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2007年01月22日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 C・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」を観に行ってきた。
 鑑賞後、食事をしながら家族みんなで感想を述べ合った。一致していたのは前評判とはちがってひどい映画だったということ。
 何がひどいのかというと、軍隊内ので折檻や戦闘風景ばかりが強調され、刻一刻と変化する時局や島内における位置や部隊の配備、戦闘状況などがまったく明示されないため、心情的には理解できるものの、兵士の自決や逃走などの緊迫感があまり伝わってこないのだ。
 文献等では芋が主食で最後にはカエルやトカゲを食べていたとあるのに、壕の中で一合ほどの白米を食べる兵士たちにも違和感を覚えたし、それよりなによりそんな死闘の島に将校が障害馬を持ち込んでいるのが滑稽だった。
 またスリバチ山から逃げてきた兵士に斬りかかった中村獅童が演じる武闘派の青年将校が自決せず、寝ているところをまんまと捕虜になるのも意味不明、実に摩訶不思議であった。
 栗林中将演じる渡辺謙はさすがに存在感を感じたが骨組み(後光とでも言うのか)が杜撰なため彼の良さが半減していたように思った。まるで学芸会用に作られた作品のように思えて仕方がなかった。
 この映画なら年末のTVドラマ「硫黄島の・・・」、死闘の島へ郵便配送をする物語のほうがはるかに人間味があり、心打つものがあり、良かった。
 最後に、筋書きを詳細に追うにつれ、この映画の題名は「・・・手紙」などではなく、「硫黄島の兵士たち」と名付けるのが妥当である。





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最終更新日  2007年01月22日 09時52分50秒
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