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2005年10月05日
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カテゴリ: おすすめアルバム


(1990年)





いよいよ10/26に待望のニューアルバムがリリースされる NEVERMORE であるが、今日は今から15年前にボクが擦り切れるほど聴いた彼らの前身バンド SANCTUARY を紹介したいと思います。







SANCTUARY は1985年に結成されメンバーチェンジを繰り返しながらも地道な活動を続けていた。 翌年 メガデスのデイヴ・ムスティーン が彼らのデモテープを聴き運命を変えた。
話はトントン拍子に進みデイヴのプロデュースのもと1stアルバム 『新たなる聖地へ~REFUGE DENIED』 (1987年)が完成する。 デイヴの音楽性とSANCTUARYの特異性が合体した妙な魅力の詰まった佳作だった。 もろB級スラッシュ・バンド風なジャケットも今振り返ると面白い。


その後、2年以上の歳月をかけリリースされた2ndアルバム(本作)は見事に成長した彼らを見せている。 もちろん1stでもその欠片は見えたものの、ここまで進化するとは思わなかったというのが正直な感想だ。 もともとボーカルの Warrel Dane の書く世界はその辺のバンドとは一線を画していたが、それに呼応するかのごとくサウンド面でもより深い表現力を見せている。


「FUTURE TENSE」「TASTE REVENGE」「LONG SINCE DARK」 )の怒涛のドラマチック・メタルでたたみ込まれ、4曲目 「EPITAPH」 で更に狂気を見せつけられる。 このあたりは当時圧倒的な人気を誇っていた同郷シアトルの クイーンズライク の影響が見え隠れするが、彼らのサウンドの方がよりダークで湿った感じがする。 なにせボクは初めてこのアルバムを聴いた時は「ドイツのバンドだ」と思い込んでいたくらいだ(苦笑)


へヴィなリフが心を揺さぶる5曲目 「EDEN LIES OBSCURED」 はこのアルバムのベスト・チューン。 ドラマチックで荘厳なメロディと波のように押し寄せる強力なリズム隊のコンビネーションに胸が苦しくなるほどだ。


続く 「THE MIRROR BLACK」 はエピック・ドゥーム・メタルの雄 CANDLEMASS をバックに GEOFF TATE がボーカルを取るかのようなサウンドだ。  「SEASONS OF DESTRUCTION」 も同様である。 つまりはこのSANCTUARYというバンドはスラッシュ・メタルで産声を上げ、次第にダークでへヴィなサウンドを身に付けていったわけである。


8曲目の 「ONE MORE MURDER」


アルバム・ラストの 「COMMUNION」 までバンドとしての気迫が一瞬の揺るぎもなく押し寄せるスゴイアルバムに仕上がっている。 本当に最後まで一気に聴かせる力があり、1stアルバムとは全く別のバンドだと言ってもいいくらいの成長を見せている。 「次のアルバムはどうなってしまうのかっ!?」とこちらが不安になるくらいの完成度である。 が、しかしこのアルバムを最後に解散してしまう。 押し寄せる グランジの波 にギターのLENNYが溺れてしまったのだ。 残ったメンバーの内ボーカルのWARRELとベースのJIM SHEPPARDは当時加入したばかりのJEFF LOOMISを誘って新たなるバンド NEVERMORE を結成するのである。







恐ろしいほどのテンションを誇るNEVERMOREは世界的には認められているものの、ここ日本では過小評価もいいところだ。 これほどの狂気に満ちたHMバンドはそうはいないだろう。 前作 『ENEMIES OF REALITY』


あと3週間あまりで新作がリリースされるが彼らの起死回生はなるのか、否か!?
注意深く見守っていたいと思う。







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最終更新日  2005年10月07日 01時47分14秒
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