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果たしてこれは生傷なのかどうか…と、真剣に考えている間に、刷り込みとは上手く言ったもので、思考の中心はいつの間にか「生傷を抱えているアタシ」に取って食われていた。×××強風をビル風が後押しし、みぞれを牡丹雪が援護射撃したせいだろう。うっかり鼻水垂らしながら闊歩しそうな極寒日に、生活のためとはいえ不慣れなコスプレもどきの格好をしてしまった自分を呪った。「小学生かあたしは」と、口に出して突っ込まずにはいられないほど隙だらけの内心の自由を、友人に半ば道連れ気味に思考を捻じ曲げた気がするので終電間際に呼び出した。クソ寒いロサ会館前で所在なさげに立っている若い女に一晩限りのビジネスを持ちかけてくるサラリーマンは別に間違っちゃいないと思う。×××勤務終了後、顔を合わせるのはあたしだけなのに、無駄に髪をまいたりメイク直しに時間を費やしたせいで、15分以上余計に屋外で待たされるハメになった罰ゲームから蹴りが飛んだのは言うまでもない。いつでも女であることを意識する友人が個人的には好きなのだけど、例外はつきものだから。寒すぎるから。建設的な会話が生まれるはずもなく、傷のえぐりあいに終始した。6時間前くらいまでは「ねぇ?これって傷?」なんてメールを笑いながら送っていたはずなのに、あんたのせいだよ、もう。てか、泣くなよ。嘘だな。泣いとけ。もらい泣きであたしも泣けるかもしれないし。×××明け方の池袋駅東口からサンシャイン通り方向に見える朝焼けのグラデーションが綺麗すぎて、余計に地雷。しゃがみこんでしまった。一回り以上違う女の人がここまで真剣に恋愛しているのを見るとさっきまでの傷もどきは、所詮もどきに過ぎない。カニカマみたいなもんか。満面の笑顔を振りまいてチンコをしゃぶるまであと7時間のカウントダウンはあまりにも可哀相だ。活動時間がまさに今、の男に電話をかける。「もう一人いるんだけど、行っていい?」「珍しいな、どうしたの?」「うーん…出来ればその後に時間をくれれば」「…金曜だぜ?」「わかってるんだけど…電話かけてる」「…いいよ」夜毎、その単位ウォンか?と聞きたくなるくらいの札束が飛び交う空間でそれよりほんの少し上の価値を評価してもらえたようで正直嬉しい。友人をタクシーに放り込んだ。せっかく直したメイクも目の周りがえらいことになっている。マスカラが黒で良かった。妖怪じゃなくてパンダで済んだんだから。「新宿、風林会館まで」「今日、早番だよ?」「生理になったって言えばいいじゃん。その顔見たら常連逃げ出すぞ」「でも…」「家見つかるまで、少し休みな」あ、眠い。あとで書こうっと
2005/02/25
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リーマンブラザーズの元社員がテレビに出ていた。すると、立て続けにメールが二通。もれなく「あの人ハルイチの好みだよね?」的本文。確かに、ブラウン管を見つめる顔はちょっとにやけていたけども。今はリーマンブラザーズのリの字も聞きたくないだろう友人にその旨メール。「死ね」と秒殺返信。どっこい、こちとらダメージは受けちゃいねぇ。×××今日はものすごく疲れている気がしたので、バーチャルにイイオトコを流し込んでみた。二次元も三次元もウエルカムだこのやろう。太田早紀の漫画に出てくる登場人物はどれもドツボにストレート。ストーリーの面白さとかは、この際どうでもいいんだもん。ひたすら主人公のイケメンぷりに、にやけること数時間(長ぇよ)。あぁ、そうさ。「夜まで待てない」全八巻、「好きになってもいいの?」1~3巻、本棚に並べるのがこっぱずかしいくらいのタイトル、ぜーんぶ読み返してたさ。あ、「私のメガネ君」も完読しました。×××飽き足らずDVDを引っ張り出す。今日ならミッシェルも観れるぜ。幕張はまだ生傷なので、GOD JAZZ TIME観ながらベッドの上で悶絶すること90分。まだ、近所迷惑じゃねえだろうとばかりに「星屑の一つの気分はこんな感じ?」と、がなってみた。どんな感じだ。×××このあたりで笑いが欲しくなったのでラーメンズを引っ張り出し、車で20分、近所(?)の慣れない激務に追われてぐったりな新米社会人親友宅に押しかける。「今日はイケメン祭りなの」と言うと、長い付き合いの親友はビールを出してくれた。いやっほう。帰れねぇ。お互いの近況報告をぽつぽつしながらラーメンズごっこをする。「親指姫は親指くらいしかない。一寸法師の。」と言った瞬間に親指姫が勝ったと思うのはあたしだけじゃないだろう。恋人の友人でもある親友と二人で会っていることを知ると、恋人はとたんに不機嫌になるので、言わないようにしている。恋人よりも数段、親友の方がハルイチの好みの顔だからだろう。他の恋人の友人と一緒に遊んでても何も言わないもんな。現金だ。やましいことがあるのか、ないのかと言われればなくはないから、疑うのも、機嫌悪くなるのも、間違っちゃいないんだけど。圧迫感が心地よいロフトで眠った。都合の悪いことはよく覚えていない。
