鈴木 セイヤ 0
全920件 (920件中 901-920件目)
私は仕事柄、南関東の厩舎地区に出没しています。たまに聞かれることは「怪我とかしたことがないの?」と。たしかにお馬さんは生き物だし、厩舎関係者さんたちは怪我と向き合っていかなくてはなりません。たまに、お馬さんに噛まれた跡を見せてもらうこともありますが、目を覆いたくなる時があります。本当に本当に大変なお仕事ですよねぇ。 私はマスコミの立場で厩舎地区を歩いているので、大きな怪我はありません。というか、小さな怪我もありません・・・んっ?2度あった(苦笑)。 最初の怪我は、今からすっごい前のことですが。馬房の前を通っていたら、どうやらそのお馬さんはジャンピングすることが趣味だったらしく(馬房から飛び出すわけではないですよ、身を乗り出すっていう意味ですよ)、そこでガブッ・・・右肩負傷(涙)。まだ取材を始めた頃だったから、騒いじゃうと心配をかけると思い、その場は作り笑いで乗り切りました。が、家に帰ってみると、右肩は内出血で赤紫状態になり、ぼっこり腫れていました。もう痛くて、痛くて・・・(涙)。知人の厩務員さんに相談してみると、そのくらいではあんまり病院に行ったことがないということで、なぜか私も病院には行かずに冷やすだけで治療。結局、その傷は半年間は消えませんでした。 あっ。ちなみに、ジャンピングしたお馬さんのその後は…そもそもB1クラスにいた子でしたが、重賞2連勝を飾り、ブレイクされました。めでたし、めでたし(笑)。 あともう一つの怪我は、馬房横に立て掛けられていた馬栓棒(お馬さんの馬房前にある鉄の柵)が、急に倒れてきて、右肩負傷(涙)。私がちっこすぎたことが原因だったようです。 ただ、未遂はさらにもうニ回。お馬さんからジャンピングされて噛み付かれて、Tシャツが引き裂かれたことがありました。結構お気に入りのTシャツだったんですが、まずは腕を噛まれなくて良かったです。でも、そのままの状態では怪しすぎて電車に乗ることができないなぁと困っていたら、偶然にもTシャツの予備を持っていたことに気付き、速攻着替え。 もう一回は、お馬さんが引き運動をしている場所でのこと。新入りとして入ってきた女の子は、入厩した当初はかなり敏感で、他のお馬さんたちがいなくなってから引き運動をしていました。で、何気なく私がその場所を歩いていると、その女の子が急にずりずりバックしてきて、蹴りをくらってしまうとこでした。結局、大丈夫だったんですけどね。お馬さんもこんなに素早くバックするんだぁと勉強(苦笑)。その子はその後、少々繊細な部分は残しつつも、今は他のお馬さんと一緒に引き運動をしています。そして、重賞タイトルまで、もうちょっとのところまできました。重賞を勝った時には、この子がどのお馬さんだったのかお話ししますね(笑)。 でも。お馬さんの立場になってみると、二通りタイプがあるようです。すごい怖がりだったり、前に怖い思いをしたことのある子が、臆病なためにかかっていくタイプ。もう一つは本当に悪がきちゃんでかかっていくタイプ。人間と一緒だなぁ。 厩舎地区を回らせてもらっていて、このくらいしか怪我がないので恵まれているかもしれませんね。というか、私云々よりもまずはお馬さんにご迷惑をかけないように…ということは一番大事にしているつもりです。私なりに・・・はい、私なりに(苦笑)。厩舎地区は何より、お馬さんが最優先ですから!それは、どこの競馬場も同じですよねっ。 そういえばこれにあんまり関連していないかもしれませんが、アジュディミツオーのこと。いろんなところに、肉食獣ちっくと書かれてしまっているミツオー(苦笑)ですが、根本はとってもお茶目で甘えん坊、青草とニンジンが大好きな男の子なんですよ。ただ時には、草食動物には思えないような雰囲気を醸し出している時もあり。要するに、メリハリがちゃんと出きている非常に頭のいいタイプなんです。あっ、そういえば。ドバイに行った時も、現地の競馬関係者の人たちから「頭のいい馬だなぁ」ってみんなに褒められていたそうですよ。 そんなミツオーなんですが、今現在は調教に行く前。担当の藤川伸也厩務員がミツオーにまたがって乗り運動を行い、洗い場で佐藤裕太騎手がまたがり直して、馬場へGO!って感じのスタイル。前は洗い場では乗せないで、乗り運動を行うところでそのまま佐藤裕太騎手を乗せて、馬場へ行っていた時期がありました。 だいぶ前のことだけど。ミツオーの取材をしようと思い、何気なく乗り運動をするところで立っていると、ミツオーが急にすごいテンションでやる気満々になり、近づいてきたことがありました。ひぇ~~~~!!!なに?なに?ただおとなしく立っていただけなのに・・・ミツオーに食われるかと思い、マジでビビリました(涙)。その後よくよく聞いてみると、わたしが偶然立っていた場所というのは、裕太ジョッキーがミツオーの調教に乗る時にいつも待っている場所だったそうなんです。そう、要するに、ミツオーから裕太ジョッキーに間違われたと・・・。怖すぎて、乗れるわけないじゃん・・・(苦笑) ここでまた一つ、お馬さんの特性を学んだ瞬間でもありました。 ↑ ちなみに、昨日のアジュディミツオー。この目で睨まれたら乗れるわけないよね・・・(苦笑) あっ。かしわ記念に向けて、ミツオーはいい雰囲気ですよぉ。決して、川崎記念やフェブラリーSが悪かったわけじゃないけれど、あの頃よりは上積みはあるようです。自分の力はちゃんと出せる状態のよう。ただ、ミツオーの場合は直前までグググッと状態を持ち上げてくるので、レースが近づいたらリポートしますねっ。いい枠引いたなぁ。うししっ。 レース前に、かよこの栗色競馬やTCKブログに関連コラムを書きます。
2007年04月29日
競馬にはいろんな立場のお仕事がありますよねぇ。その中で、私はマスコミに属しています。マスコミと呼ばれる仕事の中にもいろんなものがありますが、私はフリーアナウンサーという立場で、いろいろさせて頂いています。マスコミでも、新聞社やテレビ製作会社などに勤めている社員さんと、私のようなフリーという立場で仕事をしている人がいるわけです。 フリーとは一体何なのか?要するに、どこにも所属をしていない立場でお仕事するということです。今の私はフリーという立場で、大井競馬さんを中心にした場所で、ネット関連やイベントなどに出演させて頂いてます。よく厩舎の人たちにも、「どんな立場で仕事をしているの?」と聞かれるんですが、こんな感じです。厩舎の人たちからはトラックマンさんに間違われるんですが(最近はやっと少なくなったけど)、私はフリーアナウンサーです。「新聞ちょうだ~い」とよく言われますが、自分のものしか持っていません(苦笑)「時計いくつだった?」と追い切り後に聞かれることも多々ありますが、トラックマンさんのように時計を取ることもできません。そう、役立たずなんです、私(涙)。でも、前髪ネタなら張り切ってお答えします(笑)!! フリーの立場で仕事をしているメリットは、何と言っても自由が利くってことですね。予定が自分に立てられるってこと。会社から指示されることもないし、自分が見に行きたいところに自由に行けちゃう環境っていうのは、本当に有難いです。お休みも自分の予定で決められるし。だけど、保障は何もないし、守ってくれる場所がないという怖さもあります。あっ、交通費ももちろん自腹よ!まっ、不安定な部分と常に向き合っていかなくてはならないのも、フリーですねぇ。 ただどちらの立場でも、競馬の魅力にはまっちゃった人たちの集まりであることには変わらないんじゃないかなと、私は思います。どの立場でも仕事は仕事だし、嫌なことや辛いこともたくさんあるけれど、私はやっぱし喜びの方が大きいから続けています。いろんな所に書いているけれど、私がこの仕事を続けていく上での元気の源は、やっぱし南関東のお馬さんたちに会えること。そして、大きな舞台で、南関東のお馬さんたちが頂点に立った時が一番嬉しいです。 ダートグレードレースでは、そんな感じで個人的に燃えるんですけど(苦笑)。南関東同士の重賞の時がまた辛い・・・。同じように取材をさせて頂いて、お馬さんたちみんなを間近に見せて頂いて、勝つのはたった1頭というのも非常に複雑というか…。みんなに勝って欲しいって気持ちが強いんです、いつも。特に、そういう気持ちが倍増する時は、やっぱしクラシックレース。一生に一度しか出走できないわけですから…。だから正直、レース前は複雑な心境なんですよねぇ。どのお馬さんが勝つんだろう?っていう楽しみもあるけれど、このまま結果が出ずに、みんなに1着の称号が与えられないかなぁ・・・とか。そんなん言ったら、勝負の世界にならないことは承知なんですけど、レース前はいつもそういう心境です。 そんなドキドキシーズンが、今年もまたやって来ました。南関東でも牝馬クラシック一冠目の桜花賞は終わりましたが、5月9日には南関東クラシック一冠目・羽田盃、5月10日には牝馬クラシック二冠目・東京プリンセス賞が行われます。今年は牡馬路線も牝馬路線も、大混戦。先日早くも、注目馬紹介の原稿を書いていたんですが、かなり難しいレースになりそうですねぇ。う~っ・・・本当にみんなに頑張って欲しいなぁ。そして、悔いのないレースになるように。私はみんなと一緒に走ることができないけれど、晴れの舞台に立つお馬さんたちの姿をちゃんと取材して、しっかり紹介させて頂けるように、今から体作りをして備えようと思っています。 あらあら・・・なんか、話しはすっごい脱線しちゃった感じだけど。団体行動が苦手で、自由気ままに孤独を愛する私にとっては、フリーの立場は心地がいいかもしれません(苦笑)。あっ!社員の立場で仕事をしている人たちはどうなんだろう…。今度、聞いてみたいものです。競馬マスコミを目指している人たちは、ベストな選択をして下さいね!! PS 書き込みが遅れましたこと、お詫び申し上げます。
2007年04月22日
