。それが唯一の可能性だ。

 もし世界の人びとが--政治家たちのことではない、彼らは外しておけばいい、彼らは力を持っているが、世界の人びとの同意がなければその力はたいした役にはたたない--もし軍人たちが「いや、私たちは核兵器を使うつもりはない」と言いさえしたら、もし科学者たちが「いや、私たちはもうこれ以上核兵器を製造するつもりはない」と言いさえしたら、もし世界の知識人全員がひとり残らず「これは戦争という問題ではない。戦争は何千となく見てきた??それは破壊的だったが、すべての生命を破壊したわけではない。これは戦争ではない。まさに自殺だ!」と大声で叫んだら……。
 だが、この人びと??科学者、軍人、知識人、詩人、音楽家、神秘家、画家、俳優たち、自分たちの個性と創造性以外に何の力も持っていないが、大衆に対してある種の影響力を持っている人びと??もし彼らが手をつないだら、この地球的規模の自殺は避けられる。自殺が避けられるだけでなく、すべての生命を破壊する方向に向かっていたその同じエネルギーで、この惑星を楽園に変えることができる。

 エネルギーは中立だ--破壊することもできれば、創造することもできる。原子力の創造的な使い道があり得るだろうか? 核兵器の創造的な使い道があり得るだろうか? 誰ひとり考えたことがない。破壊的な力がひじょうに大きいなら、創造の力も同じように大きい。だからこそ、私たちは地球的規模の自殺が避けられるだけでなく、新しい夜明けを、新しい人間を、新しい人間性をもたらすことができると、私は言う。

 宗教、人種、国家という差別がなくなりさえすれば、戦争はあり得なくなる。
 私たちは、迫りつつある自殺を避けなければならない。そして私たちは、戦争そのものが不可能になるように、世界の構造全体を変えなければならない。私たちのすべての努力、私たちのすべてのエネルギー……その人類のエネルギーの75%は戦争の道具を作ることに注がれている。私たちは、自分たちのエネルギーのわずか25%で生きているにすぎない。生きるために、その75%もまた解放されたら、貧困はなくなり、病気はなくなる。命を延ばすことができる。人びとは最後の一息まで若々しく生きることができる。年をとる必要はない。
 これはすべて可能だ。そして、このための時間は充分ある。が、あなた方は完全に理解しなければならない。あなたの側からの抗議は、どんなものであっても役に立たない。あなたは潰され、無視されるだけだ……。平和主義者たちは何世紀にもわたって存在してきた。彼らは戦争をひとつも避けられなかった。
 事実、私は抗議の行進をいくつも見てきたが、そのたびに不思議に思った……抗議していた人びとは、みな暴力的だった。彼らのスローガンは暴力的だった。彼らのしぐさは暴力的だった。もし彼らが権力を握っていたら、自分たちから見て戦争屋だと思う人びとを、殺し始めるだろう。彼らは同じことをやっている。彼らは平和な人びとではない。イデオロギーとしては平和主義者かもしれないが、平和とは何かを知らない。
 私は、私の仲間たちに平和を知ってほしい。沈黙を知ってほしい。自分たちの内なる存在の美を、至福を、愛を知り、それを広めてほしい。が、広めることは、宣教といったようなことにはならない??あなたは誰かを改宗させるわけではない。まさにあなたがそこにいること、まさに愛に溢れたあなたの目、平和に満ちた存在??光明??と共に湧き起こるカリスマ、光明を得た人が自分のまわりに放ち始める、ある異なった波長が、知らない間に彼らのハートを変える。

