2006/07/22
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カテゴリ: アートのはなし
グランプリの翌日、上野の東京藝術大学美術館で開催されているルーブル美術館展、古代ギリシア芸術・神々の遺産を見に行きました。

40分待ちで中に入ると、ルーブルが誇るギリシア彫刻の至宝を一目見ようと会場は大混雑でした。

ルーブル

まずは、アテネの歴史を説明する「クラシック時代のアテネ」。ギリシア時代って、そんな昔からあったんですかっていうかなり低レベルな驚きから、墓碑や埋葬品なんかを見せてもらいました。

次のテーマが「古代ギリシアの生活」。ギリシア時代、人間としてみなされているのは成人男子だけなんですね。女子や奴隷やそのポリスで生まれなかった、いわば外国人は地位がぐっと低くなって、奴隷なんか、『言葉を話す家畜』みたいな扱いを受けていた様です。ギリシア時代の有名人、ソクラテスやプラトン、アリストテレスの彫刻も飾られていました。

第3のテーマは「古代ギリシアの競技精神」。競技ダンサーとしては興味深いエリアです。オリンピック発祥の地ですから、スポーツ競技がとても重要視されていたことは想像出来ますが、公平を期するために、今みたいなドーピング検査がないかわりに全員裸で競技するんです。

当然、競技に参加出来るのは人間として見なされている成人男子のみで、女子の競技はありません。壷なんかに描かれている競技の様子は、みんな裸で兜つけて重そうな盾持って走っている姿です。

やはり一番興味があったのは最後のテーマ、「神々と宗教」。ギリシアには多くの神様がいて、その物語が星座になっていますからご存知の方も多いことでしょう。

一番えらい神様がゼウスなんですが、この神様は浮気者なんです。でも奥さんの女神ヘラには頭上がらないんですよね。都合が悪くなると、すぐ星座にしちゃうんです。都合が悪くなると小人さんのせいにするどこかの誰かに似たものがあります。

たとえば夏の星座として有名な白鳥座、あれはゼウスが地上で見つけた美女レダを誘惑するために姿を変えたものです。全能の神ですから、何にでも変身できるんですよね。



ちなみに織り姫の方はギリシア神話では琴座のベガですが、この神話も面白い話です。竪琴の名手オルフェウスが、死んだ恋人を迎えに冥界まで行くのですが、地上につくまで振り向いてはいけないと言う掟を破ったために目的を果たせずに終わるのです。彼の弾いていた竪琴が天上に上がって琴座となりました。

ちょっとルーブルから話がそれてしまいましたが、チケットにもなっているアフロディーテは、『アルルのビーナス』と呼ばれて、『ミロのビーナス』と並び称される傑作です。愛と美の女神アフロディーテはローマ名をヴェヌスといい、これを英語読みしたのがビーナスなんだそうです。

大理石の滑らかな質感が美の女神の美しい肌を限りなく美しく表現しています。これが紀元前5世紀なんていうとんでもない昔に作られて、しばらくアルルの畑に埋まっていたなんて驚きです。

詳しい作品紹介は こちら からご覧になれます。





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Last updated  2006/07/22 09:22:35 AM
コメント(14) | コメントを書く
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Re:ルーブル美術館展(07/22)  
kome1999  さん
ルーブル・ルーブル私も行く予定です。9月はダリもくるし楽しみです。 (2006/07/22 09:41:07 AM)

Re:ルーブル美術館展(07/22)  
Arabesqu  さん
ギリシャ神話は、萬斎さんが、「オイディプス王」を演じられた時に、ザッと読みました。子供の頃以来でしたので、面白かったです。

ゼウスの白鳥座や、わし座の話も。
男性って、神様でさえ浮気症なんだ~と思いました。

オルフェウスの話は、映画「黒いオルフェ」のもとになっている話ですよね。面白いと思うのは、「日本書紀」の、イザナギとイザナミの話にも、冥界に迎えに行って途中で振り向いてしまった…という話はありますよね。
神様も誘惑には弱い~。まして、われわれ人間ならば、当たり前かな。

私も久しぶりに美術館に行ってみたくなりました。 (2006/07/22 12:33:34 PM)