ここ最近、非常に気になっていることがあります。それを考えると、夜も眠れないことがあります。それは・・・地方のダートチャンピオン・アジュディミツオーと牝馬のチャンピオン・トーセンジョウオーのどちらがデカイのか?ということ。私、物好き(苦笑)?いやいや、本当に気になるんです。 この発端は、2月のエンプレス杯でのこと。ちょうどジョウちゃんを担当している秋葉厩務員のお手伝いで、ミツオーの藤川厩務員が来ていたんだけど。ジョウちゃんの体を洗いながら、「ミツオーより大きいかも」って言っていたんですよねぇ。ミツオーは牡馬の中に入っても天下一品の馬っぷり。そのミツオーよりデカイ牝馬って、一体・・・。ちなみに。それぞれの前走の馬体重は、ミツオーが528キロで、ジョウちゃんは536キロ。たしかに体重的には、ジョウちゃんの方がデカイ。じゃ、背の高さはどうなんだろう・・・。 この2頭が並ぶ機会と言えば、洗い場に入っている時。でも、なかなかこの2頭が一緒なることはないんです。というのも、馬房はそれぞれ別棟のところにあるんで。チャンスはいつ来るんだろうと悩んでいたところ(私、物好き?苦笑)、そのチャンスが、今日ついにやって来ました。 以前から、中央馬たちとヒケをとらないように坂路調教を試みたいと公言していた川島正行調教師。船橋近郊の坂路施設を見て回った結果、茨城県のミッドウェイファームで行うことになりました。今日はその初日。2頭とも坂路を力強く駆け上がり、その後に仲良く並んで洗い場へ。で、ミツオーとジョウちゃんの2ショットに成功!!それがこの様子。左がミツオーで水色メンコがジョウちゃんです。↓ 2頭とも同時に首を上げることってなかったので、ちと下げ気味の時にパチリ。ど・ど・どっちの方がデカイんだろう・・・。見た目ではわからなくて、数人で凝視したけれど、なかなか結論は出ず・・・。いやぁ~、馬っぷりがずば抜けているミツオーにもヒケをとらないジョウちゃんというのも、恐るべし女帝。 あっ、そうだ!!この後のミツオーはかしわ記念から帝王賞。ジョウちゃんは大井記念から帝王賞の予定。ということは、帝王賞で2頭が初めて激突する訳です。その時のパドックで、皆さんにお披露目になりますからねぇ。枠が隣同士だとわかりやすいなぁ(苦笑)。是非ともどちらがデカイのかチェックして見て下さいね。 川島調教師のお話しでは、これからも調教に坂路メニューも取り入れながらパワーアップをはかりたいということです。ミッドウェイファームの宮崎さんも「フットワークから見ても、これから続けていけば変わっていく要素はある」と話しをされていました。 ↑この子はディープサマーです。中央でもクリスタルカップを勝っている重賞ウイナーですからお馴染みですよね。船橋の川島厩舎に所属して、南関東初戦はマイルグランプリの予定だったんですが…なんと、抽選漏れ(涙)。賞金的には足りているんですけど。今回は賞金順ではなくて、大井の重賞ということから、大井のお馬さんが優先に選べばれるそうで、大井以外の他場のお馬さんたちで抽選した結果、漏れてしまったそうなんです(涙)。中央時代は芝を中心に使っていたお馬さんなので、ダート適性を問われるところですが、調教内容や能力試験の動きからいっても、陣営も楽しみにしていた一戦でした。 今回人気になるフジノウェーブとの芦毛対決、是非とも見てみたかったなぁ。ディープサマーの初登場はかしわ記念までお預けになってしまいましたが、ダートでどんな走りを見せてくれるのか?今の興味深々マイトピックです。 ということで、今回は私の気になっていることを書いてみました。やっぱり全部、お馬さんネタっすねぇ。あっ!プロレスネタでは、ディファカップに参戦するゼロワンMAXチームが、どうして日高&藤田組じゃなくて、日高&浪口組なのかなぁ?と。前回のこの大会では、日高&藤田組で参戦し、決勝で敗れてすっごい悔しい思いをしたはずなんだから、そのコンビでリベンジして欲しかったなぁと…。それも気になる今日この頃。
2007年04月15日
皆さん、こんにちは!4月7日から今年度の岩手競馬が開幕し、水沢競馬場では昨日から明日までの3日間、アナウンサーサミットが行われています。全国の競馬アナウンサーやキャスターが「地方競馬がんばれ!」を合言葉に集まったんです!!とここまでは書きましたが、おそらく北海道チームの小枝アナや太田アナ、また、金沢・南関東の大川アナがそれぞれの視点でお書きになると思いますので。私は、別角度から。 岩手と言えば、名馬の宝庫としても知られていますよね。東京大賞典や南部杯を制したトーホウエンペラーもその1頭。南関東びいきの私としては、かなりの手強いライバルでしたよ、その当時(苦笑)でも、黒光りしてかっこよくて、絵になるお馬さんだったよなぁ~。 そんなトーホウエンペラーも今では立派なお父さんなんだけど、初年産駒から活躍馬を出しているんですよぉ!!京浜盃に出走して、今度のクラウンカップにも参戦予定のイチモンジという男の子。また、お父さん譲りの青毛の毛色をもつトミノクロカミは桜花賞4着になって、牝馬クラシック戦線を賑わせています。中央ではマセラテイスタという男の子が活躍しているようです。ちなみに、この写真は、桜花賞のトミノクロカミちゃんです↓ 昨日今日とアナウンサーサミットで水沢に行っていたんですけど。検量前で、トーホウエンペラーを手掛けた千葉四美調教師にお会いしたんです。実はまだ一度もお話しをさせて頂いたことはなかったんですが、どうしても、南関東でトーホウエンペラーの子供が活躍していることをお伝えしたくって、思い切ってお声をかけさせて頂きました(わたし、かなりの人見知りなんで。マスコミのくせに・・・苦笑)。 千葉先生も、もちろん南関東のエンペラー産駒の活躍はご存知でしたよぉ!!エンペラーの初年度産駒は、全て牧場で見て歩いたそうです。エンペラーの子供たちはお母さんの毛色を受け継ぐタイプが多かったようで、黒光りタイプは多くはないそうです。だからこそ、クロカミちゃんの当歳時も覚えているそうなんです!!で、「クロカミちゃんは浦和コースよりも大井コースの方が合うそうですよぉ」と言ってみると、「エンペラーと一緒だ。エンペラーも右回りの方が良かったから(苦笑)」と千葉先生。 エンペラーは皆さんもご存知のように、お父さんがブライアンズタイムで良血さん。中央ではなくて地方で走ることになったというのは、やはり弱い部分があったという事実もあるでしょう。デビューが遅かったということも、そういう部分にも繋がっていると思います。とにかく無事に走ることができるようにと、千葉調教師はじめ厩舎スタッフの皆さんは、じっくりじっくり大事に大事に手掛けられて、2年連続NARグランプリ年度代表馬。地方の頂点にまで上り詰めました。一見、血統だけで言えばエリートに見られがちだけど、そうじゃないんですよねぇ。苦労と我慢を積み重ねた馬でもあったんです。そして、これだけの実績を持ちながら、今の時代に生きて、ずっと岩手の馬であり続けたということも、岩手の宝馬の1頭と言っても過言ではないと、私は思います。 「雨に濡れると黒光りして見えるような、またそんなエンペラーの子供で…」と千葉調教師はニッコリ。この短い時間ではあったけど、千葉調教師がエンペラーにどれだけの愛情を注いでいたかということを、垣間見ることができた気がします。「バランスがとても良かった!」とエンペラーのいいところをあげてらっしゃいましたが、またそんなエンペラー譲りの子供で、南関東にも遠征しに来て頂きたいなぁと思います。千葉調教師自身、現在は2頭のエンペラー産駒を手掛けていて、現2歳には1頭スタンバイしているそうです。 エンペラーの近況は、こちらをご覧下さいね。
2007年04月08日
月曜日から日曜日に移動してきた高橋華代子です。どうぞよろしくお願い致します。今日は日曜日。そして、春休み中。世間はお休みの人が多いんでしょうね。あっ!エイプリルフールでもある。どんなウソついちゃおうかな(苦笑) まっ、それは置いといて。 南関東の厩舎地区でも、ちゃんとお休みは決まっています。半休は、午後からがお休み。全休は、丸々一日休み。だからと言って、お馬さんは生き物。カイバはもりもり食べますからねぇ。お水もゴクゴク飲みますからねぇ。カイバを作ったりお水を替えたりする人も、もちろん必要です。厩舎によっては、当番制をとっているところもあれば、それぞれ各自がやっているところもあれば、さまざまだったりします。ただ、自分の担当馬のレースが近ければ、決まった休みは関係なく調教は行われるわけで、休みがなかなかないという関係者もいたりします。本当に大変なお仕事だなぁと思いますよ。関係者も大変だけど、そのご家族もねぇ。そういえば以前、石崎駿騎手がデビューした頃に「子供の頃、お父さん(石崎隆之騎手)が仕事ばかりで寂しくなかった?」って聞いたことがあったんですけど、「そういうもんだと思っていました」と、駿騎手。競馬関係者さんたちが思い切ってお馬さんのお仕事ができるのも、奥様や子供ちゃんたちのご家族の理解あってこそのことなんですよねぇ。 さてさて。オープン馬たちになると、お休み関係なく調教を続ける場合も多いので、私もよく厩舎地区がお休みの時に出没します。お馬さんも関係者も少ないから、ちと寂しかったりするんですが、かな~りのんびりモードが漂っているんですよねぇ。先日、船橋のお休みの時。かな~り濃厚なショットを目撃したので、その写真をちとご紹介していきますねぇ。 ぬわ~んと!!石崎隆之騎手がベルモントストームを引っ張って、引き運動をしていたんですよぉ。乗り運動じゃなくて、引き運動っすよ!!ストームの楠厩務員が兄弟子にあたる関係ではあるんですけど。楠厩務員がストームのカイバ作りや馬房掃除をしている時に、たまに手伝って引き運動をしているそうなんです。っていうか、あまりにも興奮状態に陥っちゃって、ピンボケ気味ですが(涙)、貴重なショットですよぉ~。 ここは騎手控え室。普段なら、もっと騎手たちが多いんですけどねぇ。お休みの時だから、人も少ないんです。この時は岡林先生もいたり、克己先生もいたり、引き運動から戻った石崎騎手の姿も見えますねぇ。新聞を広げているのは、船橋イチのイケメン・としさん。ナイキアディライトの調教をつけていたことでも知られていますが、現在はエミーズスマイルの調教パートナーでもあるんですよぉ~。 にんにくをする張田京騎手というのも、かなり貴重です(笑)。お休みの日だから調教が終わるのも早いですからねぇ。で、鹿の肉があるということで、張田騎手が取材陣に振舞ってくれたんです。生の鹿肉って初めて食べたんですが、全く生臭くなくて、ペロペロ食べてしまいました。ご馳走様です!普段は非常にクールな張田騎手だったりするんですが、根はとても優しい人。お馬さんへの愛情も抜群!!自分の乗ったお馬さんを見に、馬房に会いに来るのも張田騎手だったりするんですよ。 ケーキを切る川島調教師というのも、レースではなかなか見ることできません(笑)。夏場になると、大好物のスイカを自ら切って、報道陣と食べている姿をよく目にします。川島調教師の元気の源は、スイカのようです。 ちなみに今現在は、明日からの開催に向けてビシバシピリピリ追い切りがかけられている時ですよぉ~。明日・月曜日からの船橋競馬。新しくホームページもできましたので、どうぞチェックして見て下さいね!!楽しみなレースもたくさんありますよ~ぉ。名馬の宝庫、船橋競馬場に是非起こし下さい!!
