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火曜日担当の太田です。 先週は北海道にも夏とお話ししましたが、最近なんだか季節が逆戻りしています。とにかく寒い。週末帯広も寒かったそうですが、私がいた函館も雨の影響もあり、最高気温が15℃満たない気温。その最高気温が午前中に記録したもので、午後からは13℃ぐらいになり、ぶるぶると震えながらの仕事でした。 28日(日)帯広競馬場では『第9回 柏林賞 BG3』が行われました。ここにきて絶好調の「カンシャノココロ」、低迷期から復活を遂げた「カイシンゲキ」、安定感抜群の「ホクショウメジャー」が人気を集めていました。 馬場水分1.8%と先週までとは違い、やや水分を含んだ馬場。道中は「カゲホウトウ」がレースを引っ張り、「アアモンドセブン」「カンシャノココロ」など軽ハンデの馬達が前に行く展開。第2障害では、全馬が来る前に先に来た「アアモンドセブン」、「カンシャノココロ」が早めにしかけ出し抜けを狙いましたが、やや苦労してしまい、前の2頭を見てじっくりとためた「カゲホウトウ」がすんなりと障害をクリア。後続を引き離し、最後まで脚色も衰えず快勝。4歳3冠路線1冠目を制覇しました。 大河原騎手は「今日はスピードの出る馬場でしたので、「カゲホウトウ」とっては有利な馬場でした。勝ち時計は1分50秒位だと想定していたので、なんとか行けると思っていました。障害はいい馬。降りてから最後まで気が抜けませんでした。年齢を重ねるにつれて、身体の芯がしっかりしてきており今後益々強くなっていくと思うので楽しみです。」とコメント。 例年に比べて非常に流れが速いレースになった今年の『柏林賞』。ハンデがある馬にとっては苦しい流れだったと思います。前哨戦でも軽ハンデを活かした馬が活躍。いかに障害をうまく越えて来られるかが勝負となっています。ハンデ頭の「ホクショウマサル」「ハクタイホウ」、そして、牝馬の「キサラキク」は、今が我慢時です。これで見限るわけにはいきません。しかし、この世代、「ガゲホウトウ」のようになかなか結果が出ていたかった馬たちが本当に成長しています。年齢を重ねるごとに差がなくなってきている感じがします。4歳2冠目は秋、9月20日の『銀河賞』です。間があるのでどれだけ成長してくるのか楽しみです。 話は変わり、ホッカイドウ競馬門別グランシャリオナイター今週は今日は3日間の開催です。今日は、早くも2歳の重賞『第40回 栄冠賞 H2』をメインにお送りいたします。今後の2歳路線、近々ではJRA函館2歳ステークスにもつながるレースです。ここを勝った馬たちは必ずと言っていいほど出世しています。今後の地方競馬を代表する馬になること間違いなし!!見逃すわけにはいきません。『第40回 栄冠賞 H2』20:40スタート!!
2015年06月30日
ミツオーです。意味もなくケーキの写真。さて、宝塚記念も終り、つくづく競馬って色々あるなあ、というかああいうのも覚悟の上でレースを見なくちゃイカンのだなあと勉強になったりしたのですが。先週水曜日には、上半期ダート頂上決戦・第38回帝王賞(Jpn I)がおこなわれ、ホッコータルマエが貫禄の優勝。圧倒的な支持にこたえました。現在、大井競馬場では2号スタンドの建て替え工事が進行中で、帝王賞当日も観戦するお客さまの様子を撮影してみたら↓こんなふうに。かえって工事現場を強調したような写真になってしまいました。この新2号スタンドは今秋オープン予定。JBCはこのスタンドで観戦できると聞いています。スタンド名称も募集中。採用されると賞金10万円がもらえます!募集期間は7月10日までです。大急ぎで考えて応募しなくては(自分が)。帝王賞、ドバイ帰り緒戦のホッコータルマエは、JRAから参戦した各馬を前に置いて5番手あたりからの競馬。幸騎手は「ボクの悪いクセで早めに…」と言いますが、積極的に前をつぶしに行くように進出すると、直線はねばるクリソライトを手応え十分にとらえ、着差こそ4分の3馬身差でしたが、内容的には圧勝。G I(Jpn I)9勝目をあげました。昨年はドバイ遠征から帰って復帰するのに時間を要しましたし、復帰緒戦のJBCでも4着とふるいませんでしたが、その後、チャンピオンズカップからのG Iクラス3連勝や今年のドバイでの走り、そして今回の帝王賞の勝ちっぷりを見ると、まるで死角がありません。ダート中距離でのホッコータルマエの王座は、年内ゆるがないものと思いますが、どうでしょうか。幸英明騎手「今年はドバイから帰ってきてからも順調に調教できましたし、いい状態でレースに臨めたので、強いタルマエの走りを見せることができたと思います。ゲート出て、行ければハナ切ってでも行こうと思っていたんですけど、他に主張する馬がいたので5番手からになりました。ボクの悪いクセでいつも早く前をつかまえに行くんですけど、その分、馬が最後ちょっと気を抜いてましたけどまだ余力は充分ありました。まだまだ負けるわけにはいかないと思っていましたので、ホッとしています。タルマエもボクもこの競馬場が大好きなので、またここで勝てる姿を見せていけれと思っています。ボクが乗ってても1番人気に支持してくださって、感謝しています。今日もどうもありがとうございました」この日はTCKイメージキャラクターの剛力彩芽さんがプレゼンターとしてご来場。わたしもなんとか撮影しようと試みましたが…報道陣が多すぎて、正面に回り込めない。しかも撮影時間が短い。むぐう。カメラマンさんの頭のピントがあっちゃってるし。とにかく、帝王賞も宝塚記念も終り、今年も半分過ぎ去ったわけですよ。早い。昔、まだハロンが紙媒体であった頃、矢野吉彦アナウンサーが、「年をとると時の流れをはやく感じるようになるのは、(例えば)4歳児にとって1年は人生の4分の1。40歳になれば40分の1。同じ時間でも人生にしめる割合がどんどん下がるからでは」という意味のことを書いておられました。そういうことなんですねえ。うんうん、これわかりますわ。脳科学的にとか精神病理学的にほかの説明があったりするのかもしれませんけど、わたし、この説明でいいです。わかりやすいし納得するもん。うん。てなわけで、2015年も半分過ぎまして、なんと早いことかとビックリしておるわけですよ(44歳だから)。なんだか夢のように過ぎ去ったとか思うわけですよ(人生の89分の1だから)。ちょっとだけ今年(の自分)を振り返ってみると…1月1日 今年も南関東地区最初のレースの実況を担当しました。なんとなく、年の最初のレースを担当すると気分がいいのは、わたしが小市民(古語)だからです。6月28日までの半年間で担当したレース数は、6競馬場で686レース。ふうん。1年間だと1300~1400くらいになるのですね。1月22日 笠松・吉井友彦騎手のお話を聞きました。「佐々木竹見カップに出たいんです」…なんだか「出たい」って主張し続けると選ばれることあるらしいよ>吉井騎手3月14日 宇都宮市内でおこなわれたイベント「うつけいナイト」に参加しました。M元騎手の体型変化にビックリ(一般企業にお勤めです)。3月26日 栃木県那須にある地方競馬教養センターの修了式に出席しました。なんと来賓として。第93期の修了生たちは、各地でプロの騎手としてがんばっています。「なんだか感激しちゃうね」(出席した某調教師さん)はい。大泣きしてる子もいましたしねえ(彼も勝ち星をあげています)。5月10日 開幕8週目にしてようやく金沢競馬の実況を担当。「もう来ないかと思いましたよ」(畑中信司騎手)。いやいや、あなたこそ地元開催日にいないことあるじゃないですか(活躍の幅がひろがって遠征も増えています)。6月3日 東京ダービーの実況を担当しました。…もっと「的場さんが来てるよ!」って言わなきゃいけなかったと反省(的場文男騎手、9度目の東京ダービー2着)。この半年、ご無沙汰していた方々に数多くお会いすることができました(プライベート含む)。ケータイの電話番号登録が一気に増えた気がします。多くの方とお話しできるのは、面白いし勉強になるし、ありがたいことです。ちなみに、この半年で言われた最も残念なひと言は、「大川さんも10年前は若かったですよね」言うたのは、このひと↓(まん中)。人の頭を見て言わないように。
2015年06月29日
日曜日担当の高橋華代子です。 東京ダービーが終わって、船橋ケイバの最初のナイター開催も終わって、帝王賞&優駿スプリントの重賞2連チャンも終わって、6月もあっという間に終わろうとしています。 2015年も半分が過ぎちゃいますよ。 南関東の梅雨はいつ明けるんだろうか。。。これ以上暑くなって欲しくないです。 そんな時は白毛ちゃんに涼ませてもらいましょう(^o^) 2戦目を迎えた白毛ちゃんのダイヤビジュー(大井・久保厩舎<小林>)。 道中は3番手を進めていって、直線でもジワジワと伸びて3着。新馬戦は5着だったので、今回はさらに着順を上げました。ちゃんと掲示板を確保して賞金を加えているのも立派だと思いますよ。 今回、白馬に乗った王子様は、大井のリーディング・矢野貴之騎手だぁ!!! 矢野騎手のお話しでは、まだ手前を替えないで走っていて不器用なところもあるそうです。課題があるということは、さらに変わる要素があるということですからね! まずは1勝目指して頑張って欲しいです\(^o^)/ なお、南関東にはもう1頭の白毛ちゃんがいます。こちらはブチ模様の3歳ミスハクホウ(大井・荒井厩舎<小林>)、次の大井開催から復帰予定とのこと。 真っ白とブチの南関東白毛ツートップに、今後ともご注目ください! さて、2歳の特選40万以上のレースでは、グランユニヴェール(大井・米田厩舎)が強い勝ち方をしましたね。新馬戦は惜しくも2着になりましたが、「この馬、走ってきますよ」とコンビを組む笹川翼騎手の期待も大きな馬。 2戦目の今回は、前を見る形で進めていき、直線に入るところで前が壁になったところで内をついての勝利。 笹川騎手のお話しでは、2歳離れをした落ち着きがあって競馬も上手な馬と。ただ、まだその中でも子供の部分もあるので伸びしろはあるとのことでしたよ。 武蔵野オープンは柏木健宏騎手のアントニオピサ(大井・松浦厩舎)が優勝しました。中央時代は4勝し、南関東に来てからこれが2勝目。今回はオープンレースでの快勝。 「強い馬と戦ってきて力をつけているように思いました」(柏木騎手)。マイル戦もいいですよねぇ。 松浦調教師は「強いと信じてやってきた馬なので結果を出すことができて本当にうれしいです。他場遠征も視野に入れていきたい」とのこと。 ピンクのジャケットがとってもよく似合う松浦調教師をパチリと。 松浦厩舎と言えば、牝馬ながらも520キロを越える雄大な体をしたタケノビワが所属し、デビュー戦を完勝。松浦調教師の力も入る1頭で、これからどんな走りをしていくのか見続けたいです。 大井の重賞以外のいろんなレースを振り返りましたぁ。
2015年06月28日
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 きょうはDASHよかわ(兵庫県三木市)で宝塚記念予想会を行いました。 出演したのは兵庫のトップジョッキー木村健騎手。 SKNフラッシュ8からは竹村美緒ちゃん。 司会はわたくし竹之上次男が務めさせていただきました。 宝塚記念の予想、プレゼント抽選会、サイン会と約1時間のプログラム。 お付き合いくださいました皆さま、ありがとうございます。 これでDASHよかわでのイベントは3回目となりました。 ほぼ恒例となりつつあり、今後も続いて行くことで、園田競馬をより身近に感じていただければと思います。 これまで出演したジョッキーは下原理騎手、永島太郎騎手、そして今回の木村健騎手。 次にどの騎手が登場するのかというのもご注目ください! さて、それぞれの印がどのようになったかと言うと…木竹竹 之村村上・・△1ショウナンパンドラ ・・・2トーセンスターダム・・△3ネオブラックダイヤ・・・4アドマイヤスピカ△△◎5カレンミロティック○▲・6デニムアンドルビー・△・7ワンアンドオンリー・・・8ディアデラマドレ・・・9トウシンモンステラ・・・10オーシャンブルー▲・○11ヌーヴォレコルト・・・12レッドデイヴィス△○・13ラキシス・・・14トーホウジャッカル◎◎▲15ゴールドシップ・・・16ラブリーデイ 三人の印が被ったのはゴールドシップとカレンミロティックだけ。 昨年の1、2着の組み合わせで、妥当と言えば妥当。 ただ、それ以外は全員の印が被った馬はなく、今回のトークショーからの結論としては、この2頭軸で行こうかということになりました。 ぼくの印は5つしか入れていませんが、他にも買う予定です。 そしてゴールドシップを▲にした理由は、あすの阪神競馬場のイベント明かします!! ご期待くだ… あれっ?別にどうでもいい??〓Weeklyトピックス〓★お兄ちゃん来園!! 最近は競馬をこよなく愛するお笑い芸人さんが数多くいます。 それに知識も豊富で、番組の取材でトレセンなどを巡り、関係者からの情報収集もされるので、予想はプロ並みです。 そんな芸人さんの中でも随一の理論派であるビタミンSお兄ちゃんが園田競馬場に来園。 イベントでは初めての出演でした。 6月25日に『グリーンチャンネル開局20周年記念特別』と題したレースが行われ、同局の番組『トレセンまるごと情報局』に出演中のビタミンSお兄ちゃんと、涼宮菜月ちゃんが来園。 7R終了後には予想会も行われ、その予想したレースを見事的中したとのことですから、園田に関しても詳しいってことです!! そして、プレゼンターとして同競走の表彰式も盛り上げてくれました。 人生初の表彰状の読み上げも、堂々とこなされるあたりはさすがです! 実は、ぼくは表彰の進行はすることは多いのですが、表彰状を読む側にまわったことがありません。だから、羨ましく思っているのです。 でも、実際読むとなると緊張しそうやなと思うからこそのさすがです! 気になる宝塚記念の予想ですが、お兄ちゃんの取材の感触でディアデラマドレ、ワンアンドオンリーの名が…。 一方の涼宮菜月ちゃんは、カレンミロティックだそうです。 お兄ちゃんの挙げた2頭は、印は入れていませんが買います!気になってしゃーないですから(^^;)★ちっちゃいおっさん緊急欠場! あす(28日)阪神競馬場のイベントに出演予定だった、ちっちゃいおっさんが急遽、体調不良のため、来場できなくなりました。 楽しみにしてくださっていた皆さますみません…。 ゆるキャラだって人間なんだ!!(正しい??) 体調が悪くなることもあるのです。人気のあるキャラほど、それが顕著です。 どうかご理解いただけますよう、よろしくお願いしますm(__)m それでも、阪神競馬場のイベント広場で行われるトークイベントは、予定通り行います! 2ステージあって、12:30~は稲富菜穂ちゃんとわたくし竹之上次男。そして、園田競馬のマスコットキャラクターのそのたんが出演します! 14:00~は市丸博司さん、津田麻莉菜さんを交えての予想トークショーを開催します。 どうぞ皆さま、正面入り口から入って右手の階段を降りたところにある、イベント広場にもお越しください。 