2005/02/24
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この時代にこの場所でこの生活を維持するのはそろそろ無理かもしれない。ひとしきり騒いだあとに不意を付いて出た二人分の「辛いよな」が何よりもお互いに重く響いて、しばらく何も言えなかった。気の抜けたビールをすすって立て続けに煙草を二本吸った彼が言う。「でも俺はお前を、仲間だと思ってるし。 だからもうちょっと、続けてみようぜ…とか言ってみる」今年度で学生生活の限界を感じ、リタイア宣言したが撤回すると、照れ臭そうに笑った。親友じゃあないと思う。さっきまで友達だと思っていた。もちろん恋人でもない彼とあたしはどうやら仲間らしい。酔っ払った拙い頭がイメージしたのは、友達よりも心情の距離感は一定で、でもどこか戦闘的な、例年より平均気温が二度程高く感じる…「仲間」という新しい属性にひどくときめいた。もう少し暖かくなったら、花見でもしよう。その時くらいは美味い酒が飲めるなんて言わないでさ。
2005/02/22
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ものぐさをうっかり甘やかしているとロクなことが起きない。出勤後、プレイルームを整えて一服しながら「そろそろ着替えるか」と重い腰を上げた時、ヘタレ2月の真骨頂に驚愕した。慌ててフロントにコール。「××です。…大変なことが起きました」「どうしたんですかっ!?」「…ブラジャー付け忘れました」「……」「……」「…なんで?」「さぁ…」しらばっくれてはみたものの、理由は自分で痛い程わかっている。車通勤してるからだな。間違いなく。前回、洗濯のため仕事用の下着を持ち帰ったことなど微塵も覚えておらず、「どうせどこにも寄らないし」と、ハナから新宿をナメきり、すっぴん寝起きでエンジンをかけた自分以外のどこにも非が見当たらない。「ブラジャーなくてもよくない?どうせ脱ぐんだし」「ダメ!!脱がす楽しみ、恥じらいがなくなっちゃうでしょ!!」「…じゃぁ、店引きでお願いします」「どんなのがいいですか?」「白くて安けりゃなんでも」白くて安けりゃなんでもいいブラジャーを脱がす時の恥じらいって果たしてどれくらいのもんかと思ったが、面倒臭いので考えるのはやめにした。×××パシられた従業員の苦労むなしく、本日は指名が1本入ったものの、フリー客の受注がなく、保証金額に達しない稼ぎだった。清算金額に数千円を補填してもらい、ワイヤーの位置が合っていないブラジャーを身につけ帰宅。ターキーを流し込んで暇疲れの体をベッドに沈めた。
2005/02/15
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フジロックの宿、もう満室のところ出てきましたよ。ハルイチは4年連続同じ宿をキープしました。年賀状で(笑他に狙ってる宿があるので、そっちが空いてれば浮気してもいい?お金に余裕があったら苗プリ泊まってもいい?と聞いてはや3年。今年もお世話になります…。早割り当たらないかなー。エゾも行くし、WIREも行きたいからフジだけに散財できないのよね。
2005/02/12
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ヘタレ2月を変えるきっかけは些細なものが好ましい。誰かが、何かが変えてくれるという考え方は爪の垢程にも信用していないので、大掃除することにした。誰かよりも(たかだか)大掃除する自分の方が大事とは人でなし甚だしい。しかし、大掃除でダメなら次だ次。×××……居間のカオスがひどい。どうやら先々週あたりに局地的に(主に我が家だけ)大地震に襲われたようで、ルースターズのアナログ、DVD、エロマンガ、原稿用紙、ワイン、目覚まし時計3個、SPA!、ラーメンズ、着物、のだめカンタービレ、リラックマから恋人とグループ魂ごっこする際に使用するスリッパまで、なんとも都合の良い地震で床が見えなくなってしまった。掃除方法は気合。捨てる捨てる捨てる片付ける捨てる。捨てる片付ける捨てる片付ける捨てる。…どうして捨てるものがこんなに出てくるのか。多分さ、お前の目玉は2つだろう?妖怪「使い捨てコンタクト」の残骸が洗面所で将棋崩し状態。使い終わったバスタオルを洗濯前に足ふきマットに…と、たらい回されたバスタオルが脱衣所でふわふわ重なっていた。どうりで、バスタオルが残り少ないわけである。