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風は緑のにおいとまとわりつくような湿気を運んでくる。雨雲もつれてくるが成長しそこなった朝顔のようにそのまま萎れて枯れていく。ああ、そう、抱き締めてほしい。でも気持ち悪いと思う。そんなこと言う自分が気持ち悪くて仕方ないのだ。愛とかそういうのではなく、かわいそうに思ってほしい。憐みとかそういうものがいい。かわいそうに思う時の人の優しさが好きなのだ。優位に立てた喜びとかそういう生臭さと幸福というリアリティと。いくつかの自分がいて、当たり前だ。付き合う人によって、話の内容も変わる。そんなの当たり前ではないのだろうか。私にはそれが当然のことすぎて今更自分の更地などがどこにあるのか知る由もないのだ。くるしい。くるしいよ。
2010.07.27
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かなしい。かなしいことがいっぱいだ。わたしはなんで生きてなくてはいけないんだろう。誰かを傷つけて悲しませずに、いなくなれたらいいのに。150まで生きたいという友達がいた。好きに生きてくれたらいいと思う。私はこの世界が、悪意に満ちた醜いものだとは思わない。ただ絶望しているだけで。きっと美しいものもあるのだろうと思うけれど希望をもてないだけ。親は皆、自分たちが先に死ぬと思ってる。そんなのはばかげてる。私は、この目で肉親の誰かが死ぬところなんて見たくないから一番最初に死にたい。長生きしてほしいとか、そんな押し付けがましいことは願い下げだ。こんな腐った世の中、一分一秒でも長くいてほしいと願う暇があるのなら自分で長く生きる努力をしてくれればいい。私はそんなこと望みはしない。私は既に半分死んでいる。いつ死んでもいい。この日記にもよくにた随想が彼らの目に届いたらおもしろいと思う。自分の友人は、娘は、ここまでに世界を愛している。だけど同時に世界なんて大嫌いでくそったれだと思っている。人は大好きだけど、一緒に共存していくなんてへどが出ると思っている。愛されたいし、愛したいけど、気持ち悪くてできそうにない。そして、こんなに死にたがっている。生まれた時から死に向かってあるいているのに早歩きで死の方向へ向かおうとしているのだと。自分の娘は、自分の友は、日常にそんな片鱗を一切見せずに、だけど、この世界を常に怨んでいる。腕にある傷は、世界を壊そうと思って、最初に壊したのが自分だっただけっていう話の痕だ。私の本当は、かぎりなくここにある。私のちょっとの真実が混じった真っ赤なウソは日常のそこかしこにある。だれも聞こうとしなかった話を、わたしはここで続けてる。
2010.07.08
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私は、大切なことほど 口にできない、という性質を持っている。さみしいとかかなしいとか、そんな私の心の核心部分に近いことを私は人に伝えたこと、ないことはないのだが。だけど、私がつたえたい「さみしい」は、本当に心の奥にあって、簡単に形容できなくて、誰かが抱き締めてくれれば埋まって取り除けるようなさみしさなんかではない。言葉で形容した途端、さみしさはより深くなる。さみしさの部分がサルベージされていくところを知らずにただぼんやりと思う。きっとこの人は、私のさみしさをいやすために懸命なのだろうけど、きっと、私とこの人との間には齟齬が生じていてそのせいで、わたしのさみしさなど少しも理解しえないものになっているのだろうなと。私はいつも悲しい。いつも周りの人々か、わたしのことをとんちんかんに言ってまったく違う型にはめこもうとする。私は知っている。健常なふりをしても、私は病気。中学校のときも、高校のときも、先生たちを心配させてた。腕に傷もあったし、平気で遅刻もしたし、急に情緒不安になって保健室で泣いたりとか。級友とうまく付き合えなかったりとか。頭も心も病気なのに。優しさに甘えて、治そうとしなかった。個性の名のもとに、心の闇を個性に変えた。急に不安になる。死にたくもなる。世界がいとしいけど同時にだいきらいでもある。甘えるのはいけないことだ。言いたいことの半分も言えない。もっと難しい話がしたい。哲学みたいな、話がしたいのに。だれもそんな話には乗ってこない。だから、もうそんなことを話せる子を探すのはやめた。友達のすばらしさは今もよくわからない。恋はしてない。恋人はいらない。気持ちが悪い。夕食を吐いた。昨日もそのおとといも吐いた。食べる気がしない。朝ごはんを食べてない。お酒だけでいいかもしれない。束縛されたくない。うるさい。友達のお誘いがうるさい。殺したい。自分を殺したい。生きてても価値なんて見出せない。この世界はばかげてる。
2010.07.08
