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ジョニー・デップ


2011年02月28日
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テーマ: お勧めの本(8166)
カテゴリ: カテゴリ未分類


「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくる――。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
「2009年最高に面白い本大賞」の文庫・文芸部門で第1位



戦争音痴で何も知らない。
この本はそんな馬鹿でお気楽な自分に大変な感動をくれました。


「天皇陛下のために命を捧げる」
「一億玉砕」
「欲しがりません、勝つまでは」

戦争と聞くと、こんなスローガンがすぐ思い浮かびます。

あの時代の人たちは、現代の私たちとは感覚が違う人間なんだろうか。
洗脳 され、お国のスローガンに踊らされていたのか。



特にわからないのは、 神風特攻隊 。死を前にして恐ろしくはなかったのか、と。恐ろしさをどう克服したのでしょう。戦いに行ける男性成人が減り、彼らの多くは大17~8の青年たちばかり。中には15~6の子もいたとのことです。開戦すぐの、熟練した戦闘機乗りとは違い、彼らの多くは、たいした訓練も無く、ただ死ぬためだけに飛び立って行った。


「神風特攻隊は、テロだったと思います」

第九章「カミカゼアタック」 で、元特攻隊員武田貴則へのインタビューの席で、同席した新聞記者:高山が
特攻隊は 志願兵 ばかりである、遺書には国の為に散ることへの一種の ヒロイズム を感じる、彼らは 洗脳 されていたとしか思えない。」と、言います。
これに猛然と、元特攻隊員武田氏は反論します。

死出の旅立ちを前にして、家族への手紙に「清清しい気持ち」で死地へ赴く事を述べるのは、何故か。  「辛い!苦しい!死にたくない!」云々を書けば苦しむのは家族。 家族を悲しませない為の手紙だったにきまっているではないかと。そして読む側の家族は、ちゃんと行間の思いを受け止めていた。手塩にかけて育てた息子の、言葉に出せない思いは、聞こうとする者には届く。そんなことも分からない、文章の上っ面しか読み取れない、洞察力や想像力もない者に、ジャーナリストとしての資格は無い。そして、戦争へと日本国民を駆り立てたのは 新聞報道 によるもので、戦後に変節し「アメリカ万歳」と、自国日本を卑下する意識を生んだのも、 新聞報道
この新聞批判に対し、「自分は文章はそのまま書かれた通りに受け取ります。」と轟然と言い返す新聞記者に、唖然としました。
でも、大部分の今の人たちの反応や意識はこういうものでしょう。かくいう自分も、戦争には薄い関心しか持てていませんでした。

そもそも 検閲 があり、手紙も、遺書でさえ、戦犯になるような文章は自由に書けなかった。弱虫な言動は許されない。特攻辞退はありえない。「死にたくない」は弱虫、下手すれば 戦犯 です。


この会見で、いかに戦争体験を語りたがらない人が多かったかというのも、わかるような気がしました。何をどう語っても、届かない人には届かない。たとえ真実でも、虚しいだけ、思い出して苦しいだけ。






片道切符で飛び立つ兵士たちの、残酷な道へ向かう心情を思うと、戦争を知らない、この本を読む機会に恵まれただけに過ぎない自分でも心が張り裂けそうになりました。

第二次世界大戦、まるで遠い事のように思えますが、実際はそうではないんですよね。
戦争がこの先、孫や子の代に絶対ないとは言えないし。もしかして私の老後には戦争時代が待っているのかも・・。日本の政党政治本当にあてにならないし、海外情勢も不安定で、軍拡を唱える人が堂々とテレビに出てしゃべっている。
他者に非をおしつけるばかりの総クレイマー状態の日本人。戦争時代は 「不幸な時代」 でしょうが、別の意味で今も 「不幸な時代」 といえそうです。
いつか戦争という修羅場に突き進んでもおかしくないかもしれません。だって、人の歴史を振り返ると、結局同じ事を繰り返しているみたいです。
何度もそのたびに、生きることの意味、人の大切さ、命の重みを思い知る為に。
そんなことの無いように、願わずにいられません。真剣にお祈りしたくなりました。


第二次世界大戦  ・  太平洋戦争  ・  大東亜戦争
開戦

1937年(昭和12年)
・7月7日 - 盧溝橋事件(北支事変)
・8月13日 - 第二次上海事変 支那事変(日中戦争)
1941年(昭和16年)
・12月8日 - マレー半島侵攻、真珠湾攻撃、日本政府による対米英宣戦布告

終戦
1945年(昭和20年)
・8月14日 - 日本政府によるポツダム宣言受諾通告
・8月15日 - 玉音放送
・8月16日 - 日本軍への停戦命令
・9月2日 - 戦艦ミズーリ上での降伏文書調印
1952年(昭和27年)
・4月28日 - 平和条約(サンフランシスコ講和条約)発効





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最終更新日  2011年03月04日 09時45分36秒


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