2007年04月01日
船橋と言えば、皆さんもご存知!!名馬の宝庫だったりもします。馬場を見ても、運動場でも、何気なく目をやると、スターホースたちがたっくさん!!例えば、私のブログで前に紹介した写真だったりしますけど↓ 先頭にはナイトスクール(現在、放牧休養中)、真ん中にはシーチャリオット、後ろにはアジュディミツオー。こんな感じで何気なく運動をしたりしているんだから、ちと興奮状態に陥ります。何気なくこういう光景を目にできちゃうのも、船橋のすごさだったりすると思います。 さて。今日はそんな訳で、船橋の厩舎地区からお届け。スターホースさんたちの一部にご協力頂きまして、近況をお伝えしていきましょ。題名は、とある日の船橋… 地方競馬の総大将アジュディミツオー。ちょうど蹄鉄を替えてもらっているところでした。左の赤いビール瓶入れがあるじゃないですかぁ。そこの上にはたくさんのニンジンが!!そう、このニンジンを食べさせることで、おとなしく鉄を交換できるように促しているんです。やっぱり、おとなしかった。ミツオーも、草食動物であるということが証明できました(苦笑) 肉食獣ちっくの時もあるけれど、ステーキを食べているところは見たことありません(笑)好きな食べ物は青草やニンジンです。 かしわ記念から帝王賞というローテーションが組まれているけれど、もう元気いっぱいなんだそですよぉ。かなりバリバリやっているんだとか。 いつものようにナイキアディライトは金子厩務員と遊んでました。金子厩務員が仕事終わりに必ずアディと遊んであげるんだけど、何度見てもほのぼのしちゃう光景ですよぉ。あと、そうそう。よく牡馬たちの中には牝馬好きで馬っけがある子もいるんですけど、アディは金子厩務員に反応を示すんですよねぇ(苦笑)種付けのような仕草をしたりしますもん(苦笑)ちなみにこの日のアディは、ちとご機嫌斜め。というのも、すっごい嵐の日だったから… お天気だとご機嫌なんだって(笑) アディはマイルグランプリに向けて順調に調整中ですよぉ。マイルグランプリには同厩のディープサマーやグローリーウイナーも参戦予定。いいメンバーが集結しそうです。 南関東史上初。南関東所属として、中央のクラシックに進むことになったエミーズスマイル。エミちゃんはちょうどカイバ中でした。担当厩務員のふくちゃんさんの話しでは、あんなにカイバ食いが細かったエミちゃんが、アネモネSの後にカイバをもりもり食べるようになったそうなんです。前にも書きましたけど、ふくちゃんさんは黒砂糖をカイバに混ぜて、エミちゃんが少しでも食欲を増すようにしてあげていたそうなんだけど、今は入れなくてもペロペロ食べていると!!これは、エミちゃんにとってすっごいプラス材料ですよぉ。 南関東女帝に君臨し始めたトーセンジョウオー。担当の秋葉厩務員と記念写真をパチリ。秋葉厩務員は上山競馬出身ですからねぇ。エンプレス杯を優勝した時は上山競馬の関係者たちからもおめでとうコールがたくさん来たそうですよぉ。ジョウちゃんは、もちろんマリーンカップを予定しています。ジョウちゃんの体を見て、牝馬だと思う人ってなかなかいないですよねぇ。いつも調教をつけている佐藤裕太騎手は、同じ女帝同士でも、ネームバリューの方がずっと牝馬っぽかったと言っています。それに、牝馬は非常に繊細な子たちが多いですけど、ジョウちゃんは皆無らしい。性格も牡馬みたいなんだって。 ちょっとプロレス好きの私は、どうしてもプロレスラーに例えちゃうんですけど。ジョウちゃんが女子プロレスラーだったら、ミスター女子プロレスの神取忍選手だろうかぁ。神取選手もカッコイイし強いし!!いつかはきっと、TCK女王盃のプレゼンターに神取忍選手が登場して欲しいと願うのは私だけでしょうかぁ。大井さん、よろしくお願い致します(笑) ちなみに、ジョウちゃんは外では燃えるタイプなのに、馬房の中では猫ちゃんのようにおとなしくなります。そして、女の人や子供には優しいんです。 お久しぶりです。南関東史上初の3冠牝馬チャームアスリープです。ロジータ記念(2着)の後放牧に出ていましたが、今現在は帰厩してマリーンカップに向けて調整しています。賢二先生のお話しでは、まだ歩様にコトコトしているところはあるようですが、以前の放牧明けよりはいい雰囲気だそうです。叩き良化型タイプのチャームですから、使いながらという部分はあるでしょうが、まずはまたレースで会えるということがめっちゃ楽しみ。休み明けから自ら調教をつけている賢二先生は「ビシバシやってる!」と燃えてました。 さぁ、今度はどのお馬ちゃんたちのご協力願おうかなぁ。
2007年03月26日
今日。競馬関係者の集まりがあり、競馬会の女帝・鈴木淑子さんとご一緒する機会がありました。前に、栗色競馬という趣味の方のページに、淑子さんのことを書いたことがありました。そう、競馬の仕事をするきっかけになったのが恐れ多くも淑子さんと言いますか…。 競馬のことが好きになり始めた時に、グリーンチャンネルで淑子さんの姿をお見かけする機会も増えたんですが(その当時、山形では民放で競馬は放送していなかったんです)、女性でも競馬のことを伝える仕事があるんだぁということがわかったりもしたわけです。で、その当時は情報番組とかニュース、音楽番組などを担当していたわたしは、今度は淑子さんのように競馬のことを伝える仕事をしてみたいなぁと恐れ多くも思ったわけです。 もう10年以上になるから、もちろんネットは普及していないし、競馬関連の仕事に就くためにはどうしたらいいかわからない。で、書店に、淑子さんがお書きになった本をみつけ、そこに淑子さんがその当時所属されていた事務所名が書いてあったので、その事務所に自分の履歴書と競馬の仕事につきたいという熱意のお手紙と出演番組のビデオを送ったわけです。そして、何とかその事務所に所属させて頂くことになり…(ちなみに、今は淑子さんもあたしも、事務所から離れてフリーになりましたけど)。 で。上京した1年目の時に、淑子さんが渋谷でダービーフェスティバルの司会をされるということで、事務所のマネージャーに連れて行ってもらって見学に行かせて頂きました。帰りに、淑子さんは大勢の関係者に見送られて、タクシーで颯爽と帰っていかれました。「かっこいい~!」田舎から出てきたばかりの小娘は、そのカッコ良さに感動し、今でもあの時の姿は脳裏に焼きついています。 あれから10年近くたち、競馬場やパーティーなどでご一緒させて頂く時が増えましたが、ここ最近になって、やっとお会いしても緊張しなくなりました。(そもそも人見知りだし、人と話すことは緊張するタイプなもんで、あたし) 今日はパーティー会場から2人で一緒に帰ってきたんですが、何と淑子さんと電車で帰ってきたわけです。渋谷でのあの出来事がいまだにこびりつているあたしは、先ほど書いたことをそのまま淑子さんに申し上げて、「淑子さんも、電車に乗るんですかぁ!」と。そしたら、もちろん電車も乗るとのことで…。あっ、マンガ喫茶に泊り込んだり、ベンチで寝ちゃったりすることはあたしのようにあるんだろうかぁ(苦笑)。それは聞かなかったけど、聞けません(笑)。というか、絶対にあるわけないでしょう(笑) ということで、話しはいろいろ脱線しちゃったけれど。淑子さんの伝えている姿って、一視聴者としても一読者としても、大好きです。競馬をご存知で、競馬が好きだからこそ、ちゃんと自分の言葉で伝えていらっしゃるってことが、相手にもすっごい伝わるんですよねぇ。10年前に感じたそれは、今も変わりません。だからと言って、それはすごい難しいことで、あたしはまだまだ修行中の身ですけど、この仕事にかかわる上では目指していきたい部分ですねぇ。この仕事は一生、勉強っす。
2007年03月19日
前にも何度も書いたことがあるかもしれませんが。大井競馬場は、競馬場の隣にある厩舎と千葉県印西市にある小林牧場の2箇所に厩舎地区は分かれています。小林は競馬場まで車で1時間半弱かな。能力試験の馬場見せや能力&調教試験、またレースの時に、小林のお馬ちゃんたちは馬運車にゆられながら、果敢に競馬場までやって来ます。 あたしも前までは、車がないと行けない場所だと思っていので、スタッフの車で行く時以外は行ったことがなかったんです。(あっ!古谷っちに乗っけてもらったこともあった)それに、近所にマンガ喫茶などがないので、夜なべをしながら早朝の追い切りに備えることもできない…。公衆電話で野宿しようと思ったら、それはさすがに「やめろ!」とみんなから怒られた(苦笑)。そんな訳でなかなか行けなかったんですけど…。 ここ最近になってやっと発見できました。それはバス。小林牧場最寄り駅は印西牧の原駅と小林駅があります。どちらからも、小林牧場行きバスが出ているんです。1時間に1本あるかないか…って感じだけど、その時間に合わせれば、ちゃんと小林牧場にも連れて行ってくれるんだから、こんなにいいことはありません!!帰りも、そう。東京から印西牧の原(もしくは小林)まで電車代は往復2000円以上はかかっちゃいます。さらには、駅から車で10分くらいはかかるので、往復のタクシー代もかかっちゃう。フリーでお仕事をしていると、交通費も取材費も自前っすからね。原稿1本書いていくらって感じの収入(裏話をしちゃうとね)。だから、フリーの皆さんはあたし以外でも、いかに交通費を安くあげるかっていうのは、いろいろ考えられていると思いますよ。