全22件 (22件中 1-22件目)
1

ヒトラーのカリスマ性あふれる演説のためには、実は指導ボイストレーナーがいたかとか。しかもそのトレーナーは有名ユダヤ系元俳優。 (『善き人のためのソナタ』のウルリッヒ・ミュラーです。)ストレスや過去のトラウマのせいで めそめそと情けなさいっぱいのヒトラーを なんとユダヤ人が指導するって?!このストーリーはフィクションですが、ボイストレーナーは実在したらしいです。映画を見るまでは、普通のナチス批判もの、あるいはユダヤ人生還ものと思っていましたが、みごとにハズレ。 ナチスとヒトラーをさんざんにおちょくった超ブラックコメディでした。ヒトラー役の俳優は ドイツの人気コメディアンだそうです。ニンジンをとってつけたようなつけ鼻で大奮闘でしたが、あまり似ていませんでしたね (笑)。参考: ヒトラーの物真似で 秀逸なのはやはり、ヴァンホーベン監督の『ブラックブック』でしょう。 トム・ホフマンのヒトラーの真似は一見の価値ありです.
2009年06月13日
コメント(0)

★映画を見て、タイトルから想像した内容と全然違ってた!っていう経験ありません?有名な原作の映画化だったり、予告編や前宣伝を見ていれば別ですが・・。今までの経験では。。。”白い肌の異常な夜” →なんかものすごーくエッチな邦画かと思った。実はC イーストウッド主演の南北戦争時代の心理サスペンスです。”愛してる愛してない”→アメリの女優が主演だし、軽いフレンチ・ラブコメかと思いきや、実は”裏アメリ”ともいうべきストーカーものです。 ”ダージリン特急”→紅茶関連ビジネスの映画かと思いきや、家族系ロードムービーでした。”美しすぎる母”→ 昔のイタリア映画のような、若く美しい継母にほんのり恋心いだく美少年の淡い恋物語と思いきや、モンスターマザーとその息子の話でした。実話だというのがスゴイ。”アウトサイダー”→かなり昔の映画だけど、企業買収ものかと思ったらティーン向け映画でした。”ミリオンダラー・ベビー”億万長者の孫かなんかを誘拐する話かと思いきや、安楽死テーマのボクシング映画でした。★ ★ 他にもあったら教えてください。
2009年01月10日
コメント(5)

原作はガルシア=マルケスの長編の映画化です。舞台は、コレラと内戦に揺れる19世紀後半の南米・コロンビア。☆ ☆ 主人公が思いつづける女性綺麗!!でもこの女優さん、南米人じゃなく、イタリア女優だそうです。★ ★ ★http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12906/index.html50年以上もひとりの女性を思い続けた電報配達人男。裕福な家の美人に一目惚れしながらも、金も社会的地位もないからとあっさりふられても、ストーカー的に一途に彼女を思いつづける男。半世紀にわたって一人の女性への熱愛をささげつつ、肉体的には600人以上の女性と関係を持つ。演じるのはハビエル・バルデム。「海を飛ぶ夢」の頃は丸々太っていたけれど、最近はしまった体つきになったよう。相変わらず一筋縄でいかない存在感をかもし出しています。南米の熱気を、印象的、映像も素晴らしくて印象的でした。人生終わり近くなっても主人公のようにエネルギッシュに生きたいなと思いました。
2009年01月04日
コメント(0)

一時期は、最低週3回はスポーツクラブに通わなければすっきりできなかった。多いときは週7回!(毎日でなく、週5日プラス1日はいったんチェックアウトして再度入場、別プログラムに挑戦で2回=計7回。・・・ほぼ毎日に近いくらい仕事帰りにスポーツクラブ通い。休日、人と会う約束するにも、できる限り先にスポクラに行ってから会えるようなスケジュールを組んでいた。だがこのところ 仕事やら用事やら、さらに自分のモティベーション下がりやらで2週間以上、行っていない。ハンドルネームの Gymjanky 変えなきゃいけなくなるかも?
2008年12月20日
コメント(3)

