2016/06/25
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テーマ: 社交ダンス(8731)
カテゴリ: アートのはなし
ベルベデーレ宮殿は17世紀から18世紀にかけて活躍した軍人将校オイゲン公の夏の離宮として建設されました。

上宮と下宮からなるヨーハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントの代表的なバロック建築です。


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1752年にマリア・テレジアの所有となり、1770年マリー・アントワネットとルイ16世との婚姻を祝う仮面舞踏会がここで盛大に催されたと言います。

招待客の数は16000人。

その後、啓蒙絶対王政の理想をかかげたマリア・テレジアの息子ヨーゼフ2世が皇帝所蔵の芸術コレクションをここに集め、世界で最も早く一般市民に公開された美術館の一つとして1781年に開館しました。

別名オーストリア絵画館。オーストリアで2番目に大きな美術館だそうです。

2016年6月1日 に行ってきました。

こちらチケットの表と裏。


ベルベデーレ.jpg



一番有名なのはウィーンの画家クリムトの作品群です。



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グスタフ・クリムト『ソニア・クニプス』(1898)
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グスタフ・クリムト『ユディット』(1901)
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グスタフ・クリムト『フリッツア・リードラーの肖像』(1906)
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グスタフ・クリムト『ひまわりの咲く農家の庭』 (1912)
グスタフ-クリムト-ひまわりの咲く農家の庭-1912年.jpg

彼の伝記的映画 見ましたが、ウィーン世紀末コレクションの代表格となっている彼の作品は、金箔キラキラはかりではなく、穏やかな風景画とかもあるんです。


こちらもオーストリア生まれの画家セガンティーニの作品。

ジョヴァンニ・セガンティー『悪しき母たち』 (1894)
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そしてエゴン・シーレ。この人の絵には迫力があります。

エゴン・シーレ『首を傾げた自画像』(1912)
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エゴン・シーレ『死と乙女』(1915)
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このほかに中世の宗教画から印象派まで幅広いコレクションがあるのでとても紹介しきれませんが、これだけは外せないというのがきっとみなさんご覧になったことがあるこの作品。


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彼は同じ絵を5枚描いてヴェルサイユ宮殿に2枚、あと3枚はマルメゾン城、シャルロッテンブルク宮殿、そしてここベルベデーレ宮殿にあります。





刺激的なウィーン世紀末もいいんですが、個人的には落ち着いた絵が好きです。


フェルディナント・ゲオルク・アルトミュラー『聖体祭の朝』(1857)
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フェルディナント・ゲオルク・アルトミュラー
『果実と花と銀製杯のある静物画』(1839)
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この方の自画像もありました。美男です。

ベルベデーレ(belveder)は建築用語で美しい見晴らしを意味するイタリア語だそうです。

お庭も確かに素晴らしかったですね。

ここでマリー・アントワネットも踊ったのかと感慨ひとしおでした。


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Last updated  2016/06/25 12:31:26 PM
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