ゆる~くトークを行っていますので(^^;)★来週から3歳馬は古馬と混合の編成に 園田競馬は例年、4ヶ月に一度、クラス編成の見直しをします。 その中でも、一番重要となるのが3歳馬の古馬編入のこの時期。 7クラス(A1,A2,B1,B2,C1,C2,C3)ある古馬の格付けに、4クラス(A,B,C1,C2)の3歳馬を編入するわけですから、どのクラスになるかはとても重要。 3歳のオープン馬は、最上位の馬でも古馬のA2(準オープン)に組まれます。 なので、条件が甘いと思われる馬も存在します。 昨年のトーコーニーケ、今年のトーコーヴィーナス、インディウム。あの無敗の兵庫ダービー馬オオエライジンですら、古馬のオープンに組まれずA2スタートと優遇されています。 それでは、最初の開催(6日間)で3歳馬VS古馬はどのような結果となっていたのでしょうか? 2013年と2014年の成績を見てみましょう!◆2013年3歳馬 10-11-13-1114歳以上 39-38-36-254※各条件での3歳馬の成績B2以上 4-2-1-12C1 0-1-2-22C2 5-6-4-43C3 1-2-6-34◆2014年3歳馬 19-12-13-1084歳以上 35-42-41-286※各条件での3歳馬の成績B2以上 4-0-0-8C1 4-2-3-15C2 3-4-7-46C3 8-6-3-36 一昨年に比べて昨年は、3歳馬が好成績を挙げました。 最下級のC3クラスでは、1勝から8勝と大躍進です! しかしこれは、3歳馬がそのレースの大半を占める場合があり、自ずと成績が上がったケースも見られます。下位クラスは偏りが見られることが多いので、数字を鵜呑みにしない方がいいでしょう。 むしろ狙ってみたくなるのはB2以上の上位条件。出走頭数が少ないながらも古馬相手に大健闘! これは昨年、一昨年とも共通することなので、今年もその傾向にあるかも知れません。 B2以上での3歳馬が狙いかも知れませんよ♪ 要するに、上位条件の方が甘い設定で組まれている場合が多いということです。 ただ下位条件で敗れていた3歳馬は、次のレースで巻き返すことが多いということもご記憶ください。★不沈艦と言えば… ゴールドシップは黄金の船。ある競馬専門紙には、同馬のことを“不沈艦”と表現していました。 確かにそうでしょう。こと阪神競馬場に限れば7戦6勝。『宝塚記念』は2連覇中。 まさに不沈艦の強さを誇ります。 この不沈艦という言葉、プロレスファンならスタン・ハンセンを思い出す方も多いことでしょう。 実は先日(21日)、スタン・ハンセンが阪神百貨店に来たのです。 タイガースショップのある8階に登場し、ファンを魅了するトークショーを行いました。 不沈艦スタン・ハンセン(ゴールドシップ)が、阪神百貨店(競馬場)に来店し、タイガースショップのある8階(8枠)に登場した。 完璧なリンク!! これは宝塚記念はゴールドシップの3連覇で決まりでしょう!! と思ったのですが、あまりのリンクに逆にないような気がしてきたのです…。 だから今回はあえて本命にしなかったのでした。 気になる続きは、あすの阪神競馬場(百貨店ではない)で明かすことにします!! へっ!?やっぱり、どうでもいい??◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ あぁ、今週も日をまたいでしまったぁ…。すみませんm(__)m
2015年06月27日
金曜日は古谷が担当します。 昨日のホッカイドウ競馬は、霧で今年初のレース中止になってしまいました。濃霧のため、上がり3Fを主催者発表が「非計測」となった8Rと10Rは、自分が計測したものをブログで記しています。今後のレース予想の参考にして頂けたらと思います。 霧で見えない…ながら、3コーナーの映像は残り600mでの各馬の位置取りは把握できますので、時計を採ることは決して不可能ではありません。実際、4月29日は高知にいて、昨日は東京にいながら時計の採取をしています。10Rは1700mのレースですが、向正面の映像から何とか頑張って前半3Fを出しました。 門別競馬場のハロン棒の位置から、この辺りを通ればおおよそ前半3Fになる…と思い描く形ですので、こちらは上がり3Fより信憑性はないと言われてしまえばそれまでですが、大きなズレはない自負はありますから、ペース判断での参考にはできますし、何よりこのレースは「函館2歳S」の権利獲りレースだという特性を考えると、頑張って時計を採らなければ…という個人的な意地もあります。何度も前半3F部分をチェックし、この辺りの時計だろうなと出したもの、そして各馬の位置取りから出しました。(6月25日の8Rと10Rの3Fを出す過程のメモ書き) さて、太田さんや坂田さんのブログと重なる面もありますが、北海道にいる身とすればやはりJRA函館競馬が開幕したことは、本格的な夏競馬を告げるものとして嬉しいニュースです。(開幕日の土曜日。信号を渡り、入場門へ向かうところ)(フリーパスの日曜は、朝から多くのファンでにぎわっていました) 土日とも「ビギナーズセミナー」の講師を担当しましたが、土曜は坂田さんと交互に、日曜は村本浩平さんと馬サブローの木村拓人さんと配分をしながら行いました。(今年はブースができました) 昨年は入口を入って右手すぐに、仮設の仕切りを作って行っていましたが、今年は開催全日、ビギナーズセミナーを実施することになりましたので、4コーナー寄りの「風の広場」にブースが設置されました。この場所にほぼ1日いることになりますので、芝1800mのレースだと、スタート地点の真ん前なので、かぶりつきでレースを見ることもありました。(土曜の最終レース。少し日が暮れて暗く感じるかもしれません)(ダート戦も、遠く感じるとはいえ迫力はあります!) 仕事で競馬を見るようになると、こうした位置でレースを見る機会も段々減ってきます。ビギナーズセミナーを手伝っているバイトの方々と、合間の時間にレースを一緒に見ましたが、目の前で馬が走るシーンを見て興奮している姿を見ると、新規ファンの獲得につながるものだと感じます。また、ファンの声を間近で聞くこともできるので、楽しくレースを見ることもできました。 そして、今年はビギナーズセミナーの講師陣が、当日のメインレースの予想を、昨年のビギナーズセミナーを実施した場所(入場門をくぐって右手)に「本気予想」と題して掲載されています。馬券の参考に…という形で今までにない企画です。こちらも開催全日、日替わり講師で実施しています。 7月4日には、ホッカイドウ競馬から2頭の3歳馬が芝を求めて参戦します。函館2歳Sにも当然ながら、最大3頭の2歳馬が出走します。その権利獲り最終戦となる、全国初の2歳重賞「栄冠賞」が30日に行われますが、例年以上にハイレベルな戦いを期待できます。ぜひ、お見逃しなく!
2015年06月26日
木曜担当のよこてんです。 まずレースの話題から。6月22日・日曜日に行われた重賞『一條記念みちのく大賞典』。コミュニティが2着モズに10馬身差を付け圧勝。落馬競走中止に終わった昨年の雪辱を、まさに“倍返し”で果たしました。★一條記念みちのく大賞典優勝 コミュニティ 当初出走意志を見せていたロールボヌールや昨年のこのレースの優勝馬ナムラタイタンが不在となって、コミュニティにとっては勝利のチャンスが大きく近づいた・・・という所から始まった今年のみちのく大賞典ですが、それでもなおモズやケイジータイタンといった強力なライバルもいて、必ずしも楽に勝てるとまでは言えない状況でもありました。 にもかかわらず10馬身差、それも自ら積極的に仕掛け勝負所の3コーナーで早くも先頭に立つくらいに立ち回ってそれでその着差。これを「強い」と言わずしてなんといえばいいのか!?と力んでしまいたくなるくらいの好レースでしたね。★引き上げてきてグッと親指を立てて見せた山本政聡騎手ですが・・・★その直後の笑顔も、達成感があっていい感じ 昨年、みちのく大賞典に挑んだ時のコミュニティは3歳重賞(正確に言えば明け4歳限定)を一つ勝ったのみの、A級といってもまだちょっと格下的な存在でした。 それがこの一年間で古馬重賞4勝を挙げ、その中にはナムラタイタンをも破った昨年の桐花賞も含まれます。昨年のコミュニティと今年のコミュニティとどこが違うのか?と考えるなら、やなりこの一年間の“成長”を第一に挙げるべきでしょう。 では、これで追う立場から追われる立場になったのか?レース後の山本政聡騎手にそんな質問を振ってみると「これからも挑戦者の気持ちで一つ一つ挑んでいきたい」と返されました。 そうですね。“追われる立場”はまだ気が急きすぎたかもしれません。でもコミュニティが常に“注目される立場”になっている事は、間違いないと思います。★山本政聡騎手。鞍上の勢いも後押ししたはず さて、このみちのく大賞典に出走意志を見せていたロールボヌールですが、残念な事に岩手ダービーダイヤモンドカップのレース後、屈腱炎を発症していた事が分かりました。★ロールボヌール/岩手ダービーダイヤモンドカップ 千葉幸喜調教師によれば休養期間は少なくとも半年、復帰は来春になるのではないかとのお話でした。 これは私見ですが、ロールボヌールという馬は走ると身体のどこかにしわ寄せが来やすいタイプなんだろうなと想像します。走る馬の宿命なのかもしれませんが、惜しいですよね。 「無事是名馬」という言葉、今ほどその重みを感じた時はありません。恐らくはそれもまた競走馬が持って生まれる才能であり運であり、武器の一つなのでしょうね。 「屈腱炎」というキーワードが出てきました。古い岩手競馬のファンの方ならすぐにトウケイニセイを連想するでしょう。ただ、競馬の世界では頻繁に出てくる用語の割にイメージ先行にも感じます。屈腱炎に関して読みやすく分かりやすい資料がありますので、興味がある方はぜひご覧になってみて下さい。「知ってるつもりの屈腱炎~その1」「知ってるつもりの屈腱炎の話~その2」 今週はもうひとつ話題を用意しました。岩手競馬の「馬運車」のお話。 岩手競馬が盛岡と水沢の二つの競馬場で行われているのはご存じでしょう。それぞれの競馬場に厩舎があって、競馬開催時は互いに輸送されている・・・というのもご存じかと思います。 その際、競走馬を運んでいるのが「馬運車」です。岩手では一台の馬運車に最大4頭の競走馬を積み込み、盛岡-水沢間を行き来しているのです。 今回のこの話題のために、「岩手県競走馬輸送協業組合」にお願いして盛岡競馬場-水沢競馬場間を馬運車に同乗させていただきました。 実は9年ほど前にも雑誌「テシオ」の取材として同様の同乗取材をさせていただいたほか、大井競馬へ遠征する馬の長距離輸送にも同乗させて貰った事があります。自分としては久しぶりの馬運車同乗でした。 本格的に話を進めるのは次回のお楽しみとして、今回は“さわり”の部分をご紹介しておきましょう。 前面はバスっぽいですがベースはトラックに近いそうです。いわゆる特装車。 ずらり勢揃い。競馬開催がない時はこのように待機。なかなか壮観。 馬運車には一台一台愛称が付いています。みちのく大賞典の優勝馬の名前です 内部はこんな感じ。最大6頭乗せる事ができるスペースがありますが、通常は4頭まで。馬によっては1頭だけの場合も。 後部はゲート、大きなフタのようになっていて、開くと馬が乗り込むスロープに。 側面に隠し扉のような出入り口があって、ここから乗り降りする厩務員さんも多いようです。 運転席は、外見通りにバスのよう。ちなみに走行距離はウン十万キロのケタ。80万キロ超えていたりも。自家用車の感覚で見ると驚きますけども、岩手競馬の馬運車はシーズン4万キロくらいの走行で、業務用車としては少ない方だとか。 キャビン部分。車両によって微妙に異なっていますが、3~4人が寝転がれるくらいのスペースはあります。ベッドがあったりも。 雪の日でも馬運車は当然走ります。 ここからは懐かし系画像。まずは旧塗装車を。一時期、首都圏の排ガス規制対応車を区別する意味でこの塗色が残っていましたが、今は全車対応済みになったので他車と同じ色になりました。 中古車を導入した際にしばらくそのままの色で走っていた例。 写真上の「スイフトセイダイ」号は宇都宮競馬の馬運車の色だそうです。宇都宮競馬廃止に伴って岩手にやってきて、しばらくこの色のまま走っていました。 かなり旧型にあたる車両。この写真を撮ったのは10年前の2005年ですが、その時点ですでに廃車でした。パワーはないけど乗り心地は凄く良かったんだそうです。 乗り心地といえばこんなネタも。 先日亡くなられた佐々木修一調教師は以前、「ヘイセイシルバー」号の乗り心地が一番いい・・・とお気に入りで、メイセイオペラなどの遠征時には必ず同車を指定していたとか。メイセイオペラが現役を引退して北海道に移動する時もヘイセイシルバー号に乗っていきました。 「どうせだから“ヘイセイシルバー”号を“メイセイオペラ”号に塗り替えてくれって頼んだけど、ダメだって言われてなあ。メイセイオペラがメイセイオペラ号で乗り付けたらカッコイイのになあ!」と笑われていたのを思い出します。 さて、次回は実際の輸送編。出発進行~!は来週お届けいたします。