邦題を 見て、”きみに読む物語” 思い出したのは私だけ? こっちの原題は 「closing the ring」です。監督はあのリチャード・アッテンボロー、主演シャーリー・マクレーン。 アイルランドのベルファストの丘で発見された指輪にまつわる50年間の愛の物語。戦争をはさんで3人の男性に想い慕われ、それなりに幸せな老年生活送るシャーリー・マクレーン演じる主人公でも彼女が心から愛した最初の婚約者に ”僕になにかあったら彼女を頼む”といわれて長年連れ添っ夫は、最期まで”いい人”としか言われず”可哀想・・・。マクレーンとクリストファー・プラマーは貫禄の演技。ほんとにクリストファー・プラマーって 全然老けないですね。サウンド・オブ。ミュージック時代の金髪が白髪に変わっただけ。若さの秘訣は?長年つのる胸に想いを表情は青年のよう。ミーシャ・バートン 演じる若き日の主人公も、相手役の 初恋の相手もとてもとてもGOOD LOOKINGお似合いの美男美女でした。
2008年12月01日
コメント(1)

田舎街で父親と二人暮らしのたみおがオダギリジョーです。特にかっこよくも悪くもなく、大人しめの地味なキャラクター。むしろ”生涯現役、俺は男だ~”と中年パワフルなのは父親の方。近所の老人も結構、色気生涯失わず、みたいなパワーありの男女がたくさん。そんな中で、お見合いで結婚を決めた、たみおくん。結婚式当日、最後に何が起こったか?それは見てのお楽しみです。ヒント= ”卒業”(← ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロス主演の昔の映画)、プラス "Shoeless Joe(すみません、邦題忘れました。ケヴィン・コスナーが有名野球選手のために畑を作る映画でした。邦題わかる人、教えて!)のパロディです。
2008年11月02日
コメント(3)

”白い肌の異常な夜”・・・・ムムム、ちょっと聞くと邦画ポルノみたいですが実は南北戦争時代の話です。★戦禍を命からがら逃げてきた北軍兵士がクリント・イーストウッド。そして生き延びるために逃げ込んだのが、女子生徒と女性教師ばかりの学校。命びろいしてホットして、次々に女子生徒たちと仲良くなりすぎたのが運のつき。女性同士の嫉妬であっさり毒殺されてしまいます。男気なしの世界にまぎれこんだ男性につかのま魅了されても、やはり女性同士の結束の方がずっと強いのです。★★★この邦画タイトル、誰が、どういうつもりでつけたんだろう?タイトルから想像するようなエッチ映画では、全然ないです。”女性は怒らせると恐い” というプロパガンダです。
2008年10月04日
コメント(2)

奇跡のシンフォニー孤児として施設で育った少年が、実は音楽の大天才。実の両親も母はクラシック、父はバンドのミュージシャンとして才能あり。 偶然に次ぐ偶然、そしてまた偶然、また偶然。またまた偶然と都合のいい偶然の連続で、親家族再開。めでたくジュリアードの野外コンサートの指揮者として輝く少年。とってもハッピーなストーリー。いくら音楽の才能受け継いでいても教育受けてないのにいきなり、とかあのジュリアードが経歴無視して? とか常識で考えれば、つっこみどころ山ほどあり。現実味ゼロなんだけど、なんか見終わっていい感じ。なぜかといえば、それはひとえに音楽が素晴しいからです。 アメリカ映画はほとんどご都合主義のストーリーなんだから、ここまで夢をあたえてくれて、 素敵な音楽を聞かせてくれる この映画に感謝です。★ ロビン・ウィリアムスの役柄は、”オリバー・ツイスト”の孤児軍団を働かせるスリの親分のキャラ、まんまです。スリじゃなく、ストリート・ミュージシャンとして路上で演奏させているから、不法でないんだけどね。 結構はまり役です。
2008年09月28日
コメント(2)

まず邦題に不満。原題はsavege Grace っていうんだけどね。この日本語タイトルだと、きれいなママに憧れの想い募らせるロマンチックなイメージにとられそう。実際は、ナイーブなアメリカの大富豪の息子アンソニーが精神的に母親に歪められつづけて、ついに殺人を犯してしまう話。ヨーロッパとアメリカを行き来して特に働く必要もなく旅行三昧の父。貧しい家庭からのしあがって富豪の妻になったがいまひとつ適応できずに性格の悪さ増強させていく母。そんな中で息子はフランスでもアメリカでもずっと、周囲に疎外感感じながら育ったんだと想う。実際のアンソニー・ベークランドはヨーロッパの子供時代後、アメリカに戻って周囲にとけこめず、高校を終えることができなかったそう。演じている新人俳優の男の子が70年代のヨーロッパ映画風のきゃしゃで繊細な感じ。もしこんな感じだったら フランスから帰ってきて、アメリカのマッチョ志向多い高校生の中で とけこめなかっただろうな、という感じ。ゲイという生き方、そして帰国子女の文化アイデンティの難しさを感じさせた映画でした。
2008年09月07日
コメント(2)

