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(画像は「AFPBB News」より引用)
今月10日、「日台漁業協定が合意」と流れた30分後に
「日台、尖閣周辺の漁業権など取り決めで合意」と訂正されました。
片方は漁業「 協定
」、もう一方は漁業「 取り決め
」、一体どう違うのか。
この「 トリキメ
」が「 取極
」ではなく「 取り決め
」…
この違いにも大きな意味があります。
よくテレビにも出ている元北京大使館公使の宮家邦彦氏の
説明をそのまま引用しますと・・・
・・・一体どう違うのか。日台では「 取り決め
」が正解。
ちなみに、同じ発音でも「 トリキメ
」には
「 取極
」と「 取り決め
」の2種類ある。
日台の場合は「 取極
」ではなく、
あくまで「 取り決め
」が正しい。何ともややこしい話だ。
なぜ日台は「 取り決め
」なのか、種明かしをしよう。
「 協定
」とは国際法上の「国際約束」であり、
通常は主権国家または公的国際機関などと結ばれる。
日本にとって台湾は「国家」ではないので「国際約束」ではなく、
民間の「 取り決め
」しか結べない。
一方、同じ「 トリキメ
」でも「 取極
」は国際約束であり、国際法上拘束力がある。
今回の トリキメ
は、あくまで日本側「交流協会」と
台湾側「亜東関係協会」間の約束だから、国際法上の拘束力はない。
だから、日台間では漁業「 取極
」という用語も使われない。
・・・と、言う事だそうです。
しかし、日台間において実務的には何ら「 取り決め
」後も変わらないそうです…
これじゃなんの為の約束事なのか、と思ってしまいますが、実は・・
このブログで政治的な事をのたまうつもりはありませんけど…
つまり、これは日本も台湾も尖閣周辺の排他的経済水域で操業しましょうと言う事。
角度を変えて言えば・・中台間の足並みにくさびを打ち込んだ形…
日本が17年にも及ぶ折衝の末、譲歩をする形で合意したと言うのはこれが狙いのようです。
しかし、こんな事でおとなしく引き下がるようなお隣さんでもないでしょうけど、
少しは日本の外交も戦略的になってきたようです。
詳しくこの宮家邦彦氏のコラムをご覧になりたい方は下記URLへ
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37570
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