浴室でふやけた文庫本も2冊救助。といっても、即ゴミ箱逝き。片付ける片付ける捨てる片付ける捨てる。表面をやっつけると、だんだん整理すべきものが増えだした。表面積ゴミだったんかい。ちょっと悲しくなった。21歳の乙女が…(ry×××なんとか気のおける知人は呼べるかな♪レベルまで片付けた。ので、大久保に韓国料理を食べに行って来る。激落ちくんも買わなきゃ。×××……、というわけで韓国料理食ってきた。「犬食べるー?」と、爽やかに聞かれたが、深夜1時過ぎに犬って…。丁重にお断り。結局、韓国人(以下キムさん・仮名)いきつけの家庭料理屋さんへ行くことに。(主に)お化け安ラブホ街を通過し、百人町の中をずんずん入っていく。いやぁ、連れて来てくれてありがとう。ハルイチ一人じゃ絶対来れない。まず、こんな細い道覚えられない。徒歩迷子は嫌。特にこの場所ちょっと怖い。看板もメニューも店員もれなくハングル。日本語表記は値段オンリー。読めるかい。きっと客もあたしを除いて全員韓国人だったんだろう。二人の会話が日本語だと分かった瞬間、全員こっち向いたもん。地味に怖ぇ。「オネエサン、ニホンジンミエナイヨー」カタコトの日本語で店員から一撃必殺をくらった。ここでもか。本物にしょっちゅう間違えられるんだから、あたしの韓流も捨てたもんじゃない。どうやらハルイチは生まれてくる国籍を間違ったらしい。「…よく言われます」涙流して爆笑するキムさん。コノヤロウ…。全部美味しかったけど、自分が何を食べてるのかわからないってのは素直に喜べないことを一つ学んだ。「うまーい」と言って食っていた副菜(みたいなもの)は、春雨と豚の血を固めた腸詰めだった(らしい)。早く言え。韓国のナントカって女優に似ているという理由で、何故か隣の客がデザートをサービスしてくれた(らしい)。「らしい」ばかりで申し訳ないが、だって仕方ないじゃない。一言も聞き取れないんだから。全部キムさん経由の通訳ですもん。付き出し(らしきもの)が多くて、頼んだ量より多く感じた晩ゴハンだった。×××送っている車の中で、かけっ放しだったROSSOにキムさんが反応した。「これ誰?」「ミッシェルガンエレファントのボーカル。知ってる?」「いや。でも声がいいね。カッコイイ」「そう?」自分が褒められたわけでもないのに、ちょっと上機嫌。「何語で歌ってるの?イギリス人?」「日本語だよっ」「……ミアナムニダ」しばし曲に集中するキムさん。「……消えすぎたカナダ・トナカイはインディアンの仲間だったらしい……??本当だ、日本語だね。……って、絶滅しちゃったの?」「いや…ちょっと違うけど、歌ってる本人に聞いてくれ」「前衛詩人?」「間違っちゃいないかも…」その後も一生懸命聴き取るも、9割方間違っている。大丈夫だキムさん。あたしも20年日本人やってるが、歌詞カード見ないと何言ってるのかわかんない言葉の方が多いから。わかっても意味わかんねぇし。なんで他人の空耳ってこんなに面白いんだろう。別れ際もキムさんは爽やかだった。「今度は犬食べようねー」……そんなに犬が好きか。
2005/02/10
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大好きな音楽を聴いても、音楽をやりたいと思ったことは一度も無いが大好きな音楽を聴いていると、書きたくて書きたくて、それがひどい時はその場にいる自分に対して苛ついたりする。今日がそう。顔と耳はステージに貼りついたまま。携帯電話の液晶画面が足元を照らしながら、ボタンを押し続ける右手の親指と頭はこちら側へ。そりゃぁ、電池なくなるさ。
2005/02/08
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ROSSO、1回目LIVE行ってくる。うずらちゃんへ★あとでメール送ります。
2005/02/07
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春休みになりました。人並みに遊んでます。仕事も暇ですが真面目にやってます。ドンキでトイレットペーパー買うつもりがうっかりマリブミルク衝動買いするくらいの余裕はでてきました。それでも2月は嫌い。週末の体はあたし一人のものではないから。平日だけ、泣き腫らした目を冷やすことで始まる。どこまでも小心者。なんだおまえ。気兼ねなく泣ける場所を都合良く欲しがってみる素振りだけ。いらねぇよ。塞ぎ込んで17日を迎えるか何も無かったふりして笑い続けるか、あたしは後者を取るんでしょう。北海道に行ってもあの人の家はもう無かった。なんにも、なかったよ。
2005/02/06
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