2004/11/06
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テーマ: 社交ダンス(9447)
ようやく引越しの喧騒から通常の生活パターンに戻った2000年8月、久し振りにダンス教室に出かけました。

「久しぶりじゃない。どうしてたの。」

チャンピオン戦に出場した6月以来、ライブと引越しで忙しく、1カ月以上ダンスをお休みしていました。

「実は、引越したんです。」

先生達は一瞬ポカンと真ん丸い口をあけて、それがあんまり面白かったので、しばらくわざと黙っていました。

「まだ入ったばかりじゃない。準優勝したのに、もうやめちゃうの?」

東京方面の通勤時間を軽減するために、東京寄りに引越したこと、この教室でのレッスンを続けることも考慮に入れて、茨城ー東京を結ぶ沿線に新居を探したことをお話しすると、先生達は大変喜ばれました。

「実はね、アランとセレナが来るんだけど、レッスン受けてみない?」

アラン・トーンズバーグ&セレナ・レッカといえば、当時、ダンスやってる人なら知らない人はいない、世界ラテンファイナリストとして君臨していたカップルでした。



そんなすごい人たちのレッスンをうけたら、どんなにすごいことになるんだろうと、もうノリノリでした。

今から考えてみると、どんなにすごい人に習っても、習う側の実力が大したことないと、それなりになってしまうのです。私たちは、D級に毛が生えたようなヒヨッコ同然でしたから、ちょっともったいなかった気もします。

アインシュタインに、「足し算」習うようなものです。

テレビでしか見たことのないアランのイメージは、黒くて脂ぎってて怖いおやじ、という感じだったので、セレナの方にレッスンをお願いすることにしました。セレナは、美しくクールな褐色の大人の女、というイメージです。

始めての超スーパースターのレッスン。

私たちはすっかり舞い上がっていました。どんな服着てレッスン受ける?いつもの練習着じゃ日本の恥かも。靴も新しいの買っちゃう?とんでもなく的外れな方向で盛り上がって、この夢のようなレッスンは、2000年8月17日と決まりました。





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Last updated  2004/11/06 12:05:41 PM
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