ということで、バスだと片道160円!!さらには850円お得の回数券買っちゃったし。これから何回もそれを利用して行けちゃうぞ!! これからの季節、小林牧場の桜並木はかなり有名ですよぉ。実はあたし、まだ一度も咲いているとこは見たことないんです。今年はうまく合わせて、見に行きたいなぁって思っています。皆さんも、是非とも行って見て下さいね!もちろん車がない方はバスね、バス(笑)。 さて、話しかなりそれました。今日は小林にお住まいのお馬ちゃんたちをご紹介しようと思ったのでした。前までは、なかなか小林のお馬ちゃんたちを間近にして、関係者の皆さんに取材することが少なかったので、今は財産です。 あっ。お馬ちゃんたちとは言ったけど、まず事務所。牧場の入り口にあります。かわいい建物なんです。 こんな感じの厩舎地区なんですよぉ。周りは自然に溢れていて、お馬ちゃんたちものんびりリラックスしている感じです。 ↑ まずトップは小林の大御所9歳クールアイバーさんに登場願いました。最近はパドックから男前の素顔を披露しているけれど、本当に男前なんっすよ。年齢を感じさせない体のハリと毛づやで、どんどん若返っていくみたい。女の子好きっていうのも、クールアイバーさんの若さの秘訣です。この間もパドックで、ブヒッブヒッって軽くいなないていたしね(笑)。この後は、次の船橋開催のオープンレースを使う予定ですよぉ。 ↑ こちらも9歳馬のスピニングアロー。お顔の流星がちょいとユニークで、年齢を感じさせない童顔さんですよぉ。ほんとかわいいの。それにまだ若い。何と言っても、2年前のサンタアニタトロフィーを制した重賞ウイナーです。今回は東京シティ盃に出走しますが、長期休み明け叩き2戦目。気合乗りも良くなって上積みはあるようです。 ↑こちらも小林の大将格。カセギガシラですよぉ。カセギ君のことは前にもライターブログで書かせて頂いたので、こちらをご覧下さいね。カセギ君も男前でしょ?こうやってお外を眺めるのが大好きなんです。ちょうどまん前には桜の木があるので、もしや見てるのかな。とても懐っこくてかわいい子です。本当は東京シティ盃を最大目標にしていましたが、前走のウインタースプリントで少々怪我をしたことから、無理をせずに自重することに。今はマイルグランプリを目標にしてトレーニングを積んでいますよぉ。 小林の若きエース・レッドドラゴンです。やっぱり大御所の先輩たちに比べちゃうと、レッドはまだまだあどけなくてかわいいですねぇ。でも、可能性はいっぱい秘めている!!一戦ごとに新しい面がどんどん出てきて進化中です。ニューイヤーカップをを優勝した後、中央参戦を予定していた時期もありましたが、メンバーなども考慮して自重。早々京浜盃に切り替えて調整中です。 ↑ 小林の女帝マイキャンディーです。決して大きい子ではないけれど、いつも一生懸命走る頑張り屋さん。マイペースな子で、決してカメラを向けてもカメラ目線はしませんでした。が、真正面から見てもかなりの美人さんです。横顔も素敵でしょ!さすが、女帝。これからも元気に無事に走り続けてね!!! ↑ この子はマイスクワート。昨年の東京2歳優駿牝馬も出てる子なんですよ。お顔も胴も長い子なのですが、これからは短距離に矛先を変えて挑む予定。初めてのカメラ撮影も堂々と応じる度胸のある子。愛嬌のあるかわいい子でした。 ↑ これからのTCKをリードして行って欲しいバンクレイドです。まだまだヤンチャさんかなぁ。でも、走る素質はたっぷりです。隣でバンクと遊んでいるのは堀調教師。堀厩舎カラーは赤ですよぉ。 ↑ デビューの時は2連勝。その後、何とかきっかけをつかみたいロイヤルスナイパーです。体つきは素晴らしいものがありますからね。ほんと、あとはきっかけ一つ。性格もとてもおとなしい子で扱いやすいんだって。この時は美味しそうにお水を飲んでいましたが、あごっぱりもセールスポイント!! ↑ C2、C3クラスで頑張っているサザンヲキキナガラ。森谷厩舎に行ったら、是非とも会いたいお馬さんでした。カメラ撮影が初めてだったってこともあるのかなぁ。お顔がちと緊張してるかな…。実際はとてもかわいい顔しているんですよぉ。これからも足を運んで慣れてもらおう!!普段はとてもおとなしいけれど、馬場に出ると燃えるタイプなんだとか。皆さん、サザンヲキキナガラの応援もよろしくお願いします!! ↑ そして、大トリを飾って頂くのはレンジデチン。愛らしい名前でも有名ですが、人気者の女の子ですよねぇ。ちなみに、うちの母はお馬さんのことは全く知りません。しかし、2頭だけお馬さんの名前を知っていて、それはアジュディミツオーとレンジデチンなんです。ちなみに厩舎の方からは「チン」と呼ばれているそう。一時、二桁着順が続いていましたが、ここ最近はまた復活してきましたねぇ。偉いぞぉ!!C1クラスで頑張っているレンジデチン!応援よろしくお願い致します。 本当はもっと紹介したい子たちもたくさんいるんですが、今日のところはこの辺で。小林のお馬ちゃんたちの応援もどうぞよろしくお願い致します!!!
2007年03月12日
南関東以外のお馬さん、記念すべき初登場ですよぉ!! 400キロ弱の小さな体で元気いっぱい走り回っている笠松のお姫様クインオブクイン。今ではすっかり牝馬のダートグレードレースではお馴染みの顔となりました。クインちゃんと言えば、あたしのお気に入りショットはこの角度↓ クインちゃんは右から見ると、目がちと白目さん。パドックで見ると、いつもあたしたちからはこんな感じのお顔の表情をしているんです。あたしは勝手に400キロ以下の子たちをちびちびの会に入会してもらっているんですが(特典は、一生懸命応援するというものです)、もちろんクインちゃんもちびちびの会の会員さん。ただ…管理している松原調教師と主戦の濱口騎手は口をそろえて「トビが大きいし乗ると大きく感じさせる。これはこの馬に乗ったもんしかわからない感触だなぁ…」と話しています。 ↑管理している松原調教師です。ここ最近、南関東に遠征にいらっしゃるとお話しをさせて頂く機会が多いんですが、ほんとお馬さんへの愛情が溢れている方なんですよぉ!松原調教師とお話しをさせて頂いた後は、心もポッカポカして帰途につきますもん。クインちゃんのこともかわいくって仕方ないんだろうなぁっていう雰囲気がビシビシ伝わってきます。 ↑ちなみにこれは松原調教師が一から作っている青草なんです。「馬のためにいいからということではなくて、馬が喜んで食べてくれるからそれが嬉しくて…」(松原調教師)。クインちゃんも、この松原調教師手作りの青草が大好物!!遠征の時も、クインちゃんは必ずこの青草と一緒。この時も美味しそうにほお張っている姿が印象的でした。 「この馬は感情を出すんですよねぇ(笑)」(松原調教師)ほんと表情豊かなお馬さん。例えば、お客さんが来ると喜んで、カイバが入った入れ物を上手に首で動かして、頭の上にのせようとしているそうです(笑)。「いつもは慣れた入れ物だけど、今日は初めてのもの。それなのに上手にやってますね(笑)」(松原調教師)。この時も、青草を食べている以外はひたすらこの入れ物を頭にのせて遊んでいました。 クインちゃんは朝と午後に2時間の乗り運動、また馬場に出た時の運動量も500キロくらいの牡馬がやるようなハードなものをこなしています。それだけ丈夫というこもあるでしょうが、関係者のケアも入念にされているからでしょうね。そんな歯車がぎっちりかみ合い、クインちゃんは小さい体も感じさせないくらい、高いレベルで走り続けています。 クインちゃんは日光浴が大好き。「(馬房から表に出すと)嬉しそうにするんです。頭を下げぎみにしてリズムをとってスキップしている感じなんですよ。ただ、開催中は馬房から出す時間も遅れてしまうので、出せ!出せ!って機嫌が悪くなるんです(苦笑)。ほんと、面白い馬ですよ」(松原調教師)。例えばお休みの日だとしても、5分でも10分でも表に出すとカイバ食いが全く違うそうです。日光浴もクインちゃんの元気の源です。 ちなみにこの馬のお世話は松原調教師がしていますが、調教や午後運動は大ベテランの濱口ジョッキーが行っています。松原調教師がジョッキー時代から続いている兄弟子関係。そんな絆はクインちゃんを通して今もなお厚い関係で結ばれています。 そんな濱口ジョッキー。皆さんもご存知だと思いますが、南関東に4月23日から期間限定騎乗でいらっしゃいますよぉ~(祝)詳しくはこちら!皆さん、どうぞ応援よろしくお願い致します!!! さて。クインちゃんの話しに戻りますが、クインちゃんにもちと苦手なものが・・・。笠松は厩舎から馬場に出るまでに道路を通ったりしますけど、大型トラックが通る音には、さすがのクインちゃんもビビってしまうとか…。 この写真はレース後のクインちゃんと松原調教師。体をキレイに洗ってもらっているところです。一時はスランプに陥っていたクインちゃんですが、またここ最近はいい頃の体調に戻ってきていてダートグレードレースでも好成績を残しています。牝馬のダートグレードでは2着に入った実績もあり、体調が戻ってきた今。また大舞台に挑戦し続けて、夢をつかんで欲しいと思います。「この馬のいい時の背中は、バネが違うから、地の果てまで乗っていたいなぁって思うくらい、ゾクゾクするんです」(松原調教師)。これからも、クインちゃんと松原調教師の挑戦は続いていきます。クインちゃん、また南関東にも遠征に来てね!!お待ちしています!!