2015年06月25日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 夏に入り、有り難いことに様々活動させていただいていまして、出かけるところもあちこちさまざま。このブログに書きとめておきたいこともいくつもあるのですが、それぞれが細かく分かれてとりとめもなく… まぁ、今回はそんな感じで。個人ブログ的な「備忘録」ですが、おつきあいいただければと。 金曜日。北海道・日高の平取(びらとり)にお邪魔してきました。 毎年行われている、1歳馬の品評会。今年も私は「司会者」としてお手伝いさせていただきました。 平取の牧場数ヶ所を審査員が車でまわり、一頭ずつ審査。 各所それぞれにいる1歳馬がこのように曳き出されて展示され、それをじっくりと見て審査を行います。 審査風景。写真左手前が、我らが古谷剛彦審査員。 立ち姿を審査するだけでなく、こうして曳いて歩く姿も、審査員の皆さまはじっくりとチェックします。 馬の横に仁王のように立ち、じっくりと馬を見る古谷審査員。 個別の牧場数カ所を巡って審査をしますので、私のように見るものにとっては、馬の様子だけでなく、それぞれ異なる生産・育成牧場の様子もとても興味深いものがありました。 昨年に続いてお邪魔した場所が、昨年と同じだったり、あるいは昨年と異なる「何か工夫」が見つかったり。それぞれの場所で、多くの方が、馬を作り育てるまさに「現場」なのだということを、こうして美味や場所を見せていただくと実感します。 審査は、平取の地を車で走り、山を越えつつあちらこちらと超忙しく見て回り、午後3時半から始まって2時間強。 審査が終わると、表彰兼懇親会が行われます。 会場は、平取の町の中心部から車で5分ぐらいの所にある、びらとり温泉「ゆから」。十数頭の馬から最優秀賞・金賞・銀賞・銅賞と4頭が表彰され、一頭ずつの審査結果発表のたびに大いに盛り上がりました。 受賞者への賞品の数々。多くが協賛者さまからのご提供です。 競走馬用の飼料などの「現物支給」が多数。これも馬産地の品評会ならでは。 今年はレッツゴードンキというJRAのG1馬が出た平取。毎年こういう形で馬の生産育成の仕事そのものを同じ地域の仲間同士で競い、熱心に技術の向上に努めているからこその成果と言えるのではないでしょうか。 今後もまたこの平取から活躍馬が次々と出ることも、決して夢ではない。 品評会審査の中での参加者の皆さまの真剣な表情と視線。そして懇親会も含めた盛り上がりに触れて、そのように感じました。 さて、金曜日の夜遅くまで日高にいたので、翌日の函館までは移動しきれず。わざわざ用事のない(すすきので飲むことも出来ない)なかで札幌に一度移動し、朝一番の飛行機で行きました。 やはり歌いたくなりますよね。 は~るばる~来たぜ はこだて~~ などと歌っている間に、開門を待つお客様の長蛇の列が… この土曜日も、そして翌日曜日も大変多くのお客様がお越しになったそうで、競馬を楽しむ者としては嬉しい限り。確かに、場内の賑わいには昨年以上のものを感じました。 ターフィーもいかのお面をつけて大はしゃぎ! あまりに楽しいので、また再来週行きます(笑)。 そして、日曜日には東京競馬場。 ユニコーンSのパドック 函館はいいお天気だったのに、こちらはあいにくの雨模様… この日のブチコ様。レースでも頑張りました! 勝ったのはこちら。ノンコノユメ。 大井・JDDでの走りも是非見てみたいものです。 月曜日は、大井競馬場に出かけてきました。 週なかには大抵北海道にいるので、一応東京在住(怪しい)なのに大井に来るのは久しぶり。 この日は取材で訪れたので、滞在時間も1時間程度で… たまには大井で一日中、馬券やりたい!(笑) で、この日の取材は、この方にお願いして話を伺いました。 森下淳平調教師。今日の帝王賞に出走するハッピースプリントのことをホッカイドウ競馬の中継放送で取り上げるために、インタビューをさせて頂きました。 帝王賞に向けての話は、今日の中継放送のなかでお聞き頂けます。 また、いつもの「YouTubeホッカイドウ競馬もりあげ隊」では、もう少し幅を広げて馬のこと、仕事に対する想いなどを伺った部分も含めて収録したものをご覧頂けます。 インタビュー映像へのリンクはこちら 帝王賞発走前のひとときに、是非ご覧下さい! 昨日・火曜日は、別競技の仕事で群馬へ。 大井のメインレースの映像をあとから見る限り、そこまでの雨にはなっていないみたいでしたが、私のいたレース場は… ものすごい雨と雷。選手の皆さん、お疲れ様でした。 この「別競技」にレース場に来ると、選手の皆さんと取材の合間に競馬の話になるのが常。今週は何人の選手に聞かれたか…「宝塚記念、何買います??」…つか、私が、馬券当たらないキャラって、みんな知ってるじゃん! 一応、ヌーヴォレコルトと答えておきました(爆)。 今日の帝王賞デー。私は大井競馬場でもなく、門別競馬場でもなく、北海道石狩市(札幌の隣)にある場外発売所「Aiba石狩」で、お客様方と一緒に観戦します。 一応「場立ちイベント」となっており、予想も披露させて頂きますが…私は「予想家」ではありませんので、当たればたまたま。外れたら「坂田、やっぱり馬券下手だなぁ…」と笑い飛ばして頂ければ幸いです。 お客様方と楽しく帝王賞の一日、競馬の一日を過ごすことが出来ればと思っています。 …ここまで新千歳空港でいま書き終わりましたので、これから楽しみにしながら、石狩に向かいます。多くのお客様方のお越しを、お待ち申し上げております。
2015年06月24日
火曜日担当の太田です。 JRA北海道シリーズが開幕。今年は函館が6月20日から7月26日まで、札幌が8月1日から9月6日までの期間です。函館、札幌ともに6週、計12週にわたっての夏競馬です。 私はこの景色を見ると夏の訪れを感じます。北海道の短い夏。今年も満喫したいところです。 仕事で来るとなかなか観光地に行くことがないのですが、たまたまこの方面に来ることがあったので寄ってみました。その前に路面電車で降りたところに銅像が・・・。思わずパシャリ。 函館はやはり観光地ですね。いたるところに観光スポットがあります。時代を感じる建物を残っているので、景色そのものが観光という感じがします。 金森倉庫へ来るのは中学校の修学旅行以来だと思います。海沿いに倉庫が並び、歩いているだけで楽しい雰囲気にしてくれます。 中にはたくさんのお店。はちみつ入りのソフトクリームを食べたのですが、photoするのを忘れてしまいました。ごめんなさい。はちみつの味はしっかりしているのですが、決して甘すぎず、ぺろりと食べてしまいました。美味しかったです。色々とトッピングもできるようです。ぜひ一度ご賞味を!おススメです!! 次回のばんえい競馬は28日(日)に4歳の重賞『第9回 柏林賞 BG3』を予定しております。4歳にも3冠ロードが設けられており、「柏林賞」、「銀河賞」、「天馬賞」が3冠レースとして組まれています。将来のばんえいを担う馬たちの争いですので、4歳3冠路線も見逃せません。ハンデがどのくらいになるかわかりませんが、この世代の注目は、「ハクタイホウ」「ホクショウマサル」の両雄。そして、牝馬「キサラキク」が常にトップで活躍しています。ただ3頭とも今季未勝利。昨シーズン後半苦労していたがここにきて復調し、前走勝利した「カイシンゲキ」。混戦の前哨戦を制した「アアモンドセブン」。今季絶好調、ナナカマド賞の勝ち馬「ホクショウメジャー」と上位3頭以外の馬も成長してきています。絶対的な存在がいないので、前哨戦の「ライラック賞」のようにゴール前接戦になるような予感です。今度の日曜日28日『第9回柏林賞 BG3』20:10発走予定です。ご期待ください。 同じく28日(日)は帯広競馬場で、矢野吉彦アナウンサーと坂本東一調教師のトークショーが、2階J-PLACE 特設ステージで行われます。宝塚記念の予想もするそうですので、ぜひお立ち寄りください。 楽天競馬では現在、ばんえい十勝応援企画2015!第2弾がスタートしています。第2弾は、「JRAジョッキーDAY&とかち帯広の花火大会を応援しよう!」です。特典その1として6月いっぱい「勝毎花火大会」特別招待席プレゼントキャンペーンを行っております。毎年8月13日に行われる十勝毎日新聞社の花火大会ですが、全国的にも有名な花火大会として注目が集まっています。その花火大会の特別招待席ペア10組20名様にプレゼントいたします。ばんえい競馬の馬券を買ってぜひご応募ください。詳しくはHPをご覧の上ご参加ください。皆様のご協力どうぞよろしくお願い申し上げます。
2015年06月23日
今日は38歳になった耳目社山中が担当します。南関東地方競馬は、大井競馬開催中です。(トゥインクルレース。開催は26日=金曜日まで)6月はオールナイターの南関東。先週はハートビートナイター開幕で盛り上がりました。その興奮冷めやらぬ中、今週は大井競馬場で帝王賞が行われます。水曜日に帝王賞。その前日、火曜日には優駿スプリント。こちらも楽しみな一戦です。その前に、先週日曜日(=14日)に行われた、百万石賞をちょっとだけ振り返ります。金沢競馬場は上半期一番の盛り上がり。ミス百万石も来場してお出迎えや表彰式に登場しました。百万石賞デー恒例、甲冑武者による本馬場入場。レースは内からセイカアレグロが先手を主張。少し行く気を見せたジャングルスマイルは2番手マーク。そして直後を内ナムラダイキチ、外ビービーガザリアスが追走する展開。ティボリハーモニー、ナンディンは中団に構えました。レースは残り800m付近から動き始め、逃げたセイカアレグロを馬なりで早めに交わしてジャングルスマイルが先頭。追っていく形になったナムラダイキチは手が盛んに動いて、二番手に上がっていきます。が、3~4コーナーでの手応えはジャングルスマイルの方が余裕があるように見えました。結局そのまま、ジャングルスマイルが差を詰めさせず、百万石賞4度目の優勝(3年ぶり)!2馬身半差の2着が、3連覇ならずのナムラダイキチ。二頭が後を離してあとは3着争い、となり、粘るセイカアレグロを伸びてきたティボリハーモニーとナンディンが交わしてナンディン3着、ティボリハーモニー4着。セイカアレグロは5着となりました。(→結果)戻ってくるとき、とても嬉しそうだった平瀬騎手。百万石賞4度目の制覇となる会心の勝利でした。<平瀬騎手表彰式インタビュー>今日は本当に特別に嬉しいですね。今までで一番嬉しい。ホントに悔いはないです今日は。スタートだけ心配だっただけで、あとはもう調子も良かったんで、ホントそれだけです。応援してくれた方ありがとうございました。またジャングルも頑張ってくれると思うんで、またよろしくお願いします。<金田調教師表彰式インタビュー>これもみんな、皆さんの応援のお陰と、スタッフのホントの努力。それに尽きますね。(ジャングルスマイルに一言)ジャングル、ありがとう!ホントにありがとう!!(一部の写真提供はイベント司会の大川ミツオーアナ)今年もジャングルスマイルとナムラダイキチの2頭でした。百万石賞の前のレースに出走した昨年の年度代表馬・ケージーキンカメは敗れ、残念ながら故障を発症し、戦線離脱となる模様です。新戦力に期待したいところもありますが、ジャングルスマイルとナムラダイキチの頑張りもずっと見ていたい。夏場は金沢の古馬戦線にこれといったレースがないので次回どこに登場するかはわかりませんが、この後の金沢競馬・古馬戦線の動向にご注目ください。そして、今週の大井競馬の重賞はこの二つ。6/23優駿スプリント(S2)(→枠順)6/24帝王賞(Jpn1)(→枠順)優駿スプリントは一筋縄ではいかないレースです。過去1番人気はロードガバナンス、チャンピオンヤマト、カイロスと敗退。昨年は1番人気のアピアが勝ちましたが、2着が単勝14番人気のバーンザワールド。今年の注目はトライアル1着のアクティフ、トライアル2着ゴーノムラダイオー。そのトライアル1番人気で9着に敗れたルックスザットキル。そして3連勝中のラガッソ。実績上位ジャジャウマナラシ。ルックスザットキルの巻き返しは大いにあると思いますが、果たして??明日の大井競馬場には橋本マナミさんが来場してトークイベントと、表彰式プレゼンターを務めますよ。そして上半期ダート頂上決戦の帝王賞。ドバイ帰りのホッコータルマエに、ワンダーアキュート、クリノスターオー、クリソライト。地方勢はハッピースプリント、ユーロビートが挑む構図でしょうか。水曜日は今年の大井競馬イメージキャラクターの剛力彩芽さんが来場します。大井競馬場には、次開催のSTJ出場騎手ののぼりとパネルが登場しています。(場所はL-WING4コーナー寄りを出た辺りです)密かに話題、笑顔の的場文男騎手が見られますよ!金沢からは二人。藤田騎手と青柳騎手。今週も、大いに盛り上がってまいりましょう!
2015年06月22日
日曜日担当の高橋華代子です。 船橋のナイター~ハートビートナイター~が終わったと思ったら、今度は大井のナイター~トゥインクルナイター~で重賞2連チャン!!! 6月23日(火)に優駿スプリント、24日(水)には帝王賞が行われますよ。 それぞれ枠順も発表になりましたので確認してくださいね。 23日の優駿スプリントに出走するゴーノムラダイオー(船橋・椎名厩舎)は、優駿スプリントトライアル2着になって優先出走権をつかんでの参戦。 南関東生え抜き馬で、最初は逃げ一辺倒でしたが、今は脚質にも幅が出てきました。 デビューから一度も掲示板を外したことがなく、堅実に走れるのもすばらしいと思いますよ。 この馬の担当厩務員は松川史朗厩務員さんで、新潟時代に騎手と調教師をした方です(調教師は金沢でも)。調教師時代の思い出に残る1頭はリョウヤライアンだそう。 なんと、騎手時代は的場文男騎手や山崎尋美調教師、森下博騎手と同期だったそうですよ。花の20期ですね。 ということで、松川さんも59歳ですが、同期の皆さんと一緒で、元気もりもり(*'▽') 「(ゴーノムラダイオーは)年齢の割に大人びたところがあると思います。前走は初物尽くしの中でも堂々と頑張ってくれました。すべてにおいて至って順調に進めてこれたのはよかったです。こういう形で重賞に出させてもらうことができて本当にうれしいですね」と松川さん。 ちなみに、いつも調教をつけるのは、福山競馬場の騎手だった藤本三郎さん。藤本さんも今は椎名厩舎の厩務員として働いています。 来た頃から、「話すことが大好きみたい(笑)」と他の関係者は言っていましたが、藤本さんもとてもにぎやかのようですよ(^-^) 「(ゴーノムラダイオーは)柔らかいし、乗り味はいいものがあります。反応もよくなってきたし、初コースを一度使った上積みもありますよね」と藤本さん。 とある日の藤本さん。偶然撮影したものなんですが、ゴーノムラダイオーの乗り運動をしているところだそう。こういう感じで、船橋競馬場の朝の調教時には、馬にたくさん乗っている藤本さんの姿が見られます。↓ 優駿スプリントでゴーノムラダイオーに騎乗するのは、北関東から南関東に移籍し、頂点に立っている森泰斗騎手。 今の南関東は、他地区から移籍してきた皆さんがたくさん頑張っていますよ~! またの機会にまた移籍組の皆さんを紹介していけたらいいなぁと思っています。 なお、森騎手は現在134勝で、南関東はもちろん全国リーディングを突き進んでいます。今年こそ、南関東から全国リーディングを獲って欲しいです\(^o^)/ 怪我に気をつけて、このままがんばって~\(^o^)/
2015年06月21日
まず、前編となるコチラをお読みください。※写真提供(勝手に使用):そのだメルマガ、にしより氏 ぼく、関本大介に勝ちました。 勝っちゃいました♪ 勝っちゃったのです!! ぼくは以前から、この試合(茶番)で絶対に勝ってやると言ってきました。どんな卑怯な手を使ってでもと―。 普通に闘って勝てる相手ではないのは分かりきったこと。 では、どうすれば勝てるかと考えて閃いたのが今回の作戦でした。 パワーの関本に勝つために、「チカラ」で勝負にでたのです。 権力という、チカラで。 ストーリーをどうするか、ここ1ヶ月ぐらい悩みに悩んでいました。 吉田さんをリングに上げることはすぐに考えつきました。 ところが、吉田さんがなかなか首を縦に振ってくれず、説得にはかなり時間を要したのです。 それはともかく始まってしまった試合。 いや、ぼくが始めてしまった…。 まずはショルダータックル。 これはプロレスでは基本中の基本。 肩で相手の胸をめがけてぶつかるのです。 実は、このショルダータックル、プロレス業界では無言の取り決めがあるのです。 肩は左でぶつかるのがルールなのだそうです。 そう言われてプロレスを観ていたら、みんな確かに左で当たっているのに気づくのです。 そう教えられ、左でぶつかるのですが、あのね、もう軽い交通事故です(;>___
2015年06月20日
