2010/03/02
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テーマ: 社交ダンス(8598)
カテゴリ: アニメのはなし
バンクーバー・オリンピックも閉幕しましたが、カナダといえばアン・シャーリーの故郷でもあります。

以前ご紹介しましたアニメ 赤毛のアン は、アンがグリーンゲーブルにやって来てから学校卒業するまでの11歳から16歳までのお話でした。

これはその前の、生まれてから11歳までのお話です。

全39話、見切ってしまいました。すっかり心が豊かになりましたよ。



10歳くらいの男の子を孤児院から引き取る予定だったグリーンゲーブルのカスパート家に、手違いでやってきたアン・シャーリー。

カスパート兄妹はアンを孤児院に送り返そうとしますが、馬車で連れて行く途中にアンが語った身の上話はそれはかわいそうなものでした。

それがこのお話の土台となっています。

原作はバッジ・ウィルソンの『Before Green Gables』。





生まれて間もなく熱病で両親を亡くしたアンは誰も引き取り手がなく、女中として働きに来ていたジョアンナに引き取られます。

しかしここトーマス家は旦那のバートが大酒飲みな上、働きが悪く、いつも喧嘩の絶えない家庭でした。

6歳になったアンはすでに子供たちの世話から食事の支度、家庭のこと一切をまかされるような住み込み女中的扱いをされていました。

もちろんタダ働き。

家事が忙しいので学校にも行かせてもらえません。



でもアンは本が大好きだったんですね。

卵を買いに行っては字を教えてもらい、家にあったシェークスピアや詩集を読みあさります。

少しだけ学校にも行かせてもらえるようになって幸せだったのもつかの間、バートが事故死。トーマス家にいられなくなりました。





9歳のアンは製材所を営むハモンド家に子守役として引き取られます。

ここでは3組の双子を含む8人の子供の世話をまかされ、また学校どころではありません。




しかも病弱な奥さんと子供たちを残し、ここでもハモンドさんが心臓発作であえなく死亡。





こんな過酷な幼少期でしたが、彼女の持って生まれた想像力や好奇心は全く損なわれることなく、けなげに誠実に生きて行くんですね。

もうアンの身の上を思えばどんなことだって大したことないような気さえしてきます。

『人生にはたくさんの曲がり角がある。 次の曲がり角を曲がったら、全く別の人生が開けている。 新しい、世界が。』

本当にそうなんですよね。

私もいくつかの人生の曲がり角を経験してますから、このアンの台詞は納得できました。



この作品は、先にご紹介した 赤毛のアン よりあとに作られたものですので、画質がずっと綺麗で、台詞も今風なので違和感がありません。

詳しいサイトはこちらです。

こんにちはアン








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Last updated  2019/02/17 09:28:25 PM
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