たまには スタバやエクセでなく、歳相応の 落ち着けるところでお茶しよう!とパークハイヤット新宿のティーラウンジで 学生時代からの(はや○○年!)友人と休日午後、ティータイム。へぇー、パークハイヤットってフロントが41階にあるんだぁ。NEW YORKグリルのディナーは有名だけど、今日は時間的余裕もなし、とりあえずお茶ということで。エレベーターを降りる。 。。。おっと、ライブラリーがある・・・。ホテルが建った時、丹下健三氏の設計で有名になった新宿パークタワーにあるホテルだから 充分お洒落です。中高年の女性グループ客多し。 外国人客はいませんでした。休日の昼下がりだから、英国風”アフタヌーン・ティーセット”(セットで¥3,000なり) を頼んでいる人が圧倒的に多い。でもジャムとクロッテド・クリーム付きスコーン、ケーキとスィート系づくしは私には ちょっとキツイなあ。ということでグラス・ワイン(¥1,900~)と サンドイッチ・プレート1皿をとって友達とシェアして食べました。サンドイッチは 薄切りのパン、スモークサーモン、卵、と伝統英国風を踏襲hしていたし、なかなかでしたよん。ワインのセレクションには、ドン・ペリニョンもありました。¥4,900(=グラス1杯の値段です) を見て、ウェイターさんに、”これって デカンタですか?”と聞いた私のオトモダチ。 お酒のこと知らないから攻めないけど、正直、恥ずかしかったです。(ドンペリのボトルは¥40,000くらいするんだけど。。。)
2008年09月06日
コメント(4)

普段フランス映画見ない人も、”アメリ”を見て空想好きで純粋なアメリのファンになった人多いらしいですね。アメリを演じたオドレィ・トトゥが演じる、この映画の主人公は、まさに”裏アメリ”。空想好きな女性の明るいパターンがアメリなら、ダークサイド全開のパターンが、この”愛してる、愛してない”の主人公です。 アメリが一歩間違えたら怖いなあ・・っと、思った人、まさにそのままです。オドレイ・トトゥはアメリの印象もあってか、完全にはまってる役でしたね”危険な情事”のグレン・グロースも怖かったけど、年若く、なまじ純粋なだけに こっちの方がもっと怖いかも?屈折しているけれど、実は純粋な愛。だからよけい・・・怖い。ミステリーとしてはおもしろかったと思います。フランス映画らしい恋愛が描ようで実は狂気の話が好きな人にはおすすめ。
2008年08月31日
コメント(3)

ふだんばらばらの3兄弟が、父の死をきっかけにインドの秘境を列車で旅するロードムービー・基本はバカやり放題。いつも脇役で殺される役がなぜか多い中途半端なハンサムのオーウェン・ウィルソンが長男。”戦場のピアニスト”しか印象に残らない眉毛下がり顔のエイドリアン・ブロディ。そして3番目はジェイソン・シュワルツマンという人だったが、最初、”マイネーム・イズ・アール”の主人公が若返ったのかと思った(笑)。お母さん役のアンジェリカ・ヒューストンの貫禄、ぜひ見て欲しい。不思議な映画だったが、なぜかインドの空気が感じられた。
2008年08月31日
コメント(0)

原題は Grace is gone 。イラク戦争に出生した妻のグレイスは逝ってしまった!残された家族、夫と娘二人が その現実を受け入れるまで。日本人だと女性の出征自体がピンとこないけれど、アメリカでは当然ありうる話。この映画みたいに、地方で地味な生活送っている家族の妻なり母なりだったりするんだと思う。もともとが軍に属し、兵士としては眼に障害あるため除隊された夫が 地元のストアで働きながら家を守っている。そしてある日、訃報が。。。、子供達に母の死をどう伝えるか以前に、夫(ジョン・キューザック:だいぶ老けてちょっと太めになってけど、いい味出してる)はその事実自体を受け入れられない。どうしたらいいかわからないまま、子供たちを車で連れ出し、旅に出てしまう気持ち、考えると切なくて涙・・・。短い旅を経て、ついに自分と子供達に母の死の現実を語るまでのプロセスの描き方よかった。おすすめです。
2008年08月28日
コメント(4)