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 更新が遅くなり、申し訳ございません。 土曜日の昼間は息子にせがまれ外出…。 そのあと、夕方から用事が入って、ブログを書くことができませんでした…。 その用事とは、大阪市生野区民センターで行われた『大日本プロレス』を観に行くことでした! デスマッチあり、ルチャあり、ストロングスタイルあり、昭和の匂いありの大日を大満喫♪ お馴染みの邪鬼さん♪ そして、関本大介選手!! この右肩にかけているベルト、覚えておいてください。 一緒に行った友人と、たまたま一緒になったプロレス好きの園田の厩務員さんと、試合のあとに居酒屋でプロレス談義に大盛り上がりとなり、更新が遅くなってしまったのです。反省です…。 いやぁ、それでもめっちゃおもしろかった♪ さて本題! 大日本プロレスの園田競馬場での興行第2弾が、6月19日に開催されました。 プロレスファンと競馬ファンは、重なっている部分が多く、どちらも楽しまれているように思われました。 なにより、競馬以外の楽しみがあるというだけで、価値を見出せるものです。 実際、競馬場に入る金額がいつもと違わず100円なわけで、そこにいつもと違う何かがあれば、嬉しいものなのだと思うのです。 もちろん主催する側としては、その対価を支払わなければならず、費用対効果を求められるわけですが、それは宣伝を高めることで、もっと効果が上がるものでしょう。 そんな御託を並べるより、観てもらうのが一番! とにかく楽しいと思ってもらえます♪ 今回もリングアナをさせてもらいました。 でもカミカミで、だいぶレスラーからヤジられました(;>__
2015年06月20日
金曜日は古谷が担当します。 坂田さんのブログに書かれていましたが、火曜と水曜は霧の心配をしなければいけない2日間でした。特に、17日(水)は8Rが霧のため、主催者は上がり3Fを「非計測」としました。僕が採った時計は、こちらでご確認下さい。今後のレース予想の参考にして頂ければと思います。 今の時期は、日中の気温が高く、朝晩が冷え込むことが多いので、その気温差からどうしても霧が立ち込める可能性が高くなります。火曜の夜、そして水曜の昼に門別~函館の行き来をしましたが、その道中は太平洋側をずっと車で走りますから、霧が立ち込める場所が目立ちました。場所、場所で全然霧がなかったり、また凄く立ち込めたりしますから、本当に読めないものです。まあ、何にしても無事に3日間開催が終わったことはホッとしております。(6月17日の開催終了後) そして、今週は船橋競馬がいよいよ、「ハートビートナイター」と題し、ナイター競馬が開幕しました。ホッカイドウ競馬にとって、夏場の船橋、浦和開催の裏はウィークデー唯一のナイター競馬ということもあり、ドル箱と言えるほどの売上を誇っていました。これが今年から、船橋開催もダブルナイターとなるので、その影響がどれだけあるのか、また相乗効果がもたらされるのかという半信半疑な面がありました。 しかし、想像していたよりも売上の減少はなく、3日間とも計画額を大幅にクリアしました。特に、水曜は2億円を突破するほどの売上を誇り、関係者を喜ばせていました。これは、大井や川崎と違い、南関東が1日の最後のレースではなく、船橋最終レースの後に門別最終レースが実施される時間割もあるかなと考えます。 やはり、1日の最後のレースは売上が違います。特に、首都圏のスポーツ紙にも馬柱が掲載されていることもあり、その効果を改めて感じる売上でした。 かつて、大井、川崎とホッカイドウ競馬で「スクランブルナイト」と題し、時間設定をきっちりしながらお互いの後半3Rずつを売り合うことを行ったのを懐かしく思います。その頃は、インターネット投票より、場間場外発売の売上が全盛だった時で、南関東でホッカイドウ競馬を発売して頂き、ホッカイドウ競馬での南関東はさほどの売上拡大につながらなかったかもしれませんが、冬季間の南関東場外へつなげる上で重要な施策だったと感じました。 今、全国的に売上が良い時ですから、ナイターで喰い合う…ということより、ナイター開催同士の相乗効果をいかに狙うかをしっかり考えていく時期が、改めて来たと思います。 さて、今週からJRA北海道シリーズがいよいよ開幕します。函館競馬場は今年、全開催日でビギナーズセミナーを実施し、今週2日間はその講師を担当します。初心者の導入に効果を見出したからこそ…の全開催日実施なのでしょう。函館は女性の比率が高い競馬場でもありますから、その意味でもどれだけの方々が来場するか、個人的にも注目しています。(早朝の函館競馬場) 函館競馬が始まると、本格的に夏競馬突入!ですね。来週は帝王賞もあります。ハッピースプリント、かしわ記念以上の状態で挑みますよ!豪華メンバーではありますが、前走以上の走りを期待したいと思います。(函館スプリントSに出走するコパノリチャード)
2015年06月19日
木曜担当のよこてんです。 先週のこのブログで「水沢競馬場の砂入替の影響」という話を書きました。メイン走路の砂の入れ替え&路盤の整備等を行ってどういう風に傾向が変わるか? 先週の段階では、2010年に行われた同様の工事の前後から『時計を要する・パワータイプ向き・先行有利の馬場になるだろう』と書きました。いくらかは当たりましたがほとんどは外れました・・・。 走破タイムに関しては、若干遅くなっている感じではありましたが、レースが組まれたクラスの違い等を考慮すれば有意な差はないようです。 先週3日間の水沢競馬、良馬場でのそれぞれの距離の平均勝ちタイムが左側。右のカッコ内は4月以前の同じ距離・良馬場での平均勝ちタイムです。●1300m/1分25秒9 (1分24秒7)●1400m/1分31秒3 (1分31秒2)●1600m/1分45秒1 (1分43秒5) 若干遅くなっていますけども、例えば1600mなんかは4月以前の部分には古馬A級とか3歳A級、重賞が入ってこれですから、先週そういう条件のレースがあったとしたらほとんど同じタイムになっていたでしょう。 『先行有利』というのもハズレで、どちらかと言えば先行馬が苦戦するパターンが続きました。逃げて勝った馬もいない事もないですが、それは相当力が抜けている馬がようやく成し遂げられるかどうか。ちょっと無理をすれば止まりました(そう考えると14日の6R、逃げて大差勝ちしたアフリカンブルーはかなり強い・・・という計算になりますね)。 上がり3ハロンは確かに“かかって”いました。これも良馬場での各距離別・全馬の上がり3ハロンタイムの平均で、左が先週3日間、右が3月~4月の数字になります。●1300m/41.1 (39.9)●1400m/41.3 (40.3)●1600m/40.2 (40.7) 1600mは短縮されていますが、これは先週の1600m戦はどちらかと言えばスローペースが多かったからだと思います。各距離とも最後“歩く”馬が目についたように感じました。 全体的にいわゆる“内が深い”状態かなという印象でしたね。先行馬は必然的に苦しむわけですが、といって、競りあい方によっては先行馬が残るパターンもままあって、予想が非常に難しい3日間でした。3日間で3連単万馬券が16本(1着同着のものも含む)は開催3日間としては今季最多だった・・・という結果にも現れたのではないでしょうか。 しかし、砂入替・コース整備の“威力”は雨が降った時にこそ分かりやすい形で現れました。 日曜・月曜とスコールのような雨が降り、日曜なんかは30分ほどの間そこそこ激しい雨が降り続いたのですが、コース上に水が浮いた所は全くと言っていいほど出現せず。以前ならあれくらい降れば水が浮き始めたはずです。 雨の中のレースから引き上げてきた騎手たちも、びしょ濡れになり砂まみれになってはいるものの、勝負服に変な汚れやシミはほとんど無い。それもまた砂の状態の良さの現れです。 コースの傾向も、そんな砂の状態も、いずれ変わってくるのでしょうが、今しばらくはこういう良い状態の中でのレースが続いてほしいですね。馬にとっても騎手にとっても、余計な心配をせず全力で戦う事ができるコース状態が一番ですから。 15日・1Rで村上忍騎手が地方通算2500勝を達成。 ここまでの勝利数ペースは年数の比較で「菅原勲>村上忍>小林俊彦」です。ただし菅原勲・小林俊彦の両元騎手ともキャリアのラスト10年間ほどでもコンスタントにシーズン150勝前後を挙げていました。村上忍騎手、あと10年、今のペースで頑張って下さい! 同じく15日からは高橋昭平騎手(高は“はしごだか”なのですが、このブログでは使えないので普通の高を使用しています)が騎乗開始。話してみると若いなりにシャイだけどけっこう話し好きな感じです。 レースではまだ厳しい表情で終わる事が多いけれど、いずれ笑顔で終わる時が来ると思う。 今のコース傾向は岩手の騎手でも解読に苦心するような状況で、そんな中にいきなり投げ込まれたのはしんどいと思うけれど、岩手で何かを掴んでほしい。 盛岡になればもっと乗りやすく・・・あ、盛岡も砂の入替をやったんだった・・・。・・・うん、頑張れ~(^ー^) オーストラリア好きとして書かないわけにはいかないニュースが一つ。 豪州・NSW地区で騎乗している市川雄介騎手が名古屋競馬で期間限定騎乗するという事が今日発表されました。★市川騎手@シドニーにて 市川騎手とは2月にシドニーで会いました。ロイヤル・ランドウィック競馬場の中をあちこち案内してもらった・・・という話はここでも書きましたよね。 その時も「近いうちに日本で乗りたいんです」と言っていた市川騎手ですが、ちょうどその頃、シドニーに遠征した日本馬陣営のサポートを依頼されてもいて、しばらくは動けないけどできる限り早く日本に行きたいですとも言っておりました。★市川騎手@ランドウィック競馬場にて 市川騎手、地全協の発表では887戦65勝となっていますけど、これは2012年からの成績のようです。市川騎手は2009年から騎乗していて、トータルでは1358戦(あるいは1319戦)108勝。いずれ108勝が正しい成績かと思われます。 現地でも名の知られたジョッキーで、毎日のように複数騎乗していたんですが、自分が行った時に限って騎乗が無くて結局市川騎手のレースを見る事ができずに終わりました。日本でその“宿題”を果たしたいですねえ。 市川騎手の名古屋デビュー、いや日本デビューは7月7日になるとの事です。
2015年06月18日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 毎週のことで恐縮ですが…門別グランシャリオナイター、今夜も絶賛開催中です! 一日のレースが始まる前、午後3時頃に撮った写真では、このように素晴らしい晴天でした。 ですが…いま午後6時半を過ぎたあたりから…… 1200mの発走地点。森の向こうから、なにやら白いものが… 3コーナー方面。 確かに今日は、昨日よりも夕方から冷えて、霧が出たらイヤだなぁと思っておりました。しかし来るときは本当に急に来るもの。何とかこの辺で踏みとどまって欲しいのですが…。 ということで、この続きは後ほど追記します。 何とか霧が酷くならないよう、祈って下さい。 (以下追記) 霧は8Rでほんの少しだけ視界を遮った程度で、去って行ってくれました。 良かった~(^^) ということで、今日の日記の本題です。 すでにJRAの競馬シーンも夏モードに入りましたが、東京競馬場はG1シリーズの流れでそのまま元気よく開催中。 土日とも、東京競馬場に顔を出してきました。 まずは土曜日。G1シリーズの期間中とはお客様の入り具合も違いますから、自然とそう感じるのかも知れません。 誘導馬に騎乗されている方々が夏服。芦毛の馬に白い服がまぶしい! レース自体はもちろん夏モードに入っていますし、競馬場全体が夏に衣替えしたような感じがします。 私としては久しぶりに、この方に出会うことが出来ました。 宮崎北斗ジョッキー。 大きな怪我から復帰して、気がつけばもう2ヶ月近くが経過していました。 「休養中、自分の『体のこと』を深く考える機会になりました。」 宮崎ジョッキーはこのように話します。 単に怪我をした箇所がどうということではなく、それまでも考えていたプレーの中での体の使い方。日常的に鍛えてはいても、どのような体の働きがプレーにいい影響を与えるのかということ。 きっかけは「故障」という逆のことではありましたが、「考える」ということできっとそれを克服して、また活発なプレーで活躍をしてくれるはずだと信じています。 そのときには、また会心の笑顔でレースを振り返って話をしてくれるのではないでしょうか。 日曜日のエプソムカップ。やはり興味はこの馬でした。 エイシンヒカリ。パドックではやはりチャカチャカとしていて、なかなかこちらに顔を向けてくれない…(苦笑)。 でも、レースのあとの関係者の皆さん方の談話では、「今日はおとなしかった」とのこと。これもまた、馬の個性ということなんでしょう。 馬もよく辛抱しているのでしょうが、パドックで長い間馬を曳いている方も、相当に頑張っているのだと思います。 たまたまのワンショットかも知れませんが…この視線、馬とのコミュニケーションと、馬の様子に対する集中を切らさない視線なのかも知れません。 馬の方も、なかなかの重装備ですし。 もう一方の人気馬であるサトノアラジンとのゴール前の一騎打ちを制して、重賞制覇。人馬の「我慢と頑張り」が実った勝利だったのでしょう。 戦歴を見ればわかるとおり、逃げ馬と言ってもビュンビュンと進んで行くタイプではなく、終いに切れる脚を使って逃げ込むタイプ。いまとっている戦法は、やはり馬の気持ちに合わせたもののようです。 坂口正則調教師も「今のところは、逃げるしかないだろうね…」と。 馬を取り巻く方々も、この馬から目を離せないのでしょうが…個性的な馬だけに、私たちもこのあとの動向からも目が離せませんよね。 迎える夏。それぞれの馬、そして馬を取り巻く人々の奮闘も新たな季節に入ります。 私たち競馬ファンも、この季節独特の雰囲気を楽しんで行きたいですね。
2015年06月17日
