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2011年10月04日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

2009年「このミス」1位の『犬の力』に続くウィンズロウの最新作!

フランク・マシアーノはマフィアの世界から足を洗ったつもりだった。地元サンディエゴで釣り餌店をはじめ複数のビジネスを営むかたわら、元妻と娘、恋人の間を忙しく立ち回り、“紳士の時間”にはサーフィンを楽しむ62歳の元殺し屋。だが“餌店のフランク”としての彼の平和な日々は、冬のある一日に突然終わりを告げる。過去の何者かが、かつて“フランキー・マシーン”と呼ばれた凄腕の存在を消し去ろうとしていた。



フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫)
著者:ドン・ウィンズロウ
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2010/09/25



このミステリーがすごい 海外編 2011年版 第4位

とまれドン・ウィンズロウの紹介が再開され、軌道に乗りつつあるのは喜ばしい。昨年さまざまなランキングの首位を独占した『犬の力』に続く『フランキー・マシーンの冬』である。マフィアの殺し屋稼業から足を洗い、余暇はサーフィンという順風満帆な生活を送る初老の男フランク・マシアーノ。しかし冬のある日、きな臭い話を断れなかったばかりに、命を狙われる事に。前作の重苦しい雰囲気から、一転して軽快な機会を覗う元殺し屋に去来する過去の思い出から、彼の数奇な人生が浮かび上がってくる。乗りのよさは無類だが、前作同様に母国への怒りが隠し味になっていることもお忘れなく。(「このミス」紹介文より)




『犬の力』の圧倒的な筆力を感じつつも、大変な読みやすさでした。

フランキーが素敵です。60歳というが、またいいです。
『犬の力』の登場人物、殺し屋カランの老後を読んでいるみたいでした~。



「誰がなんの為に、自分を殺そうとしているのか?」
自分を狙う相手を探る、それは自分の人生のすべてを振り返ることでした。
大勢の人を殺してき人生です。闘争で、依頼で、戦争で、敵を、大事な人を、。
フランキーは、マフィア時代を回想しながら、敵や友人を訪ね歩きます。
敵に当たった時は当然ヴァイオレンス。過去と現在の闘いが交互に描かれます。
フランキーは若い時から冷静で、頭がよさげ。機械(マシーン)のように人を殺すけど、友人は裏切らないし、ボスを尊敬して好いている。ただ、友情も尊敬も、マフィアの世界では永遠には持ち続けられない。



おれたちの人生は、そうできている。

自宅。
仕事。
家族。
友人。
信念。
信頼。
愛。
命。(本文より)



実在した、ニクソン大統領が登場します。フランキーも運転手役で大統領に会っちゃったりと、本編での配し方、そのさりげない役割とか登場の仕方は絶妙です。登場人物達がしばしば映画『ゴット・ファーザー』のセリフを言ったり、映画のマフィアたちと、自分たちとの違いをぼやいたりする所は面白いですね。


重要な小道具『幸運な息子』(Fortunate Son)という唄は、1969年のクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)のヒット曲で、アイゼンアワー元大統領の孫デイヴィッド・アイゼンアワーがニクソン元大統領の娘ジュリー・ニクソンと結婚した実話をモチーフに作られたという。ついでに作中に登場する”グリーン川の殺し屋”も、CCRのヒット曲『グリーン・リバー』からきたものと思われる。(あとがきより)


『ストレート・キッズ』など、以前の作品はまだ読んだ事が無いですが、『フランキー・マシンの冬』はだいぶ余裕を感じられる本でした。主人公が熟年の魅力たっぷりだったのもあるでしょう。 2011年の1位『愛おしい骨』より好みだわ
。
マフィアのドンパチを読書で楽しみたい時には、是非どうぞ。






・『フランキー・マシーンの冬』ロバート・デ・ニーロ主演、マイケル・マン監督2012年公開予定?
・『サヴェージズ』オリバー・ストーン監督ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、ベネチオ・デル・トロ、サルマ・ハエックと豪華メンバー
・ 『サトリ』レオナルド・ディカプリオ主演 ワーナーは、ユニバーサルの「ボーン・アイデンティティ」のようなシリーズ化を狙っていらしい。


随分映画化されたり、これから映画になるんですね~。

ウィンズロウ本を全部読んで、ファンになってしまいそうです。






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最終更新日  2011年10月05日 11時15分47秒


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