2004/11/07
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テーマ: 社交ダンス(9445)
いよいよ初の世界トップ選手によるレクチャー。指定されたスタジオに入ると、先生達がレッスンを受けていました。

「え?!あれがアラン・トーンズバーグ?」

テレビで見る競技会の時のアランは、ギトギト真っ黒なおやじ、でしたが、実物は、さわやかな白人青年でした。まるで別人です。肩にかかる髪、黒のパンツに、白のゆったりしたシャツ、その姿はまるで.....

私は見とれて、しばらくボーっとしてしまいました。アランは、セレナと組む前は、現在の世界チャンピオンであるカルメンと組んでいました。どちらも素晴らしい女性ですが、なんであんなに素敵な女性達がギトギト真っ黒なおやじと組むのかちょっと不思議な気がしていました。今日、本物のアランを見て、「美女と野獣」のラストシーンが思わず浮かんできました。あの、野獣が美しい王子に戻るシーンです。

着替えをすませ準備体操をしているとセレナが登場しました。なんて素敵な人なんでしょう。褐色の肌に胸のところだけ銀のラメをまいて、輝くような笑顔で現れたセレナは、圧倒的な存在感がありました。

セレナはイタリア人ですが、旦那様がイギリス人で、流暢な英語を話します。その時初めて、彼女が結婚していることを知りました。しかもダンスパートナーではない人と。

「さあ、何から始める?」

私たちはルンバ・ベーシックを教えてもらうことにしていました。彼女が、カウントしながら踊ってみて、といったので、緊張しながらも、口でカウントをしながら踊り始めました。

「ちょっと待って。誰がリーダーなの?」



「カウントはリーダーがするものよ」

いわれてみると、今まで、なぜか私がいつもカウント係でした。つまりそれは、リード&フォローではなく、お互いが音楽に合わせて別々に踊っていた、ということなんです。

この日は、徹底的にコネクションと二人の手の位置について教えていただきました。今でもその時セレナが連発していた「コネクト!(つながって)」と「ロウアー!(手の位置はもっと低く)」の声が耳に残っているほどです。

レッスンが終わって、妙な解放感から、私たちは銀座に遊びに行って、その時上映中だった「サルサ!」という映画を見ました。フランス人ピアニストがラテン音楽に傾倒し、キューバ人に化けたことから巻き起こるドタバタコメディです。主人は「サルサもやってみたい」といいだし、そこにあったサルサ教室のパンフレットをもらい、サルサ音楽のCDまで買って、もう世界ラテンファイナリストのレッスンなど遠い昔の話になってしまっているようでした。

そして、クルーズ・クルーズというレストランで「長崎地ビール」をいただきました。私たちは今日のレッスンを振り返って、ちょっと後悔。
「あんなベーシックの話だったら、世界のトップ選手に習わなくてもよかったかもね」

しかし世の中には、多分、無駄なことなんてないんです。今までに何百回と受けたレッスンの中で、4年経った今でも、その内容をはっきり覚えている数少ないレッスンの一つなんですから。
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Last updated  2004/11/07 10:58:54 AM
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