2014/07/09
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カテゴリ: 映画のはなし
武士の家計簿





日本のお家制度って,変わってますね。

遺伝によって受け継がれる才能は確かにあると思います。

足が速いとか絵がうまいとか顔がいいとか。

中学くらいで習ったメンデルの法則では、4人兄弟のうちの1人は劣性遺伝じゃなかったでしたっけ?

ですから会計係とか料理係を先祖代々受け継いで行くのってムリがあると思うんです。

中には数字音痴の『そろばん侍』や味音痴の『包丁侍』がやむなくそのお役を引き継ぐこともあったんじゃないでしょうか。

今日ご紹介する映画は、料理に興味ない『包丁侍』を助けて加賀藩の存続をかけた大宴会を取り仕切るまでに育てた舟木家の嫁・春のお話です。





春は浅草の料亭の娘として生まれますが、幼くして両親を亡くし加賀藩6代藩主吉徳の側室お貞の方に女中として仕えていました。



料理を作った台所方・舟木伝内は春の才能に感服し、是非息子の嫁になって欲しいと望まれるんですね。





春は出戻りで、舟木の息子・安信より4つ年上でした。

兄の急死で家を継ぐ羽目になった安信は、剣は立つけど包丁さばきはからっきしダメ。

父の後を継いで包丁侍として加賀藩の台所を切り盛りして行けるのでしょうか。

そこで春が大活躍するんですね。

徹底した料理指南の甲斐あって、安信も次第に腕を上げて行きました。





ところで歴史に詳しい方はよくご存知と思いますが、春が結婚する前に仕えていた側室お貞の方は、天下を騒がせた加賀騒動の中心人物です。

このとき大槻伝蔵率いる改革派の一員として集会に参加していた安信。

後に大槻・お貞の方を自害に追いやった保守派土佐守の暗殺計画に参加しますが、春の機転で死を免れます。

春役は上戸彩なんですが、 半沢のとき といい、素晴らしい内助の功ですね。







その采配を任されたのは安信でした。

大役を全うすべく春と共に食材探しの度に出て、そのとき初めて自分に尽くしてくれる得難い妻への感謝が芽生えるんですね。





しかし春は知ってしまったんです。

暗殺計画失敗で夫をなくした剣道場の娘・佐代と幼い頃から相思相愛の仲であったこと。

そして安信が佐代のかんざしを今も大切にしていること。







『武士の献立』(ぶしのこんだて)は、2013年に公開された朝原雄三監督映画。脚本は『武士の家計簿』と同じ柏田道夫。北國新聞創刊120周年作品だそうです。

饗応料理は素晴らしいものでした。

七の膳まである料理なんて初めて見ましたよ。

春さんはともかく、舟木親子は実在の人物だそうです。

父・伝内(西田敏行)は料理本も出してる当代きっての料理人でした。安信(高良健吾)は剣の使い手でしたが饗応料理の成功で父親よりも出世します。

料理の才能や味覚の正確さというのも遺伝するのかもしれませんね。

公式サイトは こちら です。







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Last updated  2014/07/10 08:43:38 AM コメントを書く
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