Mar 19, 2005
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カテゴリ: 茶・コーヒーなど
今日は中国茶の「鳳凰単叢(樹齢八十年)」を煎れてみました。
前々から好きだったのですが、久々に サリィ斉藤さんの日記 に刺激を受けて私も中国茶を取り上げることにしました。

一口に中国茶と言っても、良く知られているジャスミンティーなどの花茶・プーアル茶のような黒茶・紅茶・青茶・黄茶・白茶・緑茶と様々な種類があります。(各種の違いはサリィ斉藤さんの所で見て下さい)

鳳凰単叢は青茶にあたります。樹齢が高い茶葉は珍重されてお値段も高いのが、日本のお茶の観念とかなり違いますね。「単叢」というのは一株から採取したということで、これまた高級とされています。

種類によって適した煎れ方がありますが、青茶の場合は工夫茶器を使って煎れます。以下、ざっと手順を説明します。




鳳凰2.jpg


鳳凰3.jpg


鳳凰4.jpg

















鳳凰7.jpg


鳳凰5.jpg


鳳凰6.jpg















1.湯で予め暖めておいた茶壷に、茶葉を入れ、熱湯を少し高い位置から注ぐ。縁についた泡を除けるように蓋をし、上から更に熱湯をかけて蒸らす。

2.蒸らし終えたら一気に茶海に注ぐ。1滴残らず注いでください。ちゃんと持って注ぐ人もいますが、私は無精して縁にかけてしまいます。だって熱いんですもん。

3.青茶の茶葉は開くとこんなに大きくなります。一煎目の後でこのくらい。何煎も重ねていくと更に広がります。



5.茶海からまずは聞香杯に注ぎ、すぐに茶杯に移す。聞香杯で香りをまず楽しみます。

6.そして茶杯からいただきます。何煎も重ねるうちに香りや味が変わっていくのも面白いところです。5煎くらいはいけますかね。


鳳凰単叢はなんともフルーティな良い匂いです。味も複雑で、普通中国茶というとウーロン茶などの渋みを思い浮かべる方も多いと思いますが、全然違います。
青茶は特に香り高いので、聞香杯を使って各々のお茶の微妙な香りの違いをより楽しむことができます。

この茶杯に移したりする過程も儀式のようで楽しいものです。
私は茶船を使っていますが、本当は茶盤があるとカッコいいんですけどね。
今欲しい物は、専用の電気ポットと竹の茶盤です。
他にもいろいろこの為の道具ってあるのですけど、この辺りも中国茶の楽しみのひとつです。

とりあえずこんなセットで始めてみては。私が使っているのもこんな感じのです。
スターターセット 茶海付
スターターセット 茶海付
もう少し小さいセットもあります。
スターターセットB
スターターセットB

茶葉はいろんな種類が少しずつ入ったお試しセットなら楽しいのでは。
中国茶お試しセット【B】(青茶)
中国茶お試しセット【B】(青茶)


この茶器の世界も奥深いです。
いつかこれもとりあげたいと思います。





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Last updated  Mar 19, 2005 11:16:05 PM
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