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2006年10月12日
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カテゴリ: 海外文学
ダーク・レディ(上巻)

中西部の都市スティールトンでは、球場建設の是非を焦点に、現職市長と郡検事プライトとの熾烈な市長選が繰り広げられていた。法廷で無敗を誇り、“ダーク・レディ”の異名をとる検事補ステラはブライトの命を受けて、性倒錯と麻薬のからむ変死事件を手がける。だが、被害者の一人は、かつての恋人ノヴァクだった―。サスペンスを超えた深遠な人間ドラマ。
新潮社 2004年09月



このミステリーがすごい! 2005年版 †海外編 第7位の作品


「サイレント・ゲーム」 で 敏腕トニー・ロードが法廷で対峙した、女性検事ステラ・マーズが主人公。

リーガル・サスペンスではなく、大規模な市ぐるみの犯罪。スケールが大きくて、登場人物も多くて大変でした。
そこで、勝手に配役計画~(^^)♪イメージに合う俳優をあれこれ考えて読むのもまた楽しい♪

ダーク・レディ ステラ・マーズ.JPG






ステラは34歳、ポーランド系の移民の子。女性検事ですから、知性と美を感じさせる雰囲気がいると思うし、髪はブラウン系だと思うンです。
ナタリー・ポートマンは アミダラ女王然の 気品と清純と知性があって、政治の固いはなしの中でも、ドラマ性を感じます~。 ブリジット・モナイハンは「アイ、ロボット」いかにも学者然としてました。不正を許さなそう。サンドラ・ブロックは映画「完全犯罪」で、女性刑事役をやってました。知性やガッツに +アルファのパワーとユーモアを感じさせてくれます。「ボーン・コレクター」のアンジェリーナ・ジョリーも思い浮かんだんだけど、アクション性は必要なく、あくまで佇まいや、頭脳勝負を見せてくれる人が望ましいかな~。

ヒロインのステラは、20代のロースクール時代、弁護士事務所でアルバイトし、上司と恋愛関係になるけれど、この男が、今回ストッキングとガーターベルトを身に付けて首を吊って死んでいた。自体愛か?殺人課? 交際当時、彼女は彼の趣味や麻薬がらみの疑惑が原因で、彼の元を去り、彼の紹介で検事局に勤めたのだった。




ダーク・レディ 黒人俳優人.JPG


本作では、黒人が大勢登場します。それぞれ演じるなら誰がいいかな~なんて想像しておりました。

黒人1号 ステラの上司で市長に立候補しているアーサー・ブライト。球場建設には反対で、建設費用を貧しい階層や一般市民の福祉へ回すべきと主張している、スティールトン市初の黒人市長を目指している。

黒人2号 ブライトの後釜の群検察の座を狙う、ステラのライヴァル、チャールズ・スローン。10歳年上のブライトの親友で同じ黒人。

黒人3号 捜査にあたる警部。過去に麻薬課にいたが、殺人課へ移動。ステラが警察内の腐敗に関係する人物かと疑っている。

黒人4号 10数年前 ブライト以前に初の黒人市長に立候補したが、麻薬所持の疑いで失敗した。

ローレンス・フィッシュバーン(写真 左端)は警部が似合いそう。他に、「LOST」のサイード役のナヴィーン・アンドリュースも(写真中央)警部役が合いそうです。市長に立候補しているブライト役にシドニー・ポワチエ(写真 ヒダリから二番目)なんて贅沢すぎるでしょうがね~。ネルソン・マンデラを演じたし、黒人初のアカデミー賞俳優。やっぱり「LOST」のナイジェリアの神父役のアドウェール・アキノエ・アグバエ(写真 右端)がカリスマ性も感じるし、善も悪も両面内在した演技をみせてくれそう。ハロルド・ペリノー・Jr(右二番目)は、一番一般人ぽいのよね。ステラのライヴァルはもっと、ズルそうで怪しい雰囲気が必要なので、向かないかしら。。

ドン・チードルや、デイゼル・ワシントン、モーガン・フリーマン、サミュエル・L・ジャクソン、ウィル・スミスに、ウェズリー・スナイプス、クリス・タッカー。。などなど、もう、大御所ですよね~。イメージが大物すぎて、自分の妄想の世界に引っ張れませんでした(^^)~


あとは、町の実力者<表のドン>と麻薬の元締め<裏のドン>、ブライトの対立候補の現市長。麻薬おとり捜査官、娼婦2~3人、マネーロンダリングしてて、もう一人の殺される奴。。

そうそう、ステラに協力する部下で、娘をひとりで育てている男性がいましたね。ステラと良い雰囲気になるんだけど、事件がらみで、それもグラグラな関係に。。


とにかく、政治と権力のこれでもかの二重構造。に、麻薬の汚職事件、偽装殺人事件、球場建設の贈賄やら、マネーロンダリングやら、10数年前の事件やら、親子の確執と情愛、と、まあ、ほんとによくぞこれだけ詰めこんだものです。およそ、ひとりの人間の周囲でおこる出来事としては、容量オーバー気味?でも、キャリア・アップをはかる、犯罪現場に常に近い職業についていたら、こんなことに巻き込まれもするのかもしれない、と現実味と臨場感に溢れています。


本作でも、舞台となる架空の町が丹念に描かれていて、鉄鋼業の栄えと衰退、その産業がメシのタネだった住民たち。町の復興には、町の顔となる球場が必須。しかし、その建設費用は税金からで、福祉に必要な金を犠牲にしていいのか、でも町の看板がないとイメージアップにならない。。。と 

一つの町の 大きなうねりのようなものを感じる作品でした。 







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最終更新日  2006年11月13日 17時38分20秒


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