2007年03月05日
これまで砂の女王として君臨してきたレマーズガールが、27日に行われるエンプレス杯を最後に引退する予定だそうです(お馬さんの予定は変更される場合もありますので、その辺りはご了承下さいね)。このエンプレス杯に限っては、今年で4年連続参戦。牝馬が同じレースをこんなにも何度も出走するということは本当に大変なことなんです(牡馬だって、そうですが)。以前、栗色競馬の12月6日分で、レマーズちゃんのことは書かせて頂いているのでここも読んで下さいね。 ほんとレマーズちゃんはびっくりするくらい繊細な子で…。牝馬の中にはたしかに繊細な子も多いんですが、こんなにも砂の女王として君臨し続けるレマーズちゃんが繊細な子だったとは最初驚きでした。例えば、レマーズちゃんの馬房の前でちょろっと手を横に動かしたとします(そんなオーバーアクションでもないけれど…)。そうすれば、レマーズちゃんはびっくりしてすぐに後ろに下がってしまいます。一つの例を挙げるとするとこんな感じで…。あのレースでの強さを見ちゃうと想像もできないんですけどねぇ。レースでの強さとモロさを併せ持ったガラスの女王という言葉がぴったりだったかもしれません。だからこそ、レマーズちゃんがレースで気持ちよく走ってくれるように、ゲートインするまでのそこまでの過程が陣営も戦いでした。でも、レマーズちゃんはそれに応え続けました。牝馬がこんなにも長い間一線で走り続けるすごさを痛感せにはいられません。余計に、繊細な子だからこそ…。陣営がレマーズちゃんとちゃんと向き合って、じっくりゆっくり取り組んで積み重ねてきた4年半弱。 う~ん、ぶっちゃけ言っちゃうと(苦笑)。レマーズちゃんがダートグレードレースに参戦し始めた頃は、「う~っ、強すぎる~」って、南関東勢にかかわるあたしにとってはかなりの強力ライバルだったわけで(苦笑)。でも、だんだんに年月が過ぎていくごとに…なんだろうなぁ。たしかに中央所属馬ではあるんだけれど、中央馬の一言で割り切ることができないというか。レマーズちゃんがいつも出走しているダートグレードレースにいないと、なんか寂しいというか。今では南関東の仲間ちっくに思ってました、あたし(苦笑)。 だからと言って。レマーズちゃんはエリート街道を進み続けてきたわけでもなく、こんな挫折を味わったこともあり。自分の繊細さを乗り越えて、そして挫折からも立ち直って、こんなにも長い間走り続けました。 湯浅調教助手のお話しでは、ここまで怪我もなく、本当にお疲れ様という言葉しか出てこないと。そして、ここに向けて悔いのない仕上げができたと。そして、レースを気持ちよく走っってくれるように、直前まで細心の注意を払いたいと…。 一足早くグラッブユアハートが引退し、そしていよいよレマーズガールも引退する日が近づいてきて…。レマーズちゃんとグラッブちゃんが築いてきたダートグレードレース牝馬戦線の一時代も、そろそろ幕を閉じようとしています。レマーズちゃんの競走馬としての姿を、走りを、この目にしっかり焼き付けたいと思います。重賞タイトル10個の大台に乗るのか?その辺りも興味深いです。 。
2007年02月26日
競馬のことを伝える仕事につきたいなぁと思った時。お馬さんのことを少しでも知っておきたいなぁと思って、乗馬を習い始めました。まだ山形にいた頃のこと。めっちゃ格安のクラブだったんですよぉ(今はもうなくなったそうです)。1ヶ月7回乗ることができて1万円ですよぉ。めっちゃ安くないっすか!? でもその代わり、自分で乗る準備をして、レッスンが終わった後はお馬さんの手入れをして、馬房の掃除をして、そういう部分も全て自分でやるところでした。それが、また楽しいんですよぉ。 乗ることは全く上達しませんでした。ほんと、下手っぴ。それまで何気なく競馬中継を見ていたけれど、自分がお馬さんに乗るようになってから、ジョッキーは神様だと思いましたもの。っていうか、今でもそれは思ってます。ちょっとでもお馬さんに言うことを聞いてもらうのって素人では大変なのに、あのハイスピードの中で自由自在に操って、さらには勝敗を決める訳ですもん。本当にすごいっす。神です!! わたしも一丁前に、落馬の経験をしました。1度はダクを踏んでいたら、50メートルくらい先で子犬が猛スピードで走っていて、それを見たお馬さんが急に暴れて、落馬。2度目はその時もダクを踏んでいたら、走っていた車を見たお馬さんが急に暴れて、またもや落馬。最初に落馬した時はショックで、その日はもうお馬さんに乗れませんでした。で、体も痛いし…。ほとんどスピードが出ていない状況での落馬だってそんな感じなのに、ジョッキーはあのスピードの中…。本当に大変なお仕事だなぁと痛感します。その時に、お馬さんって本当に繊細な生き物なんだなぁと感じたことも覚えています。 1年弱しか習わなかったけれど、お馬さんに乗ることの楽しさよりも怖い方が先行しちゃって。怖いという気持ちが強いから、余計上達しなかったし。お馬さんにはよくなめられました。わたしを乗せたら、急に馬房に帰ろうとした子もいましたもの(涙)。 今思うと、鞍置きとかお馬さんの手入れとか馬房のボロ掃除とか、貴重な経験ができました。わたしは乗ることよりも手入れの時間の方が好きだったなぁ。東京近郊でも、こういう乗馬クラブはないですかね?。乗るだけではなくて手入れもさせてくれるとこ。もちろん格安で(苦笑)。 すっごいマニアックなネタですが。そこの乗馬クラブでお気に入りは「クロ」って名前の黒鹿毛の男の子でした。おでこに星があって、めっちゃかっこいい子。素直でおとなしいから手入れも楽しかったし大好きな子でした。インストラクターの方に、その日の担当馬を告げられるのですが、「クロ」って言われるのが待ち遠しかったですもん。クロは乗馬クラブでもかなり大きい方だったんですが、たしか450キロくらいと聞きました。南関東にいるオープン馬たちを見てみると、その体重だったら小さい方ですよねぇ。クロに乗った時でもかなり大きく感じたので、例えば550キロくらいの子に乗る感覚ってどんな感じなんだろうと興味津々です。もちろん、乗ることは遠慮しますがぁ(苦笑) 名馬に乗ることができる乗馬クラブとしては、ホロシリ乗馬クラブが有名ですよね。誰でも、アブクマポーロに乗ることができちゃうんですよぉぉぉ!!そう、石崎隆之騎手の気分が味わえちゃうんですよぉぉぉ!!わたしもいろんなところで書かせて頂きましたが、ポーロに跨らせてもらった時にはもう感動でした。あの最強ポーロの上に乗っているんだと思ったら、内心はめっちゃ怖かったです。だって、東京大賞典の時のようなスピードで走られたらどうしようとか(笑)。一瞬のうちに、わたしの衣装のイメージは、ピンクとグリーンカラーに…(苦笑)。でも、ちゃんと訓練されているので、ポーロは従順に素人のスピードで進んでくれます。乗ることは怖いんですけど、ポーロにはまた乗ってみたいです。去年の時点で簡単な外乗りもしていると聞いたので、今年は是非とも味わいたい!!北海道にたくさん行きたいなぁ…。去年は1回しか行けなかったですから(涙)。
2007年02月19日
皆さんはケイシュウエクセルを覚えているでしょうか?99年の京浜盃で、逃げるオリオンザサンクスを頭差まで素晴らしい脚で詰め寄った馬。あの吹雪の中で…。この世界に入って駆け出しだったわたしには、痛烈な印象を残した一戦でした。ダート競馬ってすごいなぁって。この世界に入って、一番最初に惚れちゃった馬でした。 そんなエクセルを担当していたのは、村上厩舎の佐藤厩務員。漫画の風のシルフィードを読んだことがきっかけで、馬の世界に入ったという当時新米厩務員さんでした。「厩舎の初勝利の馬でもあるんですよ。非の打ちどころがないエリートって感じでしたね。普段は余計なことは一切しないで素直。そして、レースにいけばちゃんと走ってくれる。厩務員としてはありがたい馬でしたよ」(佐藤厩務員)。エクセルと佐藤厩務員↓ (佐藤厩務員提供) それから6年経って、リアルバローズが佐藤厩務員のパートナーに。中央未勝利でやってきた愛馬はこつこつ階段を上がっていって、今では村上厩舎の要の1頭にまでなりました。元々持っていた良血ならではの素材の良さが、この地で開花。もう少しで重賞挑戦!!ということころまでやって来ました。↓ 「来た頃からおとなしくて手のかからない馬でしたね。でも、レースの時の勝負根性はすごいものがあると思います。並んだら抜かせない。普段の引き運動をしている時でも、前を歩いている馬にくっついて行こうとするんです。ものすごい早く歩くから、人間にはいい運動になりますよ(苦笑)。体は大きいんですが、皮膚が薄くてバランスもいいですね」(佐藤厩務員)。 ちなみに、どんなことがあってもカイバは残したことがないという大食漢。さらに、村上厩舎の早食い王でもあるそうです。ちなみに…(笑)↓ これは、乾草が入っている緑の袋。リアルバローズは自分でこの袋を馬栓棒の上にのっけて、自分が食べやすいようにしてから、奥底のものまで食すんです(笑)。ちなみに食べ終わると、この袋を上手にひっくり返して、「なくなっちゃったよ~」っていうこともアピールするそうですよぉ。賢い子です(笑)。 ここ最近は、陣営にとっても少々不完全燃焼の成績。それでも、少しずつ着実に力はつけているので、この後どこまでクラスを上げていくのか楽しみです。セールポイントは、長くいい脚を使うとこ。ゆくゆくは大井の長距離重賞に出走したいということが、リアルバローズと佐藤厩務員の目標です。 「(ケイシュウエクセルから学んだことは)ここにいるっていう当たり前のことが、実は大事なんだってことですね。こいつにも(リアルバローズ)、ここにいるうちは、やれることはやってあげたいなぁって…」(佐藤厩務員)。 ケイシュウエクセルがお星様となった今。村上厩舎では大将インターセフォーを筆頭(春には帰厩予定)に、このリアルバローズと重賞戦線を賑わせて欲しい面々がラインナップしています。実はすごい意外なんですが、村上厩舎は重賞未勝利。 わたし個人的なことなんですが…。村上厩舎が重賞を勝ったら、絶対に言いたいなぁってコメントがあるんです。これは何年も前から、ず~っと。その時は、この楽天競馬で語らせて下さいね。 リアルバローズは2月19日からの開催も、元気に登場予定です。 <おまけ> リアルバローズはかなりのイケメン君なんですよぉ~。わたし、かなり好み。むふふふ。