「リトルダンサー」や「フルモンティ」を見た人は、既にこの「キンキーブーツ」見てるかも。 イギリス田舎町を舞台にしたハートウォーミング系の物語です。代々、家業が伝統ある靴製造業の一人息子。 閉鎖的な田舎街を脱出してロンドンで都会性かいつを送るつもりが、突然の父親の訃報で、急遽家業を継ぐはめになる。しかも会社は諸々の事情で倒産寸前の危機!会社を存続させるか、思い切って工場ごと売り払ってしまうべきか?奔走する中、 心やさしいドラッグクイーン登場。体格のいい男性だと、普通のこじゃれた女性用の靴は当然ながら 履き続けるのが自体が難しいのに目をつけ、 ドラッグクイーン専用のブーツ製造靴をめざすことに・そして結果は、大成功。なんと実話だということです。当然脚色はされているけれど110年の歴史が”ブルックス社”という靴メーカーだとか。ともあれ、心温まる話で、ミラノでの靴のショーのパフォーマンスも楽しい!おすすめです。電話英語レッスンっていいかも くまぷーの海外ドラマ クロスカルチャーカフェ
2008年08月23日
コメント(0)

タイトルは、2000年制作のデンマーク映画の邦題。週に一度のイタリア語講座に集う 一応普通の30~40台後半くらいの男女数名のお話です。アメリカ映画の主人公たちのように派手でもなく、美貌でもなく、日々一生懸命生きている結構地味な男女ばかり。。歩くたびに何かにぶつかる不器用な女性もいれば、客を相手に怒鳴り散らすレストラン店長男もいる。妻を亡くしたばかりの代理牧師もいれば、アル中の母親に文句も言わず介護の日々をおくる女性もいる。 そんな孤独な彼らが、カルチャーセンターのようなところで毎週集まってイタリア語を学ぶ仲間となって交流していきます。基本的にシャイで 自己主張すべての アメリカ人とは 程遠そうな人たちばかり。明るく陽気なイタリア人にもだぶん遠そう。だからこそ、イタリアに憧れるのかも?美男美女の陽性な恋愛よりもずっとリアルで、カップル誕生の暁には心からの拍手を送りたくなる男女の”冬物語” です。ヨーロッパ映画らしく、特殊効果やセットや音楽などで盛り上げることなく、純粋に心の動きとストーリーでしんみり感動させてくれます。全体的には暗い印象はなく、ハッピーエンド。デンマーク以外のいろいろな国で結構ヒットしたらしい。(日本ではそれほどでも?)拾い物でした!ヨーロッパ映画はドイツ物が一番好きだけど、これからはデンマーク映画にも注目します。
2008年08月10日
コメント(0)