火曜日担当の太田です。 6月も中盤、今が一番いい季節の北海道です。まさしく爽やか!!気持ちの空気に包まれて、観光シーズンに入ってきています。天気のいい日のドライブは最高です。 6月に入りお待ちかねの重賞戦線が始まったばんえい競馬。最初は14日(日)に古馬重賞『第46回 旭川記念 BG3』が行われました。『旭川記念』は以前4歳世代の重賞として行われていましたが、2007年帯広市単独開催になってから古馬重賞へ変更。それまで旭川で行われていた古馬重賞『旭王冠賞』が前進で引き継がれています。重賞成績を見るときに注意が必要です。 今年は、今季好調で前哨戦を勝った「ニュータカラコマ」、4月の『オッズパーク杯』を勝利した5歳馬「オレノココロ」、昨年の覇者「フジダイビクトリー」の順で人気を集めていました。ばんえい重量は、今季重賞を勝っている「オレノココロ」が10k重い780k。あとの9頭は770k。前日の雨予報が外れ、馬場水分0.8%ととても乾いた馬場でのレースでした。 レースは道中一団で進み、先頭が入れ替わりながらのほとんど差がなく第2障害まで10頭やってきました。前半は例年より10秒近くかかって70秒。夕立があったものの馬場の埃止め程度の雨。各馬何度も刻む展開でした。ほとんど一斉に仕掛けた第2障害。「インフィニティー」、5歳馬「コウシュハウンカイ」がほとんど並んでクリア。「ニュータカラコマ」「フジダイビクトリー」と次々に第2障害を越え、力の入るゴール前の攻防。残り30mで「コウシュハウンカイ」が先頭に立ったものの、すぐに人気の「ニュータカラコマ」が並んできました。しかし、そこから「コウシュハウンカイ」の地力が違いました。一度も抜かさず、苦しくなる「ニュータカラコマ」をおさえての勝利。さらに外から「フジダイビクトリー」がじりじりと差を詰めて、2着争いはぴったり並んでのゴール。わずかに「フジダイビクトリー」が差しての2着。「ニュータカラコマ」は3着という結果。 (主催者提供) その日の第2レースで最多勝記録更新中3700勝を達成した藤本匠騎手。「今年一年はオープンの中でどこまでできるかが課題だったので、こんなに早く古馬重賞を獲ることができて、本当にうれしいです。調教から調子が良い状態でこのレースに出られました。ゴール前に甘さが出てしまうところがありましたが、近走で解消できていました。道中は多少後ろから行っても、障害を越えてから脚を使えると思っていたので、今日のレースは本当に思い描いたレース内容だったと思います。古馬戦で戦えるように大切に乗ってきたので、オープンクラスで実績を残せるように頑張ります。」とコメント。 (主催者提供) またしても5歳馬の勝利となった古馬重賞。恐るべし5歳世代。この世代はレベルが高いと以前から話してはいましたが、こんなにも早く古馬たちと対等以上に戦うことができるとは正直思っていませんでした。「コウシュハウンカイ」はこれで重賞3勝目、古馬重賞初制覇。いつも「オレノココロ」に苦杯をなめていましたが、今回「オレノココロ」とは10kハンデがあったとはいえ素晴らしい勝利でした。 5歳馬が旭川記念を勝利したのは、以前旭王冠賞として行われていた2001年伝説の名馬「スーパーペガサス」以来。「スーパーペガサス」を管理していたのは「コウシュハウンカイ」と同じ大友栄人調教師です。なんとも不思議なめぐりあわせです。 それにしても未来が楽しみな5歳馬です。今後はハンデが厳しくなって大変だろうとは思いますが、乗り越えてくれると信じています。 一方その他の古馬陣営も5歳馬にやられっぱなしでは・・・。意地をみせてもらいたいです。次は7月12日(日)『北斗賞』。またぜひご注目ください。 なにかとマスコミでも注目が集まっている鹿駁毛の「ブチオ」が初勝利しました。レースを見ていた感じいつかは勝つと思っていましたが、3戦目での初勝利。これからますます成長を見せ、まだまだ人気先行ですが、実力も備わってくると楽しみですね。みなさんもぜひ暖かく見守ってください。 (主催者提供) 冒頭でドライブ日和の6月と話しましたが、ドライブにはこれが欠かせませんね。 フリーペーパーなどにこの時期ソフトクリームの特集記事が出ていて、ドライブのお伴、記事を見ながらソフトクリームのはしご、食べ歩き(走り)も楽しみの一つです。
2015年06月16日
ミツオーです。毎日のようにウチの中で蚊にくわれています。 さて、今回は2つのお祭りについて。もちろん競馬場での。 まずは今日(15日)の船橋競馬場から。船橋競馬関係者にとっては長く念願だったナイター開催が、いよいよ本日、開幕しました。 「ハートビートナイター」と一般公募で愛称も決定した船橋ナイター、開幕日の今日は来場者も1万人を超え、場内たいへんな盛り上がりでした。イベントも盛りだくさんで、まさにお祭りさわぎ。 今日の昼間の船橋競馬場↑。この見慣れた風景が…日が暮れて↑、ナイター照明にコースが照らし出されるとこのように。やはり昼の競馬場と夜の競馬場は、雰囲気が違います。現存する競馬場としては、7場目となる船橋競馬ハートビートナイター。 レース実況をする立場として心配なのは、明るさが充分なのかどうか、ということです。今日見た限りでは、想像したより(そして照明テストを見たときより)ずっと明るく、レース全体も個々の馬も見やすいように感じました。これはもう少し時間が経過して、多くのレースを見てみると、もしかしたら見解が変わるかもしれませんが。 場内では「オープニングセレモニー」が開かれました(わたくし進行役をつとめました)。 ファンのみなさまと一緒にカウントダウンをおこない、ナイター照明が点灯。…とはいえ、セレモニーはまだまだ明るい時間帯におこなわれましたので、「ああ灯りがついたな」とわかるのはハートビートナイターのロゴマークをかたどったモニュメントと、ゴール板上の照明。このあとだんだんコース照明も明るさを増していき、上にご紹介した写真のようになりました。なおこのモニュメント、今後はスタンド2階に設置されます。 「ハートビートナイター」の名付け親の方は、「まさか自分の考えた名前がホントに採用されるとは…」と喜びを語ってくれました。この方には、香港国際レース観戦ツアーご招待券が贈られました。 ナイター開幕日の船橋競馬場、関係者も報道陣も、そしてたくさんの来場者のみなさんも、どこか浮ついたような空気の中、一日が過ぎました。 明日からこのハートビートナイターが日常になっていきます。本場来場者数が期待どおりに高水準で推移してくれるかどうか、われわれを含む関係者の努力が求められるのはここからです。 一方。 北陸新幹線開通から3ヶ月。金沢競馬場では、昨日(14日)、上半期の大一番・百万石賞がおこなわれました。こちらも 5000人を上回る来場者数を記録し、一日、お祭りムード。百万石賞、勝ったのはジャングルスマイル。3年振り4回目の制覇です。ミス百万石の方々との口取りでも満面の笑みの金田一昌調教師。「3年前、レコードで勝ったときを思い出すような勝ちっぷりでしたね。あのときもナムラダイキチとの対戦だったんで。今日はホントにうれしかったですね」 と語る金田調教師は、レースを観戦しながら応援に力が入り過ぎ、 「ケータイ壊れたんですよ」 と、表面ガラスの割れたスマートフォンを見せてくれました。手で叩いて割ったらしいんですが…どうやったら割れるんだろう? この日の金沢競馬場は、イベント盛りだくさん。 誘導馬にも甲冑武者が騎乗しています。「普段より暑いし動きにくくて…」と、騎乗する方もひく方も口をそろえて。しかし大勢の方からカメラをむけられてポーズをとっていました。金澤百万石武将隊による演舞。武将隊のみなさんは、開門時にお出迎えもされていました。前田慶次郎さんが、よく通る美声で「いらっしゃいませ!今日はありがとうございます!」と出迎えていたのが印象的でした。わたくしはこの方↑とトークショーを。近々、お引っ越しされる予定の井上オークスさん。昨年秋から岩手にお住まいですが、都合でごくご近所に移られるそうです。馬券で引っ越し資金は…できたでしょうか? 2日連続で、「ハレ」の競馬場を見ましたが、ファンのみなさんも関係者もみな大いに楽しんでいて、一緒にわたしも楽しませていただきました。 競馬場はいつでも楽しい場所ですが、こうしたお祭りの日はまた格別です。 何というか、2日間でお腹いっぱいになった感じがしますが…いやいや、明日もあさってもその次も、ずっと競馬は続いていきます。 ハレの日ばかりでなく、日常の競馬場も存分に楽しんでいただきたいものです。
2015年06月15日
日曜日担当の高橋華代子です。 昨日はラッキープリンスの東京ダービー優勝祝賀会が埼玉県浦和市のホテルで行われました。 東京ダービー馬ラッキープリンスの国田正忠オーナーのご挨拶から始まりました。 最初は一口馬主から楽しまれていたそうですが、お一人で所有されるようになり、小久保智調教師と知り合ってから、最初にオータムセールで勧められたのがキスミープリンスだったそうです。 それから、ファイヤープリンス、東京ダービー馬ラッキープリンスへと続いていきました。すべてが重賞ウイナー。 ちなみに、東京ダービー2着のパーティメーカーはシェアリンクレーシング募集馬(代表馬主 山口裕介オーナー)ですが、こちらも国田オーナーはお持ちだそう。 「馬は難しいですから、自分は口を出さずにプロの皆さんにお任せしています。小久保調教師、厩舎の皆さん、育成牧場の皆さん、今野忠成騎手、橋本幸逸厩務員、多くの皆様に感謝を申し上げます。これからもよろしくお願いします」(国田オーナー)。 主賓の挨拶は、山口裕介オーナー。東京ダービー2着のパーティメーカーと6着オウマタイムのシェアリンクレーシング・代表オーナーです。 さらには、山口オーナーの山口ステーブルで、ラッキープリンスもパーティメーカーもオウマタイムもジャジャウマナラシも育成時代に過ごしていて、育成として東京ダービー4頭出し、さらにはワンツーフィニッシュを決めました。すごすぎます。。。 乾杯のご発声は、ジャジャウマナラシの上田江吏子オーナー。 ジャジャは能力の高さで長距離をこなしてきましたが、これからは持ち前のスピードを生かせる距離でどんな走りを見せていくのか楽しみです。この後は優駿スプリントを予定しているそうですよ。また、兵庫ジュニアグランプリ(優勝)の時のように、『ジャがジャがジャが!!!』って叫びたい(*^。^*) ラッキープリンスの今野騎手と橋本厩務員、パーティメーカーの的場文男騎手と池田優子厩務員が登壇しての一言コメントの時間もありました。 今野騎手↓ いつもの勝負服姿もいいですが、プライベートな装いもカッコいいですねぇ~! 的場騎手↓ 皆さん一言コメントだったのですが、的場騎手のトークは10分くらい続いたでしょうか(笑)。 「ダービーに34回乗せて頂きましたが、自分にとっても思い出のレースになりました。今回のダービーは自信があったので、先生のお母さんにも見に来てくださいと伝えていたのに、まさか10日前にお亡くなりになるとは……。 厩舎の皆さんの底知れない努力で最高の仕上げで送り出してくれたし、お母さんの応援もあったと思います。できれば、僕の背中をもっと押して欲しかったですけどね(苦笑)。 騎手として全てやり尽しましたが、ダービー制覇の宿題だけ残っています。でも、お母さんがわざと2着にしたんじゃないかなって。まだやめるな!まだやり続けろと!」(的場騎手) 10分くらいのスピーチをまとめると、このような感じですm(__)m 橋本厩務員↓ 「厩舎全体で勝たせてもらったと思っています。今年は3頭でしたが、来年は5頭、再来年は7頭くらいの流れでいけるようにみんなで頑張っていきたいです」(橋本厩務員) 池田厩務員↓ 「最初は2着でもうれしかったのですが、家に帰ってレース映像を見ていたらだんだん悔しくなってきました。的場さんにダービーを勝たせられなくて申し訳なかったです」(池田厩務員) 南関東競馬史において初めての東京ダービー浦和勢ワンツーフィニッシュ。南関東のマスコミの一人としてもファンの一人としても、すごい貴重なシーンに立ち会わせて頂きました。 ラッキープリンスの調教パートナーでもある橋本直哉騎手とご家族の皆さん。奥様はほしのあきさん似と評判です。↓ 余談になりますが、橋本騎手は強力な天然パーマとしても有名ですが、これは地毛なんだそうです。お~っ! パーティメーカーの調教をつけるのは、元騎手の橋尚也厩務員ですよぉ。↓ ラッキーもパーティも、この二人の力は本当に大きいのです。 ご歓談中には、 ラッキープリンスのこれまでの写真や東京ダービーのレース映像が流れたり、 トニージャンさんのパフォーマンスや、 神無月さんのものまねなど、 大いに盛り上がりました。個人的には、野球ネタのところで、「代走 ラッキープリンス」ってお話しをされていたのでがめちゃウケました。どんだけ速い代走なんだって(笑)。でも、楽天戦で見られたら最高(*´▽`*) ご歓談中も絶好調の的場騎手。小久保家のテーブルにはお母様の遺影も飾られていました。的場騎手のトークを一緒に楽しまれているといいなぁと思いました。 小久保調教師からのご挨拶。 厩舎スタッフや騎手、マスコミに、まずは日頃のお詫び?をされ(苦笑)、 「馬主さんたちには何もない所からここまでにしてくださって感謝の気持ちでいっぱいです。負けない気持ちと情熱を持ってここまでやってきましたが、負けてもその気持ちを持ち続け、粘って、粘って、絶対負けないで頑張っていきたいです」(小久保調教師)。 最後は橋本厩務員が音頭を取っての万歳三唱。いいシーンでした。 橋本厩務員と奥様ともお話しをさせて頂く時間もあったのですが、こうやって仕事に集中できるのも奥様のお蔭と。奥様がいなかったら今の自分もいないって。 小久保調教師の奥様ももちろん、厩舎の皆さんが馬を作ってレースへ送り出すにあたって、ご家族の皆さんの支えなくしては語れないと思います。ほとんどまとまった休みもない生活……馬は生き物ですから。取材をさせて頂いていても、いつも痛感することです。 橋本厩務員の言葉が身に染みました。普段はそういうことは口にしない旦那様ということなので、奥様も旦那様から直接言われたことは、すごくうれしかったでしょうね。。。 さて、最後まで大活躍の的場騎手。 帰りの際はゲストをお見送りをする場所に厩舎スタッフと並んでいました(笑)。 わたしは一次会で失礼したのですが、二次会では的場騎手がみちのく一人旅を熱唱されたという情報もキャッチ(笑)。 みんなの笑顔がいっぱいの、とっても楽しい時間でした。国田オーナー、ラッキープリンスにかかわる全ての皆様、本当におめでとうございました! ラッキー、おめでとう\(^o^)/
2015年06月14日
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 浜松旅日記は今回で終了。 打ち上げと、うなぎ。そして三井忍さんの謎に迫ります!(謎などではなく、立派な方です) 三井忍さんは浜松在住のフリーアナウンサー。 馬券の買い方があまりにも男前なので、男性と思わせてしまっていたかも知れませんが、立派な女性です♪ そんな三井さんを交えて、仕事の打ち上げ。 残念ながら、競馬エイトの津田さんは翌日出演する番組の資料作りで参加できませんでした。 そして、エクセル浜松の所長も、体調不良のため不参加となってしまい、なんとも寂しい打ち上げとなってしまいました。 それでも、三井さんのバイタリティ溢れるトークで盛り上がるのです♪※写真中央が三井さん。右はイベントスタッフの方 実は三井さん、お酒は一滴も飲まない。 実際のところは飲めるのですが、あえて飲まないのだそうです。 事務所の代表を務められていて、いつ何時車で出かけなければならないか分からないからだそうです。 また、喋る仕事をしている以上、喉をケアするためでもあるのです。 すごいプロ意識です!! ぼくにとっては、まったく耳の痛い話です(;>__
2015年06月13日