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言葉にせず、文字にせず、だれにも祝福されないのだから。だれも受け止めはしないのだから。だから、しまっておきたい。傷つきたくないのだ。花弁に爪を立てると簡単に跡が残ってしまう。私の弱い肌は軽くひっかかれるだけでみみずが這うように腫れあがる。傷つきたくない。ただでさえ、些細なことに傷つくというのに。空が青いだけで、心が締め付けられるというのに、もし生まれてしまったら?私の心が、強がりや言葉に守られることなく素直にその形を外に現わしてしまったら、嗚呼、私はどれほど傷つくのだろう。そこには、私を守る何かがあるのだろうか。私はこの世界を愛している。だけど、それは私を愛してくれる世界かもしれないという淡い希望を抱いているから。
2010.07.08
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届かない想いは降り積もる。 次第に想いは重さを伴い、くすぶる薪のように そこに鎮座まします。 ああ、つたわらないのに 愛だけは増していくのです。 伝わらないと知っていても、 愛の呟きは止まないのです。
2010.07.05
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そしてそのまま死のう。彼は、そう呟いた私の目を見て何かを探っているようだった。ほんとうか、どうしてか、そんなことを問いたそうな口元は滑稽な半開きだった。だけども彼は何も言わずにその口を結んでしまった。顔をそむけて、どこか違うなにかを見つめる。
2010.07.05
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痛いってわかってても、傷ができると悦んでみたり。ばっかみたい。ばっかみたい。本当にばかみたいだ。ざりざりと肌が裂けてって、ぱっくり割れて赤い血が流れていくの。ほんとうに、ばかげた光景だ。こんなことするのは、愚の骨頂だ。生きてるなんて知ってる。こんなの生きてる証明になんてならない。だって、だって、こんなに息苦しい。ああ、キレることなら喉元を掻っ切って、それでそれで、喉笛がひゅうとなるような、そんなそんな。口からも鼻からも上手に息が吸えないのだから、だから、のどに直接大穴開けてそしたらそしたら、上手に息ができる気がするの。リストカットをして、死ねたらいいのに。救われたい。でも私の友人に、そんな有望な人間いない。彼や彼女たちは、実に強かで、賢くかつ鈍い。汚いものは、うまく蓋をしてしまい、知らない言葉を、悪びれもなく知らぬ存ぜぬと言う。わたしは、彼らに説明するための言葉を選りすぐってみたところで、理解されず。私は賢くなどない、ただ、私が救ってほしい私を形容するために知らなくてはならない言葉を彼らが知らないだけで。救われないことは分かっている。だから、ただ愛すと決めたのに。
2010.07.03
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世の中には不満だらけだ。だけど後悔はしていない。いや、後悔はしている。生まれたことも生きていかなければいけないことも。簡単に死ねないことも、血が出ないことも。先週、久しぶりに、いつもの言い訳をした。猫に引っ掻かれまして。なんて。すっかり忘れていたいいわけだった。よく見れば違うことなんて一目瞭然なのに、私はまだ潔くなれずにいる。いま、また機会があれば切り裂いてしまいたいと思っている。考えなかったことを考えている。死んでしまいたいとか、だれか殺してくれないかとか。遺書を書くのはどうだろうとか。死にたがり病なのだ。苦しいこともさみしいことも知っているのに誰かに会いたいなど思わない。だれも優しくしてくれない。泣いているとなぐさめてくれるけどそれはわたしのほしい優しさではない。だから泣きたくもない。泣きたい、話したい、聞いてほしい。私の話は難しい。いいたい、言いたくない。わかってほしい、きっとわからないだろうけど。私は今も、だれか私の話を理解できる人を探している。共感できる人がほしいのではなくて、私の言葉を、私がなぜその言葉を選んでいるのかを理解してくれる人を探している。死ぬのと、殺されたいのでは、同じ死亡でもまったく異なる。私にはいくつも信条がある。言葉でものごとを形容することは可能だが、共通する意識を持つことは不可能であり、言葉で、人に伝えて、表すことができると思うのは人間の傲慢だ。ばかげている。私は苦しい、という。私は閉塞感がある、と言ったところで私の友達は私の言葉の意味を理解しない。息苦しいのだ、と言えば病院行けとか大丈夫かと聞かれるだろう。苦しいと言ったところでなにも伝わりはしない。言葉はシグナルだが、相手にないものを合図にして送ったところで共通の意味は生まれない。勝手に相手のしっているものに置き換えられる。さみしいといえば、恋をしろだの恋人つくれだのと、なんと安直な。もう世界に辟易している。言葉にしても、伝わらないんだとわかった。だから、最近、また、言葉にすることをやめている。ずっとわだかまりがたまっている。吐きだしても、食い違って結局飲み込むことになる。わかりやすく言えば、この世のすべてがいやなのだと。そうすると、きっと私の友人たちは絶望したような顔になるのだろうな。ああ、別にお前たちを嫌いなわけではないのです。ただ私はそう、世界に閉塞感を感じているだけなのです。
2010.07.03
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