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2020年1月25日★★★★新年を迎えても一向に以前の読書習慣には戻りませんが嫌になった訳でもないので地道に時間のある時に好きな作家や興味のある本を読んで行こうと決めて臨んた新年2作目は「深追い」以来約二年ぶりの横山秀夫の「ノースライト」を期待して読んでみた。一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに…。Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。ただ一つ、浅間山を望むように置かれた「タウトの椅子」を除けば…。このY邸でいったい何が起きたのか?(BOOKデータベースより)前作「64」から約6年ぶりの新作長編だが初出時期は2004年~2006年となっているので全面改稿の上、刊行した作品のようだ。過去の作品は警察小説がメインだか本作の主人公の青瀬の職業は一級建築士である。その青瀬が情熱を注いで完成させたY邸の様々な疑惑やなぞが本作のメインである。作中に出てくるタウトという建築家は実在の人物らしく、日本に残した実績や影響力が本作から伝わってくる。終盤に入るといよいよ謎が明かされる。それまでのこんなところにが伏線になっていたのかと驚かされるが本作は再起、家族、またはミステリーと様々な読み方ができる物語で過去に発表した横山秀夫作品同様に秀作なのは間違いない。なかなか出版されないので心配にはなるが、また良い作品を世に出してほしいと切に願います。
2020.01.26
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2020年1月5日★★★★新年最初の読後感想は大好きな作家ベスト3に入る岡嶋二人の「三度目ならばABC」です。昨年11月頭に読み終えた東野圭吾の「希望の糸」以来、またまた出張続きで何度が読書しようかと読む本を探したりはしたのがバッタリ読書が途絶えていたここ2ヶ月でした。お正月も後半になり少し暇を持て余していたのでさぁ読書を再開するぞと本棚をさがして手にとったのは岡嶋二人の自信作でもある山本山シリーズの1作目の短編集を期待して読んでみた。幻の未収録作品「はい、チーズ!」を加え、織田貞夫と土佐美郷の「山本山コンビ」シリーズが生まれ変わった!三度の銃撃事件に隠された事件の真相、仮装パーティーで起きた暗闇密室殺人、プールを用いた驚くべき殺害方法。岡嶋二人ならではのトリックとアイデアの魅力溢れる、7編のミステリー。(BOOKデータベースより)本作は主人公のコンビが魅力的な作品で長身の「おださだお」とチビの「とさみさと」という上から読んでも下から読んでも同じな山本山(最近の若い子はしらないか…)コンビが弱小プロダクション会社の社員としてある事件を再現ドラマにするネタを取材するという内容なのだが、取材するうちに別の真相が様々な形で見えてくる…。7つの短編の中で私のお気に入りは連続発砲事件で遂に犠牲者が現れてその真相が犠牲者を狙った殺人事件だった表題作の「三度目ならばABC」と事件を再現ドラマにする撮影中に色々な謎があらわれてその謎解きを役者を含めたなぞなぞ合戦に突入する「十番館の殺人」である。他の作品も含めて言えるのは時代背景が古いので今ではこの説明では事件の真相解明とはならないだろうとは思うのだがまぁ現在と比較して読むのも楽しいものです。全編を通して物語が面白く、謎解きとしてもよく練られていると感じる。そう感じるのは山本山コンビに負うところが大きいのかもしれない。この二人は謎解きの役目はさだおなのだが、みさとの突拍子のない思考が意外と的を射ていてそこに本作の面白さを引き出していると思う。岡嶋二人の作品はシリーズ物が少ないのだが、このコンビは長編作の「とってもカルディア」で再登場を果たしているので是非読んでみたい。岡嶋二人のコメントを見てもこのコンビは特にお気に入りだったらしい。
2020.01.05
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