金曜日は古谷が担当します。 北海道はまだ肌寒く、厚手のジャケットを着て昨日、東京に戻ってきましたが、完全に失敗。羽田に着くとモワっとした空気で汗をかく状況。それでも夜は過しやすく、今日は東京は雨の影響もあってか、涼しく過しやすい1日でした。 昨日は、グリーンチャンネル地方競馬中継の解説でした。東京ダービーに続いて、2週連続での地方競馬中継でしたが、この2つのレースは中継開始から毎年、担当しています。東京ダービーは、ホッカイドウ競馬出身馬が多数出走することが大きな理由のようで、北海道スプリントCはホッカイドウ競馬だから…ということだけでなく、この時期は霧に悩まされるので、発走時刻が延びたり、思わぬアクシデントがあった時などの対処に、門別競馬場を知り尽くしている(自分で書くのもおかしいんですが…)ことから担当となっています。(自分の席からスタジオを見ると、こんな感じで画面をチェックしています) 以前、ホッカイドウ競馬の中継で、霧で道中がほとんど見えない重賞があり、「スタートから振り返って頂きましょう」と言われた時ほど、困り果てたことはありませんでした(^^; それでも、先頭を何とか捕まえ、時計は採っているので何とか喋ることはできますが、1800mのレースだったこともあり、言葉をつなぐのに苦労しました。 霧で見えない…で済ませられないのが中継です。その時でも、画面の切り替えるタイミングや、霧の時に作動するカメラがどの場所に設置されているかを知っているだけでも、言葉をつないだり画面が見えるタイミングで馬を瞬時に見極めて話し続けることを可能とします。 幸い、グリーンチャンネル地方競馬中継では、霧による発走時刻の遅れや中止はありません。昨年の道営記念は、放送前のレースで雪による中止があり、「開催が大丈夫か!?その場合、中継はどうするんだ!?」と焦っていたことを思い出しますが、何とかレースは続行でき、事なきを得ました。月曜が霧が濃かったので、天候は心配しましたが、無事に全てのレースが水木ともに実施されたことにホッとしております。 さて、北海道スプリントCですが、シゲルカガが見事に逃げ切り、東京スプリントの雪辱を果たして重賞初制覇を飾りました。前半3Fが34秒8、後半3Fは37秒7と、やや速い流れに映りますが、JRA勢にとってはこれでもマイペース。実際、シゲルカガは34秒前後の時計で先手を奪っている競馬が続いていただけに、上がり3Fをきっちりまとめ、後続の追撃を許しませんでした。 水曜が稍重で開催が行われましたが、この日は1日良馬場。時計も掛かっている状況ながら、前半から逃げ切りが目立っていただけに、その馬場状態を生かしての逃げ切りにも映りました。 惜しかったのは、ホッカイドウ競馬に移籍してきたポアゾンブラック。2番手から流れ込みましたが、0秒1差及びませんでした。しかし、早い段階から移籍が決まり、ぶっつけでもこのレースが使えることがわかったので、しっかりと乗り込んで挑んだレース。南部杯2着の実力をしっかり見せ、北海道に移っても十分通用することを示しました。ダノンレジェンドに先着したことから、地元馬同士の争いなら最有力と考えて良いでしょう。 ダノンレジェンドは、スタートで後手を踏み、いつもより後ろからの競馬となったことが全て。ペースが意外と落ち着いてしまったことを考えると、外を回る展開ながらよく3着まで押し上げてきました。 そして、この日は2歳最初のオープン「ウィナーズチャレンジ1」が行われ、リンダリンダがこちらも逃げ切り勝ちを収めました。僕が採った時計は12秒5-11秒6-12秒1-12秒6-13秒1-13秒5=1分15秒4でした。前半3Fが36秒2と、こちらもマイペース。リンダリンダの前走は、重馬場で1分13秒3で、前半3Fは36秒7のスローでしたが、キャリアを積んできて36秒台でレースを進めることができたことが勝因でしょう。母が芝でも活躍したクリムゾンルージュで、函館2歳Sの権利を獲得したのは、ホッカイドウ競馬代表として大変楽しみです。 今週は園田でも2歳戦が始まりました。本格的に全国で2歳戦が続々と行われる季節、やはりワクワクしますね。
2015年06月12日
木曜担当のよこてんです。 9日の火曜日、『岩手競馬ジョッキープレゼンツ ちびっこふれあいポニー乗馬』というイベントにくっついて釜石まで行ってきました。 このイベントはこれまでは主に奥州市や盛岡市で行われてきましたが、沿岸部に脚を伸ばすのは初めてです。 訪れたのは高松亮・菅原辰徳・鈴木麻優の3騎手とポニー。訪問先は「かまいしこども園」。元は釜石保育園として市街地のより中心部にありましたが3.11の津波で被災。その後約4年間を仮園舎で過ごし、今年3月に新しい園舎が完成したのにあわせ「認定こども園」として新たなスタートを切りました。2011年7月、JRAの福永騎手・川田騎手・藤岡騎手らとともに訪問した時はまだその仮園舎の頃でした。 この日はあいにくの雨となってひき馬の乗馬体験はできなかったものの、ちびっこ一人一人にポニーに跨ってもらって記念写真を撮ったり、ニンジンをあげる体験をしてもらったりと、騎手もポニーもフル回転でふれあいを楽しんでもらいました。★ニンジンあげ体験で奮闘する高松亮騎手★お礼の手紙を貰って感動 盛岡とか奥州あたりだと「馬見た事ある!」「乗った事ある!」「競馬場にも行った事がある!」というちびっこも珍しくないですけど、沿岸の方だと実物の馬を見た事があまりない子もいて、その新鮮な反応を見ると自然と嬉しくなってきます。次の機会があれば、その時こそポニーに乗って貰おう。★「つもりやもり」のパピ君とおにいさんも大活躍 ちなみに明後日・13日は盛岡で「チャグチャグ馬コ」が行われる日です。2000年までは6月15日指定で行われていて、その日が平日であっても15日!でした。2001年、観光客の便をはかるという事で“6月の第2土曜日”に移され、以来土曜日のお祭りとなっております。 かつての6月15日時代は「チャグチャグ馬コの日は晴れる」と言われたものですが、土曜日に移ってからはどうも1日のどこかでひと雨来る事の方が多いように思います。 今年も、土曜日はもうひとつスッキリしない天気のようです。馬たち、鞍上の子供達にとってはせっかくの晴れ舞台。なんとか雨にならずにすんでほしいですね。 土曜日が雨になるかどうか?は競馬の予想的にも結構重要な要素になりそうです。というのも、5月にもここでお話ししましたが、水沢競馬場では5月に走路の砂の入替作業が行われていまして、今回の水沢競馬から「新しい砂」でのレースとなります。★走路の古い砂を取り払う作業(写真/岩手県競馬組合)★砂が無くなった状態★路盤の整正後、新しい砂を敷き詰める作業(写真/岩手県競馬組合) ただでさえ開催替わり、ただでさえ砂が変わって傾向も変わっているはずなのに、そのうえ雨にでもなれば予想の基準をどこに置いていいか?で非常に悩む事は明白なのです。 雨かどうかはさておいて、コースの砂が変わった影響がどういう形で出てくるか?を、2010年に入替作業が行われた際の前後のデータから見てみる事にしましょう。 2010年は9月13日まで水沢開催があり、盛岡開催を挟んで10月30日からまた水沢に戻りました。この間に工事が行われているのでこの前後の開催で比較してみればいい・・・という事になります。 変化があったのは、まず走破タイムです。比較したのは2010年9月4日~6日と11月13日~15日の水沢開催です。直前・直後の開催日が雨による重・不良が多かったので、3日間とも良馬場で行われた所で比べてみます。★1300m・1着馬の平均タイム 9月4日~6日:84.1秒 11月13日~15日:85.2秒★1400m・1着馬の平均タイム 9月4日~6日:90.5秒 11月13日~15日:93.2秒★1600m・1着馬の平均タイム 9月4日~6日:103.4秒 11月13日~15日:105.6秒 1300mで1.1秒、1400mで2.7秒、1600mでは2.2秒、それぞれ時計がかかっていますね。 もうひとつは上がり3ハロンタイムです。★1300m・1着馬の上がり3ハロンタイム平均 9月4日~6日:39.5秒 11月13日~15日:40.3秒★1400m・1着馬の上がり3ハロンタイム平均 9月4日~6日:39.7秒 11月13日~15日:40.9秒★1600m・1着馬の上がり3ハロンタイム平均 9月4日~6日:39.3秒 11月13日~15日:40.7秒 これまた1秒ちょっと余計に要するようになっています。 良馬場基準で比較しましたが。不良馬場でも時計がかかっています。★1400m・1着馬の平均タイム※不良馬場 9月12日~13日:89.1秒 11月1日:91.6秒★1400m・1着馬の上がり3ハロンタイム平均※不良馬場 9月12日~13日:39.0秒 11月1日:39.8秒 クラスを考慮せず日付だけでソートしたものですのでやや強引な部分がありますが、全体的に「走破タイムがかかる・上がりもかかる」、つまり「パワーを要求される馬場」になっていたと見る事ができるでしょう。 そんな水沢コースを見て、当時の私はこんなふうに書いていました。 『さて、水沢競馬場では先の盛岡開催の間にコースの砂入替作業が行われ、前回9月上旬の開催時とはガラリと傾向が変わりました。 まずレースの優勝タイム。1300mで1分26秒前後、1400mで1分33秒前後。前開催より2秒から3秒余計に要しているという印象。 そして展開も、先行馬優勢で直線勝負の差し馬はちっとも届かない。直線の最後の一ハロンが15秒とか16秒とかになってみんな脚が上がっているから、結局上位3頭くらいがごちゃごちゃとなだれ込み、後ろはバテてしまって大きく離れて入線、みたいな結果が目立ちます。 そして大型馬天国。パワータイプ優勢のせいか400kg台前半の小柄な馬は不利で、500kg近い大型馬が体重だけで(?)砂をかき分けてきます。土曜日なんかは「先行する大型馬」を狙っていればほとんど当たったんじゃないでしょうか?それくらい極端です。』 確かに大型馬が勝っていたイメージがあったのでそれも調べてみましたが、思ったほど有意な差は出てきませんでした。ただやはり、300kg台の馬、400kg台前半の馬は若干不振だったように見えます。 入れ替え直前の9月13日、全11Rの優勝馬の馬体重が、 430・452・475・465・455・530・413・432・433・417・444。 入れ替え直後の10月30日のそれが、 509・454・480・502・443・525・505・487・462・510・496。(いずれもkg) 9月13日は不良馬場で馬体重が軽い馬が好走しやすい条件だったとはいえ、こう比べると“大型馬天国だなあ”と感じるのは自然では。 さて、今回の水沢がどんなふうに変化しているか?悩ましいですが、上手く傾向を掴めば金鉱を掘り当てられそうにも思います。皆さんもチャレンジしてみて下さい。 最後に。二週連続で残念なおしらせをしなくてはなりません。 佐々木修一調教師が亡くなられたという知らせが、この木曜日の朝、伝わってきました。 皆さんもご存じの通り、メイセイオペラでJRAGIを制し、その後もテンショウボスなどの活躍馬を送り出してきた、その佐々木調教師です。 ここ数年は残念ながらこれといった活躍馬を出せずにはいたものの、それでも全国的な知名度は高かったのかなと思います。 メイセイオペラ、メイセイユウシャ、テンショウボス。メイセイオペレッタやチュードサンデーも挙げねばなりませんね。たくさんの“夢”を見させていただきました。謹んでご冥福をお祈りいたします。★99年10月、ユニコーンSに遠征したメイセイユウシャと★07年2月、佐賀記念にテンショウボスが遠征した際、パドックで
2015年06月11日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今週も門別グランシャリオナイター、絶賛開催中! 未明までの雨が上がって、昼過ぎからはこのように青空も出てきました。 向正面の森の向こうには、実況席からですと太平洋の姿もくっきりと見ることが出来ます。本当に気持ちのいい晴天の中で、今日のレースが始まっています。 パドックサイド。あじさいの季節になりました。 放送室の音響設備が、ローランドの新しいものになりました。 ものすごく何かが変わるわけではないのですが、新しい機材というのはテンションが上がりますね、やはり。 今週の門別は、今日明日の開催。明日は今年初の交流重賞・北海道スプリントCが行われます。 最後まで、門別グランシャリオナイターでお楽しみ下さい。 さて、今日の話題。週末・日曜日の東京競馬場。 ダービーのあととは言え、安田記念で盛り上がる場内。 その一角では、このようなイベントも行われておりました。 BOKUJOB(ぼくじょぶ)2015 PRイベントin東京競馬場です。 BOKUJOBとは、競馬場で活躍する競走馬の生産・育成などの仕事への就業支援の取り組みのこと。 この日は、いくつかの牧場や調教施設がブースを設置して、競走馬の生産・育成の仕事に興味をお持ちの方への情報提供を行っていました。 この日は多くの方が訪れ、どのブースも賑わっていたとのこと。 若い方がお一人で相談や情報収集にお見えのケースもありましたし、中には保護者の方と一緒に訪れて、真剣に牧場関係者の方の話に耳を傾けているシーンも目にしました。 私は午後のイベント終わりがけに取材にお邪魔したのですが、イベントを訪れる方が引きも切らない様子でした。 何かのきっかけで、馬の仕事を志したとしても、その仕事に至る道のりは一般にはなかなか知られていないもの。また他の仕事とは全く異なる特殊性もありますから、このような形でガイダンスを受けられる場というのは、これから働こう!と思う方々にとっては強い支えになるはずです。 一方こちらは、人材を求める牧場関係の方々。 北海道の日高・浦河で競走馬の育成調教を手がける、愛知ステーブルのお二人です。 場長の矢野俊介さんにお話を伺いました。「皆さん熱心に話を聞きに来られますし、こちらも話すことで勉強になるという面もあるんですよ。」 これから働こう!という方々の気持ちをどう理解して、どう説明するかと言うこと。働き手を受け入れようという皆さんの側にとっても、単に労働力の確保、という以上の意味がある取り組みになっているようです。「よく言われているように、馬の仕事は外から想像する以上に厳しい仕事。その方の人生に関わることになるので、きちんと仕事の中身を理解して頂くことを念頭に置いています。」 これからともに事に当たっていく「仲間」あるいは「同志」を探していく取り組み。力が入るのもわかります。 こちらは愛知県から、イクタトレーニングファームの生田将功さんです。 滋賀県の栗東から至近にあることから、馬の預託育成の需要も多くなっているとのこと。「馬に乗る人の独特の感覚というものがあるんです。それを大切にして、馬を扱っています。それが(例えばJRAのトレセンの厩舎との間の)信頼関係に繋がっていると思います。」…と話す生田さん。馬の仕事と言うと北海道をイメージしがちですが、以前とは異なり馬に関わる仕事で働くステージは地理的にも広がりを見せているようです。 実はこの日のイベントは、JRAの開催日、それもG1開催日に行うという意欲的なもの。元々はこれまではパークウインズ(実際の競馬の開催なし)の日に行っていたそうで、そのときとは異なる来訪者の集まり方、手応えを、運営サイドの皆さんも感じた様子でした。 このBOKUJOBのイベントなんですが、このあと阪神競馬場でも予定されています。6月27日(土)と28日(日)の2日間 またまたG1開催の日。近畿地区にお住まいの方で興味のある方は是非参加してみてはいかがでしょうか。 そのあと、10月にはまた東京競馬場でまた「メインフェア」として、より拡充された規模で開催されるそうです。 競馬を支えるのは人。 その人の力を競馬に結集するべく、様々な方の尽力が続いています。 書いているうちに、夜になっちゃいました(汗) 夕暮れの門別競馬場の風景も、最後にお届けしておきます。 明日の北海道スプリントカップは、ご一緒に楽しみましょう!