2007年02月12日
いつもはいろんなお馬さんたちの素顔をご紹介しているこの月曜日。今日はちとお休みさせて頂きます。というのも、2月8日には2006NARグランプリの表彰式が迫っているんですが、そこに南関東のお馬さんたちが4頭も表彰されるではありませんか!!南関東にかかわるものとしては、めっちゃ嬉しいことだし誇らしいことです。ということで、今回は特別バージョン。栗色流に(あっ、ここは栗色競馬じゃなかったけれど。苦笑)、この4頭の近況をご紹介させて頂ければ。 年度代表馬は我らがアジュディミツオー!!! ミツオー&関係者さん、おめでとう!!! こんな晴れの舞台で、どうしてアクビの写真???って思っている方もいるかもしれません。はい、わたしもそう思います(苦笑)。でも、わたしは絶対にこの写真を使いたいなぁって思っていて…。この写真は、帝王賞翌朝に引き運動を終えて洗い場にいる時のミツオーなんです。普段が肉食獣ちっくのお馬さんであることは皆さんもご存知のことと思いますが(でも、好物は青草ね)、アクビをする時もこんな感じで豪快。 ミツオーにとっても関係者さんにとっても、一番ホッとしている幸せな瞬間の時かなぁって。砂の王者カネヒキリを破って、そして脚元の不安も何にもないってわかって(お馬さんたちはもし痛いところがあったとしても、レース直後には気も張っているし表に出さないものですから)…。そんなホッしている瞬間の象徴が、このミツオーの豪快なアクビかなぁって(苦笑)。これまでもいろんなミツオーの写真を素人ながらも撮影させて頂いていますが、この写真はその中でも、ちとピンボケ気味なんですがお気に入り。 その後のミツオーは皆さんもご存知の通りですから、ここではあえて省略させて頂きますね。川崎記念はヴァーミリアンに破れて2着になりましたが、ミツオーもあのラップで駆けている訳で、それでバタバタに止まっているってことではないので、ミツオーも頑張ったけれど、ここは素直にヴァーミリアン強かったぁ!!!って称えたいですねぇ! ミツオーはレース2日後にはすぐに調教を開始しています。担当の藤川厩務員も「もう次がすぐにあるから」って言っていたけれど、2月18日のフェブラリーSまで2週間ですもんね。もう次です、次!!ミツオー自身も疲れていないから、順調に調教を開始しています。今年の大目標、中央のG1獲りに向けてスタートを切っています。 今年もまた、こんな最高の幸せアクビの瞬間を、見せてね!!ミツオー!!(あっ、大川さんのことではありませんので、アジュディミツオーのことなんで。笑) 2歳最優秀馬には我らがフリオーソ!!! フリちゃん&関係者さん、おめでとう!!陣営は、アジュディミツオーやシーチャリオットにも全くヒケを取らない素質があると自信を持っているお馬さん。走る能力も高いだろうけど、人間に対して素直で従順ってことも、フリちゃんの魅力でしょうか。この写真はわたしの栗色写真でも先日紹介しちゃっていますが、ここでもあえて使わせて頂きました。フリちゃんの馬房にクリス厩務員が飾っているんです。フリちゃんとクリス厩務員が仲良く一緒にお昼寝したり本を読んでいるとこ。「フリちゃんとわたしは仲良しねぇ~」ってクリス厩務員はよく話すんだけど、ほんと仲良し!!フリちゃんがこういうことをできる持って生まれた性格ってのもあるだろうし、クリス厩務員に信頼しきっているっていう証しでもあるでしょうね。 先日、共同通信杯で初めて芝に挑戦したフリちゃんは残念ながら7着という結果に終わりました。でも、これはかなり収穫のあった一戦だったと思いますよ。内田博幸騎手がレース後に興味深い話しをされていて「集中力に欠いていたし、馬にとって見ればなんとな~く走っているって感じだったなぁ。それでこのくらいは走ってくれるんだから、やっぱり力はありますよ。芝の走りは悪くないよ」って。初めてということもあって集中力に欠いたのもあるだろうし、でもそれでいながら力んで走っていたそう。パドックや検量前ではいまだにいななく幼さも残したフリちゃん。なんとな~く回ってきて、それで大きく離されることはなかったわけですから!!これで芝に慣れて、フリちゃんが本気モードになったら、かなり楽しみなんじゃないでしょうか!! 「また芝にチャレンジする!!」とレース直後から力強く話していた厩舎サイド。弥生賞あたりを視野に入れながら、また緑の絨毯を駆けることになります。 3歳&牝馬最優秀馬には我らがチャームアスリープが受賞!! チャーム&関係者さん、おめでとう!!もちろんこの受賞の決め手になったのは、南関東史上初の牝馬三冠を成し遂げたこと。そんな貴重な瞬間をナマで体感できたということは、一ファンにとっても、本当に幸せなことです。現在チャームはリフレッシュ休養中。あのハードなローテーションの疲れを、今はしっかり取っているところです。わたしが南関東にかかわるようになって、牝馬の黄金期といったらやっぱり、ネームヴァリューがいてラヴァリーフリッグがいてジーナフォンテンがいた時代。ほんと牝馬交流でも頼もしかったもの!!また、チャームにはそんな心強さを味合わせて欲しいです。そのためにも・・・今はしっかり疲れを癒してね。 最優秀短距離馬には我らがネイティヴハート!! ネイティヴ&関係者さん、おめでとう!!ネイティヴも9歳になっちゃいましたぁ。でも、今現在の南関東9歳たちは元気もりもりさんたちが集まっています。ネイティヴを筆頭にロッキーアピール、コアレスハンター、コアレスタイム、クールアイバー、ケイアイミリオン。なんて、頼もしいんだろう!!それと同時に、後輩たちも頑張って!! ネイティヴはいつものパターンで、オークヒルファームでリフレッシュ放牧後、1月26日に船橋へお帰り。いつもの休み明けよりも、馬の雰囲気はとてもいいそうです。関係者の皆さん、好感触中ですよ。気の強さは相変わらずだし、それもネイティヴにとってはいいところですからね。3月3日のオーシャンSに向けて順調ですよぉ。 2歳から中央の重賞に挑戦し続けて、8歳にしてその夢を成し遂げたネイティヴ。諦めないで信じて頑張り続ければ、きっといいことが待っているんだって、身をもって教えてくれた。それは人間の生き方にも通ずるものがあるはず…。ほんと、お馬さんたちにはいろんなことを教えてもらう…。 今年も南関東のお馬さんたちがたくさん活躍してくれますように…。
2007年02月05日
昨年1年間に、船橋記念、京成盃スカイライナースプリント、テレビ埼玉杯で2着…(涙)。重賞初制覇が、惜しいところでポロッとこぼれ落ちて行きました。「どうにか一つと思っているんだけど。そんなに甘いもんじゃないねぇ」。カセギガシラと苦楽を共にしている千吉良敏彰厩務員。 今年7歳になったカセギ君はナイキアディライト、ベルモントソレイユ、イシノダンシング、コアレスデジタルなど元気溢れるお馬さんたちと同世代です。デビューから3連勝を飾るも、クラシックの頃は精細さに欠いた成績。その後は笠松のサラブレットチャレンジカップ(3着)を皮切りに、強い相手と戦うことで強さを増してきたタイプです。最初の頃は逃げ馬の印象でしたが、今ではすっかり差し馬に転身。これは交流戦で中央などの速いお馬さんと戦うことで、自然に培った脚質転換です。 いつもは白いメンコでお顔を隠していますけど、素顔はかなり凛々しい男の子です。遠征慣れしていることもあり競馬場でもお利口さん。普段も無駄なことは一切しない優等生君です。そんなに写真撮影などは多くないと思うんですが(あたしが小林にあまり出没していなかったので…これからは出没させて頂きます)、この時は「写真を撮るよ~」って言うと威風堂々とキメてくれました。かなりカッコいいっす、カセギ君! 短距離戦は体力を消耗させて疲れも出やすいと思いますが、カセギ君は高いレベルで体調を維持し続けています。その陰には、千吉良厩務員が毎日朝と午後欠かさず、脚元を冷やしたりマッサージをしたり入念に行っているんです。「みんなもやっていることだと思うよ。馬のしんが丈夫ということだよ」と謙遜されていましたが、こんな毎日の地道な積み重ねで、カセギ君は長い競走馬生活を送っています。 ちなみに、そもそもの千吉良厩務員は船橋育ち。お父さんが船橋で調教師さんだったんです。その後は高崎で厩務員をして、サギヌマグレートでアラブの重賞戦線に参戦。約16年前に小林にやって来てアオイキクノオウジなども担当していました。この道30年になるそうです。 放牧に出たのはわずか3ヶ月のみ。あとは4年半もずっと小林で生活を送り続けているカセギ君。千吉良厩務員との付き合いも長くなりました。「一番印象に残っていることは羽田盃の追い切りでざ石をしてしまって、レースに使えなかったこと。あれは本当に悔しかったなぁ。嬉しかったのは笠松のサラチャレで3着にはいったこと。本当に頑張ってくれた。これからも間違いなく、この馬は忘れられない1頭だね。ずっと一緒だもんなぁ。年齢的にもいずれここを出て行く時がある訳だから、それを考えると寂しくなる。でも、とにかく今は一日一日を大事にして…何とか肩掛けが欲しいよね」。 この後は2月の大井開催を使って、春の最大目標は東京シティ盃になります。桜の花が咲き出す頃から早くも暖かさを少々気にし始めるタイプなので、寒い時は絶好調!!悲願の重賞制覇に向けて、勝負に挑みます!! カセギ君の応援、よろしくお願い致します!!!
