2011/10/18
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テーマ: 社交ダンス(8731)
カテゴリ: アニメのはなし
物語の中で子供が次第に成長して行く姿を見るのって、朝の連続テレビ小説ではよくあるパターンですけど面白いものですね。

以前 アニメで見た赤毛のアン 、続きの本があることは知っていましたが読んだことはなくて、その後どんな風になって行くのか知りませんでした。

先週たまたまテレビつけたらNHKのBSシネマで「赤毛のアン」を特集していて、その続編も見られるようでしたので喜んで録画予約しておいたんです。

実際にカナダのプリンス・エドワード島で撮影して、人気が高かったテレビシリーズをハイビジョン・デジタルリマスターによる完全版で一挙放送するというもの。



アンは、18才になっていました。

育ての親だったマシュー・カスパートが亡くなり、マリラとグリーンゲーブルズで暮らしながらアヴォンリー・ハイスクールの教師として働いています。

心の友のダイアナは結婚、一方アンの方は頭脳を競ったギルバートが心を寄せていることを知りながら友達以上の感情を持つことが出来ません。

作家になりたいという夢は持ち続けていて、出版社に原稿を送りはしますがいい感触は得られずにいます。



ある日、恩師であるステーシー先生からキングスポートにある名門女子校で教師にならないかと誘いを受けます。

そこはプリングル一族が支配する保守的な街でした。

アンは赴任直後からブリングル家の生徒たちの妨害工作でトラブル連発。

規律を重んじる校長からいびられ、父兄からも抗議が殺到。寄付金もストップされてしまいます。



この頃の先生の地位ってそれほど高くないんですね。

裕福な家庭は家庭教師をつけるという貴族的な風習がまだ残っていた時代なんでしょうか。

先生は一介の使用人といったイメージ。

アンも自分のことを『ただの教師』と言っていたし、校長先生ですら自分の立場を『教えることしか出来ないオールドミス』みたいな呼び方をしていて、スポンサーになってくれている裕福な家の人には頭が上がらない感じなんです。

働く婦人の地位が確立されたのってそう言えばわりと最近ですもんね。

理事長であるステイシー先生はアンのために一計を講じ、学芸会を企画します。



自分の娘が舞台に立つとなるとブリングル一族であっても喜んでお金を出してくれるのでその収益金をそっくり学校運営の資金に充てようと言う訳です。



アンは生徒たちからも父兄からも信頼を得るようになり、一年が過ぎました。

ギルバートは医学生になっていて、お互い好きなんですけど相変わらずすれ違いは続いていて、学友のクリスティンと婚約したと聞かされます。

アンはプリングル家のハンサム船長から求婚されるし、このまま大金持ちの後妻になるのかって一時はハラハラしましたが、そうはなりませんでしたね。



最後に里帰りしたアンは、ギルバートが重病で死にそうという噂を耳にします。

患者さんから猩紅熱をうつされて今晩が峠だと聞かされるんです。



アンは本を持ってお見舞いに行くんですね。

このままギルバートが死んじゃったらどうしようと思いましたよ。

つい100年も前に書かれた小説だってことを忘れます。



このお話、原作は皆さんよくご存知のカナダの作家モンゴメリの作品なんですが、どうもテレビシリーズの方は『アンの青春』だけじゃなく更に続編の『アンの愛情』と『アンの幸福』まで含まれた内容のようです。

1988年ケヴィン・サリヴァン監督の作品。

本を読んでおられる方に取っては、カットされてるエピソードがいっぱいあってひょっとするとがっかりされるかもしれませんが、私としては人間的にアン・シャーリーが大好きなので大変面白かったです。






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Last updated  2019/02/17 09:21:10 PM
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