2004/10/17
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テーマ: 社交ダンス(9447)
ダンスの筋肉は2週間で落ちるといわれています。姿勢を保つ筋肉、ハイヒールを履くための筋肉、瞬発力を出すための筋肉、どれも普段の生活ではあまり使わないものばかりです。

やっと練習場を確保したものの、それらの失われた筋肉をとりもどすのに十分な時間はありませんでした。そしてなにより、突然運動をやめた人ならだれでも経験あると思うんですが、みるみる太ってしまいました。ましてや、冬。寒くて動きたくないし、食べ物はおいしいし、忘年会シーズンでもあります。

そんな言い訳をしてもはじまりません。どんな大会にも、必ず優勝する人はいるんですから。

市川市長杯は、1999年12月19日、国府台スポーツセンターで行われました。千葉県の大会は、副賞がついている「おいしい」大会が多いですね。このときも、チャンピオン戦優勝者には、ホテルニュー赤城一泊無料宿泊券がついていたり、2級戦には女性用ダンスシューズ、3~5級には、温泉割引券などが付いていました。

私たちが参加したのは、D級以下の選手が参加するチャンピオン戦ラテンです。22組で、チャチャチャ、サンバ、ルンバを競います。この時もビデオを撮りましたが、チャチャチャはあきらかに夏より下手になっていました。太ってキレが悪いのです。サンバもドカドカ踊っています。参加人数が少ないため、予選は1回だけで、すぐに準決勝、決勝となっていきましたが、私たちは予選で敗退してしまいました。

帰ってきてからビデオを見ながら反省会をしました。

「やっぱり練習がたりないよ。時間がとれないから、どっちかに絞ろう」
「それに二人だけでやってても、絶対行き詰まるから誰かに習おう」

年が明けて、2000年1月、春の大会シーズンに向けて、私たちは少ない練習時間のすべてをラテンにかけることにしました。そして、月曜日のサークルが終わった後、あの浜崎あゆみ似のM先生に、コーナーハウスに来てもらって、ラテンのバリエーションをブラッシュアップしていくことにしました。



だんだん寒さが身にしみる季節になって、夜、霜柱をザクザク踏んでコーナーハウスの扉を開けると、冷蔵庫のような室内。ストーブをつけて、そこからしばらく離れられません。田舎の一軒家は寒いんです。筑波山から吹き下ろす「つくばおろし」を遮るものなど何もなく、外にいたら一瞬でホッペがしもやけになります。しかし2時間くらい練習して帰る頃にはすっかり身体も温まり、手足もポカポカでコートがいらないくらいでした。

2週間で失った筋肉を、そうやって、また何週間もかけて再構築していきました。





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Last updated  2004/10/19 01:35:03 PM
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