2012/06/28
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テーマ: 社交ダンス(9449)
カテゴリ: アニメのはなし
『サンド~バッグに~浮かんで~消える~♪』

子供の頃見たような気がしていたんですが、アニメ名場面集のような番組でハイライトを見ただけだったようです。

第1話から見始めて、こんな話しだったのかと今回初めて知りました。

矢吹丈(やぶき じょー)は15才。



親の育児放棄で養護院育ちです。

多分小学校低学年くらいの時だと思いますが、運動会のどさくさにまぎれて脱走、それから日本を渡り歩き一人で暮らしてきました。

ある意味たくましいですよね。そんな子、今はいないでしょう。

東京下町のドヤ街は1泊150円みたいな宿が立ち並んでいて、人生に望みをなくした人たちの吹きだまりのようなところです。

口笛を吹きながらそこへ流れ着いたジョー。上手なんです、口笛。





野生児ジョーの身のこなしに天性のボクシングセンスを見いだした段平は、彼を一流のボクサーに育てる夢を見ますが、ジョーにはそんな気は全くありません。

ドヤ街の子供たちに温かい手を差し伸べる財閥令嬢の白木葉子を利用して詐欺行為を働き少年院送りとなってしまいます。

諦めきれない段平は彼にハガキを書くんですね。

受け取って読みもせずあっさり破り捨てたジョーでしたが、少年院で暇を持て余していた彼はジグソーパズルのように断片を集め組み立てます。

学校も行ってないのに彼は字が読めるんです。

『明日のためのその一。ジャブ。』

段平が送って来たのはジャブの打ち方でした。


『攻撃の突破口を開くため、あるいは敵の出足を止めるため、左パンチをこきざみに打つこと。この際、ひじを左脇の下から離さぬ心構えでやや内角を狙いえぐり込むように打つべし、打つべし、打つべし』

いままで喧嘩で繰り出していたパンチとは違い、拳が風を切る音がしてすっかり気に入ったジョーは暇に任せてそれをマスターして行きます。



そして運命の出会い。

宿敵、力石徹(りきいしとおる)は現役のプロボクサーでした。



このアニメ、1970年頃作られたもので当時の様子が凄くよく描かれているんです。

煙がもうもうと上がる東京の工場群、うす汚れた空、舗装されてない道、ネオン街バックに藤圭子(宇多田ヒカルのお母さん)の『夢は夜開く』なんか流れてたりして。

ジョーを兄貴と慕うドヤ街の子供たちも、ドリフの歌を歌ってたりして懐かしいなあって思いましたよ。



主要な登場人物にはみんなテーマ曲があって、その人が出てくるとその曲がバックに流れるなんてまるでオペラみたいな構成に感心したりもしました。

特に力石のテーマなんてカッコいい曲なんです。



6月に入ってからすっかりジョーの世界にハマっていました。

『おいらニャ~けものの~血が~騒ぐ♪』

最初『ニャーって何よ』みたいなこと言ってたんですけど、昔の歌ってこういう言い回しありますね。

美空ひばりの歌にも『右のポッケにゃ夢がある左のポッケにゃチューインガム』とかありました。



私が風呂洗いながら尾藤イサオの物まねで歌い始めると大将が横槍をいれてくるんです。


私『サンド~』


大将『…のメシより~』


三度の飯より格闘技が好きって訳じゃありませんが、力石徹の強烈な減量生活にはちょっと刺激を受けました。

かといって真似できるはずもなく今もプクプクです…。手書きハート大笑い

2011年に実写映画が公開されて話題になりました。



『あしたのジョー』 は高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画によるボクシングをテーマにした漫画。

アニメの方ではジョーの声をあおい輝彦が担当してるんですね。知りませんでした。

異臭騒ぎ で中断しましたが、まだ力石との戦いが終わったところまでしか見ていなくて、これからもチャンピオンベルトを目指したジョーの戦いは続きます。

あしたのジョー  尾藤イサオ










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Last updated  2019/02/17 09:14:24 PM
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