★魔女と呼ばれて★フェイ・ウェルドンのプロフィール・作品・翻訳本 暑さで食欲なし、連日 某お菓子メーカーの (たぶん)”爽やか”になりそうなアイスクリームやら、豆腐サラダ、たまに激辛カレーしか食べる気がおこらない日々。おかげで スポジム通いは 一時期の週5-6日から週1-2回MAXと激減。家で書斎の整理していたら、昔読みかけになっていた、Fay Weldonの"魔女と呼ばれて”が出てきた。 読みかけた頃に”シーデビル”のタイトルで映画化されたから映画版は見た人多いはず。そこそこ面白いエンターテイメントだったし・・・。ともあれ本のほうはそのままになっていたが、気だるい夜、一気読み!痛快、面白い! ストーリーはほぼ忠実に映画化されているが、アメリカ映画になっているから、原作のイギリスっぽい 皮肉さが映像では 生かされていない。本で読むと、痛快さ、シニカルさ最高。他の フェイ・ウェルドンの小説も読んでみようという気になりますよん。BOOK OFF チェック → なかったら ネットで注文するつもりです。★The Fat Woman's Joke★Puffball★Female Friends★The Hearts of the Lives of Men
2008年08月08日
コメント(2)
最近、新書ばかりで小説読むことなかったが、昔好きだったアン・タイラーの小説で読んでいなかった作品、”パッチワーク・プラネット”を読んだ。主人公はアン・タイラーの作品にしては珍しく若い男性。といっても30にはなってるけど。バツ1、子供あり。 軽犯罪で矯正施設にはいっていた経歴あり。というと普通の人は”ライ麦畑でつかまえて” のホールデンを思い出すかも。ともあれ主人公、極悪人ではもちろんなく、どちらかといえば繊細で一般常識もあり。そして実は親は金持ちだったりする。大学教育受けていないし、地元でとりあえずできる仕事,ということで働くようになった近所の便利屋業。 買物ひきうけたり、宅配したり、なにかの片付けをしたり。。。というような仕事だが、土地柄、顧客は多忙でリッチなビジネスタイプの客であるはずもなし。 一人暮らしの老人が客のほとんど。 当然話し相手になったりの必要も出てくる。結局のところ、やっている仕事は日本の介護サービスのスタッフのようなもの。もちろん公的なものでなく、若いお客がいてもいいはずなのに毎日、老人と向かい合うことになるのだ。”50代はいい、60際もいい、65歳も。。。でもその先は。。。”とふともらす、登場人物の一人。 主人公が毎日たえきれない思いになるのは、その日ごとの仕事でなく、老いていく老人達がさらに老化していくのを 日々見ていかなければいけないことだった。ストーリーはアン・タイラーらしく、淡々としつつユーモアもあり、悲惨さからは遠いが、介護ビジネスにたずさわる人の 気持ちってこんなふうなのかも、と思った。
2008年07月30日
コメント(0)
何人もの知人から、”あの映画良かった!!”と花まる絶賛聞いていたけど何となく見逃していたが、やっとDVDで見た。★★★★★ 期待を裏切らぬ素晴しい映画。ストーリーは1984年のまだ冷戦状態続いていた時代の東ドイツが舞台。 国家保安省の官僚が、反体制的な劇作家を日夜監視し、逮捕に持ち込もうと 励む。国家に忠実な体制側のかたぶつ官僚は、いつしか、劇作家の心や 生き方に感化されて、身をなげうって、必死で体制側から彼を守ることに なる。 結果、決定的な証拠こそあがらぬものの、反体制の証拠物件を 隠匿したことを、国家に見抜かれ、戦時中でもないから、 さすがに処刑はされないけれど、上級官僚から、郵便物整理係へと 超格下げになるのだ。 ★身を投げ打っての善行。 それを相手に知らしめる気は 皆無。 でもふとしたことで、守られた劇作家は、この官僚の行いを 知ることになり・・・。 ”善き人のための・・・”なんてこそばゆい放題だが、原題は 「他人の生活(Das Leben der Anderen)」 なんだよね。 心が清まる映画なんていうと、気恥ずかしいけど、本当に見てよかった。 主人公のスキンヘッドの元官僚役は、見た目は、”シャル・ウィ・ダンス”の スタンリー・トゥイッチ似。 近年、病気で亡くなったらしい。 残念。
2008年06月17日
コメント(0)

