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トイモイ

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2019.01.16

駅の横からはすぐに、ハノイをながれるホン河を2キロほど渡っていく鉄橋があり、生粋の散歩コースというか、人はすれ違うのはお互いに譲らなければならない道であり、道路は2輪のみがひっきりなしに走りアブなっかしい。

その歩道も、コンクリートブロックをタンジュンに置いているだけなので、下が見えたりして、バイク道との柵もないので、ぼやぼやしている暇はないというものだ。つくった時期や会社名も貼り付けられている。

しかし、テクテクと適当にここまで宿からあちこちぶらぶらしながら歩いてきたものだわ。よくあることか。こちらはハノイ駅方面。

最初は対岸までいくつもりであったが、夢簡単に敗れ引き返す。

この鉄の塊も20世紀に入ってすぐにできたので、築120年ってとこか、当時は、まあ宗主国フランスが建てたのであるが、世界2番目の長さだったという。ハノイ駅も同じときにできたみたいだ。

しかし、よくもベトナム戦争でアメリゴに木っ端微塵にされなかったものだ。（かなり攻撃を受け、修復の繰り返しだったようだが）

それで、ハノイ駅からロンビエン駅はレールでつながっているものの、前述冒頭に書いた通りほとんど列車が通らない。その線路沿いには、雑貨やブティックやカフェがあり、店の裏側から入ることはできず、線路に沿って歩いて行かなければアクセスすることができない面白いところがあるというので、ロンビエン駅から鉄橋と逆に線路沿いを歩きだした。

うむむ、こちら側、線路沿いなんか歩いているやついないやないか、えらい高架の上歩いているし、こんなん、列車来たらやばいよなあ、と歩き始めると、ほんまに、列車が来た。
頭の中に、ニュースで、「ハノイで線路沿いをブラブラ歩いていたボンクラ日本人会社員、敢え無く列車にひかれ轢死」という見出しが脳裏をかすめた。

ギョエー、1日夕方に1，2本ちゃうんか。俺調べでは2，3時間後に来るはずなのに、列車鉄橋渡ってきた！すごい汽笛ならしている、俺は警告されているのか、って高架の上で、このままでは轢かれるぞ、最悪、高架の端に逃げて高架の横にぶら下がるしかない！やばい。今、10メートルほどの橋の上だから、逃げ道がない！

トロトロ列車がやってくる。咄嗟に列車が来る方向に向かって走り出した。10メートルの鉄橋の橋を超えると1メートルぐらいは、余裕がある。はずだ。

少し広いところに出たら、列車が横を通り過ぎた、と思ったら、やたらもうゆっくり走ってて、停まった。(写真、先の狭くなっている橋の上を歩いていた。あのあたりに先頭車が止まったようだ)

ああ、そっか、ロンビエン駅って50メートルもないぐらいなのに、列車は10両以上あり、随分こっちまではみ出てきただけで駅に止まったんだ、というか、ここが終点駅だ。

列車の下をのぞくと、点検のおじさんが、逆から下をくぐって点検をはじめ、反対側に人々がたくさん降りていくのが見えた。そうかハイフォンから来た列車だったのか・・・多分。

歩いて線路を進むのはやめよう、びびった。仕方なく、俺も列車の下をくぐって反対側に出て、ロンビエン駅に戻る。

線路沿いの道をどんどん、進むこととした。しかし、高架の上に線路があるので、線路沿いに店があるって、高架の上じゃないか。

高架下の道には最初は食器街を通り過ぎると、ヤギ肉の鉄板焼きみたいなのが有名な通りがあって、ヤギミルクが有名だ！みたいな屋台が続く。それでも、どんどん歩いていくと、高架がどんどん低くなっていって、ついに数メートルになって、線路に上がれる道が出てきたのであった。それにしても怖かったわ。

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