Re:ルーブル美術館展(07/22)  
かふぇりん  さん
さすが!天下の芸大!
ルーブル美術館の作品まで呼んじゃうんですね。@@;
ギリシャ神話大好きです。^^
こういうサイトまで作ってたりしてます。^^;
読みます?
http://cafetime.main.jp/salon/korobooks/korobooks.cgi?form=mybook2 (2006/07/22 01:32:23 PM)

Re:ルーブル美術館展(07/22)  
雷神太郎  さん
そうすると小人の大将がゼウスで

StarTreesさんがヘラ

納得^^
(2006/07/22 06:42:23 PM)

Re:ルーブル美術館展(07/22)  
Alone-the-Goat  さん
おもしろおかしく書かれた、「ギリシャ神話を知ってますか」って大層オモシロく読みましたが、誰が誰かわからなくなってきて、家系図?family tree?みたいなので把握しようと書いたことありましたが、神は親も子も親類も時もマゼクチャですね(^^)
で、そんなコトしか覚えてないって、さすがだわん(^^;) (2006/07/22 11:08:01 PM)

kome1999さん  
StarTrees  さん
kome1999さんは近くにお住まいですからお散歩感覚で行けて良いですね。ダリも是非見に行きたいです。
これから夏休みでますます混みそう。
外で並んでいるとき、蚊にさされないか心配でした。


(2006/07/23 10:16:11 AM)

Arabesquさん  
StarTrees  さん
それぞれの役割をもった神様がたくさんいるところ、日本の神話にも似たものがありますよね。
ゼウスはちょっとやりたい放題過ぎる気がしますが、お話的にはおもしろいですね。
萬斎さんが、「オイディプス王」を演じられたんですか。ギリシアは演劇も盛んでしたね。
(2006/07/23 10:19:27 AM)

かふぇりんさん  
StarTrees  さん
全部読ませていただきましたよ。ギリシア神話にもロミオとジュリエットみたいな話があるんですね。シェークスピアはこれを参考にしたのかな。ダフネは木になったんですね。星座にならないと花や木になるんだなあ。 (2006/07/23 10:39:05 AM)

雷神太郎さん  
StarTrees  さん
納得しないでくださいよ。
大将はゼウスのようにやりたい放題の浮気ものじゃないし、私に頭が上がらないなんてこともありえないです。

(2006/07/23 10:42:18 AM)

Alone-the-Goatさん  
StarTrees  さん
ゼウスの奥さんのヘラはお姉さんだしね。ちょっといいなと思うとすぐさらってきちゃうし、男も女も関係ない見たいだし,ホントにぐちゃぐちゃですよ。まあ、神様ですからなんでもありってことで。
(2006/07/23 10:45:37 AM)

Re:ルーブル美術館展(07/22)  
Rodemu  さん
ギリシャ神話って、面白いですよね。
確か、天の川もヘラの母乳だからミルキーウェイって呼ぶんでしたよね。

祇園祭は、お留守番組だったんですね。
私は、今週末から三泊四日で京都巡りをしてきます。
梅雨あけしない方が、涼しそうなんだけどなあ。
(2006/07/23 11:16:18 AM)

Re:ルーブル美術館展(07/22)  
美術館、いいですね。
私も行きたいです。最近行ってないなあ。
休日に、遠出するの、億劫になってしまっている自分を反省しました。
こちらに詳しく書いていただいて、美術展行きたくなりました。
ありがとうございました。 (2006/07/23 10:58:32 PM)

Rodemuさん  
StarTrees  さん
京都の夏は暑いですからね。たしかに少し曇っててくれた方が観光にもちょうどいいですよ。
ドウゾ気をつけて、思いっきり満喫してきて下さいね。 (2006/07/24 10:33:34 AM)

あったかベストさん  
StarTrees  さん
夏は海山への行楽もいいですけど、美術館も涼しくていいですよ。人気のある展示だと、人だかりで疲れてしまうんですが、夏休みはどこに行っても大抵混んでますからね。フランスに行くよりぐぐっと安く世界のお宝が見れていいですよ。 (2006/07/24 10:35:50 AM)

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