2006/09/16
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テーマ: 社交ダンス(8420)
サンバとチャチャチャを踊り終えた時に、先生に止められました。

「エネルギーです。」

「もし通常のエネルギーレベルをこの辺りだとすると、」

先生は手を胸のあたりに水平におかれました。

「貴方たちの今のレベルはこのぐらい。」

といって、今度は手をずっと下のお腹のあたりにおかれました。

「いいですか、踊るときはエネルギーレベルを通常より上に持っていかなければダメ。練習のときはさらにもっと上を目指すんですよ。」

先生の説明は続きます。

「いつもと同じように正確に踊ることばかり考えていると、見ている人はエネルギーを感じないの。確かに間違いはないんでしょうけど、同じようなレベルの人たちの中では埋もれてしまいますよ。」



目の前の霧がさーっと晴れるような気がしました。

そうだ。私は踊りを楽しんでいなかった。

日頃先生に注意されるフットワークやベーシックムーブメントのことをいつも考えて『無難にまとまって』しまっていたんです。

私たちはその後、音楽を『もっと大きく、もっと表現』することだけに集中して踊りました。

1曲踊るたびに、最近なかった『息も絶え絶え』状態になり、浴びるほどの汗をかきました。

いつも汗ダクダクのリーダーに対して、

「スプリンクラーじゃあるまいし、スピンするたびに汗ふりまくのやめてよー。」

といっていた自分が『人間スプリンクラー2号』になっていました。

しかし、何という気持ちよさでしょう。こんなに楽しく踊ったのは久しぶりでした。

先生は、大変喜んで、「さっきよりずっといい。」といってくださいました。

「試合の結果がうまくなくて、迷っているときはこれをやるのよ。まず、エネルギーレベルを上げるの。自分たちが音楽を楽しむことができなければ、審判やお客さんにも何も伝わっていかない。」



なんでチェックが入らないんだろうと悩んでいらっしゃる方、どうぞ、ダンスをもっともっと楽しんで下さい。必ず光が見えてきます。





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Last updated  2006/09/17 09:29:38 AM
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