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2007年03月27日
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テーマ: お勧めの本(8118)
カテゴリ: カテゴリ未分類
イギリスの古風な家の床下に住む小人の一家。暮らしに必要なものはすべて、こっそり人間から借りていましたが、ある日、その家の男の子に姿を見られてしまいます―カーネギー賞を受賞した「小人シリーズ」の第1作。




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最終更新日  2007年07月01日 14時22分04秒


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1952年に発表された「床下の小人たち」は,カーネギー賞,アメリカ図書館協会賞を受賞したメアリー・ノートンの代表作。

床下の小人たち
この作品は1953年イギリスで出版され、カーネギー賞、ルイス・キャロル・シェルフ賞、アメリカ図書館協会賞など受賞しています。また、1973年と1993年にTVシリーズ化、1997年には「ボロワーズ」というタイトルで映画化されました。TVの方は原作に忠実に再現されていたようですが、映画の方は、現代風にアレンジされ、ストーリーもオリジナルになっているようです。日本では1969年に発行後、一時期品切となっておりましたが、復刊をリクエストするサイト「復刊ドットコム」で、要望が多く、2002年10月に復刊となり、話題となりました。

この作品のおもしろさは,何といっても物語の設定でしょう。
原題の"The Borrowers(借りる人たち)"というように、ここに登場する小人たちは人間の家の床下を借りて暮らしています。

この物語は「小人の冒険シリーズ」の第1巻で、続編として「野に出た小人たち」「川をくだる小人たち」「空をとぶ小人たち」「小人たちの新しい家」があります。イギリスの古風な家の床下に住む小人の3人家族のお話。「人間」から食べ物や生活用品を「借りて」平穏に暮らしていましたが、ある日「人間」に見られてしまったことで変化が起きます。さて小人たちはどうするのでしょうか?このお話の魅力のひとつは、小人たちの暮らしぶりがリアルに表現されているところです。「記念切手は絵画」に、「マッチ箱はタンス」に、と人間から借りた物で工夫している様子は、本当に小人たちが存在しているかのようです。

魔法を自由に操り、人間など及びもしない力と威厳を備えた昔話に出てくる小人とは全然違います。


小人たちの行動・感情、生活ぶりはとてもリアルで、ファンタジーなのに大人の読む小説と少しも変わりないおもしろさでした。



【小人の冒険】シリーズ
◆◆ メアリー・ノートン ◆◆
 岩波文庫


メアリー・ノートン 床下の小人たち 岩波文庫メアリー・ノートン 野に出た小人たち 岩波文庫メアリー・ノートン 川を下る小人たち 岩波文庫

メアリー・ノートン 空を飛ぶ小人たち 岩波文庫メアリー・ノートン 小人たちの新しい家 岩波文庫

 ・ 床下の小人たち  (The Borrowers)
 ・ 野に出た小人たち (The Borrowers Afield)
 ・ 川をくだる小人たち (The Borrowers Afloat)
 ・ 空をとぶ小人たち (The Borrowers Aloft)
 ・ 小人たちの新しい家  (The Borrowers Avenged)


作者のメアリー・ノートンは1903年、ロンドンで生まれました。はじめは演劇を志し、何年か舞台に立ちましたが、結婚後は海運業を営む夫と共に、ポルトガルに住みました。その後、事業の不振などにより、アメリカへ渡り、4人の子どもをかかえながら働きました。1943年、戦争中のロンドンに戻り、以後、演劇活動のかたわら、文筆をふるいました。「空とぶベッドと魔法のほうき」などが有名で 「小人の冒険シリーズ」は、4冊でいったん完結したかに思われましたが、21年後の1982年に、5冊目の「小人たちの新しい家」を出版して、読者を驚かせました。1992年に亡くなりました。









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