スカパーのミステリチャンネルで ”サバイバル・ゲーム”というドイツ映画を見た。”グッバイ・レーニン”、”ベルリン僕らの革命”、”ヒトラー最期の12日間”とか”善き人のためのソナタ”とか秀作いろいろある。今回は 人里離れた土地で、昔の大学生時代の仲間が集合し、一定期間サバイバルする、という筋立てらしいので、アメリカのTV番組の ”LOST”や ”サバイバー”のドイツ風味かな? という気もしなくはなかった。大学時代の友人が集まるなら、BIG CHILL (邦題なんだっけ?・・・ アメリカの元大学生仲間が、仲間の1人の葬式で集まるやつ) 風かな?とも思いつつ。結果、いい意味で裏切られたね。ストーリー展開は シンプル。 砂漠旅するうちに”そして誰もいなくなった” 、じゃないけど一人、また一人と仲間が死んでいく。中盤までは不幸な事故死に見えたり、事故死(?)した男性の彼女が自殺(?)したりで彼らのグループを追ってくる第三者に対して戦う結束強まる。そしてその第三者の犯人とおぼしき男を逆襲したりで、一段落すると思いきや・・。グループの中の一人が犯人らしいことがわかる。最期は犯人一人が、計画通りグループ全員殺害しまんまと逃げるところでほとんどエンドロールになりそうに・・・。オーストラリア映画で”ファニー・ゲーム”という、恐ろしく後味悪い犯罪サスペンス映画あったけど、今回もこういうパターンかと思ったら、違ってちょっとほっとした。シネマ関係レビューであまり とりあげれていないけど ”サバイバル・ゲーム見てほしい。
2008年06月13日
コメント(0)
悪夢としかいいようのない、休日の歩行者天国・秋葉原での事件。7人死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件から、数日後に新潟で27歳無職の男が逮捕された。仕事がなくお金に困って深夜の閉店後のラーメン屋にしのびこみ、窃盗かと思いきや、なんと釜に残ったご飯をよそい、卵かけご飯を作って食べていたそう。 店内の器物などは盗まず、卵かけご飯を食べ終わると、漫画本数冊を持ってかえっていたらしい。 新潟のあちこちで数十件同じ犯行を繰り返していたとのこと。深夜の閉店後のラーメン屋なんてゴキブリが出そうで気持ち悪いが、そうまでして卵か賭けご飯を食べたかったのか? 冷蔵庫あけるのなら、チャーシューとかネギとか食べる気にならなかったのか?どうせなら チャーハンまで作ってしまおう、とは思いつかなかったのか?(笑)器物窃盗の気はもともと全然なかったのか?・・など疑問はあれど、 秋葉原事件の直後だけに、 秋葉原事件犯人と同年代無職男の犯行は、しょぼく、どこかもの哀しいプチ犯罪に見える。とはいえ、人に危害加えなくても、正道でお金稼ぐ道探そうとしないのは、ある意味、就労しつつ悩んでいた秋葉原事件の加藤より悪いのかもしれない。
2008年06月12日
コメント(0)
「やわらかい手」というヨーロッパ映画を見た。イギリスとベルギーの合作。背景はロンドンで主人公は熟年の未亡人のおばさん。息子も嫁も、まあ普通の人。孫が難病じゃなかったら、こんな仕事しなかったはずの普通のロワー・ミドルクラスのブリティッシュって感じ。ところが難病をかかえて手術に大金が必要になり、このおばさん、なんど風俗嬢のバイトをすることに。もちろん最初は普通の仕事探すんだけどね。職歴なし資格なし特技なし(あとで ありとわかるけど)、年も年で就職できるわけもなく、ふとしたきっかけで顔見られずにすむタイプの 風俗業の仕事に就くことになっちゃうのだ。映画タイトルの”やわらかい手” で だいたいどんな仕事が想像つくかも・原題は、源治名のIrina Palm 。(手の部分だけ邦題)しんみり心に残る映画だった。辺に泣かせたり感動させようとしてないのがいい。風俗店経営の東欧系移民の店主もすごくいい味だしてた。 普通に見れば悪人顔だけどね。★主役のマリアンヌ・フェイスフルは 若い頃はロックスターの彼女で、妖精とか言われていたらしい今は年相応のものすごく地味なおばさん。画像検索して、昔の綺麗さにびっくりした。マリアンヌもアメリカ女優みたいに外科手術しまくりだったら、全然違ってたかも・・・ただそれだと、この映画の役柄には ビジュアル的に合わなくなるけどね。スノッブな友達役の女優ジェニー・アガターは昔の画像と比べると、造形は基本的にかわらず、目の下の深いシワのみ年齢出てるのと比べると、ちょっと驚き。
2008年06月07日
コメント(1)
スポクラ帰り、 ファーストフードで食事。どうせ今日は夜私一人だけだし、なんだかんだ言ってもモス・バーガー結構好きなので。シーズンメニューとして、スープご飯のカレー版のメニューできてた。 ここ2-3年のスープカレー人気もあるしね。・・・エビと野菜のカレー¥590なり。量は、まあFAST FOODとしてはこんなもんでしょ。MOSのメニューで見るよりは、かなり色は黄色。見た目はタイカレーのイエローの色と味、香りを連想させるけど、 食べてみたら・・・う~ん、もひとつかな?スパイス効いてないし、こくもない。かといって 辛くないタイプのこってりした美味しさ追求してるわけでもないし。致命的なのが具。大き目のさいの目のジャガイモや人参最悪。冷凍なの仕方ないとしても、カスカスでシワが。しかも中はなにやら、温めたらずみたで、舌にシャリシャリ感残る。ご飯も白ご飯だけど ちょっとなあ。・・・★で採点するなら悪いけど。1つね。ご飯系のMOSメニューは、ライスバーガー焼肉とか、かんぴらとか イケ味のものもあるのに、正直、今回のシーズンメニューはキツイわ。
2008年06月06日
コメント(0)
全22件 (22件中 1-22件目)
1
![]()

![]()