2015年06月10日
火曜日担当の太田です。 5月は暑かった帯広でしたが、6月に入り寒い日が続いています。先日十勝岳では雪が降ったとニュースになっていました。今年の夏はどうなるのでしょうね?夏らしく暑くなってくれればいいとおもいますが・・・ ばんえい競馬は6月に入り、いよいよ重賞戦線が始まります。今度の日曜日14日は、古馬重賞『第46回 旭川記念 BG3』です。その話は後ほど・・・。 重賞戦線が始まるにあたり、前哨戦も毎週行われております。先週ご紹介した『ライラック賞』は6月28日(日)に予定している『柏林賞』。そして、昨日8日(月)は3歳馬の戦い、7月26日(日)に予定している『ばんえい大賞典』の前哨戦『第9回 とかちダービー』が行われました。 レースは、「メムロコマチ」が出遅れ、ほかの9頭ほとんど差がなく第2障害へとやってきました。イレネー記念2着、人気の「キンメダル」がややもたつきながらも先頭でクリアしたのですが、黒ユリ賞を勝った牝馬「シリウス」が2番手で下り、切れ味で先頭に立つとそのまま押し切っての勝利でした。 藤野騎手は、「第2障害で隣の馬と接触したがうまく上がってくれた。ゴール前少し辛かったけど、辛抱してくれたね。今後3歳戦の重賞を狙っていける馬なので楽しみ」と話しておりました。 今回トップハンデの「キンメダル」とは20kの差。しかし、牝馬同士だと10k重いハンデの中の勝利。馬体もグングン成長して今回プラス26k、1040kで登場。とても大きくグラマラスな馬体になっていました。本番までおよそ1か月半。成長著しい3歳馬の走りは今後も注目です。ただ、この世代絶対的王者「センゴクエース」の存在を忘れてはなりません。今季はまだ登場していないですが、本番にむけて準備してくることでしょう。負けなしの連勝記録もかかっていますし、3歳の中心的な存在なのは間違いありません。3歳1冠目「ばんえい大賞典」は7月26日(日)です。ご注目ください。 さて、冒頭でもお話しした通り、次回14日(日)古馬の戦い『第46回 旭川記念 BG3』が行われます。4月のオッズパーク杯は5歳馬「オレノココロ」が勝利。現5歳馬は世代的レベルが高いと昨年から話していた通り、今後の古馬戦線で目が離せない存在です。「オレノココロ」と「コウシュハウンカイ」の2頭が参戦予定。直近のオープン『第38回大雪賞』勝った「ニュータカラコマ」。昨年の覇者「フジダイビクトリー」。王者「キタノタイショウ」、「インフィニティ」など今年も古馬戦線は面白い!!戦いになりそうです。 カネサブラックのような絶対的な存在が不在のため、予想する上では、いろいろな考え方が成り立ちますね。このまま若馬5歳馬の天下となるのか、王者が力を見せるのか・・・。6月14日(日)『第46回 旭川記念 BG3』20:10発走予定です。
2015年06月09日
今日は耳目社山中が担当します。南関東地方競馬は、川崎競馬開催中です。(スパーキングナイター。開催は12日=金曜日まで)ダービーウィークが終わって、佳境に入ったグランダムジャパン3歳シーズンも水曜日の関東オークスで最終戦を迎えます。6/1020:10発走川崎11R第51回 関東オークス(Jpn2)3歳牝馬オープン 2100m1スターオブハピネス笹川翼2スキースクール幸3ジェットシティ本田正重4ヴィグシュテラウス赤岡5アルビアーノ柴山6トーコーヴィーナス田中学7ホレミンサイヤ安部幸8ポムフィリア戸崎9トーセンマリオン左海誠10ユメハオオキク丹内11サブノハッピー柏木12ホワイトフーガ大野拓13プリンセスボーラー畑中(詳しい出走表は→こちら)今年はなんと、NHKマイルカップ2着のアルビアーノがここに登場。出走するJRA勢はダート戦で実績を残している馬がほとんど。3歳春までの芝の重賞で実績を挙げていた馬は2006年のシェルズレイ(チューリップ賞2着。関東オークスは11着)まで遡らないと出走がありません。どんな走りをするのか非常に楽しみです。またグランダムジャパン優勝の行方は、トーコーヴィーナス、ホレミンサイヤ、プリンセスボーラーにチャンスがありますが、4着以上に入れば他の馬の結果に関係なく優勝が決まるトーコーヴィーナスが最有力といえるでしょう。水曜日をお楽しみに。そして、前回のエントリーでも書きましたが、今度の日曜日=14日には、金沢競馬場で百万石賞が行われます。そして、金沢競馬HP(→こちら)で百万石賞の出走予定馬が発表されています。6/14 金沢競馬10R第58回 百万石賞(2300m)ナンディンナムラダイキチジャングルスマイルアキレウストウショウエディタティボリハーモニーキーパービービーガザリアスセイカアレグロロードランパートサクラブライアンスエリモアラルマ(ここまで希望投票12頭)タツミリュウトウショウマナーズハイタッチケージーキンカメは、今年未出走のため残念ながら百万石賞への出走権がなく出走するとすれば同じ日に行われるA2戦に組まれました。先週=6月2日に行われたA級1組戦も大事なステップとなりそうなので、ちょっと振り返っておきます。6月2日 10R山代温泉菖蒲湯まつり特別A級1組 1500mスプリングカップ2着のアキレウスに今季好調のセイカアレグロ、転入後好成績を残すティボリハーモニー、JRA4勝の実力馬タツミリュウに、得意の長距離・百万石賞を睨んで転入してきたビービーガザリアス辺りが人気上位に推されておりました。結果は、タツミリュウの逃げ切り。(→結果)1500mのレコードタイムに0.5秒と迫る好タイム。セイカアレグロ以下に7馬身差をつける圧勝。競走中止明けとは思えないレース振り。これは実況していてビックリでした。後続のジョッキーも同じ気持ちだったかもしれません。ということで、百万石賞の話に戻りますが、先々週に書いた千里浜砂像特別。(ナムラダイキチ復帰戦)と今回の山代温泉菖蒲湯まつり特別に加え、オグリキャップ記念からのジャングルスマイル、SJTワイルドカード第1戦の末脚が光ったトウショウエディタ。路線も様々、どの馬にもチャンスがありそうな戦いになりそう。ナンディンナムラダイキチティボリハーモニーアキレウスビービーガザリアスセイカアレグロエリモアラルマタツミリュウ1回使ったナムラダイキチは上昇に期待。そして長距離巧者ビービーガザリアスは非常に不気味ですが、、、。また百万石賞開催日を含む期間中には、石川県特産品プレゼントキャンペーン(→詳細)も行われてますよー。日曜日の金沢競馬に、ぜひぜひご注目ください。
2015年06月08日
日曜日担当の高橋華代子です。 ダービーウイークも終わり、ここはちょっと一息、珍名さん特集(*^。^*) 今年デビューした2歳っ仔たちからピックアップしたいと思います。 とは言っても、まだ新馬戦は大井と浦和しかしていないので、頭数は少ないですが、また随時お伝えしていこうかなと。 南関東では大井だけがて全レースとも馬名入りゼッケンなので、見ていても楽しいですよね。 みんな大好きネコ(^-^)の一員になった『ネコグリン』(大井・寺田厩舎)。 2歳の女の子。 父はローエングリン、母がサンワードビジュー、母父はアグネスタキオンという血統です。 初勝利を目指して頑張っていますよ。 こちらもみんな大好きネコ(^-^)の仲間となった『フクネコ』(大井・寺田厩舎)。 父がディープスカイ、母はコパノマルコリーニ、母父がマヤノトップガンという血統の2歳の女の子。 掲示板を外さずに走っております。 ご利益ありそうな感じ~(*´▽`*) スキダッタ(大井・村上厩舎)も2歳の女の子 父がメイショウボーラー、母はバブルガムレディ、母父がバブルガムフェローです。 実況アナウンサーの「スキダッタ」って叫ぶシーンを楽しみにしていた方もいたようですが、実はわたしも密かに気になっておりました(^▽^;) 今回はちょっと離れた5着だったので、次は大絶叫になること期待します(^-^) ちなみに、今回のテンションはこんな感じでいらっしゃいました。こちら。 浦和からはチョットマテ(浦和・山越厩舎)。 2歳の男の子。父はサクラゼウスで、中央デビューし、その後に高知12連勝したお馬さんですね。 南関東でサクラゼウス産駒はエースゼウスが2勝しております。母がサクラエスペランサ、母父はサクラプレジデント。 馬名入りゼッケンではないのですが、馬券には馬名が入りますので、珍名馬好きな皆さんはぜひ(^-^) これからも定期的に珍名さん特集をしていこうな。。。楽しかったので(^^ゞ あっ。ゼッケンと言えば、最近はこのゼッケンバッグを愛用中ですっ。 去年、馬事公苑のホースショーのときに購入しましたぁ。ほんと、いろんな馬グッズがあって楽しかったですよ。 それなのに、今年行きそびれてしまったという。。。いつも船橋開催とあたっちゃうんですが、今年も1日だけは大丈夫だったのに気付くのが遅れてしまいました。悔しい(:_;) 来年も馬グッズを求めてホースショーに行きたいです!
2015年06月07日
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 浜松でのお仕事は『オークス予想検討会』です。 昨年に続きエクセル浜松さんに呼んでいただき、本当に嬉しい限りです、ありがとうございます♪ 前回は競馬エイトの津田照之さんとふたりでの予想トークだったのですが、今回は浜松在住のフリーアナウンサー三井忍さんを交えての予想会。 この三井さんがなかなか面白い方なのですが、それはのちほど。 結構な数のファンの皆さまに集まっていただきました。 一度、去年に開催したことが反響を呼んだのか!? うむ、呼んだと判断しましょう! グループルームでも、直前の本場馬入場を見ながら津田さんに解説してもらいます。見にくくてすみません(;^^) これが3人の予想。 津田さんの本命は、なんと13番人気のアースライズ!! 結果はご存じでしょうが、この人気で4着! 少し差はあったものの、4着は凄い!さすがいい狙いつけますなぁ津田さん。オークス結果 津三竹 之 田井上1着○◎△ミッキークイーン2着△▲○ルージュバック3着△○△クルミナル4着◎……アースライズ・・12着……◎キャットコイン※津田さんのルージュバックは二重△ この印を見る限り、三井さんほぼ完璧!! しかもこの方、競馬はほとんど初心者。でも馬にはめっちゃ詳しいことが判明。これものちほど。 賭け事に関しては、仕事絡みで覚えたボートレースはめちゃめちゃ詳しい! しかも買い方が男前! 三井さんの男前馬券はコチラ↓↓ めっちゃ惜しい(>_
2015年06月06日
金曜日は古谷が担当します。 中央、地方のダービーがほぼ終わりました。「ほぼ」と書いたのは、「高知優駿」が28日に残っていますし、年末に「ばんえいダービー」もあります。それでも、ダービーウィークが終わると、やはり節目として気持ちを新たに2歳戦に目を向ける傾向にあるのは確かです。 日本ダービー当日、朝イチの飛行機で函館競馬場に移動しました。昨年はウインズ米子でダービー当日を過しましたが、今年も他の場所で日本ダービーを観戦することに。それでも、ダービーデーはどの場所も雰囲気が違います。この日は、午前中から「5分でわかる日本ダービー予想会」というのを、3回に渡って入口付近で行いました。5分といいながら、10分ぐらいは喋っていたと思いますが、話しだせば集まってくる感じが地方競馬の予想屋さんに似た感じで、新鮮な気持ちで行えました。(5分でわかる日本ダービー予想会) また、朝早くに函館競馬場に到着したので、コースの方に目を向けると、まだ開門前だったこともあり、すでに入厩している馬たちが攻め馬を行っていました。この日まで85頭が函館競馬場に入厩していますが、久々にお会いする調教助手さんもおり、いよいよ夏競馬が始まるな…と実感します。(函館競馬場の朝の様子) 函館でのイベントが終わり、盛岡へと移動。今年のダービーウィークも、例年通り「岩手ダービー ダイヤモンドC」と「北海優駿(ダービー)」はライヴ観戦。そして、「東京ダービー」はグリーンチャンネル地方競馬中継の解説を担当しました。その他のダービーは、インターネット中継での観戦でした。(岩手ダービー ダイヤモンドCの口取りシーン) 「岩手ダービー ダイヤモンドC」は、よこてんさんのブログでも詳細が書かれていますが、ロールボヌールの独壇場でした。もちろん、スペクトルも回避した状況で、芝2400mの「サファイア賞」がフルゲートの大激戦だったこともあり、少頭数での1戦となったことも、ロールボヌールにとっては楽な相手となりました。全国レベルの実力馬だけに、勝ち方に焦点が集まりましたが、2分08秒5をほぼ馬なりでマークしただけに、底知れぬ強さを感じます。次走は「みちのく大賞典」の予定とのことでしたが、確かによこてんさんが書かれている通り、この時期での3歳馬と古馬の対戦は、斤量差があるにしても過酷な争いと見る向きもあります。 しかし、地方競馬に関しては、若い馬たちの方が活きの良さがある分、3歳馬優位が全国的な見方だと感じています。しかも、生産や育成が年々レベルアップしている状況を考えても、昔と比べて経験値より下地を重視し、若馬を狙った方が得策なことが多くなってきました。ヒダカソウCを例に出されていましたが、5キロ差あったとはいえ、3歳馬の伸びしろをむしろ重視した方が良い結果だったと思います。 「北海優駿(ダービー)」は、ウェブハロンをご覧下さい。競馬に絶対はない…。この言葉を痛感した、スタート直後のアクシデントでした。空馬だったオヤコダカがゴール板を通過した時、思わずストップウォッチを押してしまいましたが、2分09秒6でした。フジノサムライでダービージョッキーに輝いた石川倭騎手も「一気に突き放されました。速かったぁ…」と、オヤコダカの能力は素直に認めた上で、空馬に惑わされることなく、勝負所では空馬を利用して前を追いかけていき、ペースを守りながら直線に向かったという言葉は、3年目とは思えない落ち着きと度胸を持つジョッキーだと感じました。ダービーは運のある馬が勝つ…。この言葉も、まさに今年の「北海優駿(ダービー)」を象徴するものだったと思います。 東京ダービーは波乱の決着。それでも、ラッキープリンスは羽田盃で体を戻し、ブリンカーを着用して復調を遂げ、ダービーで見事に完全復活を果たしました。ニューイヤーCを制した馬ですが、昨年の浦和デビューから常にトップを歩んできた馬が、頂点の座を射止めました。 兵庫ダービーは、インディウムが二冠制覇を果たしましたが、菊水賞より強さに磨きが掛かった印象を受ける内容でした。ロールボヌール同様、インディウムも全国区の実力を誇るだけに、今後の動向が気になるところです。 ここまでの各地のダービーは、地元生え抜きが勝ち続けてきました。例年はホッカイドウ競馬出身馬が活躍する傾向にありましたが、今年はオヤッと思わせる結果に。最終戦となる「東海ダービー」も、駿蹄賞を制したハナノパレードがいましたから、その流れだと二冠馬に…と思いましたが、4コーナーで捕まり、バズーカが接戦をモノにしました。最後はJRAデビューから兵庫を経て名古屋へ移籍してきた馬の勝利でした。 いよいよ、JRAでも2歳戦がスタートし、南関東も大井以外でも新馬戦が行われる季節となりました。岩手競馬でも、7日(日)に芝1000mの「ファーストステップ」が行われます。来年のダービーを目指す戦いが、各地でも始まりますね。本当に1年のサイクルはあっという間です。
2015年06月05日