2007年01月29日
今回は浦和の重鎮エイシンダンズビルに登場願いました。3年前の冬、中央から南関東の仲間入りをしたダンちゃん。重賞を勝つ力も十分持っていると陣営も大きな期待を抱いていたお馬さんです。早いもので、今年10歳になりました。昨年のマイルグランプリ(12着)からずっと休養中。これは球節の不安などによるもので、川村調教師の下で装蹄師さんなどみんなで話し合いながら、じっくりケアーしています。そのかいあって、復帰のメドも立ってきました。次の川崎開催のオープンレースを使って、東京シティ盃に進む予定です。 久しぶりに会ったダンちゃんはどんな雰囲気だろう…。川村先生にちょっかい出して遊んでました。もう、甘える甘える(笑)。川村先生が潰されないかドキドキしちゃいましたもの。「遊んで欲しくてたまらないんだよね。パワーもすごいから…」と川村先生。ダンちゃんは軽く甘えているかもしれないけれど、人間にとってはかなりハードってやつで(苦笑)。でも、そんなパワフルな姿はさすがオープン馬だなぁと見入ってしまいました。他の行動もまだまだ若い。一緒に行ったマスコミの人も「10歳に思えない」と驚いていましたもの。ただし、普段は決して無駄な動きをしないお利口さんだったりするのも、ダンちゃんの立派なところです。ちなみに、川村先生とダンちゃんの記念写真。ほんと甘えてばかりいるから、写真を撮るのもちと時間がかかっちゃいました。何とかパチリ!かなりの男前なんですよ、ダンちゃん↓ また、気が強いのも健在だそうです。つい最近も、獣医さんを噛み噛みしちゃったり、ヤンチャさん。パドックではのんびり歩くから、普段の姿は想像もできないんですけどねぇ。そういえば今回、こんな興味深いお話しをお聞きしました。「マイルグランプリで6着に入った時があったんだけど、あの時は本当に調子が良くて楽しみにしていたんだよね。でも、レースで不利を受けてしまって…。自分の力が出し切れなかったって馬もわかったのかなぁ…。検量前に帰ってくるなり、ものすごい怒ってた。馬があんなに怒っている姿って初めて見たからびっくりした。わかっているのかもしれないねぇ」と川村先生。ダンちゃん、相当悔しかったんだなぁ…(涙)。それからというもの精細に欠いたダンちゃんでしたが、去年の1月に5着に入ったことにより、今年も南関東で走り続ける権利をゲットしました。 気持ちも若いけれど、体も若いダンちゃん。若さの秘密を聞いてみると…「数を使っていないから、体も柔らかいしハリもあるよね。10歳には見えないねぇ。まだ7歳くらいって感じかな。カイバも自然のものしか与えていないよ。その方が内臓にも負担がかからないしね」(川村調教師)。 ダンちゃんが来年も南関東で走り続けるには、今年1回でも5着に入ることが条件。脚元と相談しながらということになりますが、ダンちゃんの精神力で乗り越えていって、これからも元気な姿を見せ続けて欲しいです。 南関東の大御所ダンちゃんがもうすぐ復帰します。皆さん、応援よろしくお願い致します!
2007年01月22日
こんにちは、高橋華代子です。 浦和競馬場に所属しているお馬さんたちのお住まいは、さいたま市緑区上野田にある野田トレセンです。昨年のJBCマイル当日に行われたロジータ記念で、その野田トレセンに嬉しい便りが届けられました。マキノチーフが優勝したんです(祝)!!浦和所属馬としては、4年半前のテレビ埼玉杯で優勝したロイヤルエンデバー以来だから、本当に久しぶりのこと。口取りの様子です↓ レースではかなり堂々とした感のある女の子ですが、素顔のチーフは他のお馬さんをちょぴっと怖がる繊細な子。気性が激しいと言われるお馬さんの中では、根っからヤンチャ坊主で激しい子もいれば、怖がりだからこそ立ち向かっていく子といろいろタイプが分かれると思うんですが、チーフは完全に後者。だから、チーフの馬房にはこんな強靭な柵が・・・(苦笑)↓ ねっ?すごいでしょ(笑)。チーフは自分の前を通る他のお馬さんにすぐ立ち向かっていこうとするから、こんな感じで柵が取り付けられているんです。引き運動をしている時も周りの雰囲気によってはすぐに驚いちゃうところもあるそうだから、そういう部分は担当の池田稔厩務員も気を遣っているそうですよ。「普段はこんな感じでも、レースではそういうところがないから走るんでしょうねぇ」(池田厩務員)。そんなかわいらしい雰囲気を漂わせる普段のチーフですが、馬場に出ると大違い!!その日によって調教メニューは違うそうですが、5500メートルくらいもかなりハードに乗り込まれているそうです。「体も柔らかいし、腰回りの筋肉は本当にすごいですよ。牝馬の体じゃないですよ!」(池田厩務員) 500キロ近いナイスバディーはそんな毎日の積み重ねだったんですねぇ。デビューした頃なんて、460キロ台しかなかったんですから(驚)!! 池田厩務員はチーフがロジータ記念を優勝した後から担当になりました。牝馬らしいカイバ食いのチーフに、いかにおいしく食べてもらえるかいろんな人に聞いて研究しているそうです。以前は高崎競馬場で水野貴史騎手のお父さんの厩舎に所属していて、6年ほど前に浦和の仲間入り。快速馬リザーブユアハートを担当した経験もあるそうです。「攻め馬の時からスピードがすごい馬でしたよ。外に出るとヤンチャだけど、普段はおとなしい馬でした」(池田厩務員)。↓ 池田厩務員 「(チーフを担当して)まだ2ヶ月ですから、今はただ一生懸命やっているだけですね。どれだけ走ってくれるか楽しみですが、無事に走ってくれれば」(池田厩務員)。この後は18日の浦和に登場する予定だそうです。今現在、混沌とした牝馬戦線。また重賞の舞台を賑わせてくれる日を楽しみにしたいと思います。 そうそう。普段のチーフは暇な時にず~っと水桶の中で、口をジャップジャップゆすぐことが大好きなんだそうで。かなり清潔な子なのかな?(笑)
2007年01月15日
こんにちは、高橋華代子です。今日は、名前がとってもチャーミングなカネショウバナナに登場をお願い致しましたぁ!!レースでも、名前の通りバナナ色メンコを着けて頑張っている子なんですよ。↓(東京2歳優駿牝馬時) これまでの成績は重賞戦線に登場しているのにもかかわらず、一度も掲示板を外したことのない堅実な女の子。東京2歳優駿牝馬は5着でしたが、南関東はえぬきでは最先着でした。しっかりした末脚の持ち主で、今年の牝馬クラシック戦線も頑張って欲しい1頭です。ちなみに、素顔はとってもかわいい栗毛さんですよ。カメラ目線で、どぞっ!!↓ 牝馬の場合、カイバをいかに食べさせるか苦労されている厩務員さんたちも多いんですけど(もちろん牡馬もいますけどね)、実はバナナちゃんもその1頭。重賞戦線に顔をのぞかせるということは、それだけ調教も豊富になってきます。しかも、バナナちゃんはスピードがあるタイプなので、時計も自然に出ちゃうんですよねぇ。そんな訳で、レース前に時計を出すと(追い切り)、食欲も減っていく・・・担当の大尾朋久厩務員もその部分と戦いです。 「カイバ食いの量が減ってきたなぁと思ったら、なるべくさっぱりしたものをつけるようにしています。基本的なものだけ。カロリーよりも、量を食べさせてあげるように」と大尾厩務員。「それは、人間で言えばお茶漬けを食べるような感じですかぁ?」と聞いてみると、「そうそう、そんな感じかもしれません。自分が苦しい時とか食欲がない時に、どうして欲しいかなぁって考えてみて。人間と一緒だと思いますから。ただ、無理やり押し付けるようなことはしませんねぇ」(大尾厩務員)。自分で研究してみたり、他の人から聞いてみていいことは取り入れるという勉強の日々だそう。 今の段階では、430キロ台くらいがベストのようですが、それをキープし続け、1キロでも体重を増やしてきているということは、バナナちゃんも一生懸命カイバを食べている証拠でしょうねぇ。 ↑ バナナちゃんは大尾厩務員さんのことをほんと信頼しきっているって感じなんですよ。ちなみに、まだお食事中だったバナナちゃん。カイバ食いが豊富な子の場合は、引き続きその場所で取材をするんですが、バナナちゃんの場合はその場所を失礼して扉を閉めて、外でお話しを伺っていたんですよ。しばらくすると・・・カイバ桶をバンバン鳴らして、自分をアピールするバナナちゃん。「大尾厩務員が近くにいる気配はするのに、どうして姿を現さないんだぁ!!!」ってアピールしているかのようでした(笑)。大尾厩務員がその扉を開けて、バナナちゃんに顔を見せると、バナナちゃんは安心したかのようにオスマシさん。「いつもこうやって頼ってくれているんですよぉ(苦笑)。もう今は生活全てがバナナって感じですね。自分の全てと言っても過言じゃないです」と大尾厩務員。 牧場生活6年から、川崎に来て競馬場生活6年。初めて重賞に挑戦する馬と出会いました。それが、このバナナちゃん。これからもいろんな貴重な体験を、バナナちゃんと共に過ごしていくことになるんでしょうね。 あっ。ちなみに・・・バナナちゃんはパドックでいかに落ち着いているかというのもポイント。気持ちを高めやすい子だったりするもので・・・。これからもその辺りをチェックしてみて下さいね。 ↑ 川崎の星の王子様のように、いつも笑顔がキラキラしている増田騎手。バナナちゃんを語るには、増田騎手の存在も忘れてはいけません。いつもバナナちゃんの調教をつけているのが増田騎手なんです。朝2時半から9時半まで22頭くらいに調教をつける増田騎手ですが、朝7時から7時半くらいの間にバナナちゃんをつけています。「気持ちを高めやすいので、ハミをかけすぎないような調教をしています。あと、馬を怖がるところがあるので、周りに他の馬を近づけないようにしています」と増田騎手。 この後は、大井の桃花賞を予定して、牝馬クラシック戦線に挑んでくるバナナちゃん。応援よろしくお願い致します!!
