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このところめっきり寒くなった。いつも季節の変化と共に人の装いが変わっていくのが新鮮だ。 最近は小さいワンちゃん達もいろんな服をきて外を歩いている。けれども、私自身は犬に服を着せる事にどうも違和感を持ってしまう。 小型犬や子犬・老犬は保温の為に衣類が必要な時がある。しかし、人間の趣向でファッションそのものが先行し、小型犬が増々お人形化されている気がする。そんなところが小型犬種の人気を支える理由の一つではないだろうか。 しかし、犬の本能はそんな事をものともしない。 ウチの近所に住むチビ太(チワワ・♂・1歳)は秋の始まりから愛くるしい装いで散歩仲間の輪に参上、彼の人なつこさからも皆のアイドル的存在だった。 その日もふかふかの襟付きコートで現れ、見かけの可憐さとは裏腹の大胆さで他の犬の間を爆走し始めた。大きさの全く違うチロルとも対等に追いかけっこで張り合おうと頑張る血気盛んな奴だった。 そんなチビ太が飼主達の雑談が佳境に入る中、少し離れた草むらの上で仰向けになって転がり始めた。即座に彼のお母さんが駆け寄った。「チビ太、だめっ!」ところが時はもう遅し、チビ太の服には誰かの○ンチがくっついていた。 犬は自分の体に臭いをつけたがるが、彼は誰かの排泄物を度々体に付け、これまで既に三着の服をゴミ箱行きにしたという。
2008年12月28日
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毎年の如く忘年会のシーズンがやってきた。 先週末、座敷きで鍋を囲み、ビールを片手に普段聞けない会話も飛び出し、場は盛り上がったまま今度は二次会という事になった。もちろんチロルは朝からずっとお留守番中である。 居酒屋の送迎バスが別の店へと向かった。「行ける人だけ途中でバスを降りて下さい。他の帰る人はそのまま会社迄送ってもらって下さい。」私を含む帰宅組は少し安心した。ところが停車した時点で状況は一変、全員下車しろとの上司からの指示が出た。「ウチの母が熱がありまして、、」「もうすぐに終るから、ちょっとだけ。」「すみません、ウチの犬トイレの躾け出来てなくて長時間の留守ができません、、、」「そんなもん失敗したら耳掴んでどついたるんや~!」 どんな口実も一声で揉み消される勢いだった。テンションの上がったまま全員二次会のスナックへなだれこんだ。 予想通り前の宴会からのノリに拍車がかかり、いつの間にか注文していたウーロン茶がウーロンハイに、コーラがコークハイにされていたりと、ついには時間ばかりが流れだし、夜はだんだんと更けていった。 真夜中、やっとの思いで帰宅した。家のドアはひっそりとしていて何の生気もない様に感じられた。こんな時、部屋の奥で息絶えていたりしないだろうかと不安になる。玄関で呼んでもまだ静かで何の反応もなかった。部屋に上がり、尻尾を激しく振る黒い影を見つけた。元気でいてくれてよかった。「ただいま。いつもお留守番ごくろうさん。」一日の安堵を満喫できる時だった。
2008年12月16日
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