2016/09/06
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カテゴリ: アートのはなし
事実は小説よりも奇なりと申しますが、世界的に有名な絵画の窃盗事件なんてまるでドラマか映画の様です。

もしくはキャッツ・アイとかルパン三世みたいなアニメとかね。

30億円とも言われるこの名画、私は 2011年に京都まで 見に行きました。






NHKの番組アナザーストーリーズ 運命の分岐点 「フェルメール盗難事件 史上最大の奪還作戦」 大将が録画しておいてくれたんですが、面白くて釘付けになりましたよ。

盗んだのはアイルランドの天才犯罪者、別名『将軍』と呼ばれる男。

それに立ち向かうのはスコットランドヤードの敏腕捜査官です。

もう、これ聞いただけでサスペンスムード満点でしょ。







部屋には赤外線センサーが張り巡らされていてセキュリティは万全。

この絵が個人蔵だったことにもビックリですが一般公開もしていました。

当時フェルメールを個人で持っていたのはバイト卿とエリザベス女王だけだったそうです。





将軍マーティン・カーヒルの手口は巧妙です。

一度侵入してわざと防犯ベルが鳴り続ける様に部屋に細工したあと引き上げて待機。

警備員が『警報の誤動作』と判断して、鳴り続ける警報装置のスイッチをオフにするのを待ち、もう一度侵入して良い値が着きそうな絵だけを物色して手下と共に運び去ります。

大胆不敵な窃盗劇を新聞は大々的に書き立てました。





この世界的犯罪に立ち向かったのはその時すでにおとり捜査官として闇社会に潜入していたチャーリー・ヒル捜査官でした。

FBIに協力を求め、トム・ビショップ捜査官にアメリカン・マフィアのボスを演じてもらいフェルメール売買の現場を押さえようという計画です。

誰もが知っている大物マフィアの写真とビショップの写真を合成し、それを見せて信用させようという算段。

いよいよホテルの一室で取引となりました。







写真と一緒にメモが入っていて、なんとそこにFBIの紋章が…。

それを目にするなり、カーヒルの手下は席を立ちました。

FBIもこんなヘマするんですね。





カーヒルの手下に顔が割れてしまったことでヒル捜査官の調査は万事休すとなりました。

しかし彼は諦めません。



天才犯罪者が下手を打ったのは、彼が美術に関して全く無知だったせいでしょうね。

世界的名画を闇社会でさばくのは想像以上に大変だったようです。





カーヒルはその後、IRAの手によって殺害され、ヒル捜査官も引退してようやくテレビに顔を出せるまでになったと言います。

現在『手紙を書く女と召使い』はアイルランド国立美術館に寄贈されて展示されているとのこと。

盗まれたのはこれが二度目なんだそうです。

2011年に見に行ったときはそんなドラマがこの絵に起こっていたなんて全く知りませんでした。







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Last updated  2016/09/08 12:59:46 AM
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