木曜担当のよこてんです。 さて今回は、もちろんこの話題から。1日に行われた『岩手ダービーダイヤモンドカップ』、そのレースを10馬身差で優勝したロールボヌールのお話です。★岩手ダービーダイヤモンドカップ優勝 ロールボヌール 当初12頭あった登録馬が枠順確定してみれば7頭立てに。さらに一頭出走取消となって6頭立てという少頭数になった今年のダイヤモンドカップ。ネットではいろいろな言われようをした頭数なのですが、結局の所ロールボヌールが“明らかにモノが違う、違いすぎる馬”だと、他陣営から見られているからこうなった・・・と言う他はないですよね。 勝ちタイム2分8秒5は、当日の馬場傾向がやや時計速めだった事を考慮しても例年のダイヤモンドカップの水準以上でしょうし、実質単走だった点を踏まえればもっと短縮できる余地はあったはずです。今の馬場でなら、2分7秒台を出せる手応えがあれば上々でしょう。 レース後、次走は一條記念みちのく大賞典に挑戦したいという意向が陣営から発表されました。例え相手が古馬の一線級であっても、それでも勝ち負けできるくらいでなければ・・・という意気込みからのローテーション選択だとの事。 正直、それはいくらロールボヌールであってもなかなか高いハードルではないかと思います。 2012年にその年のダイヤモンドカップ勝馬アスペクトが挑戦して結果は10着。ただそれは、同馬が当時水沢コースが大の苦手だったことを考慮すれば参考外とみなしていいのかも。 それはそれとしても、岩手競馬で3歳馬が古馬重賞を制した“時期”は、地元馬としては2009年9月の青藍賞をマヨノエンゼルが勝ったのが“最速”、他地区馬も含めれば、1996年8月のクラスターカップを当時の4歳馬トキオクラフティーが制したのが“最速”。今の時期の牡牝混合の古馬重賞で3歳馬が勝ち負けに至るのは、結構難しいように思います。 相手関係的にも、ナムラタイタンこそ秋まで休養、みちのく大賞典には登場しないでしょうが、今やナムラタイタンとも肩を並べようかというコミュニティはじめモズやケイジータイタンといった馬たちは、決して与し易い相手ではないはずです。 やや否定的な書き方になりましたが、あくまで過去の結果から見ればそう言わざるを得ないという事であって、それを跳ね返す力があれば話は変わってきます。ロールボヌールはそれだけの力を秘めた馬だとも思います。 ちなみに一條記念みちのく大賞典の競走条件、4歳以上57kgの負担重量に対して3歳馬は55kg。この時期の2kg差はそれほど有利な条件ではないですよね。 全国的にも5月くらいから競走条件が「3歳以上」になる重賞が増えますが、3歳馬の負担重量が古馬-2kgの設定が多いように見えます。 岩手ではシアンモア記念から4歳上と3歳馬の負担重量設定が出てきます。一部の芝重賞・短距離重賞(と、グレード別定のマーキュリーC・クラスターC)を除けば3歳馬は2kg減が普通です。 5月21日に門別で行われた牝馬重賞「ヒダカソウカップ」は3歳馬のルージュロワイヤルが勝ちましたが、この時の斤量設定が古馬A級57kgに対し3歳馬52kgでした。そこまでとは言いませんが、7月、8月くらいまでは3歳馬は3~4kg軽くしてもいいんじゃないかという気がします。★トーホクライデン ダイヤモンドカップ2着だったトーホクライデン。これが自身三度目の重賞2着となりました。管理する櫻田浩樹調教師がよく「“最強の2着馬”だと思わない?」と冗談を言ったり、「生まれた時代が悪かったな~」とぼやいていたりするのですが、実際キャリア16戦で掲示板を外したのは芝のはまなす賞の一度だけ。ダートの重賞では5戦2着3回3着1回4着1回ですから、そうぼやきたくなる気持ちも分かります。 しかし、初の2000mでもちゃんとこの馬のレースをしましたし、やはり力はあるなと再確認。血統面でも、父も母も岩手競馬と相性が良い血筋。いずれタイトルを手にする日も来るんじゃないでしょうか。★トーホクライデンの母アキノクロス(左)JRA未勝利→岩手で3勝。写真は05年10月1日に勝った時のもの 残念だったのがシーキングザライト。2周目の4角で故障発生、競走中止。重賞で二戦連続3着に食い込んで、まさにこれからという時期のアクシデントになりました。 もうひとつ残念な話題。菊地康朗騎手が免許を返上、引退しました。地全協のデータベースではまだ現役になっていますが、すでに調整ルームなんかも引き払っているし、2週間騎乗がないし、なんとなくそのままになるよりは書いてしまおうと思います。 菊地康朗騎手は2003年10月19日のデビュー。初勝利は同年12月22日となっていますが、実はその前に一度「1着」になったものの降着になるという“幻の初勝利”なエピソードがありました。その時の話を菊地康朗騎手に振ると「あの時は号泣しましたよ」と苦笑いしていたものです。★デビュー翌日の菊地騎手★初勝利翌日の菊地騎手。当時はゴール写真とか撮ってなかったのでこんなタイミングの写真 2008年に初特別勝ち。2012年にはトーホクキングでみちのく大賞典を勝ち、初重賞タイトルを手にしました。★初特別は菊地騎手が「パンチさん」と呼んでいたというスピードパンチでV★2012年みちのく大賞典 今年5月3日の6Rがラスト勝利、5月25日の8Rで6着になったのがラスト騎乗・・・という事になりました。★ラスト勝利になった5月3日の6R★ラスト騎乗、5月25日の8R 黙っている限りメチャイケメン(笑)。あまりのイケメンぶりに、まだ減量騎手の頃に雑誌「テシオ」の表紙に起用した事もありました。 ★上が元の写真、下が表紙にデザインされたもの 何も言わないでいなくなってしまうのはヤスらしいといえばらしいけどさ・・・。 馬運車に書かれた「トーホクキング」の名を見る度にヤスの事を思い出すのかな。
2015年06月04日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 ダービーウィーク、皆さん楽しんでいますか? 私は日本ダービーが移動中のネット観戦だったため、何となく慌ただしいままにダービーウィークに突入。じっくりとダービーを楽しんだのは、昨日の北海優駿からでした。普通に門別で仕事でしたが(笑)。 皆さんご存じの通り、その北海優駿は、オヤコダカがスタート直後に落馬競走中止。文字通り「思わぬ」成り行きの中で進んだレースではありましたが、そんな波乱を感じさせぬ堂々とした走りでダービー馬になったのが、フジノサムライでした。 勝利ジョッキー石川倭のインタビューは、YouTubeのチャンネル「ホッカイドウ競馬もりあげ隊」でご覧下さい。 弱冠20歳での北海優駿制覇というのは、手元の資料では過去にこれ以上の記録が見当たりませんでした。 ダービージョッキーです!! レースに敗れた他の調教師からも「しっかりよく乗った、大したものだ」との賛辞が聞かれたほど、落ち着いたプレー。そして、石川倭ジョッキー自身が昨年から「この馬で活躍したい」と強く願い、そのように話していたフジノサムライでの勝利は、ゆうべ言葉に表れた以上の喜びがあったに違いありません。 敗れたオヤコダカ。アクシデントのために、勝負にもかかることが出来ませんでした。敗戦という事実以上のものを背負うことになった馬、そして人。まさにここからが「正念場」と言うことなんだと思います。 これが勝負です。そして、ここから何かを起こせるかどうかという挑戦自体が、「スポーツ」なのです。 私たちは、門別の競馬を見守る立場として、今回の出来事に正面から向き合い、そしてプレイヤーたちの思いにも正面から向き合って、そのこと自体をきちんと伝えていきたいと思っています。 ここからが、始まりです。是非注目し、そんな挑戦をご声援下さい。 さて…実況室の業務としては、昨年の例ですとそろそろグルメリポートをやらなきゃいけない頃合い。 昨年、話題沸騰となった「まさに激ウマ」グルメの数々。店舗は昨シーズンからそのまま引き継がれ、そして内容は更に充実しました。 明日の門別2R発売中のスタジオ企画コーナーで「この」お店を取り上げる予定です。レースだけでなく、中継放送の企画コーナーにもご注目下さい。他のグルメショップも、順次取り上げていく予定ですよ。 門別は、今年最初の3日間開催。 今日のレースも絶賛開催中!明日までたっぷりとお楽しみ頂けます。 今週も、門別グランシャリオナイターをよろしくお願い致します。
2015年06月03日
火曜日担当の太田です。 今年のDEBBY WEEK 2015 お楽しみ頂いていますか? 佐賀、盛岡に続き、今日はホッカイドウ競馬門別グランシャリオナイターから『第43回 北海優駿(ダービー)』をお送りいたします。 メンバーは1.アルランピード2.ジュエルクイーン3.ミオネイチャー4.プリサイスサンデー5.オヤコダカ6.タイムビヨンド7.カンベエ8.フジノサムライ9.アナモルフォーシス 以上の9頭です。 3歳1冠目の『北斗盃』を圧勝した「オヤコダカ」が人気の中心でしょう。前走古馬のオープン馬たちの戦いでは素晴らしいパフォーマンスを見せ、あれほど強いとは思いもしませんでした。 「ジュエルクイーン」も前走牝馬古馬重賞で前とはクビ差の2着。確かに重量面で有利ではあったが、いい走りを見せてくれました。冬場他地区での経験がいざというときに活きてくるのではないでしょうか。 JRAで2戦して今シーズン北海道にやってきた「アルランピード」。前走逃げ切っての勝利。まだまだ底が知れず不気味な存在です。 北斗盃は完敗でしたが、前哨戦を買った「フジノサムライ」。昨年はこの前哨戦を勝ったヤマノミラクルが北海優駿を制しているところからも侮れません。 「タイムビヨンド」は北斗盃3着、前走3歳条件戦で勝利し、今季絶好調の松井騎手が騎乗も勢いがありそうです。 いずれにしても「オヤコダカ」をめぐる戦いになるでしょう。今日6月2日(火)第11レース20:40スタート。どうぞご参加ください。 今日のホッカイドウ競馬、楽天競馬で馬券を購入頂くと、プラスポイント!!6レース以降は最大8%還元となります。ぜひご利用ください。 今週のホッカイドウ競馬門別グランシャリオナイターは、今シーズン初の3日間開催です。6月2日(火)、3日(水)、4日(木)の3日間。どうぞお間違いのないようお楽しみください。 この季節のばんえい競馬は、夕方になると、西日で赤く染まり、競馬場全体が茜色に包まれます。初夏を感じるいい風景です。が、放送室にも西日が差し、これがかなり眩しい。毎年この時期仕方がないのですが・・・。 昨日の1日(月)ばんえい競馬メイン競走は4歳オープンの「ライラック賞」が行われました。6月28日に行われる「柏林賞」の前哨戦。上は670k、下は630k、上下差40kのハンデがあり、トップの馬たちにとってはとても厳しい条件での戦いでした。レースを見ていただくとわかりますが、第2障害ほとんど差がなく4頭がクリアして、最後は見ごたえのあるレースでした。勝ったのは軽ハンデ630k牝馬の「アアモンドセブン」。道中先行して最後の粘り、軽ハンデを活かしての見事な勝利でした。 西謙一騎手は、ハンデ差の勝利。うまく障害をあげて、粘ることができてよかった とお話でした。小林長吉調教師は、上位ほとんど差のない競馬だったので、ちょっとしたことで着順は入れ替わる。西騎手がうまく騎乗してくれた。柏林賞ではハンデ的にはどうかというところもあるが期待したい。とお話しくださいました。 今回は確かに軽ハンデが効いたレースでしたが、接戦をものした「アアモンドセブン」の戦いは今後自信なると思います。本番も接戦になること間違いありません。6月28日(日)『第9回柏林賞』どうぞご注目ください。
2015年06月02日
ミツオーです。こんな列車に乗りました。「リゾートやまどり」というやつ。さて、よこてんさんも書いてくださったとおり、先週火曜日(5月26日)、金沢競馬場で「スーパージョッキーズトライアル2015ワイルドカード」がおこなわれました。例年、12月におこなわれてきたJRAの「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」がリニューアルされて8月の札幌開催に時期を移動。「ワールドオールスタージョッキーズ」と名称もあらたに、夏の新名物誕生となります。このワールドオールスタージョッキーズに出場する地方競馬代表を決める戦いとして、これまた例年秋におこなわれてきた「スーパージョッキーズトライアル(SJT)」も、今年は5月から7月にかけておこなわれることとなりました。なお、SJT2015の日程は5月26日 ワイルドカード(金沢 実施済み)7月7日 第1ステージ(大井)7月23日 第2ステージ(園田)となっています。地方代表は2名…となっていますが、うち1名はホッカイドウ競馬所属騎手と決まっていますから、他地区代表が1名。この1つの座をかけての戦いがSJTなのです。てなわけで、ホッカイドウ枠が存在することから、今年はワイルドカードから第1ステージへ勝ち上がれる人数が増えました。今年の勝ち上がり枠は3。ポイント上位3名までが大井へ進めることとなっておりました。よこてんさんも書いてくださったので繰り返しになりますが、今年、ワイルドカードから第1ステージへ駒を進めたのは、川原正一騎手青柳正義騎手山本聡哉騎手の3名です。「本戦に出場できただけでもうれしいんでね」と謙虚なお言葉は、1位通過の川原騎手。表彰式ステージ上でも、その後ひきあげる最中も、満面の笑みでファンの声援にこたえていました。ダブルサムアップの写真(竹之上さんの記事中)もむべなるかな。「地元開催でしたし、正直、騎乗馬の印も薄かったんで、リラックスして乗れたのがよかったんですかね。セコくポイント獲りに(笑)」という青柳騎手は自身2度目のSJT本戦出場となります。騎乗馬の低評価をくつがえしての本戦出場、勢いにのってほしいところ。この日早朝の調教中にケガをした顔をピースサインでカバーする青柳騎手。1戦目で1着となり20ポイントを手にした山本騎手。さぞかし、これで本戦へ…という思いを強く持ったことだろうと思うのですが、「みなさんそうおっしゃってくれたんですけど、2戦目で着外だったときには、かなりアセって帰ってきました」ゴールした瞬間は総合ポイントあらそいの行方が混沌として、自身、どうなるかわからなかったようです。ところで、関係者とこのSJTについて話していて出てきたギモンとして、「これからもこの時期に、今年と同じく、前年度の勝利度数を基準に出場騎手を決めて実施するのだろうか?」ということがあります。そもそもSJTそのものが、JRAのワールドスーパージョッキーズシリーズ(今年は、あるいは今年からは、ワールドオールスタージョッキーズ)への代表決定戦という性質のものです。である以上、JRAがその実施要綱を決定・公表してくれないことには、SJTの実施そのものも決められません。「ワールドオールスタージョッキーズの実施云々にかかわらず、単独でSJTをやっちゃうという案もないことはない」という話(=関係者)ですが、その場合、「トライアル」という名前ではちょっとオカシイ。まあ名称なんて何でもいいわけですけども。全国から名手をあつめてポイントであらそう、出場する騎手自身もかなりのモチベーションをもって参戦する、地方競馬でも1・2をあらそう人気コンテンツのSJT。ハッキリ言うと、今年のようなバタバタした状況での開催はもったいないと思うのです。昨年まで、秋におこなわれるSJT(とワイルドカード)への出場権は、その年の1月から8月ころまでの勝利度数であらそわれてきました。各競馬場でそのあらそいが熾烈となり、場によっては期間の最後の最後まで1勝の差、あるいは2着回数の差で、誰が代表となるのか目を離せない戦いが続いたこともあります。ファンのみなさんもそれを楽しみにされていたでしょうし、われわれのような立場の人間としても、いわゆる「あおり甲斐」があったものです。「あと開催日数これだけで、勝ち星差がこれだけ」云々。実際その代表の座をかける騎手たちの中からも、「あの緊張感をまた味わいたい」「年間リーディングとSJT代表あらそいと、年に2度あるのがうれしい」という声も聞かれます。今年のように、実施が決まったときには代表の座がすでに決まっている、というような状況はもったいなさすぎる。せっかく魅力ある商品なのですから、改良・改善していただきたいと強く感じます。今回のSJT出場騎手は、昨年度(平成26年4月1日〜平成27年3月31日)における各所属場での勝利度数で決められました。来年も同じ要領で代表が決められると仮定すると、各場、4月からの勝ち星数を集計・公表しなくてはなりません。これ、やっているところとやっていないところがあると思うのですが…。金沢競馬について言いますと、古くからリーディングを「年度」で数えてきた経緯があり、現在でも専門紙などに掲載されるリーディング表は「年度」でのものです。今年の金沢競馬は3月中に開幕しましたが、リーディングあらそいはあくまで「年度」。というわけで、現在の金沢競馬リーディングは…昨日(5月31日)4勝をあげた田知弘久騎手が平瀬城久騎手を抜き、26勝で単独トップに立ちました!田知騎手は2004年秋デビュー、11年目。ここまでの通算勝ち星が197勝ですから、大ブレイク中ということがおわかりいただけると思います。「上の順位にいると、毎日勝たなきゃいけないと思うんですが、毎日勝つのはタイヘンです。たまに勝ってる程度だと思わないんですが、こういう立場になると、勝つのって難しいと思いますね。年間100勝するひとってスゴいと思います。(SJT代表が年度で決まるように…)じゃあ今季いっぱいがんばれば出られるんですね?今の位置にいる以上、1位目指すしかないんで。もうすぐ区切りの200勝ですけど、気にしてません。今はそれどころじゃないので。勝ってりゃそのうち区切りもくるだろう、と。まだ本命馬に乗って負けたときにブーイングがくるような乗り役になってないからね…まだまだやと思いますよ。過剰人気になるくらいの乗り役になりたいですけど」ご覧のようにいかにも力のありそうな腕っ節。今後もこの好調を持続できるかどうか、ぜひご注目ください。金沢競馬、上半期の大一番・百万石賞が14日におこなわれます。いよいよ間近です。以前、この百万石賞に参戦するのでは、と書いたケージーキンカメ(昨年の東海ダービー馬)ですが…。どうやら百万石賞には出走できないようです。「今年度、金沢競馬のレースに出走歴のある馬」という条件がクリアできないためです。すでに厩舎でトレーニングをつんでいる段階にはあるのですが、残念ながら他のレースからの始動ということになるようです。陣営も楽しみにしていた、ナムラダイキチとの初対戦は先に持ち越しです。われわれもナムラダイキチ対ケージーキンカメを早く見たいと思っていたのですが…今しばらく待ちましょう。今週は毎日どこかでダービーがおこなわれる、ダービーウイークです。すでに日本ダービーと九州ダービー栄城賞が終了しました。金曜日まで、毎日ダービーです。できるだけ多くのダービーにご参加ください!一緒にダービー三昧を楽しみましょう!!
2015年06月01日
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