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ジョニー・デップ


2008年01月23日
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カテゴリ: 日本文学
内容(「MARC」データベースより)

昭和28年春。小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼があった。伊豆山中の集落が住人ごと忽然と消え失せたのだという。男が現出させたこの世ならざる怪異。関口は異空間へと誘われるのか。6つの妖怪の物語。






京極堂シリーズ第六弾
『塗仏の宴』は『_宴の支度』と『_宴の始末』の二部作



このシリーズを読んでいると、しばしば陥る状態。同じページを何度も読んだり、ただ睨んでいたりすること10分~30分。。文字の意味が脳に浸透せず停止状態。目で文字を追うのだけど、意味が行き渡らない。活動ストップ状態の頭で文字だけ睨むこと数十分。。じゃあ、やめれば?なんですけど、そうもいかんのですね。何故なら、先を知りたい。オチが知りたい。。
今回の『塗仏の宴 宴の支度』は今回、特にてこずりました。

何故か?
あやしい宗教集団やら占い師やらが、有象無象で出てくるので、こんがらがるんですよね。まさに、あやしい集団の"宴"状態でした。



「村がひとつ消えた」
こんな出だしの一編目を読んだら、途中で止めらません~。

「村ひとつが消えるほどの惨殺事件」というと、かなり前の薬師丸ひろ子主演映画 『野生の証明』 をイメージしました。”戦後”と、京極さんの小説も時代背景が一緒。どのような仕立てになっているのか、種明かしが、どうしても知りたかったです。


関口が 、この消えた村の調査に乗り出しますが、これが一抹の不安要素を
かもします。京極堂や木場や榎木津に、普段「馬鹿だ、猿だ」と、おちょくられつつ、鬱病気質の彼の内面の声で、これまでのシリーズの案内をしてくれてました。(関口でないときもありましたが)、今回、彼自身が事件に巻き込まれ、身動きできず、仲間と行動を共にできないでいる様子が、まことに哀れでした。


そして、この京極堂の妖怪シリーズの、”妖怪”についてのウンチクが、一番面白かったです。 『_宴の始末』まで通して読んでから、もう一度再読、再々読、メモまでとって。。ようやく話の流れがつかめました~。(何してるんだろ~、自分、、っと思いつつ。)


今ではあまり知られていない妖怪 「ぬっぺっぽう」「うわん」「ひょうすべ」「わいら」「しょうけら」「おとろし」。の名前をタイトルにした6編の短編となっています。


「ぬっぺっぽう」
売れない小説家 、「私」=関口巽(せきぐち・たつみ) が、編集者の妹尾友典に伊豆の山中にあったはずの村が消滅したという事件をもとにした記事執筆を依頼される。15年前(昭和13年)の新聞にはそれを裏付けるような記事が残っているが続報はない。 消えた村に駐在していたという光保公平に話を聞き、実際に現地の 静岡県の韮山に行った関口が見たのは?怪しげな郷土史家:堂島静軒に導かれるようにして消えた村の中心にある旧佐伯家で、大量虐殺の痕跡とその肉を食べると不老不死になるという「くんほう様」=「ぬっぺっぽう」を目撃した。
 記憶はとぎれ、「私」=関口は逮捕される。



『狂骨の夢』の 一柳朱美
自殺志願者:村上兵吉を助ける。村上は <みちの教え修道会> に傾倒。 <成仙道> という新興宗教団体が、朱美や村上に接触してくる。

「ひょうすべ」
京極堂、元編集者:加藤麻美子の相談にのる。
祖父が<みちの教え修身会>に入信。土地を寄付しようとしている。
自身の娘を亡くす。 霊媒師<華仙姑>  (かせんこ・おとめ)に傾倒。

京極堂、関口、宮村による妖怪談義
「ひょうすべ」を例に、妖怪は怪異の最終形態ということを語る。ひょうすべは兵主部。兵主神を奉ずる技能集団=渡来人。兵主神は、山の神であり水の神であり製鉄、武器を造る神。のちに菅原氏になった、埴輪焼きの土師師が祀っていた。何かの理由でその地を追われた兵主部たちは、別の地へ移り再就職。そうした足跡が妖怪化。主を失った渡来人の技工集団、使役される異人たちは、その先端技術によりよそ者扱い、やがて神性を失い、時空を隔てて妖怪化していった。。移動した先の土地に伝わる水怪の伝承と自分たちの伝承を習合。北の河伯と南のひょうすべが出会い、 河童 の伝承が生まれた。という説。


「わいら」
京極堂敦子。霊媒師<華仙姑>を助け、 <韓流気道会> に付け狙われ、漢方薬局 <桑山房> に助けられる。

「しょうけら」
木場修太郎。三木春子と<長寿延命講=桑山房>、霊感少年 <藍童子>


「おとろし」
『絡新婦の理』の織作茜と <徐福研究会>
<太斗風水会> の話も出る。


怪しげな団体が入れ替わり立ち替り取り巻く。
いつもの登場人物(警視庁刑事の木場修太郎、探偵・榎津礼二郎など)や過去の事件の主役級の登場人物と絡み合う。


■京極夏彦 著作 感想

『姑獲鳥の夏』 『 魍魎の匣』 『狂骨の夢』  『鉄鼠の檻』 『絡新婦の理』 
『塗仏の宴 宴の支度』 『塗仏の宴 宴の始末』 『陰摩羅鬼の瑕』  『邪魅の雫』 
『巷説百物語』 『続巷説百物語』 『後巷説百物語』  『前巷説百物語』 『嗤う伊右衛門』









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最終更新日  2009年06月21日 21時39分05秒
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