 それは、彼らを知的に納得させるということではない。そうするための時間は、確かにまるで足りない。戦争はあってはならない、政府はあってはならない、国家はあってはならないという偉大な努力がなされたにもかかわらず、私たちは何世紀かけても知的には納得しなかった。偉大な知識人--バクーニン、ボカーリン、レオ・トルストイ、バートランド・ラッセル--といった人たちが努力してきたが、目に見える結果はどこにも何ひとつ生み出されていない。
 私の理解では、この人びと自身が平和な人びとではなかったということだ。彼らは自分自身の内面性の永遠の悦びを、自分自身の存在のダンスを何も知らなかった。自分のまさに中心にある甘露の泉から味わったことがなかった。ひとたび自分自身の不死性を味わったら、あなたは目に見えない炎を放ち始める……。知的な議論はない。が、人びとはあなたの臨在そのものによって、あなたの香りによって、あなたの芳香によって、あなたの愛によって、途方もない感動を受ける。
 戦争を相殺するために、私たちの世界にはもっと多くの愛が必要だ。
 破壊的な力を相殺するために、私たちの世界にはもっと多くの創造性が必要だ。
 盲目の政治家たちを相殺するために、私たちの世界にはもっと多くの光明を得た人びとが必要だ。そのためには、まだ時間は充分ある。光明は一瞬のうちに起こり得るからだ。時問は必要ない。必要なのは光明を求める全面的な熱望、まるで自分の命がそれに懸かっているかのような熱望だけだ。
 あなたがなぜ矛盾を感じているのか、私には理解できる。何かしたいのに、ものごとがあなたの行動の限界を超えてしまっている。ロシアを防いだり、ロナルド・レーガンを防いだりするために、あなたに何ができるかね? しかもすぐに、矮小な政治家たちのもと、25か国が核兵器を持つことになる。あなたに何ができる?

 在ることを考えるがいい。
 あなたは、もっと悦びに溢れることができる、もっと愛に溢れることができる--それはあなたの能力の範囲内だ。ロナルド・レーガンでもあなたを妨げることはできない。核兵器でもあなたを妨げることはできない。この方法を人びとは一度も考えたことがなかった。彼らはいつも戦争に抗議しようとしてきた??彼らに耳を貸す者はひとりもいなかった。
 私はまったく新しい解決策を提案している。現状では、選択肢はこれひとつしかあり得ない。することを忘れて、自分の存在へと成長することだ。そしてあなたの存在の成長は、他へとうつりやすい。あなたの生の炎から、多くの人びとが火のついていない自分たちの松明に明かりをつける助けになる。
 もし私たちが世界中に、生の、創造性の、詩の、音楽の、絵の、ダンスの、愛の美しさを知っている人びとを擁していたら、誰ひとり、どんな政治家も、敢えて人類を戦争に駆り立てるほどの根性はない。だから、戦争に反対するよりは、相殺する力を創造することだ。それはあなたの手の内にある。戦争屋たちが核兵器を持っているのであれば、あなた方はそれに匹敵する何か、あるいはもっと強力な何かを創造しなければならない。そして、光明を得ることは、言うまでもなくどんな核兵器よりも強力だ。

 『旧約聖書』には、ふたつの都市、ソドムとゴモラの素晴らしい物語がある。神はこのふたつの都市にひじょうに腹を立てていた。というのも、両方の都市で、人びとが倒錯したセックスにふけっていたからだ。ソドムでは、人びとは動物と愛を交わしていた??「ソドミー」が獣姦を意味する言葉になったのはそのためだ。ゴモラでは、人びとは同性愛者になり、あらゆる種類の倒錯があった……。神はついに、この都市を両方とも完全に破壊することに決めた。そして『旧約聖書』では、神はほんとうにソドムとゴモラを破壊している。

「私はひじょうに怒りっぽい神だ、ひじょうに嫉妬深い。もしおまえが私に背いたら、決して許さない。私はおまえのおじさんなどではない、いい人などではない」
 だが、ユダヤ教には反逆的な流れ、ハシディック神秘家という、ひじょうに細い少数派の流れがある。正統派のユダヤ人たちは、彼らのことを宗教的だとはまるで認めない。が、私が理解するところでは、ユダヤ教の伝統すべての中で、彼らだけが宗教的な人びとだ。彼らは踊り、歌い、愛し、音楽を奏でる人びとだ。彼らはひじょうに悦びに溢れた人びとであり、自分たちの悦びと至福に合わせてユダヤ教を解釈した。
 彼らには我慢できなかった、神が破壊したなどということは……。しかも全知全能の神だったら、彼らを変えることができたはずだ??全世界を創造できたのであれば、このふたつの都市と、人びとの性的倒錯を変えることができて当然ではないのか? 神は破壊と死に訴える他はなかったのか? 神はこのふたつの都市の生みの親でもある。しかもすべての力を持っているのに……この全世界は神によって創造されたのに、このふたつの都市を何とかして変えることさえできなかったのか?





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最終更新日  2007年02月14日 22時27分06秒
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