2007年01月08日
高橋華代子です。あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。皆さん、どんなお正月をお過ごしでしょうかぁ?あたしは実家の仙台に帰って、完全なる寝正月。穏やかなお正月を過ごしていますよぉ。皆様にとって、素敵な一年になりますように・・・ さて。新年一発目に登場して頂くのは、やっぱり南関東最年長のスターホースさんにお願いしました。その名は・・・今年10歳の大台に乗ったコアレスハンター。全国各地を見渡すと、高知のオースミレパードさんのように今年16歳でも現役バリバリで頑張っていらっしゃる方もいます(なぜか、敬語 笑)。南関東の場合は数年前までは9歳までしか所属としていられませんでした。が、ここ最近は9歳でもバリバリ元気に頑張っているお馬さんもいるということで(だと思いますが)、A1のお馬さんに限っては、その一年間に1回でも5着までに入れば(重賞だけに限らず)、その翌年も所属できるようになり、その繰り返しで何歳でも所属できるようになったんです。 南関東の格付け表を見ると、今年10歳になった南関東のお馬さんはコアレスハンター、エイシンダンズビル、ゴールデンイーストの3頭です。 ハンターはもちろん北上川大賞展の重賞勝ちなどもあり、10歳になる権利をゲット。ダンちゃんも去年の1月に5着に入っているので、権利をゲット。イーストも東京記念5着と大健闘し、権利をゲットした訳です。ハンターの三郎先生は「来年も何とか重賞タイトルを取って欲しいね」と現役続行を声高らかに宣言!ダンちゃんの川村先生も「これまでは休養中だけど、船橋記念あたりで復帰したいと思っていますよ」と現役続行宣言。イーストさんの菅原先生は「馬主さんと相談だけど、今は本当に元気一杯なんだよね」とコメント。10歳トリオの動向は見逃せません。 ということで、今日はトップクラスを走り続けているコアレスハンターにスポットを当ててみましょう。ハンターっていうと、まだ5歳とか6歳の印象が強かったんですけど、もう10歳なんだぁ。担当の藤原和彦厩務員はそもそも北海道で厩務員をしていました。大井にやって来て、一年目に担当したのがこのハンターなですよぉ。だから、もうずっと一緒に苦楽を共に過ごしているんです。「かちどき賞で重賞を勝った時が一番嬉しかったですね。一番最初に勝った重賞だから。もうずっと一緒にいるから、弟みたいな存在です」と藤原厩務員。そばにいると、写真のようにこんな仲良しなんですよ。ハンターが甘えている・・・怖い・・・(苦笑)。 これはどういうことかと言うと(苦笑)。ハンターの取材に行くようになった頃、そうだなぁ。まだ4、5歳の頃だったと思うけれど。藤原厩務員がいない時に別の三郎厩舎の厩務員さんに「馬房の中に引きずり込まれるから気をつけて」とアドバイスを頂いたんです。ここは、「ライオンの檻の前?」って、マジでびびりましたよ(苦笑)。ハンターはめっちゃ男前だし(南関東のイケメン代表格だと思うんですけど)、いつもクールな表情でヒョウヒョウとしているタイプに見えていたんですけど。パドックでも気合を表に出すタイプじゃないですよねぇ。おとなしそうに歩くっていうか。でも、実際は・・・(きゃ~!!!) ちなみに三郎厩舎のスタッフさんたちの中には被害者も・・・三郎先生も「ほら、やられたよ」って手に傷が・・・(汗)。もちろん今は落ち着いてきましたよ(とは言っても、ハンターの馬房の前を通る時はちと緊張しますが 苦笑)。でも、気の強さは天下一品。「こういう気の強さがあるからこそ、こんなに長い間走れるんだろうなぁ」と三郎先生も藤原厩務員もすっごい褒めています。ハンターの若さの秘訣は、気性の強さです。でも、そんなハンターも藤原厩務員にはこんなに甘えるんですよぉ。 ハンターは子供ちゃんが大好き。藤原厩務員の愛娘さんが「ハンスケ~、ハンスケ~」ってそばに寄っても、大人しくしているそうです。また、ハンターの頭絡には藤原厩務員の奥様手製のお守りがず~っとついているんですよぉ。そうだ。藤原厩務員にハンターをお酒に例えてもらったら・・・「どぶろく」だって(笑)。たしかに、ハンター強そうだもんなぁ。今頃、レースも終わったばかりだから、後輩のフジノウェーブたちと宴会だろうか(笑)。 ハンター、ダンちゃん、イーストさん、これからも無事に元気に走り続けてね!!ハンターから代表して、皆様に新年のご挨拶。 「明けましておめでとう!!今年も南関東をよろしくお願いいたします。年明けは、報知グランプリカップから金盃を予定しています。この流し目、かっこいいでしょ。若いもんにはまだまだ負けん」 by ハンター
2007年01月01日
こんにちは!高橋華代子です。南関東のいろんなお馬さんや人を紹介していくこの月曜日。今回はマルクンが登場!!!東京大賞典が近づいてきましたが、そこに出走予定なのが大井の松浦裕之厩舎所属のウエノマルクンです。通称、マルクン。こちら↓ マルクンと言えば、あともうちょっとのところで重賞タイトルをゲットできずに涙しているお馬さん。これまでの重賞挑戦回数は35回です。「一番悔しかったのは黒潮盃(3着、勝ったノムラリューオーから0,2秒差)で負けたことですね。勝てると思って自信持っていたから…」と苦楽を共にしている伊東隆之厩務員。マルクン自体はそもそも岡部厩舎所属でしたが、岡部先生がお亡くなりになったことにより、新規開業の松浦裕之厩舎に所属。伊東厩務員も一緒にお引っ越しとなりました。 伊東厩務員は元々、茨城の栗山牧場で10年間働いていました。今はかっぷくのいいタイプですが、その当時はバリバリお馬さんに乗っていたそうですよぉ。ソフトな歌声も女性陣には大人気の厩務員さんです。さて、話しはそれました。マルクンのこと。「本当にタフな馬ですよ。3歳の頃なんて、とねっこがやるようにトモ脚で頭をかいたりしていました(苦笑)。体も柔らかいんです」(伊東厩務員)。 実はマルクンにはこんな隠れエピソードが。5歳の頃、調教中に外ラチを突然またいじゃったことがあるそう。脚が長いタイプではないために(ごめん、マルクン)、そのまんま柵をまたいでもがいていたと…。ただ、体が柔らかいから何とか自力で柵を抜けて無事だったそうだけど。普通なら、それでも大怪我をしちゃうような状態だったそうだけど、マルクンの場合は回復力が早い。元気になって、すぐにレースに出ちゃったそう。恐るべし、マルクンの体。「苦労って、特にないんですよ。丈夫だし、カイバも手が掛からないタイプだし…」 そんなマルクンの性格はちゃんと自分を持っているところ。自己主張もちゃんとするんだって。「ニンジンくれ!」とか(笑)。あとは、自分より高いところで動いているのはあんまし好きではないんだって。乗り運動(人が上に乗ってウォーミングアップやクーリングダウンをすること)はあんまし好きではないんだとか。 さて、マルクンも今年で7歳。競走生活もかなり長いものになりました。「これまでで一番嬉しかったことは、日経賞(7着、0,7秒差)かな。全国の舞台で、あーいう競馬ができたことは自信になったし、みんなにマルの存在を見せられたのは嬉しかった」 実はこの東京大賞典はこれで4年連続出走。出走することも大変なレースに毎年登場しているというのは本当に立派だし、無事是名馬の証でもあるでしょう。ここにきて、さらに、プリンプリンのハリのある体になっていて、変わり身を見せているところ。相手はだいぶ強くなりますが、マルクンここにあり!と存分にアピールして欲しいと思います。「もうずっと一緒にいるから、子供みたいな感じだし、家族と一緒。いるのが当たり前っていうか・・・東京大賞典は見せ場を作りたいですね。そして、やっぱり重賞も勝ちたいです」。 ↓ 来年も、人馬ともに重賞初制覇を狙うマルクンと伊東厩務員。あまりにもマルクンが伊東厩務員に甘えるから、写真を撮影するのもちと時間かかった(笑)。東京大賞典のパドックでは、蝶ネクタイをして歩く伊東厩務員を見てみたいんだけど・・・(笑)。
2006年12月25日
こんにちは!月曜日を担当させて頂きます高橋華代子です。どうぞよろしくお願い致します。えっと、日常の取材で見たり聞いたり感じたりしたことは、これまで通りに栗色競馬に書いていこうと思います。ここでは、南関東の競馬にかかわるいろんな人たち、そしていろんなお馬さんたちをたっぷりご紹介していければいいなぁと思っています。 さて。ミツオーさん、小山内さんからバトンが回ってきましたので、第一週はあたしものってみたいと思います(笑)。(1)初めて「強い」と思った馬は?あたしはなんと言っても、ヒシアマゾンです!!タイキフォーチュンがきっかけでこの世界に入ったので、その当時の女傑はヒシアマゾン。あの末脚にはしびれたぁ~。ヒシアマゾンの影響を受けて、やっぱり今も末脚強烈なお馬さんは大好きです。(2)忘れられないレースいろいろあるんですけど。あまりにもたくさんありすぎるので、今の南関東の仕事に入る前限定で。タイキフォーチュンが勝った第一回NHKマイルカップ。メイセイオペラが勝ったフェブラリーS。サマーシャドウが勝った雲取賞。オリオンザサンクスが勝って、ケイシュウエクセルが惜しくも2着になった京浜盃。(3)今、気になる馬は?○川崎のパドックでは厩務員さんの真後ろについてのんびり歩くのに、浦和ではちと張り切った姿を見せるリンクスダイヤ。○ウエノマルクンが悲願の重賞制覇を達成するのはいつなのか!!○パークリーアケコの名前の響き。○テイエスサクランボの尻尾につけるサクランボ。(4)自分の勝負服を作るとしたら?真っ黒。5キロ以上も太っちまったので、少しでもスリムに見えるように(笑)。そして、川崎所属で、青、赤、黄色さんたちに仲間入りしたい(笑)。(5)見てみたい対戦アブクマポーロ対メイセイオペラ対トーシンブリザード対キャニオンロマン対アジュディミツオーのそれぞれが、最高の時期に最高の状態で戦っている姿を見てみたい。(6)競馬場グルメ川崎のコロッケ、たんめん、大井の煮込み丼、船橋のあんかけやきそば、ステーキ丼などがお気に入り。競馬場ではあんましゆっくり食事できないので、お手軽なのが多いです。(7)弱点ほしぶどう(8)好き南関東のお馬さんたち、お馬さんがいるところに行くこと、ゼロワンMAXの藤田ミノル選手、いろんなプロレス団体めぐり、焼肉、家でボ~ッとしている時、目覚ましをかけないで寝る時ということで、今後ともよろしくお願い致します!!明日はグリチャンの坂田さん、よろしくどうぞ!!
2006年12月18日
全920件 (920件中 901-920件目)